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リンゴと毒
日時: 2014/05/23 21:53
名前: Tao: (ID: ARSa.OgH)

START…2014・05・09


気軽に立ち読みしてください/ 登場人物の記載はのちほど/
内容はまだちゃんとまとめていません。すいません。


 
 just a minutes...


*登場人物紹介*


寿和ソウ(すわ・−)
平和と時間を貴重とするというかこよなく愛する高校1年生。ずばりツッコミ担当。

赤井凛狐(あかい・りんこ)
毒リンゴを作る謎の少女。年齢不詳。感情表現をあまりしない。

坂屋純一郎(さかや・じゅんいちろう)
小夜子に本気になる、根はやさしい男。

小松恭平(こまつ・きょうへい)
だいたい落ち着いているソウの友人。

藤島篠花(ふじしま・しのか)
家庭事情で学校にはほぼ行かないで働くソウの幼馴染。ヤキモチやき。

里中小夜子(さとなか・さよこ)
昼ドラ大好き国語教師。白雪姫になぜか重点を置く。

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Re: リンゴと毒 ( No.23 )
日時: 2014/06/02 13:47
名前: Tao: (ID: ARSa.OgH)


エピソード23


「国語の時間に読んだ白雪姫の感想をもう一度書いてとのことなんで、今から原稿用紙配りまーす」

帰りのホームルーム。
気だるそうにソウは、小夜子からずっと頼まれていた感想文の用紙を配る。
すると、あちこちから不満の声がわんさかあがった。

「この前書いたじゃん」

野球部に所属する少年が、その日焼けた顔に嫌そうな表情を浮かべる。

「里中が書けって言うからしょうがないだろ」

あくまで役割を果たすだけなので、彼はクレームに対して適当に言葉を返す。


「つーかなんで白雪姫とか高校生になって読ませんだよ、あの先生」
「だるーい」

生徒たちはそれぞれに不満をぶちまける。


(国語係とか選ぶんじゃなかった…俺)

肩でため息をついて、自分もその用紙をカバンのなかにしまった。


「よし…役割は果たした…授業も終わった…学校も終わった…」

ふつふつと熱気がソウの心の底から燃え上がる。


「坂屋ー小松ーかえろーぜ」


授業を嫌い、昼休みと放課後を愛するソウは学校が終わったこの瞬間からが本番。


「ホント寿和って、放課後から燃えるよな」

隣の席にいる先ほどの野球部に所属する少年がそう言った。
少年の名は、楢橋啓太(ならはしけいた)だ。

「おー!このために学校来てるようなもんだからな!」
「はは…。まあ、俺も野球するために来てるようなもんだけど!」
「だよな」
「授業なんて御免こうむる!…てかよ、寿和って何部?」
「お?あー俺は…社研」
「社研?」
「・・社会研究部」
「なんだそりゃ」
「知らない。一回も行ってねえし」
「入った意味だろ。でも寿和って中学んころ、サッカーしてたんだろ」
「どっからその情報…」

すると楢橋は、坂屋のほうを指さした。
それに気づいた坂屋は、笑顔で手を振る。うん、うざい。

「なんで高校じゃやんねーの?」
「決まってんじゃん……高校の3年間ってのは遊ぶための3年間だろ!!」
「あー・・そ」

完璧に楢橋は引いている。ドン引きほどでもないが、引いている。

「じゃあ、俺部活行くわ。またなーお三方」
「「「おー」」」


ソウもカバンを肩にかけて、小松と坂屋のもとへ行く。

「熱血野球ボーイだな、奈良って」
「楢橋な」

最近、ボケ役に進んでいる坂屋にツッコミをいれるソウ。

「小松って、何部入ってたっけ」
「俺は天文部。ほぼ廃部寸前だけど」
「坂屋は?」
「俺は漫研」
「・・・」

もちろん3人とも一度だって部活には行っていない。
一人一人「そういえば、こういう部に入ってんだ…」と実感する。

まさか3人ともが中学の頃に運動部にいただなんて考えられない高校でのだらけた仕上がりだ。


3人はそのまま下駄箱へ向かう。


「あ、そういえば…ソウ、凛弧様のことだけど」
「様付けって…なんか坂屋・・Mっぽ」
「なわけあるかー!!」
「それで?」
「住んでる場所教えてくれた」

ソウは嘘だろと返す。

「ホントだって、なあ小松」
「なんで住んでる場所教えるんだよ!?」
「俺が聞いたの」
「なんで小松が?」
「まあ色々とね。それでさ、今からその場所行ってみたいと思うんだけど」

Re: リンゴと毒 ( No.24 )
日時: 2014/06/02 21:07
名前: Tao: (ID: ARSa.OgH)


