ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- タホ戦争 ある兵士の記録
- 日時: 2010/03/20 17:40
- 名前: ポゴリツァ脱走兵 (ID: fjWEAApA)
- 参照: http://pogorituxasennsi
どうもはじめまして。
今回(初投稿ですが)戦争モノを書かせていただきます。
素人なんで色々と誤りあると思いますが、その都度何かありましたら申し付けください。
※グロ注意・・・残酷な描写があります。気分の悪くなった方はすぐに閲覧を止めて安静になさってください。
※利用規約で禁止されていることはしないようお願いします。
※来ないとは思いますが、基本コメントは自由です。意見や質問、批判等も良ければなさってください。
※学生なんで基本的に更新は夜に・・・そして更新遅いです。ご了承ください。
※明るく楽しい戦記モノではありません。基本ドロドロです。ファンタジーとして楽しみたい方には合わない内容かもしれません。
※この作品はフィクションです。
※データの一部を修正しました。ご迷惑をおかけし申し訳ありません。
では、本編をお楽しみください。
時代背景
>>41
基本用語(面倒な場合はとばしてもいいです。)
>>53 >>54 >>47 >>3 >>35 >>37
本編
ソン=パエリ近郊
>>4 >>5 >>6 >>7 >>8
>>9 >>10 >>11 >>12 >>13
>>14 >>15 >>16 >>17 >>18
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>>29 >>30 >>31 >>32 >>33
>>34
タルタモ攻勢編
>>36 >>38 >>43 >>44 >>45 >>46 >>48
>>49 >>50 >>51 >>52 >>55 >>56 >>57
- Re: タホ戦争 ある兵士の記録 ( No.3 )
- 日時: 2009/09/21 23:32
- 名前: ポゴリツァ脱走兵 (ID: fjWEAApA)
- 参照: http://pogorituxasennsi
(※イルツリップ・・・プリ・ヌパーク教の教団創始者で、呪術で疫病から人々を救ったとされる人物。イルツリップ暦はイルツリップの生誕した年から年号。ポゴリツァではプリ・ヌパーク教を信仰する者が人口の約8割を数える。公用語はプグル語。)
(※タタラ・・・イルピン大陸北部にある専制政治が行われている国。2921年にクーデターによる軍部主導の政権が樹立された。面積42万84千平方キロメートル。人口3321万人(2948年統計)。首都はショリュダー。クーデター以来ポゴリツァ、イヴィ=ザードとは国交がない。)
(※ミン=グァン・・・イルピン大陸北部に共和国。2912年にミン=ホング連邦からコップが独立したことによってミン=グァンに改名。面積83万3千平方キロメートル。人口1億1632万人(2947年統計)。首都はミン=リブ(前首都のミン=テクから改名)。イヴィ=ザードとは兄弟国であり、ポゴリツァ共和国のイヴィ=ザードへの侵攻から2日後にポゴリツァ共和国に宣戦布告。イヴィ=ザードへの義勇軍の派遣や武器の提供を行っている。)
(※コップ・・・イルピン大陸中央部にある共和国。2912年にミン=ホング連邦から独立。ミン=グァンとの対立が続いている。2929年、2935年にミン=グァンから大規模な侵攻を受けるも独立を維持。面積15万平方キロメートル。人口2238万人(2948年統計)。ポゴリツァとは同盟関係(グズリン同盟)にあるが、タホ戦争に直接的な参加はなく、領内のポル人の軍事訓練の指導等を行うに限られている。イヴィ=ザードの南に位置する。)
- Re: タホ戦争 ある兵士の記録 ( No.4 )
- 日時: 2009/09/21 23:33
- 名前: ポゴリツァ脱走兵 (ID: fjWEAApA)
- 参照: http://pogorituxasennsi
2948年8月7日 イヴィ=ザード国内 ソン=パエリ
先週、ウル=カレン後方のソン=パエリの町に入った俺達ポゴリツァ政府直轄の特別人民隊第17部隊は今日、呼び出し命令を受け市庁舎の方へと向かった。赤さびた重い扉を開け、中を見ると、大ホールにはかなりの数のザード人が収容されていた。辺りは熱気でむせ返り、外の空気が涼しく感じられるほどだった。その中に立ちつくす俺達に現場の政府軍将校が告げる。
将校「この中から50人選んでウル=カレン西方のトンポの森に地雷を敷設させろ。ソントル、おまえのところのでいいだろ。政府軍の歩兵隊からも2人行かせる。」
ソントル「了解しました。分隊集合−!」
うちの部隊だ。分隊長のソントル含め、13人の部隊である。編成されたばかりだが、全員実戦経験がある。俺も前の部隊ではかなりエグイことをしてた。まあ、今もそう変わらんが。
- Re: タホ戦争 ある兵士の記録 ( No.5 )
- 日時: 2009/09/21 23:35
- 名前: ポゴリツァ脱走兵 (ID: fjWEAApA)
- 参照: http://pogorituxasennsi
ソントル「そこの端から端!こちらに来い。」
収容されているザード人たちはざわめき、10名ほどが前に出てきた。
ソントル「あと40人だ。今回の地雷敷設に参加した者は後の好待遇も考えるぞ。」
今度は一転してわれ先にと参加希望が集まってきた。
ソントル「はい、ここまで。あとの奴らは蹴りかえせ!」
分隊兵A「群がりやがって、くそ気持ち悪いんだよ!」
分隊の隊員の蹴りで10名ほどが押し戻された。
ソントル「よし、集まったな。トンポの森まで15キロほどだ。歩きでいくぞ。来い。」
- Re: タホ戦争 ある兵士の記録 ( No.6 )
- 日時: 2009/09/21 23:36
- 名前: ポゴリツァ脱走兵 (ID: fjWEAApA)
- 参照: http://pogorituxasennsi
ソントル「よし、集まったな。トンポの森まで15キロほどだ。歩きでいくぞ。来い。」
炎天下での行進が始まった。ぬかるんだ泥だらけの道で足を取られながらも森まで進んだ。途中、それぞれがしゃべりあっていたが、それははっきりとグループ化されているようだった。分隊の者どうし、捕虜どうし、政府軍の付き添いどうし。当たり前と言っちゃあ当たり前なのだが、こうしてみると寂しいものだ。うちのような特別人民隊と一般部隊とは非常に仲が悪いのだ。前線で戦う一般部隊と、後方でザード人の管理、処理・殲滅をする特別人民隊。それに政府軍とは別の指揮系統なので連携も上手く取れていない。
- Re: タホ戦争 ある兵士の記録 ( No.7 )
- 日時: 2009/09/21 23:37
- 名前: ポゴリツァ脱走兵 (ID: fjWEAApA)
- 参照: http://pogorituxasennsi
もともとは指揮系統は統合される予定だったが、軍内部の戦争反対を唱えるハト派の悪あがきでそれは阻止されてしまった。それでへまを起こせば失敗を叩くネタになると考えていたようだが、その前にヒッポー大統領やタカ派の将校たちから目をつけられ、左遷されたり、造反罪で投獄・処刑されたりでメンバーはほぼいなくなってしまったが・・・
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