コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- いじめ *完結*
- 日時: 2012/09/10 22:50
- 名前: うえってぃ (ID: HpE/sQXo)
はじめまして^^
うえってぃです。
このあだ名は、私の名字とジブリ映画の『かりぐらしのアリエッティ』を友達が勝手にもじったものです。
ジブリさん、すいません^^;
えっと、私自身もこの物語は
社会問題系小説のほうで書こうと思ったのですが、
物語の中で『恋』『友情』など…
そういうのを取り入れながら書き、
最終的にはハッピーエンド★
で終われたらな、
と思っています^^
不満がある方は、読まなくても
結構です。(すいません!!!)
皆さんに、
尊い命の大切さを考えて、
毎日を大切に、
生きていることに感謝しながら、
呼んでもらえると
ありがたいです^^
*注意事項*
・荒らしはご遠慮ください。
・アドバイスは、厳しくても全然ОKですww
・命の大切さを理解しながら読んでください!!!
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- Re: いじめ ( No.113 )
- 日時: 2012/07/23 10:39
- 名前: うえってぃ (ID: lwyoqLK1)
第16話「気持ち」
おじさんが私の洋服をつかんだ時、
ドンッ!!!
勢いよく地下室のドアが開いた。
「香穂ッ!!!」
聖くんだった。
「チッ」
おじさんは、舌打ちをして逃げていった。
聖くんは、こっちに走ってくる。
「大丈夫か?!」
聖くんは、動揺を隠せていなかった。
手が震えてた。
「こわ、かった…」
涙が出てきた。
「こわかったよお…」
私は何のために生きているんだろう。
苦しむためですか?
悲しむためですか?
涙を流すためですか?
神様——
わたしは。
幸せになってはいけないのでしょうか—————
聖くんはずっと、私を抱きしめてくれてた。
震える手で。
あたたかかった。
聖くんの心もからだも。
私、聖くんが大好きだ————
「聖くん、あのねお願い…があるの…」
私は、まだ落ち着かない心でゆっくり話す。
「なんだ…?」
聖くんは、優しい瞳で私を見る。
「あのね、あのね」
言いたくない。こんなこと。
「あのねっ…」
自分の心がもっと壊れていくって分かってるのに。
それでも。
もういいと思った。
「わたし…に、関わらないでッ…」
聖くんの表情は変わらなかった。
でも。
聖くんの瞳からは、綺麗なしずくがこぼれ落ちた。
「おねがい…」
私の顔は多分、しわくちゃだったと思う。
これ以上迷惑かけたくなかった。
大好きな人に。
私ってお人好しかなぁ?
過去の事もあるのにね。
バカみたいだ。
自分が。
こんな自分が
———大嫌いだ。
私は、真理奈ちゃんの家を飛び出した。
これ以上、聖くんの傍にいたら。
正気で要られなかった。
気持ちが揺らぐから。
その前に———
気付いたら、パパがクローバーをくれた公園の原っぱにいた。
この場所は変わらず、小さく殺風景だ。
でも、ココが私は大好きだ。
「パパ、私自分に嘘…つけたよ
人の事思いやることできたよっ…
でも…どうして、
幸せになれないの?」
私は、小さな公園から見えるお父さんとよく見た夕日を眺めながらそう呟いていた。
- Re: いじめ ( No.114 )
- 日時: 2012/07/23 11:24
- 名前: 彩香 ◆GYnj2iSHgw (ID: ShdRB6H.)
更新がんばってください!
- Re: いじめ ( No.115 )
- 日時: 2012/07/23 14:23
- 名前: うえってぃ (ID: lwyoqLK1)
彩香さん
コメントありがとうございます^^
更新頑張りますッ!!!
- Re: いじめ ( No.116 )
- 日時: 2012/07/23 14:53
- 名前: うえってぃ (ID: lwyoqLK1)
第17話「涙」
「香穂…?」
誰かが、私の名前を呼んで私は、はっと顔を上げた。
「香穂っ!!!」
その人は、私に駆け寄ってきた。
「ひ…かる」
光だった。
「香穂どうしたの?!!!ずぶ濡れじゃん!」
「え…?」
気付かなかった。
雨が降っている。強く降り続けている。
「ほ、んと…だ」
私の声は、枯れて震えていた。
「香穂…」
光は心配そうに私を見る。
「だいす、きなの…あなたが…だいす、き…」
そのまま、わたしの意識は途絶えた。
この言葉は誰に対して言ったのだろう。
自分でも分からなかった。
■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □
「んッ———」
ここは?
気付いたら知らない場所にいた。
「あ、起きた?」
目の前には光がいた。
「ここはどこ?」
「わたしの部屋よ」
光は呆れたように言う。
「散らかってるけど気にしないで。」
「うん。」
「飲み物いる?」
「あ、うん。」
光は、キッチンへ向かった。
私、どうしてこんなにいろんな人に迷惑かけてんだろ。
バカだ。私ってば…
どうして、人を嫌いになれないの…?
「はい。どうぞ。」
光は、クローバー柄のマグカップを机に置いた。
「ありがと…」
ゴクッ…
それは、甘いホットミルクだった。
ホットミルクは、私の冷え切った心とからだをじんわり温めてくれた。
「香穂…なにがあったの?」
光が恐る恐る問いかけてくる。
思い出したくない過去。
さっきまでの出来事。
自分の気持ち。
この3つが重なり合い、私の胸を締め付ける。
——苦しい…
——苦しいよ…
——苦しいよぉッ…
心の中の私が、悲鳴をあげる。
同時に涙があふれ、手が震える。
「や、だッ…」
私は、呟いていた。
光も私の異変に気付き、そっと肩に手を乗せる。
「いやッ!!!!!!!」
私は、その手を払いのけてしまった。
「香穂…」
光の顔は、悲しみに満たされていく。
「香穂ぉ…」
強がりな光の、初めて見る涙だった。
「何があったのか分からないけどねッ…」
光の声は、か細くなっていく。
「分からないけどぉッ…」
「助けてあげられなくてごめんねッ…」
光はずっとそう言ってた。
『ごめんね』
『ごめんね』
って。
光は何も悪くないのに。
私の心を救ってくれた人なのに。
———私はこんなにも、大切な人を傷つけている
- Re: いじめ ( No.117 )
- 日時: 2012/07/23 16:43
- 名前: 奈々香 (ID: uY/SLz6f)
いつの間にか、更新が…
更新早いですね!びっくりしちゃいますよ!
私の書いている小説は、好きな季節♪&君がいたから・・・・
です!つまんないですよ(笑)
この小説に比べたら
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