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夢で逢えたら【9/22更新】
日時: 2015/09/22 01:56
名前: ひよこ ◆1Gfe1FSDRs (ID: OcHJFEPy)

はじめての方ははじめまして、ひよこです。
またお前か、という方はこんにちは、また私です。

今回は、名前を取り戻すため奮闘する少女のお話。





*登場人物

・アリス

・白うさぎのお兄さん

・黒猫

・白猫

・狐

・子犬

・ライオン

・女王



*お客様

・はるた様
・左右りと様
・スミレ様
・マヤ様
・アッコ様

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Re: 夢で逢えたら【6/22更新】 ( No.34 )
日時: 2015/07/23 16:04
名前: スミレ (ID: Id9gihKa)

凄い似てますよね(^_^;)才能と言う一点では私は敵いませんが(^^ゞ
古典は授業で扱ったものが多いから、無理矢理頭に詰め込んでます!!
数学はxだのyだの意味分からない!θってなに!?

私もひよこさん大好きです!
ε=ε=ε=ε=(((((*ノДノ) 好きダァァー!!

最近はずっと家で、ずーっとエアコンの中にいます(^_^;)
私は真逆で、団地みたいな感じで建物に囲まれてて、ベランダから見えるのが向かいのマンションと言う…
味気ない…(-_-;)

いや、そういう衝動とかも大事だと思います!
衝動を作品にぶつける!!きっとそれも大事なことですよ!
私は思い付いて、考えてるうちに良く分からなくなる…
メモ帳とかにメモっても、なにを考えて書いたのか分からなくなるという…(-_-;)

頑張ってください!!

Re: 夢で逢えたら【6/22更新】 ( No.35 )
日時: 2015/07/25 09:24
名前: ひよこ ◆1Gfe1FSDRs (ID: OcHJFEPy)

スミレさん


いやいやいや、それはないです!!
才能なんてもんはかけらもありません。残念なことに。゜(゜´Д`゜)゜。

キャ───(*ノдノ)───ァ
照れます。

エアコンつけると母に怒られます(笑)
そんなに暑くないだろ!!って。
暑いんですよ!!ものすごく暑いんですよ!!
……ε=(・д・`*)ハァ…
ベランダからは山しか見えませんね(笑)
時期が時期なだけに、虫も多いし。虫嫌いなんです。

メモは一応あるんですよ。でもそれ通りに書いてるかというと……はい。
衝動に任せて書くと、後々大変で……それでもこの癖はなおらないんですけどね……

このあと更新します〜


コメントありがとうございました!!

Re: 夢で逢えたら【6/22更新】 ( No.36 )
日時: 2015/07/25 09:26
名前: ひよこ ◆1Gfe1FSDRs (ID: OcHJFEPy)






__もう、大丈夫よ。きっとこれで、元気に……

懐かしい声が、聞こえる。
いつ聞いたか、とうの昔に忘れてしまったが。

とても懐かしい、声が聞こえる。

自分の名前を呼ぶ声。
名前すらももう、思い出せないけれど。
確かにその人は居て、名前を呼んでくれて。

ああ、もういっそのこと、このまま目を閉じていようか。
そうしたら、なにも見えない。なんて素晴らしいんだろう。


__……さん。


君は、誰?



……アリス?
違う、君は……












***









頬が、冷たい。
いや、実際に冷たいわけではないのだろう。なんてったってここは、アリスの夢なのだから。だから目の前のこれも、幻覚なのだろう。
そう自らに言い聞かせても、体の震えは一向に止まらなかった。
目の前には、酷く歪んだ女の顔。乱れた黒い髪、大きく開かれた二つの目。肌は異常なほど白い。
女は両手でアリスの頬を包んでいた。

(……怖い。怖い怖い怖い怖い怖い。どうして、ここに、この人が。違う、これはあの人じゃない。これは、これは……)

思考がうまく纏まらない。パニックを起こし、様々な負の感情が溢れてくる。
人一人入れるほどの大きさだったはずのクローゼットの中は、いつの間にかだだっ広い暗闇の空間へと形を変えていた。
出口など、何処にもない。

『あなたは人形。私の、可愛い可愛い人形。誰にもあげないの。あなたが壊れてしまうまで、ずっと傍らに置いて可愛がってあげる』

女の口から、呪文のように言葉が紡がれる。それはアリスの心に突き刺さり、決して抜けない刃となっていた。
幼いころから、ずっと。

「おかあ、さ……私、は……」

『あなたは私に逆らえない。そうでしょう?もう狭くて暗いところは嫌だものね。一人ぼっちは怖いものね』

忌々しい記憶。それがアリスの脳裏に浮かぶ。

__出して。お願い、いい子にしてるから、ここから出して!!

必死に懇願しても、届かなかった言葉。
それはもう無意味だと知り、ただじっと出口が開くのを待っていた。
まるで、いまのこの状況のように。

『出してほしい?』

悪魔が、囁いてくる。
聞いてはいけない。そう、わかっていても。
体は少しも動かない。

『お願いの仕方は、ちゃんと教えたでしょう?』

女の目が、妖しく輝く。
その言葉を口にしてしまったら、もうこの夢から覚めることはできない。
なんとなく、そう感じた。
だが……

(……ああ、もう、このまま夢に閉じこもってしまおうか)

押し寄せる恐怖に、心が崩れかけていた。

(戻ったって、どうせ……また、同じじゃないか。だったら、いっそ……)

ゆっくりと、口を開く。
女はまるでそれがわかっていたかのように、満足げに笑った。

「……ここから……」

言いかけた、その時。


__アリス。


声が、聞こえた。
とても優しい、声が聞こえた。


__なにがあっても、必ず君を元の世界に帰すよ。


そう言ってくれたあの人。
そうだ、あの人は大丈夫だろうか。怪我はしていないだろうか。

「……私、は」

あの人を裏切ることは、したくない。

(大丈夫。これは、幻覚。私の恐怖が生み出した、幻。だから、負けるな……!!)

