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- 呪いのメロディーに誘われて・・・
- 日時: 2010/03/21 08:24
- 名前: りんご (ID: 44GDRR0m)
こんにちは
(●´・ω・)ノ☆☆☆HELLO☆☆☆☆ヽ(・ω・`○)
りんご です!!
(★´ー`)ノクリックthank,you!、大感謝です♪
消えた小説がほぼ復活されていて、おどろき!!
管理人さんありがとうございました。
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- Re: 呪いのメロディーに誘われて・・・ ( No.32 )
- 日時: 2009/10/29 13:38
- 名前: りんご (ID: 44GDRR0m)
【呪いのカメラ】第7話
夜。
カチッ、カチッと時計のなる音で、目が覚めた。
(あれ・・・?)
なぜか、とつぜん。
人のいる気配がした。
ナツメか———と思ったら。
違うに決まってる。
それに、誰もいなかった。
(なんだあ・・・)
もう一度、布団にもぐる。
眠いのに、なんだか寝れない・・・!
しょうがない、本でも読むかな・・・。
そう思って、カバンを開けた時————
「———!?なに、これ・・・」
よく見ると・・・いや、よく見なくても。
中で光っているものがある。
「なんだろう・・・?」
そっと出してみると—————
「カメラ・・・のレンズ?」
カメラのレンズが光っていた。
「・・・・・・」
なんで、光っているのかな・・・・・・?
月明かりじゃない。
第一、この部屋は和式で、窓は障子になっている。
そして、その障子は今、閉まっていて————
だとすると、なんだろう?
「・・・・・・」
少しの間考えて、中を覗いてみる事にした。
そしたら、どこから光っているのか分かるし、なんで光ってるのかってことも分かるんじゃない?
そーっと覗くと————
とんでもないものが、見えた。
- Re: 呪いのメロディーに誘われて・・・ ( No.33 )
- 日時: 2009/10/29 13:39
- 名前: りんご (ID: 44GDRR0m)
【呪いのカメラ】第8話
「きゃあっ!?」
な・・・なに、コレっっ・・・!!!
見えたもの、それは————
死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死
———死で詰め尽くされた、画面・・・?
「あ・・・!?れ。」
画面じゃない!
これ・・・
「包帯・・・みたいな・・・布?」
すると、当然、画面がゆっくりと———「ひいっ!」画面に、目が現れた。
ゆっくりと、開こうとしている。
————開くと、どうなるの——?
ガラッ!
びくっ!!
突然ドアが開いた。
「な・・・な、に」
「おーい!起きろ・・・って起きてんのかよ!さっさとしたくしろよ!」
言われてはっとする。
もう、10時だった・・・・・・。
「あ、ああ・・・。うん」
いつのまに、こんな時間になったのかな・・・・・・!?
私はとりあえず服を着替えて、朝食を済ませた。
「あ・・・」
カメラをのぞいても、『死』の文字も、目も見えなかった———
- Re: 呪いのメロディーに誘われて・・・ ( No.34 )
- 日時: 2009/10/29 13:40
- 名前: りんご (ID: 44GDRR0m)
【呪いのカメラ】第九話
気になってしょうがない。
このカメラのことが、どうしても・・・・・・!!!
「どうしたんだ、奈緒?食いすぎ?」
「いや、ううん。べつに〜」
その質問の仕方、まちがってるけど。
このカメラのこと、気になってしょうがない・・・・・・。
もし、変なカメラだったりしたら・・・どうしよう・・・。
「な〜に考え込んでんだよ。お前らしくねえなぁ〜」
「・・・うん」
でも、でも———
なんでだろう———ものすごい、胸騒ぎがするんだけど・・・・・・。
今は、そろそろお昼になるかなってくらいの時間。
でも、時間が経つたびに、どんどん気分が悪くなっていく———
「どうしたー。調子わりーの?」
ホットドッグにがついてるナツメ。
私の分まで買ってきてくれたくせに、自分で食べちゃってる・・・・・・!!
って———!
