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- 呪いのメロディーに誘われて・・・
- 日時: 2010/03/21 08:24
- 名前: りんご (ID: 44GDRR0m)
こんにちは
(●´・ω・)ノ☆☆☆HELLO☆☆☆☆ヽ(・ω・`○)
りんご です!!
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管理人さんありがとうございました。
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- Re: 呪いのメロディーに誘われて・・・ ( No.1 )
- 日時: 2009/09/26 11:13
- 名前: りんご (ID: 44GDRR0m)
【嘘つき鏡】 第1話
「・・・・・・なにこれぇ〜っ!」
手渡されたものは、女の子の顔の書かれた絵だった。
「なにって、誕生日プレゼントだよ」
誕生日プレゼント、そう言ってお父さんの渡してきたものは、ただの絵だった。
なに、これ・・・・・・。
最悪・・・・・・。
私のお父さんは画家の仕事をしている。
だから、こういうものを渡してくる・・・・・・理由はわからなくないけど。
大体、誰よ?この女の子・・・・・・。
せめて私の似顔絵とかだったら分かる。
でもさ、こんな知らない女の子の絵なんて・・・・・・。
お父さん、どうかしちゃったのかなぁ?
いままでは、可愛いハンカチとか、本とか、プレゼントしてくれたのに・・・・・・。
だからお父さんのプレゼントはいつも、楽しみだった。
それなのに、それなのに・・・・・・!!
なんで、突然こうなるわけ?
正直、うちは貧乏じゃない。
自分で言うのもなんだけど、お父さんの絵はすっごく人気で、もうかってる。
それなのに、なんでこんなもの・・・・・・。
その言葉しか出てこない。
「高かったんだぞ、それ・・・・・・。友里が喜ぶと思ったんだけどなあ」
おかしいよ、その考え———こんなので、喜ぶわけ無いじゃん・・・・・・。
私は大きいため息をついた。
最悪な誕生日ぃ〜・・・・・・。
- Re: 呪いのメロディーに誘われて・・・ ( No.2 )
- 日時: 2009/09/26 11:14
- 名前: りんご (ID: 44GDRR0m)
【嘘つき鏡】 第2話
「あ〜あ・・・・・・」
部屋について、いろんな人からもらったプレゼントを片付ける。
———お父さんからもらった絵は・・・・・・。
飾ろうかな。
そんなに悪い絵でもない。
だけど、女の子の表情がね〜。
なんか、悪巧みしているというか、悪い子って感じというか・・・・・・。
なんだか飾る気にはなれない。
「ねーちゃん、何やってるの〜?」
弟の一樹(かずき)が勝手に部屋に入ってきた。
「ちょっと、何勝手に人の部屋に入ってくるのよっ!出てって!!」
「あ〜!それぇ〜!!」
一樹が指差したもの、それは———・・・お父さんのくれた絵・・・———
「なによ・・・・・・」
「姉ちゃんの性格の悪さがまるまる映ってるね!!表情に!!」
・・・・・・こんのクソガキはぁぁああぁ!!!!
「さっさと出てってぇぇええぇ!!」
私は一樹を追い出した。
「はぁ〜」
やっぱ飾るのはやめよう。
机の後ろへ片付けようとした時。
「ちょっと待ってよ」
「は?」
どこかから声がした、気がした。
辺りは静まり返っていて、何も聞こえない。
「なんだよぉ・・・・・・。気のせい〜?」
そういって机の後ろへ絵を突っ込んだ時。
「待ってって!!あたしよ!絵を見て?」
やっぱり、声がした。
「絵・・・・・・?」
絵を見てみると、女の子が喋った。
「はあっ!?そんなバカな・・・・・・。夢よ!!きっと、今日は疲れたのかも・・・・・・。」
「夢じゃないって!ほら、ね?」
やっぱり。
絵の中の女の子が動いてる、喋ってる・・・・・・!!
「・・・・・・なんなのよ?」
こんなくだらない夢、さっさと覚めればいい。
「あなたの願いを、3つ!3つ叶えてあげるわ。さぁ、なにか言いなさい」
はぁ〜。本当に今日、疲れてるみたい・・・・・・。
「いいわ・・・・・・。今日は疲れたの。早く休みたいから・・・・・・。それにね、明日学校なの。あ〜あ、早く休みが来ないかな・・・・・・。じゃあね、悪い夢!また明日!!」
私はそういって布団にもぐりこんだ。
「休みたいのね・・・・・・。あなたは。休日が欲しいのね?分かったわ、その願い、叶えてあげる———」
そんなことを絵がつぶやいたことを、私は知らなかった。
- Re: 呪いのメロディーに誘われて・・・ ( No.3 )
- 日時: 2009/09/26 11:14
- 名前: りんご (ID: 44GDRR0m)
【嘘つき鏡】 第3話
夜。
お母さんにとつぜんたたき起こされた。
「なによ、今・・・・・・真夜中の2時ジャン!」
すると、お母さんがうつむいたままだということに気がついた。
「・・・・・・どうしたの?お母さん・・・・・・!?」
すると、お母さんが泣きながら事情を話してきた。
「お父さんが・・・・・・お父さんがね・・・・・・」
「お、お父さんが!?なに!?」
ドキドキした。
悪い予感が、スゥ——ッとよぎる。
「さっき、事故で———」
「嘘ッッ!!」
お母さんは泣き崩れた。
「泣いてる時じゃないわ!!病院は!?どこなのよ?どこの病院にいるのよ!!」
「おとうさぁあぁあん!!!」
わっと弟の一樹が泣き出した。
私たちは急いで病院へ向かった。
- Re: 呪いのメロディーに誘われて・・・ ( No.4 )
- 日時: 2009/09/26 11:15
- 名前: りんご (ID: 44GDRR0m)
【嘘つき鏡】 第四話
お父さんは、命に別状はなかった。
でも、すごい大怪我をしてしまった。
「おとうさん、大丈夫・・・・・!?」
痛々しい包帯。
真っ白の病室。
点滴の音。
全てが、恐い・・・・・・。
静かな夜。
救急だから、そろそろ帰らなければいけない。
長居はいけない。
「そろそろ帰ったほうがいいぞ」
父さんがそういうから、私たちは帰ることにした。
家へつくと、わたしたちはそれぞれの部屋に閉じこもった。
一人で安心したような、不安なような、悲しいような、どこか不気味に感じながらの気持ちを抱えながら泣いていると、また、声がした。
————あの、声だ。
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