ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 始 末 屋
- 日時: 2009/12/25 20:10
- 名前: 黒服 (ID: e4Mlzqwp)
新しく書くことにしました。
書くのは二回目です。
ちなみにこれは前にここで書いた小説「現代の始末屋」を新しくはじめから書いたものです。
ここはグロ表現が入りますご了承ください。
まだ未熟者ですがよろしくお願いします
- Re: 始 末 屋 ( No.25 )
- 日時: 2010/01/03 16:00
- 名前: 黒服 (ID: e4Mlzqwp)
千代達が宝くじ売場の前まで来ると、咲が店員に声をかけ、
「すいません くじで三等が当たったんですけど……」
「はい、ではチケットを見せてください」
と店員は苦笑いしながら言った。
咲は千代にチケットを求めたが、千代の様子がおかしい事に気づき、千代に近づいて聞いてみたが
「どうかしました?」
「……」
千代はおびえた表情で震えていた。
そこで咲は何があったのか少し悟り
「もしかしてチケット……」
咲がそこまで言いかけると千代はおびえた表情で咲の両腕にしがみついて
「違う! 違うの! 無くしたんじゃなくて、刷られたの!」
「すられた!?」
「そうよ……きっとあの時! あの人とぶつかった時よ!」
千代はそう言い、ますますおびえた表情を出した。
話が変わり……
こちらは赤誠組の集会所、ここの一つの部屋に光村と、あの千代と肩がぶつかった小太りの男がいた。
この男の名は「森田信次」といい、彼のやっている裏稼業が「スリ氏」だ
今回、赤誠組はこの森田に千代達が持っているチケットをすれ、という依頼を受け、千代達に近づき、チケットを刷った森田は今この部屋に入ってきた。
- Re: 始 末 屋 ( No.26 )
- 日時: 2010/01/03 17:01
- 名前: 黒服 (ID: e4Mlzqwp)
光村は森田が部屋に入ってくるのを見ると、厚みのある封筒を机の上に置いた。
森田はその封筒を受け取り、中身をのぞくと、にやけ面で光村に言った。
「確かにうけとったぜぇ、なぁ、俺思うんだけどよぉ、こんな手間のかかる事しなくても最初から偽物渡してえけば良かったんじゃねぇのか?」
それを聞くと光村は
「確かに、ですが、より絶望間と恐怖を与える為です」
と笑いながら言い、森田はそれを聞くと
「そうかい……」
と言ってその場を後にした。
つまり説明すると、光村達は見事な芝居をやってのけたのだ。
まず、静香達が宝くじなどを買うように仕組み、次に静香達が宝くじを買った後、静香のくじが当たっている事を知った時を狙って押し込み、あの契約をして、その後に宝くじのチケットなどを盗めば、必ず静香は赤誠組の物になる。というのが光村の計画で、静香達は見事にその計画の罠に掛かってしまったのだ。
その頃、千代達は家に帰り、絶望に打ち拉がれていたその時、闇金達が押し込んできた。
光村が出てきて、千代達に問いた
「お金は用意できたんですよね?」
「……」
誰も答えないので光村が出来ていない事を悟ると
「連れてけ」
と部下達に命令した
- Re: 始 末 屋 ( No.27 )
- 日時: 2010/01/03 17:30
- 名前: 琴莉 (ID: 9FsoS0Y.)
クロ〜 感想書きにきたよー
読んでいて どんどん続きが気になるような作品だね
赤誠組め〜 せこい手を使って許せない!
その後 始末屋が助けてくれるのかな? 楽しみだー
ちゃんと小説のルールが守られているので読みやすかったよ
これからも頑張ってね
- Re: 始 末 屋 ( No.28 )
- 日時: 2010/01/03 17:44
- 名前: 黒服 (ID: e4Mlzqwp)
おお! ありがとう琴!
うん!がんばる!
ありがとう!
- Re: 始 末 屋 ( No.29 )
- 日時: 2010/01/03 18:19
- 名前: 黒服 (ID: e4Mlzqwp)
部下達が静香を強引につれて行こうとすると、千代が光村の足を掴み止めて
「お願い……あと少し……あと少し待って!」
と言ったが光村は
「申し訳ありませんが、契約なので」
と言い千代の手を振り払った。
その後、光村達は静香を車に乗せ、集会所へと帰っていった。
夜……
千代は小荷物を持ち、アパートから出る所だった。
ドアを開けて、外に出た時、目の前に咲が現れ
「おばさん、何処いくの?」
と千代に言い、千代は
「死ぬ……」
と言った。咲はその言葉を聞くと冷静に返した。
「じゃあ……その荷物は何?」
「……」
千代はその質問に答えようとはせず、咲はさらに千代に問いただした。
「恨み……晴らしに行くんでしょ?」
「……」
「一人で晴らせると思ってるの?」
千代はそれを聞くと泣き崩れてしまった。
「だって……もう他に道が……」
咲は千代と同じ低さまでしゃがみ、千代に言った。
「おばさん、こっち来て、味方になってくれる人達がいるの」
「え?」
「でも、その人達はお金を求めてるの」
「お金ならここに!」
と千代は言い、バッグに入っているお金を見せた。
「なら来て」
と言い、咲は千代をある公園へと連れていった。
この掲示板は過去ログ化されています。