コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 愛…君14＝北崎桐の場合＝【まさかのつながり】
- 日時： 2015/09/29 20:53
- 名前： 四之神 綾芽 （ID: oUY4LzoD）
- 参照： http://ameblo.jp/sinogamiryouga/
・題名：愛する君へ。僕から20年分の気持ち
・作者：四之神綾芽
・＃＃年目：＃＃＃＃の場合 >>0
Protagonist：●柿山郁磨 ●北村美羽 ●栗山和泉
・プロローグ・柿山郁磨の場合 >>1-5
・13年目：青田我子の場合 >>6-44
Supporting role：●青田我子 〇佐崎綾美 〇高山瑞穂 〇斉藤彩夏
・番外編:郁磨の心境 >>20-22
・14年目：北崎桐の場合 >>45-
Supporting role：●北崎桐 〇市樹新菜(ことり 様から) ○足立桃 〇新城一成(えみりあ様から)
※実際の人物とは全く関係御座いません。名前が被ってしまった方、申し訳御座いません。
＝＃＃＃＃の場合.0＝
私は、三枚目の紙を見た。
今まで以上に、強く、濃い字だった。
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いつでも、隣にいてくれて、ありがと。
いつも、学校のこと、教えてくれて、ありがと。
好きだっていってくれてありがと。
・・・もしも、僕が死んだら。
美羽は先に進んで。
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「......ばぁかっ......」
涙が止まらない。
そして、最後の文を見る。
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……けど、叶うのなら。
……─────……
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*作者のつぶやき
・キャラが突っ走っていくよぉ。ちょっとー、最初の設定と全然違うんですけど・・・・・・・終わるのかコレ・・・・・・。/0929
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- 【柿山郁磨の場合.0part1】 ( No.2 )
- 日時： 2015/06/17 20:18
- 名前： 四之神 綾芽 （ID: GIxrqpJQ）
僕の名前は柿山郁磨。
生まれつき体が弱い13歳。
・・・・・・産まれたときから、ダメだった。
幼稚園も、小学校もいけないで。
皆と一緒に遊ぶことも、勉強することも、馬鹿騒ぎすることもできないで。
ただ、ただ。
言ったことの無い【学校】に思いをはせていた。
朝起きたら、薬を飲んで、点滴をうって。
外には一歩もでれず、トレーニングと勉強をして。
昼食を食べて、薬を飲んで。
また、トレーニングと勉強。
夕食を食べて、薬を飲んで。
簡易のお風呂を済ませて、寝て。
そんな、つまらない日常。
でも、僕の生活には、ひとつだけ。
楽しい時間があったんだ。
- 【柿山郁磨の場合.0part2】 ( No.3 )
- 日時： 2015/06/17 20:19
- 名前： 四之神綾芽 （ID: GIxrqpJQ）
- 参照： http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
【学校】に通っていて、ここの病院の先生の娘。
北村美羽。同級生。
彼女とあったのはいつだったのか。
気がつけば、毎日のように来てくれていた。
『今日はね、運動会があってね＿＿』
美羽は、楽しそうに話してくれた。
『でね、この子が胡桃ちゃん、っていってね』
・・・・・・それだけで、僕は楽しかった。
そう。全部、過去形。
僕は、この春から。
やっと、【学校】に通えることになったから。
- 【柿山郁磨の場合.0part3】 ( No.4 )
- 日時： 2015/06/17 20:19
- 名前： ＳＩＮＯＤＡＫＥＩＮ （ID: GIxrqpJQ）
- 参照： http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
やっと・・・・・・やっと。
病院から、でられる。
いつも、美羽が話してくれていた【学校】に、イケル・・・・・・。
僕はそれが嬉しかった。
新しい世界・・・・・・どんなところなんだろう。
どんな人がいるんだろう。
凄く、凄く。楽しみ。
「美羽、僕ね、学校にいけるようになったんだ」
「えっ・・・・・・」
美羽は、驚いた顔をしたが、すぐに笑って、
「嬉しい！一緒に通えるんだね！イロイロ教えてあげるよ！」
と、いってくれた。
僕は、美羽のその笑顔が、大好きだ。
いつも、太陽のように、まわりを 明るくしてくれる。
僕は・・・・・・僕は、美羽に【魅せられていた】。
漫画でいう、ヒーロと救われた人。
美羽と、一緒の学校に、一緒に行ける。
とっても、とっても、嬉しい。
明日から。
僕の新しい世界が広がる。
どんな世界が、まっているのかな＿＿＿＿
僕は、胸を高鳴らせながら、眠りについた。
たとえるなら、遠足前の小学生のような高鳴りだ。
僕の、初めてが、1つ、増えた。
- ＝青田我子の場合.1＝ ( No.6 )
- 日時： 2015/04/23 16:24
- 名前： 四之神綾芽 （ID: GIxrqpJQ）
- 参照： http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
最近、転校して来た男子が、美羽ととてもなかがいい。らしい。
「美羽ばっか、だね」
「ああ・・・・・・そうだね」
美羽──彼女は、一番私が認めたくない相手。
何故って？
だって。私よりも頭悪いし、顔だって・・・・・・。
そう。女子は無意識にそうやって人を格付けする。
けど＿＿
「我子ちゃん、ビーカー、とってくれる？」
「ああ・・・・・・いいよ。はい、美羽ちゃん」
それを、顔に出さないのも、女子である。
「本当に、アイツは男誑しだよね」
「ホント、ウザ」
女子は、影で言うのが大好きだ。
男子の悪口の倍はいっていると思う。
「あーあ。マジこのクラス最悪」
「アイツがいるだけでな」
「それな！」
そして、賛同して、友達の輪は、広がる。
当の彼女は気づいているのか、分からない。
「アタシラでなんかしない？」
「えー？例えば？」
「んー・・・・・・あ、便覧とか、ファイルとか、隠す？」
誰かがそう言いだしてしまえば、日ごろの妬みが賛同していく。
「いいね！」
「やろうよ」
クラスに絶対、一人はいる中心核の女子が「やる」といえば、逆らいたくない、一人になりたくない私のような人間は
「さんせー」
「やろう！」
賛同する。
心の中で、危険信号が鳴り響く。
けど、【周りの雰囲気】にのる。
ダメだ、と分かっていながらものる。
これが、始まり。
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