コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- Season of the love【参照2000突破感謝】
- 日時: 2016/04/26 12:48
- 名前: 瀬ノ島 凛音 (ID: Tf5VGYTU)
どももも、瀬ノ島凛音でっす☆((殴
えーっとですねー…前々から新しい小説書くー!って言ってて、ようやくスレ立てです^^;
仕事遅すぎ…自分……
あ、もう一つの方完結しやしたー!(よかったらそっちも読んでくだs((
………まあいいや←適当
あ、そうそう。この小説、めっちゃ長いです。(予定)
あとめっちゃ登場人物多いです(笑
今出てきてるだけで(カキコに書く前に携帯に書いてるんすけど、そっちはここよりめっちゃスピード早いんすよ。)13人出てきてる…
多いわ!((自分で言うな
瀬ノ島さん、遂に高校生になったわけでして。サーセン。
めっちゃ更新亀なんですよ。サーセン。
でも出来る限り浮上して更新しようと思うので。サーセン。
っていうか参照2000越えありがとうございます。サーセン。
なんでこんな駄作に参照多いんすかね。サーセン。
サーセン。サーセン。
前置き遅くなってサーセン。サーセン。
それじゃあ本編(?)どうぞ。サーセン。
(※>>44は私の成りすましです)
- Re: Season of the love ( No.20 )
- 日時: 2015/10/08 15:14
- 名前: 瀬ノ島 凛音 (ID: w3T/qwJz)
**
お姉ちゃんの後ろを歩いて、姉の部屋に行くと…
「………んどぁぁ!?」
——男の人がいた。
私はそれだけで、姉の好きな人、優さんだと分かった。
少し垂れ目の目が印象的で、体全体から優しそうなオーラが滲み出ている。
私は部屋に入ろうとした足を止め、一度お姉ちゃんを連れて廊下に出た。
ちゃんと扉をきっちり閉めてから…私は口を開いた。
「ななな、なんで男の人が家にいるの!?っていうか、あれって優さんだよね!?」
「あ、桃華凄いねぇ。一目見ただけで優くんだって分かるなんて…」
「やっぱり優さんだったんだ!いや、優くんってなに!?」
「えーっと…あのー…」
私とお姉ちゃんが小声で話していると、お姉ちゃんの部屋から優さんが出てきた。
「おぉぉうひゃぁぁ!!」
…女子力低下なう。
じゃなくて!
ビックリしたぁぁ!
「どうしたの?」
「いや…さっきからちょっと話し声聞こえてきたんだけど、妹さん凄い混乱してるみたいだし、最初から話してみたらどうかなーって思って。」
「そうだねぇ。ほら、桃華。入ろ?」
お姉ちゃんは、未だ混乱している私の手首を掴んで部屋に入った。
**
…なんでこんなことになってるんだっけ……?
私は、机を挟んで姉と優さんに向かい合う形で座っていた。
私が居心地悪そうにしているのが伝わったのか、姉はごほん…と咳払いをして、話を切り出した。
「あのね、桃華。この人は、透野優くん。知ってるよね。
…えーっと、それで…私と優くん、今日から付き合い始めたの…!」
「へー。……って、付き合い始めたああぁ!?本当に!?これドッキリじゃないよね!?ふぉぉぉ!!」
私がそう言うと、お姉ちゃんと優さんは恥ずかしそうに頬を紅潮させた。
なんだよ、青春してるな、こんにゃろ。
っていうか、付き合い初めて一日目でいきなり家連れてきますか、普通。
いや、そんな意地が悪い事思ってないで…今言うべき言葉があるでしょ、自分!!
「おめでと!!お姉ちゃん!」
「えへへ…桃華のおかげだよ〜。」
「いや、私結局一切何もしてないよ?」
「でも、応援してくれたじゃない。」
「応援しただけだよー。ゴメンよー、何も出来なくて。」
私達が喋っていると……静かに優さんが手を上げた。
あ、優さんのこと完璧置き去りにしてた。
「えーっと…まず、自己紹介…。今更感あるけど。
さっき紫乃が言った通り、俺の名前は透野優。
…えー……部活は軽音部。
こんなもんかな?」
「あ、えっと、星深紫乃の妹の、星深桃華です。
部活は入ってません。
…どうか姉を幸せにしてやってください。」
私がそう言いながら頭を下げると、
「あっ、こちらこそ…お世話になります。」
と同じように頭を下げる優さん。
「あははっ!二人とも、なんか固いよ〜。もっとリラックスしよ〜?私が言える立場じゃないけど…」
…その自己紹介を黙って聞いていたお姉ちゃんが、遂に噴き出してしまった。
笑うことないじゃん…
なんて考えていると、優さんが、
「そうだな。えーっと、よろしくな、桃華ちゃん。」
と言いながら私に握手を求めてきた。
私もその手を握り返しながら、
「はい、よろしくお願いしますっ!優さん!」
と言うと…
「優、でいいよ。あとタメ口もオッケー。」
と言われた。
いや…タメ口はまだよしとして…年上で、姉の彼氏を呼び捨てとか結構ハードル高いぞ、これ。
私は少し考え…こう言った。
「それじゃあ、優兄で!」
- Re: Season of the love ( No.21 )
- 日時: 2015/10/15 14:54
- 名前: 瀬ノ島 凛音 (ID: 1RG8a0Ta)
**紫乃side**
——数時間前。
「おっはー、紫乃りん!」
「亜結!おはよう〜」
私が下駄箱で革靴と上靴を履き替えようとした時に聞こえた元気な亜結の声。
「朝から元気だね〜。」
「いやいや、これが普通っしょ!紫乃りんも、もっと元気出して行こうぜッ!」
「…どこに?」
と、私は苦笑して、下駄箱の扉を開いた時。
「…ん?」
何か、紙が入ってる…
私はそれを取り出した。
それは丁寧に折りたたまれたノートの切れ端。
なんだろう…?
