コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 【続編執筆中】隠し事の先に【実話】
- 日時: 2015/09/24 21:48
- 名前: 凜太郎 (ID: 1Fvr9aUF)
初めましてか何度目まして、凜太郎といいます。
今日から書いていくのは、ネットの知り合いと雑談掲示板で起きた素晴らしい恋愛物語を基にした小説です。
設定は変えている部分が多いので、あくまでフィクションとして受け取って下さい。
それでは、よろしくお願いします。
- Re: 隠し事の先に【実話】 ( No.20 )
- 日時: 2015/09/24 16:48
- 名前: 凜太郎 (ID: 1Fvr9aUF)
ヴヴヴッとスマホが震える。
俺はポケットからそれを取り出し、画面を開く。
『もしも、これからも付き合ってくれるなら、公園で返事を待ってます』
「澪・・・」
俺は悩む。
一体、どうするのが正解なんだ?
「コンコーン」
聴き慣れた声が聴こえた。
見れば、麻也がいつか見たジト目で俺を見てる。
「な、なんだよ・・・?」
「どうすんの?澪のこと」
一瞬、なんで知ってるんだ、と思っていたが、恐らく澪にでも会ったのだろう。
「・・・・・・分からない」
「分からない、じゃねーよ。多分、アイツは返事待ってるぞ?」
そんなこと分かってる、と言おうと思ったが、そもそも俺はアイツの事を本当に全部分かってやってるんだろうか・・・。
そもそも、隠し事してることすら分からなかったし。
「何とか言えよ。もしかして、澪のこと、嫌い?」
「んなわけねーだろ!」
俺の言葉を聞いて麻也はニカッと笑った。
そして唐突に、スマホを取り出して画面を見せた。
そこには、俺達三人で入学式の時に撮った写真が写っていた。
「ここには、僕達・・・いや、新一と澪。2人の思い出が詰まってる」
そう言って適当に一枚映したのは俺と澪が二人でパフェを食べてるのを撮ったものだった。
『これ美味しいね〜』
『そうだな。って、おい!撮るなよ麻也!』
『え〜。いいじゃ〜ん』
あの時の景色が頭をよぎる。
次に映したのは体育祭の時に俺と澪が弁当のおかずを交換してた時の写真だ。
『それ美味そうだな。くれよ』
『いいよ〜。じゃあこの卵焼き頂戴♪』
『相変わらずラブラブだなぁ〜』
『何言って・・・おい!何撮ってんだお前!』
小さな画面に映された思い出。
切り取られた日常の一コマが、鮮明に思い出される。
そうだ。何焦ってたんだろう・・・。
俺は、澪のことが好きで、澪は、俺のことが好き。
単純じゃないか。
分かってやれたかとか、真面目に考えなくてもいい。
俺はスマホを返しながら笑い返す。
「ありがとうな。おかげで、なんか気持ちがスッキリした」
「な?お前らをからかう材料になるだけじゃなくって、こんな使い道もあるんだぜ」
そう言ってニカッと笑う。
俺も笑みを返し、よく三人で遊んだ公園に向かった。
- Re: 隠し事の先に【実話】 ( No.21 )
- 日時: 2015/09/24 17:31
- 名前: 凜太郎 (ID: 1Fvr9aUF)
「バイバーイ!」
「うん!また明日ね〜」
さっきまで砂場で遊んでいた幼稚園児二人がそんな挨拶を交わしながら帰って行った。
私はそれをベンチで眺めながら溜め息を吐く。
やっぱり嫌いになっちゃったんだろうなぁ〜。
夕日の橙色が公園を照らす。
「もう・・・今日は帰ろうかな〜」
スマホで確認すれば、今は5時半過ぎ。
私は立ち上がり、近くの出入り口から出ていこうとした。
その時だった。
「澪ッ!」
私が愛した声がする。
慌てて振り返る。
そこには、新一が肩で息をしながら立っていた。
「新一・・・嫌いに、ならないの・・・?こんな私を・・・」
「・・・・・・あの後、色々考えた」