エピソード24


—————あなたが本当の白雪姫

白い森の奥で、樹木に寄りかかって眠っている赤井凛弧。
スー…ともう目を覚まさないのではないか。そんな不安がよぎってしまうほど静かに眠っていた。
眠るその顔が、見るからにとても端正であった————。
林檎のような赤い艶のある唇はいつものことながら印象的——そして黒いその髪色が肌白いその顔をより一層際立てていた。

愛着している黒いコートはだぼっとしていて、眠るその体を大きく包んでいた。

どこからが風が吹く———長い髪が風になびく。
それがどうも顔をくすぐるようで、眉をピクピクさせながらだんだんと意識が現実の世界に戻ろうとする。



——————あなたが本当の白雪姫・・・・・・

夢の中で聞こえた言葉が、また……耳に入ってきた。
いつか、遠い昔に———聞いた言葉だった………。


「白…雪———…」


ゆっくりつぶやきながら、凛弧の目が開く。
一瞬、自分がどこにいるのかが分からなかった。そしてようやくパズルが紡ぎあうように理解していく。

目をごしごしこすりながら、あくびをひとつ。



「あの——大丈夫ですか…」


凛弧はハッとその時気づいた。自分の目の前に誰かが立っていたことを。
革靴から伸びる長い足をたどって、そこには長身の若い男性が立っていた。
立派な背広を着て、どういう家柄の者なのかが見てすぐに分かる。


「誰でしょうか」

凛弧は樹木に寄りかかっていた体をゆっくり起こす。
男性はそんな凛弧に手を差し出した。
「これはどうも」と一礼しながら、凛弧は彼の手を取った。


立ち上がり、その男性をまっすぐに正面から見る。


「エリックバント・国枝と申します」

男性は胸のところに手をあてて、浅く顔を下げながら中世ヨーロッパの紳士像を思わせる丁寧な挨拶をした。

「初めまして。私は、赤井と言います」

そんな男性に同調して、凛弧も両手をあわせてお辞儀する。


(リンゴの…注文者———?いや、今日は確かそんな報告はなかった……)


目の前の男性がどうしてこの場所にいるのか不思議に思った。
心の中で考えてみるものの、答えには至らない。


「勝手に現れて申し訳ありません。この森———僕の家が代々所有している森でして」
「あぁ。それはすいません」
「あ!いや…っ違うんです!!」

男性は両手を振って笑っていた。

「あなたのことは祖父から聞いています。この森に特別に住んでいる方だと——」
「そうでしたか」
「ここは一応所有地なんですが、家の者はだれひとり昔から近づかなくて、でも僕はこの森・・・気に入ってるんですけどね」
「ここは綺麗な場所です——。静かだし木々が大きいし空気がいい」
「そうですよね。僕も何度かここには足を運んでいて、森の面積が大きくてまだ全部は回っていないのですが…」


男性は穏やかな笑みを浮かべて、その場で森の中を一望する。


「やっぱりここは気持ちがいい。アナタの事も前々から森の中で見かけていましたよ」

ニッコリと笑顔で言った。

「祖父がアナタのことを気に入っていて、よく話を聞いていたんですが一度会ってみたいと思っていました」

本当に心の中が晴れ晴れしている人なんだと言葉や声、表情を見るだけで伝わってくる。
薄茶色をした男性の瞳が、凛弧をやさしく見つめている。


「昔からいるんだそうですね」
「まあ」
「やはり魔女か何かでしょうか?祖父はアナタの事を森の精霊だとよく言っていましたが」
「——…どうして不思議に思わず、そう聞けるんですか」

凛弧のなげかけた言葉に、男性は「ん?」と逆に不思議な顔をする。


「もちろん不思議だなと思ってますよ。けど僕、そういう魔女だとか精霊だとか童話に出てきそうなもの信じてるからですかね。特に、いてもそんなに珍しくないような気がしていて」
「心が広い方なんですね」


凛弧の口元にわずかに笑みが浮かんだ。

Re: リンゴと毒 ( No.25 )
日時: 2014/06/03 19:57
名前: Tao: (ID: ARSa.OgH)


エピソード25


「どう?今から行く?」

小松の誘いに、ソウは首を横に振る。

「あれ、あんなに興味津々だった寿和ソウ君はどこに行ったのかな」
「今は何となく行きたくないだけだ」


(それってもしかして、藤島さんのこと気遣って———?)