と思いながらその紙を広げると、中に文字が書かれていた。
『星深へ。
今日の放課後、三階の空き教室で待ってます。
透野』
………?
私はよく意味が分からず、首を傾げていると…
「なになにー?その紙。」
と私に抱き着きながら亜結が透野くんからの手紙を覗き込んできた。
「ふんふん…これは…!告白だのーッ!きゃー!
にしても手紙って…メールとかじゃにゃいのね。あ、そっか。メアド知らなかったのかねー。」
……告…白…
その言葉の意味をしばらく考えて漸く理解した私は…
「………!!」
「あー、紫乃りん顔、鬼赤いよーん?」
亜結の言葉通り、赤面してしまった。
「い、いやいやいや!告白とか…そんなんじゃないでしょ…!透野くんがだよ?私に告白なんて…」
「そんな顔で言われても、説得力0だしぃー。」
「うぅ…」
「あはは、ホント紫乃りんは可愛いにゃー☆」
「も、もー!いじらないでよ〜!」
「え、やだ。」
「え…」
キーンコーンカーンコーン
私達がそんな会話をしていると、予冷が鳴った。
「ちょ…学校にいるのに遅刻扱いなんて嫌だかんね!
とりま、教室向かおうじぇい。」
「う、うん!」
- Re: Season of the love ( No.22 )
- 日時: 2015/10/19 16:16
- 名前: 瀬ノ島 凛音 (ID: DjVjPc1U)
**
「うひゃー!やっと一日終わったぁ!」
「だねぇ〜。今日は体育もあったし疲れたよ〜。」
「あゆも疲れたー…」
私達は鞄に教科書などを入れて帰る準備をしながら、喋っていた。
「出来ることなら、今すぐ布団にダイブして寝ちゃいたいよぉー。てか、今目の前に布団あったら100%寝てるお。」
「あはは、私もそうかも。眠たい…」
「いっそのこと、保健室行って一緒に寝ようか……あ、でも、紫乃りん今から告白タイムじゃん。」
あ…忘れてた…
「っていうか、告白って決まってないでしょ…?」
「え、でも告白っしょ。呼び出しだよー?華の高校生だよー?そんなの、告白に決まってんじゃんっ☆」
「うぅぅ……行ってきます…」
「いてらー。」
亜結にこれ以上何も言えなくなって、私は鞄を持って逃げるように三階の空き教室に向かった。
- Re: Season of the love ( No.23 )
- 日時: 2015/10/19 16:21
- 名前: 瀬ノ島 凛音 (ID: DjVjPc1U)
**
「三階の空き教室って…ここの事だよね…?」
私はそう言って、空き教室の扉に手をかけた。
そういえば、鍵開いてるのかなぁ…?
手に力を込めると、鍵はかかってなかったみたいで、スッと開いた。
「……あ。」
中には既に透野くんが居た。
「ゴメンね、待った…?」
「ううん、大丈夫だよ。」
どこかのカップルが待ち合わせの時に使うような事を言いながら、私は部屋に入った。
扉を閉めながら、
「どうしたの?こんなところに呼び出したりして…」
と聞くと…
「あー…うー…えーっと…」
と呟き…そして、何かを決意したように顔を上げ、こう言った。
「入学式の日から好きでした!よかったら俺と付き合ってください!」
——…一瞬、時の流れが止まったかと思った。
だけど、それは錯覚で、止まったのは私自身の動きだ。
「ぇ……ホントに…?罰ゲーム…じゃないよね?」
「罰ゲームじゃないです。はい。」
緊張しているのか、私に対して敬語になっている透野くん。
いきなりそんな事を言われて…やっぱり直ぐには信じられない。
でも、透野くんの真剣な表情からして…本当みたい…
「嘘…みたい。…私も…透野くんの事、入学式の時から好きだった…」
そう言うと漸く自覚が持てて…私の目から涙が零れ落ちた。
「えッ!?マジでッ!?それなら…!」
私は涙を拭って…笑顔でこう言ったのだ。
「私でよければ…是非…!」
- Re: Season of the love ( No.24 )
- 日時: 2015/10/19 16:23
- 名前: 瀬ノ島 凛音 (ID: DjVjPc1U)
**
「いきなり紫乃の家って…今日は緊張しっぱなしだ…」
「そんなに緊張しなくていいよ〜、優くん。」
想いが通じ合った私達は、私の家に一緒に帰っていた。
話が一段落した時に、桃華に報告しなきゃ。と言った私に優くんが、紫乃の妹さんかー。見てみたいかも。と言って…そのまま私の家へ行くことになったのだ。
そして、優くんが名前呼びにしよ?と言ってきて、私達はお互いを名前で呼ぶことになった。
「…でも、本当の事言うと…まだ信じられない。優くんが…私の…か、彼氏なんて…」
ああ…多分、今…私顔真っ赤だ…
「俺も…。しかも、お互いがお互いに入学式の日に一目惚れだろ?これってかなり凄いよな…」
そう。私は入学式の日に優くんを好きになり…なんと優くんも入学式の日に私を好きになっていたのだ。
「だねぇ〜…っと、着いた〜。」
鍵を開けて、優を自分の部屋へ入れ、台所で紅茶を淹れている時に、鍵の開く音がした。
桃華だと分かった私は一目散に玄関へ行き…
「ただい…——」
「桃華!桃華桃華桃華!」
と桃華の名前を連呼したのだった。
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