コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 茶道 茶の道を進む者
- 日時: 2017/01/09 09:17
- 名前: ケラー ◆bXRF026tgA (ID: otheHgZZ)
どうもケラーです。茶道に興味がある方は是非最後まで読んでくださいな
登場人物
アミ
14歳。友達と遊びに行った時に、茶道教室を見つける。
すみれ先生
茶道教室で教えている先生。
美穂
34歳。アミの母親で、茶道教室に反対する。
桔梗叔母さん
24歳。美穂の妹で茶道教室に賛成する。
プロローグ
事の始まりは
第一章 春桜と共に
第二章 夏 涼しく
第三章 秋季節感を大切に
第四章 冬暖かに
後書き・解説
尚、茶道に興味のない方、荒らし推奨は、ブラウザバック願います。
- Re: 茶道 茶の道を進む者 ( No.4 )
- 日時: 2017/01/09 13:55
- 名前: ケラー ◆bXRF026tgA (ID: otheHgZZ)
すみれ「アミさんにはお辞儀の仕方を教えます」
アミ「お辞儀って言っても普通のお辞儀でいいと思うんですが…」
すみれ「そう思うかもしれませんが、茶道では別になります」
そう言うとすみれ先生は、「と思いましたが、先に正座の方がいいかもしれませんね」
と言った。そして、拳が1つ入るくらいに膝を開けて、座る。
すみれ「マネをしてください」
アミ「こう…ですか?」
すみれ「腰と胸を張るようにして、左足の親指が上になるように足を重ねます」
すみれ「そして立つ時はこうです」
そう言うとすみれ先生は、膝の頭に両手を乗せて、両足を動かさずにすっと腰を浮かばせ、体が少しも揺れずに立ち上がる。立ち上がった時には、足は揃っていた。
すみれ「こんな感じです。さ、アミさんも」
- Re: 茶道 茶の道を進む者 ( No.5 )
- 日時: 2017/01/11 17:50
- 名前: ケラー ◆bXRF026tgA (ID: otheHgZZ)
☆解説☆1.流派の違い前編
茶道の、お辞儀の仕方というのは流派にもよりますが、今回は表千家の方を採用いたしました。
と、いうのも表千家は、私がそっちの流派で茶道のお辞儀などを覚えたからですが(笑)
また、お辞儀だけでなく、正座などもあるので覚えることがたくさんすぎるので、度々解説を入れると思いますが。
とりあえず今回は「流派」の違いを主に解説を入れていきます。
まず、「流派」とはなんでしょう?
主によく見かける流派は、表千家、裏千家です。
もう一つありますがそれは後ほど。
表千家というのは、茶道を広めた千利休の二代、静小庵、三代…と続きます。
ですが、明治時代に茶道は古い時代の遺物とされ、見向きもされませんでした。
時代と共に、紀州藩の加護もなくなり、茶道は継ぐものが居ない、極めて危険になり、表千家も例外でありませんでした。
三井家という、強力な後ろ盾があったため、裏千家のようなことにはならずにすみました。
1906年に、家元が全焼し、再建まで5年という月日が流れました。
その後、再び茶道人口が増え始め、新席が建て増しされました。
第二次世界対戦後、茶道人口が一気に増えましたが、裏千家が大部分を占めていて、表千家はその後を追いかけるような形となっています。
中編に続く
- Re: 茶道 茶の道を進む者 ( No.6 )
- 日時: 2017/01/11 18:37
- 名前: ケラー ◆bXRF026tgA (ID: otheHgZZ)
☆解説☆1.流派の違い中編
続いては、先程からちょこちょこっと名前が出ている、裏千家です。
裏千家は、千利休から継いだ本家、表千家に対し、分家と合わせて、「三千家」と呼ばれています。
裏千家の起源は、三代目は、三男に不審庵(気になる人は調べてください)を譲り、隠居するために敷地内に、新しく茶室を建てました。
この茶室を今日庵と言います。
(色々あるけど書くと長文すぎるので省かせていただきます)
それでは何故、裏千家が主流になったのでしょうか?
1872年に行われた、博覧会に合わせ、外国人を迎えるために、正座ではなく、椅子に座って行う茶道を考え出しました。
戦後、十四代目によって、茶道は学校教育にも取り入れられました。
クラブ活動、部活などでも、裏千家の作法で教えられています。
神社、寺、海外復旧などを行なったかいがあって、今のように、最大級の流派となっています。
- Re: 茶道 茶の道を進む者 ( No.7 )
- 日時: 2017/01/12 16:11
- 名前: ケラー ◆bXRF026tgA (ID: otheHgZZ)
☆解説☆後編
っと、表千家と裏千家の違いを書きましたが、ザッと言えば歴史の違い、作法の違いです。また、皿などの色が違ったりしています。
まあ、細かいのは小説が完結してからのあとがき兼解説で書きます。
でも、これだけでもいいので覚えておいてください。
「裏千家」が主流であるということを。
なので、あまり裏千家のことに関しては、触れるのがこれで最後になると思います。
こんな感じで、これからも書いていく予定なので、よろしくお願いします。
次回からは、普通の更新ですー。
- Re: 茶道 茶の道を進む者 ( No.8 )
- 日時: 2017/01/14 13:17
- 名前: ケラー ◆bXRF026tgA (ID: otheHgZZ)
アミ「よっと…」
すみれ「初心者にしては、上出来ですね」
アミ「『初心者』という言葉は聞かなかったことにします」
すみれ「さてと。そう言えば、そろそろ花見をしたいですね。みなさん」
急にすみれ先生は先輩方の方を向いて言う。
蘭「毎年恒例の『あれ』ですね」
蘭さんが、ニコニコと楽しそうな顔をして言う。
すみれ「ええ。今年は少し早いですが、満開ですしね」
アミ「あのー。『あれ』って…」
すみれ「抹茶を点てられるようになったら教えてあげましょう」
げっ!取り引きするの!?
この先、どうなるやらか…
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