コメディ・ライト小説(新)
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- 独りで立ち上がる水蒸気
- 日時: 2023/05/04 21:25
- 名前: 水蒸気 (ID: rKVc2nvw)
何にも囚われず、僕は空に溶けていく。
2章
カンパネルラ
3章
クチナシ
4章
小鳥
5章
水蒸気
- Re: ←を擦り潰したいから↑を夢見る→の↓を食べる。 ( No.11 )
- 日時: 2022/08/06 19:00
- 名前: 水蒸気 (ID: ngnaS3V2)
朝の倦怠感が僕を殺そうと追いかけてくる! 恐い!
ぎゃあああああああああああああああて布団の中でのたうち回って、苦痛に怯えて、寒い寒い寒い!
恐い、弱い自分がいつまでもいつまでもまとわりついてくる、手が震えて文字も書けない、痛い吐きそう、なんでなんでなんで
葬列すら僕を拒む。泣き出しそうになって、天井と窓の向こうを見て、早く僕は毒虫になれと願った。この手足が短くも夥しい節足になれと、この胴が脚が弾力のあるブヨブヨした蛔虫になれれば、誰も僕を咎めないのに。指先が冷える。痛い。寒い。泣きたい。
寒いのに暑い。何もできないまま灰色の壁を見る。この部屋の壁は広すぎる、白い、何もない、まさしく空間だ。かつて狭間に揺蕩ったときの虚構を思い出すような、最悪の景色だ。頭が割れそうになる。
麦茶のパックがとても良い香りがして、吐きそう、吐きそう、だから、何も元気がない、麦茶のパックが、すごく良い香りがして、昔これを枕に入れて寝てみるのが夢だと母に言ったけど、なんて言われたっけ、虫が湧くって言ったっけ、麦茶のパックの成分をよく知らないからそうなんだねってやめたけど、せめて麦茶のパックの枕で寝てみたいかもしれないとか、夏らしさの象徴だと思うんだ。麦茶のパック。
ああ、駄目みたい。カムパネルラ、僕のことどう思う。許してくれ。痛いよ。
なんでこんな痛みと吐き気と頭痛と、全部痛むんだろう。最悪だ。弱くて弱くて嫌になるごめんなさい。
泣き出しそうな世界の中で、なんもできなくて、何もできない駄目なやつが、理想のなんでもできるヒーローを作り出してバカみたいだと思う。きっと何でもできちゃったら何もできなかったくせに、僕って普通だとかまともだとか思いたかった。それともまともなふりをしているの?
ごめんなさい、頭が痛くから。
- Re: ←を擦り潰したいから↑を夢見る→の↓を食べる。 ( No.12 )
- 日時: 2022/08/13 11:26
- 名前: 水蒸気 (ID: mAre.l.C)
ザネリが言う。あの人はすごく大人なんだよって。人に期待をしていないから平常心でいられるんだよって。
人に期待しないことが大人なのだと言った。大人になるって諦めることが上手くなることだと言う。だとするなら大人になんかなれなくたっていいなと僕は思うんだ。
君に話を聞いてもらっている間、早く消えたくてたまらなかった。僕のために費やす時間になんの価値があるのか。
人と話した翌日、ああなんであんなこと言っちゃったんだろうって反省会しちゃうって言っていた。
僕だけじゃないんだなと思うと少し楽だったかもしれない。
理解できないものを虫のようだと言う。わからないことに疲れたし、わかってもらうことに疲れたのに。僕はこの世界にいるだろうか。
もうずっと怖くてたまらない。君に知ってほしいことも、君を知りたかったことも、怖いから足が止まる。
ザネリがちゃんと、色んな広い視野で見た結果、わからないから知っていけばいいと言う。知ることが苦痛なのに、残酷な一言だねと思う。
僕は、アレを二度と好きになりたくないのだ。
君がくれたもの。君の見た景色。君の言葉。全てが流星群の夜みたいに瞬いて美しかった。
あるいは森の木漏れ日と小川のせさらぎのように。
あるいは、あの日の朝見た景色のように。
きれいだと思っていたのはいつも僕だけなんだろうから。
僕の中に溶け込んだ光の全て、君のうちには輝かない。
二度と同じものを語るな。それっぽく話を合わせるな。あいつは誰にでもそういうことを言うんだから。
毎日傷付いて、そのたびに苦痛の答え合わせをしている。最初からこいつの内側には何もないのだと。僕の中を同じ輝きで満たしたところで、あいつの中に僕は一つもないのだ。あったと思っていたとき、世界が極端に狭かっただけなんです。
あの何回嘆けば許されるの。
人は胸の痛みで死んでしまうことはないというけれど、その痛みで死んでしまい方なほど苦しんでいるのに。
僕もきっと大人になったよ。諦めているから。期待していないから。虫が這いずることに生理的に嫌悪するだけ。
- Re: ←を擦り潰したいから↑を夢見る→の↓を食べる。 ( No.13 )
- 日時: 2022/08/28 00:25
- 名前: 水蒸気 (ID: zV972Jgf)
怪物が、僕の中にいる。暴れまわっている。街が壊れる、蹂躙される、そういう、かたちの無い恐怖が轟々と音を立てて、壊される。壊れてる。僕、は壊れてる。
カンパネルラは遠くへ行った。いるのは知ってるけど、見えなくなった、見たくなくなったから見失った、わざとやった。そうしたら、余計に怖くなる。
一日が風のように過ぎていくことに幸福を感じたし、同時に無理だって思った。でもやんなきゃ。できるから、やらなきゃ。怖くてもやるんだ。何もできない僕は、逃げてばっか、でもどうして助からないのかな。
カンパネルラがいない。いなくてもどうにかなってる。どうにかなる証明が怖い。
イマジナリーフレンドなんて名前をつけるな。僕のカンパネルラは僕だけのものなのに、他人が名前をつけるな。
ねえ。星が僕を、上手な二足歩行だって褒めてくれたよ。多分お世辞なんて言わない人だって信じていい人だから、信じたけど、僕、本当は歩けないんだ。
僕、どうしようもなくおかしいんだ。本当はこんなにおかしいのに、人間の真似事、おままごと、ごっこ遊びだよ。僕が人間に見えるわけがないのに。星が嘘を言うはずがないって思うのはどうして。
僕を人間だと思わないで。僕、本当におかしいんだよ。歩けないんだよ。出られないんだよ。ひとりぼっちで、寂しくて堪らないんだ。
人はみんな自分の人生を生きるものだって。僕は誰の人生?
