コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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愚かな僕の新生活。
日時: 2012/03/25 16:18
名前: 衣* (ID: dTe0rRML)

初カキコです´v`〃
衣*といいます。春から新中3な女子です。
いろいろと初めてなんですが、ラノベぽいものを目指してお話を書きたいと思います!
では、序章です★

僕、田端蓮・15歳はこの春・田舎から1人、進学のために上京してきた。
なにせ、僕の住んでいたところには、行きたいと思うような学校がなかったのだ。
そこで、東京の学校を受験し、見事合格した。
今、まさに新生活・・!
高校生にして一人暮らしなんて夢みたいだ。
叔父さんが無駄に金使い荒くて、必要もない家なんて買っててよかったー。
親戚一同が毛嫌いしているあの叔父さんも、僕1人からは感謝されてるわけだ。
手元の地図に目を落とす。
ここまで来るのに苦労したが、目的地—・・家
にもようやくたどりつけそうだ。
わくわくしていた、僕。
うきうきしていた、僕。
なんて愚かだったのか。
当然だがその時、僕はまだこれから起こることが何一つわかっていなかったのだ。

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Re: 愚かな僕の新生活。 ( No.36 )
日時: 2012/03/30 17:20
名前: 佐久間 慧琉 (ID: cLGIc5Nq)


ゆまは名前も可愛いし行動も可愛いねぇ♪

続きまってるよ!


ウチはちょっとかなりやる気が出ないよぉーーーー

いちおー話は考えてあるんだけどさ・・・

あ、そいえばもう見たかもだけど える×ころもの雑談帝国*。
書き込みしといた★

Re: 愚かな僕の新生活。 ( No.37 )
日時: 2012/04/03 14:50
名前: 衣* (ID: dTe0rRML)

えるへ☆
帝国でも書いたけど(笑)
ただいまーー!!
今日はちょっと書かないんだけど、
小説も待っててねーv
・・ゆいの出番少ないから出さなきゃー;

愚かな僕の新生活。 ( No.38 )
日時: 2012/04/05 13:49
名前: 衣* (ID: dTe0rRML)

ひなたが掃除している最中。
僕は改めて家を探検していた。
家のドアというドアを開けていたら、隠れ部屋のような小さな部屋がいくつかあることを知った。
(なんだこれ・・忍者屋敷かよ)
収納用なのだろうが、予期しないようなところに部屋があるものだから、ちょっとびっくりする。
それにしても、けっこう広い家だな。
階段下にあるドアを開けながら、そう思っていると
「ふぁ」
小さな、小動物が驚いた時のようなか細い声がした。
「?!・・ゆいさん?!」
そこには、体育座りをして縮こまっているゆいがいた。
「どうしたんですか・・?」
「き、気にしないでください・・」
その一言には、誰にも踏み込んできてほしくない、というような拒絶があらわれていた。
「・・すいません」
つっこむわけにもいかず僕はドアを閉めた。
ぱたん・・
「ヘンでしょ、姉ちゃん」
ふりむくとゆまがいた。
「・・いっつも部屋に閉じこもるか、今みたいに狭い所に隠れてるの。」
そういうゆまの顏は、いつもより曇っていた。
「目も・・あわせてくれないの」
「・・血がつながった姉妹なんだろ?」
僕が言うと、ゆまの顏が、悲しげにゆがんだ。
「やっぱり・・血がつながってないからかな?」

愚かな僕の新生活。 ( No.39 )
日時: 2012/04/06 18:44
名前: 衣* (ID: dTe0rRML)

「え・・・?」
その、ゆまの一言に僕は一瞬固まった。
「血がつながってない・・って」
「あのね、ゆい姉ちゃんだけ、違うお母さんなんだ」
そういうゆまの顏は、かげっていた。
「今のお母さんはお父さんの再婚相手で、私とひなた姉ちゃんは今のお母さんと血がつながってる」
そうなのか・・
言われてみれば、ゆいだけ2人と顏が似ていない。
「ゆい姉ちゃんのお母さんはゆい姉ちゃんが1歳のとき、どっかへ行っちゃったの」
そんな・・・どっかへ行ちゃった、って・・
「でも、1歳の時だろ?おまえとひなたとは2歳の時から一緒にいるってことじゃん」
それなら別に、血のつながりなんてほとんど関係ない気がするが・・
「昔は普通だったよ」
ゆまが言った。
「・・たぶんお姉ちゃんは、本当のお母さんのことを知って、ショックだったんだね」
「・・・・・・」
掃除機の音が、聞こえてきた。

愚かな僕の新生活。 ( No.40 )
日時: 2012/04/13 21:56
名前: 衣* (ID: dTe0rRML)

ゆまから、ゆいの話を聞いた直後。
あのドアから、ゆいが出てきた。
きぃぃ・・
いつもと変わらない、猫耳メイド服というへんてこな格好だ。
「・・っ」
僕の顏を見たとたん、またドアの向こうにひきこもろうとした、
その時。
「待ってよお姉ちゃん」
ゆまの声が廊下に響いた。
「ゆまと目、合わせて」
沈黙がおりる・・・僕はゆいの目をしっかり見た。
ゆいは、一瞬、とても苦しそうな顔をした—・・
それを、僕は見てしまったのだ。
ゆいは目をそらしたままだ。
「・・・」
ゆまは、何も言わずに立ち去った。
「・・・・」
「・・あいつと話してやってよ」
僕は言った。
「ひなたもいるんだからいいって思ってるのかもしれないけど、
あいつはお前に甘えたいんだよ?」
「・・・」
ゆいは、その時初めて僕の目を見た。
その目は、にらんでいるように見えた。


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