コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 夢で逢えたら【9/22更新】
- 日時： 2015/09/22 01:56
- 名前： ひよこ ◆1Gfe1FSDRs （ID: OcHJFEPy）
はじめての方ははじめまして、ひよこです。
またお前か、という方はこんにちは、また私です。
今回は、名前を取り戻すため奮闘する少女のお話。
＊登場人物
・アリス
・白うさぎのお兄さん
・黒猫
・白猫
・狐
・子犬
・ライオン
・女王
＊お客様
・はるた様
・左右りと様
・スミレ様
・マヤ様
・アッコ様
- Re: 夢で逢えたら ( No.1 )
- 日時： 2015/03/26 00:22
- 名前： ひよこ ◆1Gfe1FSDRs （ID: OcHJFEPy）
深い深い闇の奥。
誰かが必死に手を伸ばしてくる。
『助けて…………』
その手を掴もうにも、届かない。
少女は泣き崩れ、闇に呑まれた。
＊＊＊
「……夢、か」
少女は目を覚ました。
周りを見渡すと、見慣れた部屋。
目の前には、開かれたノートと教科書が机の上に置いてあった。
どうやら、勉強中に眠ってしまったらしい。
「変な夢……」
疲れているのか、と背伸びをした。
ふと、机の端に置いてあった、見覚えのある手提げが目に入った。
「…………ああ」
記憶を探り、今日友達にもらったものだと思い出す。
（確か本が入ってたはず……あったあった）
手提げの口を開くと、中には古そうな本が一冊入っていた。
それを手にとり、しげしげとみつめる。
しかし、どこにも作者はおろか、タイトルすら書かれていなかった。
（読むと元気になるからって渡されたけど……どんな本なのかわかんないし、しかも鍵かかってて読めないし）
鍵はないかと、手提げの中を探す。
すると、持ち手の部分がハートの形をした鍵がでてきた。
（……さっきまであったっけ、こんなの。まあ、いっか）
取り出した鍵で、さっそく本を開いた。
中身をみた少女は、目を見開いた。
「なにこれ……真っ白じゃん」
古ぼけたページには、一文字も書かれていなかった。
どんなにめくっても、白いままだった。
「どこが元気になるってのよ……ふわぁあ……」
少女は大きなあくびをした。
（へんなの……さっき、寝たばっか……なの、に……）
少女の抵抗も虚しく、重いまぶたはついに閉じられた。
＊＊＊
＿＿やあ、はじめまして、アリス。
え？僕が誰かって？
僕はここの案内人、君を『最後』まで導くのが僕の役目。
さあ、アリス、目を覚まして。
なに？アリスじゃない、だって？
そうだね、君はアリスじゃない。
じゃあ、君の名前は？
……ほら、思い出せないだろう。
だから、君はアリスだ。
君が、本当の名前を見つけるまで、君の名前はアリス。
わかったかい？
じゃあ、そろそろ目を覚ましてくれないかな？
- Re: 夢で逢えたら ( No.2 )
- 日時： 2015/03/15 23:24
- 名前： はるた ◆OCYCrZW7pg （ID: OgnYhGeD）
こんばんは、はるたです。
お久しぶりのひよこさんの小説一番乗りにテンションが今おかしいです(笑)
もうタイトルからドツボです。「夢で逢えたら」とか、綺麗すぎます。はるた、心の底からタイトルセンスが欲しいと思ってます。なので、どうか分けてください((
そして、登場人物欄のお二人。アリスと白うさぎのお兄さんですって！
もう可愛い絵面しか浮かんできません、重症ですね、これ。
アリスと呼ばれる少女。どうして、本当の名前を思い出せないのかとっても気になります。それを楽しみに、これからも読ませてもらいますね。
久しく言っていなかったのですが……
これからもひよこさんに一ファンとして応援しております。
更新頑張ってください。
- Re: 夢で逢えたら ( No.3 )
- 日時： 2015/03/16 19:30
- 名前： ひよこ ◆1Gfe1FSDRs （ID: OcHJFEPy）
はるたさん
一番のりです!!
ありがとうございます(●´ω｀●)
タイトルは、私の場合あまり考えてつけてるわけじゃないんです(笑)
だから、センスもなにもない……です。むしろわけてほしい。
でもまあ、今回はちょっと考えたかも……そこは追々。
前々から書いてみたいなぁ、と思っていて、だすならアリスと白うさぎだ!!とそのときから決めてました。
可愛いですよね〜(*´▽｀*)
私自身、アリスが大好きなので(〃▽〃)
なぜ名前を思い出せないのかは、すぐわかると思います……多分(笑)
コメントありがとうございました!!