私の言葉を遮るように、彼は言う。
「なんで気付けなかったのか、とか。そんなんでどうして彼氏面ができたんだ、とか。彼氏失格だよな、とか。ずっと考えてた。でもさ」
そこまで言って顔を上げる。
真剣な眼差しで私の顔を見つめた。
「嫌いになるっていう考えは微塵も湧かなかったよ。なぁ、そんなことで嫌いになると思ってたのかよ?俺の好きっていう気持ちをそんな風におもってたのか?ふざけんなよ。全て経験した、だって?そんなわけないだろ。聞くけど、お前の心はどこにある?俺がいつ、身体のことだっていった?冗談じゃない。初めてなんて幾らでも作れるんだよ。これから作ればいいんだよ。だからさ、俺を信じてくれよ」
淡々と、彼は語る。
それを聞いて、いつしか私の目から涙が零れていた。
「うッ・・・そうなんだけどッ・・・・・・いつ言おうかずっと迷っててッ・・・嫌われないかずっと不安で・・・こんなに人を好きになったの・・・初めてでッ・・・私は、あなたと一緒にいたいからッ・・・だから離さないで・・・他の誰かの所に行かないで・・・こんな欲まみれの私でも・・・受け入れて・・・お願い・・・」
そこまで言った時に、何かに引き寄せられるような感覚があった。
目を開けると、新一の首元があった。
顔を上げると、彼が微笑んでいた。
「あぁ。全部飲み干してやる」
そう言って私の涙を舐めとった。
「だから全部、吐き出して?」
「うんッ・・・全部貰ってよ・・・だから、私にも頂戴・・・?君の全てを・・・」
「あぁ。これから、吐き出し合おう」
そう言って、私たちは唇を重ねた。
- Re: 隠し事の先に【実話】 ( No.22 )
- 日時: 2015/09/24 17:45
- 名前: 凜太郎 (ID: 1Fvr9aUF)
あとがき☆
さて、4日かけて書き上げた『隠し事の先に』どうだったでしょうか。
実話とか言いながら、7割は僕の妄想ですw
なぜならこれのモチーフになった人がネットだけの知り合いだからwww
そもそも幼馴染というところから妄想ですw
あとこのあとがきを書いてる最中に腕を軽く回したらボキッて言いましたww
やっぱり世の中、何があるか分かりませんねw
浮かれて走っていたら転んで骨折したり(実話)、出掛けようとしたら自転車の後輪がパンクしてて空気が全くなかったり(実話)、お風呂のタイルが急に崩れ落ちたり(実話)・・・。
人生、何が起こるか分かりませんよね(笑顔)
もしかしたらこの物語も僕の気まぐれにより続編が出るかもしれません。
その時はまたお越しください。
それでは、またいつかどこかで会いましょう!
- Re: 隠し事の先に【実話】 ( No.23 )
- 日時: 2015/09/24 17:51
- 名前: Re:rate (ID: I.inwBVK)
8888888888888!!←拍手
完結編乙ですー!!
いやぁ…良かった。めっちゃ恥ずかしいけど良かった。
俺がこの澪ちゃんというキャラだと考えるとなんかあれだね、ぅん
そして魚はやっぱり格好良いですね。
とりあえずやっぱ羞恥を煽られるよね。
ぇと…とにかくお疲れ様でした!!
四日でこれを書き上げる凛太郎君は更新速度が半端ないですね、はい
面白かったよ本当!また何か書くなら楽しみにしてるからッ!!
- Re: 隠し事の先に【実話】 ( No.24 )
- 日時: 2015/09/24 20:09
- 名前: 親愛なる魚野 (ID: /eEAG2r9)
お疲れさまでしたぁ!
なんなのお前ホントいい奴...
ありがとうな。
やっぱすごいな。小物っぽいかもだけどそれしかいえないな。お疲れさま。
台詞恥ずかしいよ......←
........僕の台詞は忘れて欲しいなーなんて(真顔)
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