コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- _ほしふるまち 【短編集】
- 日時: 2015/08/30 21:19
- 名前: 村雨 ◆nRqo9c/.Kg (ID: HTruCSoB)
( 空には、こんなに星があるのに )
こんにちは、村雨と申します(^ω^)
最近無性に文章を書きたくなって、スレを立てましたv
多分恋愛ものが多くなると思います(
コメントやアドバイスはいつでも大歓迎です∀
***novel***
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- Re: _ほしふるまち 【短編集】 ( No.12 )
- 日時: 2014/04/09 19:00
- 名前: 村雨 ◆nRqo9c/.Kg (ID: A.2cGB4E)
>>11
初めましてっコメント感謝です(^ω^)
ううう、上手いですか!?
いえいえまだまだ未熟者ですよー((
長編となるといっつも早々と挫折しちゃうんですよね;((
そういってもらえると凄く嬉しいのですが……
でも気に入ったものがあれば続編を書いたりするかもしれませんb
- Re: _ほしふるまち 【短編集】 ( No.13 )
- 日時: 2014/04/10 14:40
- 名前: 梅乃 ◆8DJG7S.Zq. (ID: ysgYTWxo)
- 参照: http://幽かな。。
あーなるほど。
確かに続編だと飽きてくるしなかなか完結終わらないので 短編集も一回やってみるといいんですかね!
- Re: _ほしふるまち 【短編集】 ( No.14 )
- 日時: 2014/04/11 11:02
- 名前: 村雨 ◆nRqo9c/.Kg (ID: A.2cGB4E)
>>13
そうですねー
どちらが書きやすいかは個人差があると思いますが…
私は梅乃様の短編読んでみたいです(^ω^)
- Re: _ほしふるまち 【短編集】 ( No.15 )
- 日時: 2014/06/07 09:40
- 名前: 村雨 ◆nRqo9c/.Kg (ID: IhKpDlGJ)
【 ラブリーライアー 】
「最初から何か違うと思ってたんだ」
君が嘘を吐いた。泣き顔に笑顔を無理やり重ねて。
周囲に心配をかけまいとする彼女なりの気遣いなのかもしれない。けれど、少なくとも幼馴染の僕にとっては逆効果だ。
「やっぱり別れて正解だったと思うんだよね。……そっちの方がさっ、結局私も彼も幸せになれるんじゃないかな」
作り笑いもそれを繕うための拙い言葉も、はっきり言って痛々しい。辛いなら正直に言えばいいのに。いっそ、嘘吐け! と一蹴してやろうか、と思うときさえある。
「うん」
────なのに、なのに、僕の口から出てくるのはありふれた相槌だけだ。
彼女が嘘吐きなら、僕は意気地無しだ。ふとした本音が、幼馴染という彼女との関係を変えてしまうことを、僕はこの上なく恐れている。
他人同士になってしまうくらいなら、寧ろ今のままで良い。こうやって、彼女の失恋話に付き合う優しい幼馴染のままでいたい。
「だから私、今けっこう幸せだよ?」
そうして、僕は無理に笑顔を作ろうとする彼女を愛おしく思う。
( 愛くるしいうそつき )
-----
最初と最後の素敵なお題は、リク掲示板にて根緒さまに頂きましたヾ(・ω・)ノ
お題を頂いてから執筆まで、物凄く時間が掛かってしまい申し訳ないです;
しかも超短文です;;
最初は違うテイストのものを考えていたのですが、気付いたら男の子がヘタレキャラになってました((
- Re: _ほしふるまち 【短編集】 ( No.16 )
- 日時: 2014/06/21 08:42
- 名前: 村雨 ◆nRqo9c/.Kg (ID: IhKpDlGJ)
【 足立くん征服計画 】1/2
「足立くんって、舞子のこと好きらしいよ」
いつもの昼休み。
いつもの友達との雑談。
でも、それまでただのクラスメイトだった足立くんがどうしようもなく気になって仕方のない存在に変わった瞬間。
*
次の日の朝、学校の下駄箱で足立くんに会った。
「あ、おはよう。足立くん」
「……? おはよ」
私に声を掛けられたことが意外だったのか、足立くんは少し目を丸くした後、小さな声で返事をした。
足立くんはクラスの中で比較的大人しい人たちのグループに属していて、特定の男子としか話している印象がない。人見知りなんだろうか。
*
「こうやってさあ、放課後に部活の練習風景見るのって青春っぽいよねー」
「だよねー」
その日の放課後、私は同じクラスの奈々美と一緒に教室でだらだらとお喋りをしていた。校庭では陸上部やサッカー部が練習をしている。
「ねえ奈々美—、足立くんって何部なのかなあ」
「えー? ……確か野球部じゃなかったっけ」
「野球部ね、分かった!」
校庭を見渡すと、端の方に野球部と思しき集団を発見した。どうやらランニング中らしい。私は目を凝らして足立くんを探す。────あ、いた! 多分後ろから三番目を走っている、あの人だ。
「もしかして舞子、足立のこと好きなの!?」
奈々美の突込みが入る。
「い、いや好きっていうか……何か足立くんが私のこと好きなんじゃないかみたいな噂があるらしくて、」
「それで気になっちゃってる感じ?」
「……そういう感じ」
みるみるうちに奈々美の目が輝いていく。
「きゃー! そうだったんだー! 告白しちゃえばいいのにー」
「ちょっと待って! それは話が早いよ」
「いやでもその場の勢いって大事だからねー。……ていうか二人、結構お似合いなんじゃない?」
そういって奈々美はククク、と笑った。
*
「あ、足立くん」
次に彼に会ったのは、学校帰りに立ち寄ったコンビニでのことだった。
「え、白坂?」
少年漫画を立ち読みしていた足立くんは、朝と同じように目を丸くして驚いている。
「今帰り?」
「あ、うん」
「そういえば足立くんって野球部だよね?」
「うん」
「あ、いや、今日放課後にランニングしてるのが見えたから」
「あー、なるほど」
「…………」
そして会話を少し続けた後、足立くんと別れた私はパンとお菓子を買って、コンビニを出た。
結局会話は全く盛り上がらなかった。男の子との話題ってどんなのがいいんだろう。明日奈々美に相談してみようかな。
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