ふとそんな考えが小松の脳裏をよぎる。

「なら俺は行くぜ!凛弧様をもう一度拝みにー!」
「行っておいで」
「えええ!!小松ー!?」
「ついでに坂屋に赤井さんが住んでる場所特定してもらえば都合がいいしね」
「ちょっと待て…なんで俺が1人で行く前提なの?一人はやだよ?みんながいいんだよ?」

今にも孤独に泣きそうな坂屋純一郎。
そんな坂屋を残して、小松とソウは下駄箱から靴を出してスタスタ校舎を出ていく。


「待てよー!」

と、その時…

「あっちょっと待って」


振り向きざまに、坂屋純一郎は眼を大きく見開いた。


「ささささささ、里中すえんせええええええ」

発狂した坂屋は、ものすごくキモい顔を浮かべて、里中を見た。
里中小夜子は笑顔を浮かべて、片手に何やら資料を持って立っている。

「ちょうどよかった。坂屋君、これ寿和にやっておいて」
「ああああ、寿和ならッそこいますよ!!!」


初登場の時に比べてキャラが他のキャラ以上に崩壊してしまった坂屋。
大声で、ソウを呼び止めた。


「ソウ!!ソウ!里中先生が呼んでる!!」


その声にソウが立ち止まり、仕方なしにコマツとともに戻ってきた。


「何ですか」
「んふ。国語係の寿和にはとびきりすごい感想文を書いてほしくて、ほら白雪姫の原作をコピーしたから読んで」
「えーー」
「いい感想文、待ってるからね!」
「えーー」
「感謝しなさい。先生がわざわざこんなことするなんて君に信頼を寄せているからよ」


(白雪姫を昼ドラ的解釈しているお前に信頼とか寄せられても……)


小夜子はなおもニコニコしながら話を続けた。


「それより寿和は彼女できたー?」
「は…」

いきなりの問いかけにソウは間抜けた声をあげる。

「彼女になりつつある人はいますよ」
「おい小松」
「うそっそうなのー?おめでとー!」
「いや違いますから!」
「寿和、私が言った言葉覚えてる?————彼女できて、その彼女がアンタ試すために毒リンゴ食っちゃうかもよ——って」
「・・・・・・」


(また、毒リンゴ————……そのニューワード本当俺の周りで流行ってるな…)


「彼女が毒リンゴを食べちゃわないように頑張るのよー」


その言葉に、小松が反応する。


「その言い方—————もしかして先生、あの都市伝説知ってるんですか」


「えっ」

Re: リンゴと毒 ( No.26 )
日時: 2014/06/04 19:44
名前: Tao: (ID: ARSa.OgH)


エピソード26


「都市伝説?」

小夜子は首をかしげる。

「ほら知らねえって。当たり前だろ」

ソウが面倒くさそうな顔をしながら小松の横でぼやいた。

「知ってるわよ。毒リンゴのことでしょ」
「ほら知ってるって—————って、えええ?!」

ノリツッコミをうまくやりとげたソウ——と、そういうことを言っている場合ではなく……。
小夜子は平然と言いのけたが、3人は驚いていた。


「俺たち、その毒リンゴを作っている人と会ってるんですよ」

なにを自慢げにいうのか小松。

「へーぇ」

小夜子はそこまで興味はなさそうに言葉を返した。

「先生信用してますー?」
「もちろんよ坂屋君。先生、意外と何でも信じちゃうんだから」
「うへ。ですよねーん」
「坂屋…顔きもい顔!」

小夜子は目線をソウに向ける。


「それで?その作ってる人と会って、なにかあったの?」
「え?あぁまあ——…色々とありましたけどー」
「ふーん」
「なんすか、そんなニッコニコ笑って」
「別に?そっかー君たちは会ったんだ」
「先生、会いたいんですか?」
「え?そんなことないわよ?ただ面白そうだなって。その子、女の子でしょ」
「どうして分かるんですか」
「ふふふ…女の勘ってやつよ」


何が女の勘だ。あてずっぽうだろう。
ソウはバカバカしいと肩をすくめた。

「今度その子に会ったら、私の分の毒リンゴをもらってきてちょうだい」
「はあ?何で!」
「だぁってロマンチックじゃなあい!リンゴを食べてしまった私の元に運命の相手がやってくるなんてー」


やっぱり里中小夜子は里中小夜子だった。
クレイジー28歳。

「来なかったら、そのまま人生エンドですよ」
「構わない!綺麗なままで人生終われるならば!」

こぶしに力をいれながら、熱血魂がさく裂する。
その熱血さを日ごろの教育にいかしてくれよ。


「俺ら・・そろそろ帰ります」

小夜子を手におえないソウは、そう言って自分から離れていく。
それに続いて小松が去り、坂屋はまだ名残惜しそうに小夜子を見ながらずりずり後をついていく。



小夜子は3人の後ろ姿をほほえましく眺めていたかと思えば、なぜだか急に笑顔が消えた。



「———そっか…」


遠くを見つめながら、一言そういった。



———————

「まさか知ってるとはなー里中が」
「まあネット探っていけば、見つけれるけどね」

繁華街を通りながら、3人は横一列に並んでしゃべっていた。


「でもさ、こう考えたら怖くない?このまま都市伝説のままで終わらないであの毒リンゴがたくさん普及したら・・・って」
「確かに。そうなるとなれば俺が赤井を倒してやるわ」
「倒すって…赤井さんは別に悪者ってわけじゃ…あ、でもどうなんだろう…理屈上、悪いことはしてるけど」