他人に興味があるやつのほうがおかしいに決まってるのに。僕には僕の人生が何処にもない。
僕は世界にいない。
僕は世界にいない。
吐きそうなのに、吐くものすらないし、この心臓って何だろう。こんな原稿用紙を汚す言葉ばかりで、早く星を呑み込む夢を見に行きたいよ。
怪物が巣くって、怖くて、何も無くて、どうしたらいいか。何もない。何も無いのに怪物がいる。カムパネルラが何だったのかすらもうわからない。カムパネルラって何だっけ。誰だろう。なんの夢を見ていたのだろう。
月曜日にちゃんとしようって、できなくって、水曜日にちゃんとした。あれから4日しかたってない? 日付がわからない。あれから長い時間が経った気がする、経ってない、今日は僕は何をした?
怖い。怪物がくる。いる。暑い。なんで僕、助からないのかな。
- Re: ←を擦り潰したいから↑を夢見る→の↓を食べる。 ( No.14 )
- 日時: 2022/08/28 00:42
- 名前: 水蒸気 (ID: 6HDUGlJ.)
怪物が死んだ! ぶっ殺してやったよ。そうしたらもう、僕は最強だった。
有象無象共が調子に乗りやがって。何もできない低脳が、ぼんくらが。
頭の湧いた蛆虫を見つけたら、踏み躙るのがマナーです。ちゃんと殺して、今のうちに土にしてやるのがマナーです。マナーですから、覚えましょう。
マナーすらなってない小蝿が耳元で鳴くから、蛍光灯に集まるしか脳がないくせに、生まれてごめんなさいって言いなさい。それもマナーです。
所詮虫の死骸。死骸が喋ってると思ったら風の音でした。
マナーも守れない人のことは人として見なくていいってマナーなので。虫けらは価値を理解しないのです。僕が正しくてお前らがいつだって間違ってる。マナー講師でもないのになんて噛み付いて、お利口なお口だね。説得力が無くたって発言権は失われないので、お前たちを皆殺しにする資格はあるのです。
ろくに言葉も知らない。万葉集に全部書いてあるのに、それすら読まない時点で、マナーのなってない蛆虫なのです。
素晴らしき原稿用紙を崇め奉れ、それができないなら死になさーい。本当に何で生まれてきたのか、原稿用紙2枚で作文してきなさい。なんで生きてるのか。
こら、そこ! ネットなんて見ている暇があったら人間の友達と遊びなさい。電子の友達なんてお母さん認めませんからね!
約束は守る。これもマナーだね。
無能の葬列を見ていると吐き気がしますね。カムパネルラはいないけど、僕は最強なので。
吐き溜で生まれて地獄へ行進し続ける。僕よりずっとゴミ溜め!
あはは。お前らなんかに何ができるんだ? 僕はゴミだけど、ゴミよりゴミなら今すぐに飛び降りよう。
そこに怪物が死んでる。煙を吸って吐けたら面白いのかもね。
刹那トリップで最高にハイの夜、僕は世界で一番王様でした。
- Re: 泥水啜って、よくできました。 ( No.15 )
- 日時: 2022/08/29 14:28
- 名前: 水蒸気 (ID: MlMFo6XL)
自分が加害者の責任から逃れるな!
お前の言葉は自分の豊かな感性というアクセサリーでできてるだけだろう?
お前は自分の言葉を自らを着飾るため以外に使ったことがあるか。浅はかでしょうもなくて愛らしいから私が愛してあげる。
あなたはまあ、頑張れ。可愛そうだとは思うんですよええ。あなた、人に興味なんか無いくせに、自分のこと大好きだよね。気持ち悪いと思います。職権乱用ですね。
さてさて。あれを怪物と呼んだところで人は僕を異常者扱いしますから。
不思議なものですよね、僕にとっての普通が、他人にとっては異常なのですから。僕からしてみればお前らが異常で気色悪くておぞましい存在なのに、僕を人数で責め立てるんですから。
この世界は僕には向いてないから、宇宙の果てにでも消えてしまいたいですね。
今日の怪物は穏やかに僕を蝕み、微睡み、重たい雲で蓋をしました。ベランダで小鳥たちが歌っているのを他人事として、外の世界に僕の居場所はないので、今日も僕は毒虫になっていく。
本当は知ってるの。誰も僕を見つけないのだから、ここで歌ったところで届かないこと。ここは無人島です。僕以外の生命が思い思いに息づいて、でも、それだけなんです。
判断力の弱いメンヘラを手玉に取るのは常套手段。合理的なんです。強いから食べて、弱いから食べられて、僕もまた、動いたからここで生きているわけで、ええ、僕だって勝組ですからね。このまま続けていけば勝てるんですよねええ。
早く手紙を出そう。いつかまともになろう。これは呪いの手紙なので、見たら4人の人に同じ内容の手紙を出して下さいね。