「ちょっとお!私のホットドッグよ!返して!!」
「おっ!やっと食い気が出てきたか・・・・・・。」
「・・・はあ?」
「はい」
「・・・・・・」
ナツメは私の分をちゃんと用意してあったのかあ・・・・・・。
「・・・・・・」
なんて言ったらいいかわかんないけど、とにかくうれしかった。
だから、
「どうだ!?元気でたか!?」
「フッ、もちろん!!さーさ、早く海行こうよ〜!早く、ナツメ———!」
「へいへい」
とりあえず、楽しんでみようと思った———。
- Re: 呪いのメロディーに誘われて・・・ ( No.35 )
- 日時: 2009/10/29 13:40
- 名前: りんご (ID: 44GDRR0m)
【呪いのカメラ】第十話
2時になった。
もう、私はすっかりカメラのことを忘れていた。
「あはははっ!ナツメってば面白いわ!なんであんなところで転ぶのかしらねえ!!?」
「うるせーよ、カナヅチのくせにっっ!!」
「あはは・・ま、いいよいいよ!ジュース買ってくるから落ち着きなって!!」
「・・・・・・」
そう言ってから私は売店へ走っていった。
「コーラ2本下さいっ!」
「はいよ!毎度あリィ!なんだい、譲ちゃん。彼氏と海か?これもつけておくよ!!」
「わっ!ありがとう!」
そういうと、おじさんは私にカキ氷をくれた。
おじさんがジュースを出している間。
私は、なんとなく時計に目がいった。
「・・・・・・」
今の時刻は———2:10————
「あっ!」
2:25に———
ナツメが・・・
「はい、お嬢ちゃん。カキ氷はタダでおKだから、200円ね」
「あ、ああ・・・ハイ・・・」
なんだか胸騒ぎがする・・・・・・!!
「ありがとうー」
お金を渡してナツメのところへ持っていく。
「さんきゅ」
「あ、あとカキ氷もつけてくれたの!」
「そうか!ラッキィじゃん♪」
「ん、うん・・・・」
なんでだろう・・・おかしい、なんか不安になってきた———
「あ、私・・・トイレ行って来る!」
「ん、おお」
調子が悪いのかもしれない・・・きっと、そう・・・だよ・・・!!
- Re: 呪いのメロディーに誘われて・・・ ( No.36 )
- 日時: 2009/10/29 13:41
- 名前: りんご (ID: 44GDRR0m)
【呪いのカメラ】 第十一話
トイレから出てから、私はハンカチをとりにバック置き場に行った。
「あ〜暑いなぁ・・・日焼け止めつけなくっちゃぁ・・・・・・」
そういうかんじで独り言をいいながらバック゛を開けると———
ピカッ!
まぶしく何かが光った。
「ん〜?」
見てみると———「あ・・・!」私は思わず声を上げた。
カメラ———!
「・・・・・・」
そっと、覗いてみると———
「モウ、ニゲラレワシナイ・・・・・・!!ウミノソコヘシッズメェェエエ・・・・・・!!」
暗くて不気味な声がした。
「ヒィッ!?」
ナツメが見える。
「あっ!ナツメが・・・・・・!波が来た・・・!!!?違うっ!あれは———手だ!」
写真で見た、あの——白い手!!
「ナツメエエエェェエ!!」
「ダメダ・・・・・・!!!モウ・・・ウンメイハカワラナイ・・・・!シヌノダ・・・!!モウ、キマッテイルノダ・・・・!」
「決まってない!駄目!まだ・・・死んじゃ・・・駄目だから!」
耳の奥から、まだどす黒い嫌な声が聞こえる。
「嫌だ嫌だ嫌だああぁぁあ!!!!」
「!?」
ナ、ツメ———!
無事・・・・・・?
「ナツメ・・・!?」
はっとして、身体を起こした。
あ、足に・・・
「奈緒!!今とってやるから———」
「あ———!!」
後ろから————
「!?」
「ナツメ・・・・・・!!!」
__________________________
「っ・・・・・」
「無事!?奈緒・・・」
目の前にいるのは———だ、れ・・・・?
「お姉ちゃん・・・・!?ナツメは・・・?」
お姉ちゃんが、近くを指差した。
ナツメが、青い顔をしている。
いろんな人たちが、周りを囲んでいた。
そして———
泣いてる。
何人も・・・。
あぁ、あれはナツメのお母さんじゃない?
どうして・・・泣いてるの?
あ、あれはわたしのお母さん、お父さん・・・お姉ちゃんに・・・みんないる・・・。
そして———
「あ・・・・・!」
あぁ、これは・・・・・・。
私が見たものと、全く同じだ。
そうか・・・ナツメは———私をかばって、死んだのか・・・・・・。
私のせいで・・・・わた・・・し・・・・!!
「ナツメ・・・!!」
悔しくて、涙が出てきた。
でも、それはどうしても取り返しのつかないことで・・・・・・。
一生後悔することで・・・・・・。
「ナツメ・・・!!起きてよ!ナツメ!!」
青い顔をしたままのナツメは、一生、目を閉じたままだった・・・・———
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