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バカ執事!!
日時: 2011/11/27 16:29
名前: 麻優 (ID: 3eop5mZb)

はじめまして!!
麻優(まゆう)と申します。

これからがんばりますので応援よろしくお願いします!!

**目次**
プロローグ >>1

第一章「新入り」
#1 >>2
#2 >>7-9
#3 >>10
#4 >>11

第二章「病気」
#1 >>12
#2 >>13 >>16
#3 >>18-19
#4 >>20-21
#5 >>22
#6 >>23 >>28
#7 >>29

第三章「ライバル」
#1 >>30
#2 >>31
#3 >>32
#4 >>33
#5 >>34
#6 >>35-36
#7 >>37
#8 >>38
#9 >>39

第四章「ラブ?」
#1 >>40
#2 >>41
#3 >>44 >>46
#4 >>47

第五章「謎思い」
#1
******

では、どうぞ!!

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Re: バカ執事!! ( No.20 )
日時: 2011/11/07 17:00
名前: 麻優 (ID: 3eop5mZb)

第二章「病気」#4
あれから、私たちは手をつないだままでいた。

放すのもいやだし、「手離そう」なんて恥ずかしくていえない。

「どこ乗る??」

片手でパンフレットを持ちながら聞いてきた。

「え!?あ、何があるの??」

顔、近い……。
なんか恥ずかしい。

「んーとなぁ〜、ジェットコースターとか……あ、お化け屋敷とか!!」
「え、お化け屋敷?」

お化け屋敷と聞いて後ずさりする。
暗闇とか幽霊とかだいっ嫌い。

「あれ?お化け屋敷嫌い??まぁ確かに女子向きじゃねぇよなぁ〜」

?? バカにしないの?
いつもならゼッッタイ

「お化け屋敷苦手なわけ??うわにあわねぇ」

とか言うでしょ!!

「映画とかみる?」

マップの一箇所を指差す。

Re: バカ執事!! ( No.21 )
日時: 2011/11/07 17:34
名前: 麻優 (ID: 3eop5mZb)

今日の智歳、なんか優しい。
ちょっとドキドキしちゃうジャン。

ちょ、ちょっとだよ?ホンのちょっと。

「映画、どれ見る?恋愛とか……ホ、青春とか!!」
「ホラーでいいよ」

だって智歳、ホラー好きでしょ??
私だって、映画のホラーくらい見れる。

「え?大丈夫か?これ、相当怖い奴だぞ」

な、何で決心を揺らがせる!!

「だ、大丈夫だよ。映画くらい見れるって!!」
「ホントに?変えてもいいんだぞ??」
「良いってば!!ホラー見よ!!この映画、人気あるからチケット売り切れるよ。ホラ、急ごう」

私は智歳の腕をつかんで歩き出す。

「っ……」

智歳は何か言おうとした。だけど、途中で口を閉じる。
?? 気になるなぁ〜。

*   *   *

「ほら、急いで正解だった!最後の二枚だったじゃん」

気を紛らわすために喋り続ける。

「おい、桜……ホントに良いのか?なんなら、今からでも変えるぞ」
「良いってば。気にしないでよ。ホントに心配症なんだからぁ!!」

ホントは怖いよ。足が震える。
チケットのイラストを見るだけでも泣きそうになる。帰りたくなる。
でも、私のために智歳の見たい映画我慢させるわけにもいかない。

いっつも我侭ばっかりだから、これぐらいしないといけないし。

「あ、あと五分だって。早く席へ行こう!」

私は暗い会場へ足を踏み入れる。
え、映画館って嫌いなんだよねぇ〜特に開演前の。

暗いし寒いし……。

「大丈夫か?桜」

智歳、いつの間にか私のこと呼び捨てにしてる。
パパに言われるのと少し違う感じ。なんだろう?この感じ。

「わっ……」
「おい!」

ボーっとしてたから目の前の段差に気づかなかった。
思わずつまずいちゃった。

「席、ここの奥」
「そっか……」

手を引かれて席へ誘導される。

その位置へつくと、ストンと座らされた。

『開演、二分前です。携帯など、電源を切るか、マナーモードに設定をしてください』

お決まりの放送。
なんか、足元の光まで消えちゃって……。

智歳の腕にギュッとしがみ付く。

「クス……ごめんな」
「え?」

謝りながら私の頭を撫でる。

「ほら、始まるぞ」
「うん。でも、こうしてていい??」
「どうぞ」

智歳は笑顔で答えてくれた。暗闇なのに笑顔って分かってしまう。

——もうすでにこの時には智歳は特別な存在だった。

Re: バカ執事!! ( No.22 )
日時: 2011/11/07 19:21
名前: 麻優 (ID: 3eop5mZb)

第二章「病気」#5
「腕痛かったー」
「え?嘘。ごめん」

だって、ホントに怖かったんだもん……。

「嘘だって。次はどうする?」
「スカッとするのが乗りたい。あ、ジェットコースター乗ってみたい」
「オッケー」

私がリクエストすると智歳は走り出す。
あ、ちょっと……

「智歳!走らないで」
「え?」

智歳の顔から笑顔が消えた。

「ごめん、私走れないんだ。昔のトラウマで……」
「そっか。じゃ、歩こう」
「うん。ごめん」
「ばーかそんな顔すんなよ!白けるだろ〜」

わざと明るく振舞ってくれる。

なんか、うれしいな……。

……気づいたかも。

私、私……


——智歳が好きなんだ?

*   *   *

なんか第二章五話短いなぁ〜。
でも、ニブチンの桜がやぁ〜っと気持ちにきづいたぁ!!

ではでは、この勢いに乗って次話にGOだぁ!!

Re: バカ執事!! ( No.23 )
日時: 2011/11/10 19:00
名前: 麻優 (ID: 3eop5mZb)

第二章「病気」#6
『智歳が好き』

この言葉が頭中を駆け巡っている。
もう、また眠れないじゃない!!

コンコン

久々にノックの音がした。

「どうぞ」
「失礼いたします」

しかも、久しぶりの敬語。
でも、なんだか落ち着かない。

あ———!!何もかも智歳のせいよ!!

「いまさら敬語?なんか変……——」
「今日、楽しくなかった??」

グイッと引き寄せられる。
ていうか、抱かれてる??

「ちょっ……離してよ」

智歳の腕の中でもがく。
でも、全然利いてない。

「答えろ!!」

珍しく声を張り上げる智歳。
ビクッと体が震える。

「……じゃない」
「え?」
「楽しくなかったわけじゃない。えっと……詳しくは言えないけど、その、頭の中に何かが回ってて…・・・」

Re: バカ執事!! ( No.24 )
日時: 2011/11/11 20:17
名前: ひまわり (ID: d7J/qdLn)

すごく恋愛系になってきましたね!!
すごく続きが気になります!!!
応援してます(^−^)


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