頭をひねらす小松の横で、

「悪者じゃないよアイツは」

ソウがぼそっとつぶやいた。
小松は不思議な顔でソウを見据える。

「たぶん!」
「だろうね…」

Re: リンゴと毒 ( No.27 )
日時: 2014/06/05 20:40
名前: Tao: (ID: ARSa.OgH)


エピソード27


坂屋と小松、2人と分かれてソウは珍しくそのまま家へ直進した。
角を2回は曲がった。
そして真っ直ぐに進むと、そこにソウの自宅がストンと立っている。

ただいまー、と細い声を出しながら玄関のドアを開ける。


「お帰り兄ちゃん」

ソウの声に、階段のところから顔を出したのは弟であるセイだった。

「珍しいね、こんなに早いって」
「お前だって早ぇじゃん、サッカーはどうしたよ」
「へへーん、休みになった!監督がどっか行ってて!」

セイは小学校6年生。サッカーは地域のクラブチームに入っており、もう長いこと7年はやっている。
もちろんレギュラー入りをしていた。


「早く兄ちゃんも彼女作りなよ」

まさかこの言葉を歳の離れた弟に言われるなんて思いもしなかった。
ソウは「うっせー」と吐き捨てた。

「そういうお前はいんのかよ、小学生には縁のない話だろうけどよ」
「いるよ、今はね二組の香奈ちゃん」
「うえ?…!?お前それ・・・がちか…」

人はなめちゃいけない。
まさか小6の弟の口からこんな言葉を聞く日が来るとは。

「ませてんなあ」

変な冷や汗と危機感を感じてしまった。
ソウは階段をのぼり二階にある自分の部屋に入った。
同時にセイも一緒に部屋に入る。

ベットの上に鞄を投げ捨て、自分は椅子に深く腰掛けた。


「ふいー…今日もだるい授業だったな」
「高校楽しい?」
「昼休みと放課後ぐらいかなー」
「それ…学校に行く意味だよね」
「何とでも言え。行ってるだけ偉いだろ。小学生は気楽でいいよな、けどセイの場合あと義務教育で3年も学校行かなきゃなんねえってのは地獄」
「そうかな?俺は勉強もサッカーも大好きだし、高校にだって行きたいけどな、あと大学も」
「出来のいい弟だわ……俺みたいにならないなぁこりゃあ」

セイはにかっと笑って見せた。


「兄ちゃんもサッカーやってればよかったのに…」
「んなかったるいこと高校までやれるかっての」
「でも俺は兄ちゃんがサッカーやってるの見て、楽しそうだなって思って始めたけどな」

そう言われると、ソウは天井を見上げた。
眉をひそめて、じっと……何かを考え悩むようにして。
本当は迷っている……?

セイは察して、「やれることはやりなよ」と希望を促した。

「現実にとらわれるのは一番つまんないことだよ」
「…いつも思う。お前本当に小6か?」
「小6だよ。ただ経験した重さが違うんだよ」
「何その言葉!!おまえ本ばっか読んでるんじゃねえの!!」

ソウのツッコミは健在だった。セイはいつもの兄ちゃんに戻った、と感じて笑顔を浮かべる。
空気を読める弟だ。





「落ち着かないなあ…」

午後7時を過ぎて、ソウは勉強机の上で頬杖をついたまま、つまらなそうに机上にあるボールペンを転がす。
どうしてかいてもたってもいられず、立ち上がるなり、サッカーボールを持って外へ出た。

近くの空き地に誰もいないを確かめて、砂の上に立って、足元にボールを落とした。


久々に蹴り味を感じたかった。


ソウは足をゆっくり後ろへあげて

そのまま思いのまま力をいれてボールに蹴りこんだ。


ぽーーーーん


ボールは空き地のフェンスのところにガコンッと突き当たった。
あっけなく地面に落ちていくボールを見ながら、ソウはただそこに立ちすくんでいた。


前はこのボールを追いかけて、仲間たちと駆け回っていた。
毎日がきつくてきつくてそれでも楽しくてたまらなかった。


けれど今は、周りにはボールを追う仲間もいない。
ゴールさえ見当たらない。
自分が立つ場所が、いつのまにか———変わっていた。


「アホだろう…夢だとか…プロになれるはずないのに今更努力したとこで…どうなんだよ」

土を蹴った。

『現実にとらわれるのは一番つまんないことだよ』

セイの言葉がよみがえった。


「楽しいうちは何でも言えんだって……! 」

まるで自分に言い聞かせるように。
自分が選んだ道は絶対に間違ってはいない。
無理にでもそう思わないと、納得できないのだ自分に。


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