コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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素直じゃない私だけの神様[ショート話 1段目終了しました]
日時: 2012/01/19 23:16
名前: 燐 蜷 白亜 (ID: l/xDenkt)

『素直じゃない私だけの神様』を書く『燐 蜷 白亜』または『ヘムロック』です。

この小説は、恋愛系です。
若干ファンタジーも含みます。
コメント・アドバイスして頂けたら嬉しいです。
結構小説を掛け持ちしているので、更新は亀以下のスピードだと思います。
応援してください。お願いします。

※荒らしは来ないでください。

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Re: 素直じゃない私だけの神様[ショート話スタート] ( No.41 )
日時: 2012/01/14 20:06
名前: 燐 蜷 白亜 (ID: l/xDenkt)

      俺の事情  神様ver

「俺は、見習いだったんだ。神業の試験だったんだよ。
俺には、姉にも兄にも…妹や弟にも負けたくなかった。」
「あ〜…それ分かるなぁ…負けず嫌いでしょ?神様って。」フフッと笑った梨花。
「で、お前を幸福にして、1番最初に決めようと思った。
神業にも、色々あるんだよなぁ…。俺は恋愛だろ?
しっかも、先輩とか居るんだもんなぁ…かったりぃんだよ。」
俺が、そう言うと梨花は「はぁ…でも、先輩達のおかげで、私のそばに入れるんでしょうがっ!」と、強がっていた。

「俺は…お前と一緒に居たかったんだよ!迷惑なのかっ?!//」
我ながら、ダサくて恥ずいことを言ってしまった気がする。
梨花なんて呆然としてるし…。
「え?かっ、神様から…そんな言葉が聞けるとか思ってなかった…。」
照れてんじゃねーよ!俺だよ、1番照れたいのは!

俺が、『恋愛の神』になったのは…梨花と一緒に居たくて、梨花に教わったことを…これから役立てていきたかったんだ。
恋愛の大切さを…人を愛する大切さを———…。
…あー…キャラ違ぇよな…?
俺は…そのくらい、それ以上…梨花のことを想ってる。
何てこと、言える訳ねーけどなっ!
まあ、からかう為に…言うかもしれない。梨花の表情が楽しみだっ!

Re: 素直じゃない私だけの神様[ショート話スタート] ( No.42 )
日時: 2012/01/15 18:54
名前: 燐 蜷 白亜 (ID: l/xDenkt)

 神様の頑張り 梨花ver

神様が、ため息をついて話してくれた。
「俺は…天界で大変だったんだぞ?」
「え?何でっ?!」何が大変だったのか分からない私。
「はぁ…お前と恋愛をして、非難を浴びたんだよっ!」
…神様が、怒っている。これは、相当言われたみたい。

「でも…何で今ここに居ることができてるの?先輩達怒ってるんじゃ?」
私は、思ったことをすぐに言った。
「俺が、兄たちよりも上だったんだ!
お前のおかげで文章力も上がってさ…心のことを知ったし…選べたんだよ!
って言うか…おれの説得力に皆が感動したとも言えるんだぜ?」神様の笑顔。
ああ、もう…ズルイなぁ。
そんな顔されたら、何も出来なくなるじゃん———…。

Re: 素直じゃない私だけの神様[ショート話スタート] ( No.43 )
日時: 2012/01/15 19:19
名前: 燐 蜷 白亜 (ID: l/xDenkt)

       天界での出来事 神様ver
 

梨花に聞かれたことを、言わなきゃならねぇ…。
「俺は、必死に伝えたんだよ…。」
梨花に言いながら、思い出した。

『俺は、あいつと出会って変わったんだよ!…あの感情は、俺らにもあるはずだろっ?!…あいつと一緒に居られないのなら、俺は消えても良いと思う。』って俺は言った。学校の会議室に呼ばれ、兄たちや親と先生が居る中で、必死に伝えたんだ。
『…あの子は今、お前が居なくて…不幸になってるぞ?
幸せにするのが課題だろ?守ってないじゃないか。』兄が言った。
『…恋愛の神になって、あいつのところへ戻る。
そうすれば、あいつが最期を迎えるその時まで幸せだと思うんだ。
…身近に観察したほうが、分かりやすいだろ?』

…言った後、重たい沈黙が流れたんだよな。
空気で悟った。ああ、俺は消えるんだってな。
でも、皆から聞かされた事は、予想と正反対の事だった。
『俺は…下界に降りたままでいいのか?』って聞いたよ。半信半疑だった。
『行って来い!あの子が、人間と運命を見つけたら…記憶を消して帰って来い。』って言われて、俺は笑ったな。
『残念ながら、俺はあいつの魂と一緒に帰ってくることになりますから。それまで、さよなら。』って言って、ここに戻ってきたんだよなー。

「……そうだったんだ。神様……。」
思い出に浸りながら、梨花に話していた。
「………ありがと、神様っ…大好き。」
…その笑顔で…そんな言葉言われたら……恋愛の神なのに、照れまくるだろうがっ!