パンッ、と甲高い音を立てて、女の手を払った。女は驚いたような顔をして、アリスをみつめた。
アリスはそれに負けじと、睨み返す。

「私は、あなたの人形なんかじゃない!!」

ずっと、言いたかった言葉。
でも、どうせ伝わらない、また酷いことをされると、押し込めてきた言葉。

今なら、きっと届く。

「お前は、私のお母さんじゃない。だから」

大きく息を吸い込んで、力いっぱいに叫んだ。

「消えろ!!」

女はゆらゆらと揺れて、闇に溶け込むようにゆっくりと消えていった。
それをみて、安堵したため息をつく。そっと暗闇に向かって手を差し出す。すると、すぐに壁にぶつかった。
どうやら、元のクローゼットの大きさに戻ったようだ。

(あれが消えたのはいいんだけど、これからどうしよう……)

子犬は、まだ来ない。
もしかしたら、子犬もあの黒いもやに捕まってしまったのかもしれない。

(大丈夫かな……)

膝に顔を埋める。
やはり、まだ少し暗いところは怖い。

(……はやく、あかないかな)

そっと目を閉じる。
しばらくして、はっと顔を上げた。遠くから足音が聞こえる。慌ただしく走ってくる足音が。
その足音はしばらく近くをうろうろとして、この部屋の前で止まった。ガチャガチャとドアを開けようとする音。どうやら鍵がかかっているらしい。

(あれ……この部屋に、鍵なんてあったっけ……?鍵なんて、かけたっけ……?)

「……面倒だな」

そう呟く声が聞こえたと思ったら、次の瞬間なにかが吹っ飛んだような大きな音があたりに響いた。

(な、なに……?なにがあったの……?)

外がみえないため、何が起こっているのかまるでわからかい。

「アリス!!いたら返事してくれ!!」

(この、声は)

アリスはクローゼットを開けようとした。だが、ぴくりとも動かない。

(え……どうして……)

少し躊躇ったあと、意を決して叫んだ。

「ここにいます!!クローゼットの中!!」

それを聞いて、外にいる人物はクローゼットに駆け寄った。
そして、開かなかったはずのクローゼットがゆっくりと開いた。
暗闇に、光が差し込む。

「アリス!!」

その人は肩を上下させ、息をあげながらアリスの名を呼んだ。
アリスは、視界が歪むのがわかった。それも、自分の涙で。

(会いたかった……)

「お兄さん……!!」

思わず白うさぎの胸に飛び込んだ。
そのまま顔をうずめて、小さくえずきながら涙を流した。
白うさぎはほっとしたような顔をして、アリスの頭をそっと撫でた。

「アリス……よかった、無事で……」

愛おしそうに、アリスの名を呼んだ。

Re: 夢で逢えたら【7/25更新】 ( No.37 )
日時: 2015/07/26 13:32
名前: スミレ (ID: Id9gihKa)

アリス、カッコイイ!!
こう…目の前に風景が浮かんでくるみたい!!
やっぱり才能がありますね!
才能じゃないなら、その分の努力です!!

私も照れました(´ノω・`●)テヘッ

私の家は家族ほぼ全員が、家にいるのでもう随分エアコンを休ませていません(^_^;)
省エネもへったくれもないという…(-_-;)
私も虫嫌いなんですよ!毛虫も、飛ぶ系も基本全部!
でも、夏になると網戸に蝉がくっついてたり…窓を開けた途端に変な虫が入ってきて…(・_・)r鹵~<巛巛巛 害虫駆除!
虫退治に凄い怖い想いをしてます(・・;)夏は嫌い!!

私もメモに書いておきながら、ずっと使わなかったり…
と言うか使おうとすると、展開が無理矢理すぎて…(-_-;)

これからも、楽しみにしています!!

Re: 夢で逢えたら【7/25更新】 ( No.38 )
日時: 2015/07/30 22:56
名前: ひよこ ◆1Gfe1FSDRs (ID: OcHJFEPy)

スミレさん


ひいいいい……もったいないお言葉です……!!
スミレさんにはいつもいつもお世話になって……話を書くにあたって、とても支えになっています。本当にありがとうございますm(_ _)m

さすがにもう暑さも厳しくなって……最近はエアコンをつける回数が増えてきました(>_<;)
でもしょうがないですよね、暑いんだもの。
け、毛虫……(||´Д`)o
飛ぶのも地を這うのも無理です。嫌いです。
すごいわかりますそれ……!!ほんとに無理だから、大体母か兄に助けを求めてます。

このあと更新します〜


コメントありがとうございました!!


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