Re: 素直じゃない私だけの神様[ショート話スタート] ( No.44 )
日時: 2012/01/17 21:50
名前: 燐 蜷 白亜 (ID: l/xDenkt)

    神様との日常 梨花ver

「神さ…神治っ!」あぁ〜ついつい…間違ってしまう。
「何だよ…梨花っ!お前ちょっと来い!!」

神様に手を引っ張られて…着いた場所は……。
「え?何で…?」学習室に入った神様。
入り口で、戸惑っていると「何で来ないんだよ?!」と言わんばかりの視線で睨んできた。
しぶしぶ入ると、「お前は…ったく……。」と、意味不明なことをブツブツと言っている。
「…神様…?」神様と正面に椅子を置いて座る。何が言いたいのかな?
「これ言え!」渡されたのは、クシャクシャの紙。
「?…これを??」「早く言え。」何でそんなに不機嫌なの?
「…えーと…?『……大好き…です///』?」

すると、神様はニヤリと笑って、窓の外を見た。
上を見ているみったい。私も上を見る。
「…っわぁ……。」ふわふわと、上から降ってくるような桜の花びら。
学習室は地下にある。天空からの…贈り物みたいに見えた。

「で…神様はいったい何をしたかったの?」疑問を聞かないと気が済まないよ。
「…全校生徒に見せ付けてやりたかったの!!」
………わざわざ、見せびらかさなくても…。
「お前は俺のもんだし?」……まあ、俺様な神様とは、学校でも上手くやってます…?





Re: 素直じゃない私だけの神様[ショート話スタート] ( No.45 )
日時: 2012/01/18 11:18
名前: 燐 蜷 白亜 (ID: AyMnBqmb)

       優雅な人間界生活日記  神様ver


「神様〜?何してるの?」今日は休日。
梨花が、よほど暇人なのか…俺のやることにわざわざ興味を持ってくる。
「関係ないだろ。邪魔だ。」俺は冷たく言った。
しかし梨花は、俺に対抗出来るようになってからは、俺の命令に逆らうようになった。
「嫌です〜!良いの?そんなこと言って…ご飯作らないからっ!」と、言われて俺はいつも負ける。今回もそうな風になるだろうと思った。

「………やっぱり、神様とじゃ無理なのかな?出掛けてくるっ!」
そう言って、財布とかが入っているかばんを肩にかけて、出て行った。
…俺、言いすぎたか?でも、普通だった…いつも通りの口調だったのに…ったく、わけわかんねぇ…。

「……梨花。帰るぞ。」
近くの喫茶店で、ぼぉ〜っとしている梨花を見つけて、連れ出した。
「ちょっと、お客さん会計…。」「これで文句ないよな?」
俺は、倍の金額を店員に渡して、梨花の手首を掴み、店を出た。

「ちょっと、神様ってば!どういうつもりなの?買い物してただけなのにっ!!」梨花は、完全に怒っている。
「はぁ?俺に怒ったんじゃねぇのかよっ!!」俺は、つい怒鳴ってしまった。
「……本当馬鹿よね。今日は、神様と出会って…1年目よ?」
そう言って、俺の目の前に小さな箱を差し出してきた。
「……お前なぁ…俺は、お前の作るものが食べたいんだ。家に帰ったら作れ!…これも、食べてやる…。」

…ハート型の小さなケーキを差し出されたら、俺もどうして良いか、わからなくなるだろう?
……梨花の作ったものは…俺が1番に食べる。それが決定事項なんだ。
俺は、俺様で、わがままで…恋愛の神だからな?!
「バーカ!…神様の傍は私だけでいいのっ…。」梨花が、頬を赤らめて横を向いて呟いた。

…気づかねぇはずないからな?ちゃんと俺の隣にいろよ?
……そう思ってることは、誰にも内緒だ。
…このレポートを見た、先輩に家族に…天界のみんなが笑っているだろう。
でも、それでも良い。俺と梨花だけの物語だからな———…。


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