ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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始 末 屋
日時: 2009/12/25 20:10
名前: 黒服 (ID: e4Mlzqwp)

新しく書くことにしました。
書くのは二回目です。
ちなみにこれは前にここで書いた小説「現代の始末屋」を新しくはじめから書いたものです。

ここはグロ表現が入りますご了承ください。

まだ未熟者ですがよろしくお願いします

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Re: 始 末 屋 ( No.1 )
日時: 2009/12/25 20:59
名前: 黒服 (ID: e4Mlzqwp)

 始末屋…それは金を受け取り、人の恨みを代わりに代わって晴らす為、殺しをする稼業である。
ここに出てくる男、「桜木 清四郎」は始末屋である。
今まで何十人もの人間を殺してきた。
殺しをする稼業といえばもう一つある、それが「殺し屋」である。
始末屋と殺し屋…この違いが分かるだろうか?
殺し屋は金さえもらえばどんな殺しもする。例えそれが、くだらない理由だったとしても…。逆に始末屋は恨みの無い殺しはせず、理由の無い殺しもしない、これが始末屋と殺し屋の違いだ。
こう言うと始末屋の方が偉く聞こえるかもしれないが、決してそうでは無い。
始末屋といえど殺しをする稼業、簡単に言えば、殺し屋も始末屋も全て「悪」である。
 だがそんな悪にも裏に入った理由は様々だ。
金を稼ぐ者も入れば、家族の為にやる者、殺しの感覚が染み着きやりつづける者とやる理由は様々だ。
さて、そろそろ物語を始めるとしよう…

Re: 始 末 屋 ( No.2 )
日時: 2009/12/28 08:14
名前: 黒服 (ID: e4Mlzqwp)

 桜木清四郎は警察署にいた。何故彼が警察署にいるかと言えば、彼の表稼業が警察官だからである。
知っていると思うが彼は始末屋だ。簡単に言えば表が警官、裏が始末屋という感じだ。
 彼の容姿は決して珍しい物ではない。黒スーツを着こなし、冬場はいつも革の黒手袋を手にはめ、首にはグレーのマフラーを巻き、髪はくせ毛が少々ある程度でそこまで長くはない。仕事の時も服は違うが同じ容姿だ。
 彼が始末屋だという事は、ほとんど誰も知らない。それを知っているのは裏の仕事仲間の「亜柳 千春」だけである。彼女がきっかけで今まで仲間がいない桜木に仲間ができることになる。
さて、そろそろ別の男の話をしよう。

 高野 涼
 彼も始末屋である。表は漫画家、裏は始末屋といった具合である。
 容姿は髪は少々長めで延ばせば毛先が肩にあたるぐらいで普段はくせ毛が酷いという程ではなく、小さいくせ毛が数多くあるだけである。服は冬場は黒いパーカーの上に外や仕事の時では黒いジャンバーを着こなし青いジーパンをはいている。
 性格は大の鍋好きで寒い時期は月に十五回は鍋を食べている。夏は鍋代わりに焼き肉などを食べている。

Re: 始 末 屋 ( No.3 )
日時: 2009/12/25 23:55
名前: 黒服 (ID: e4Mlzqwp)

 昼…
 涼は家にいた。漫画が売れていない為、最近は機嫌が悪かったが、ついこの間、裏の仕事で儲かったため機嫌が良かった。
 涼は家に居ている時はほとんどが料理をしているか、鍋を食べているかである。
 家は灰色のマンションの一室で12回建ての9回に住んでいる。部屋の中は玄関の前に廊下が少し続き、その廊下の途中に風呂場とトイレへのドアがあり、廊下を突き進むとリビングに入り、リビングには奥に広間がある、その広間の奥には大きな窓があり、日が窓から入ってきている。そしてその奥の広間の前には上へ横に長い二段小さな段差があり、段差の上には奥よりかは少し狭い部屋がある。とても日当たりのいい部屋である。
 手前の部屋の真ん中には四角い机があり、そしてその机の前には机を挟んで椅子が二つ置いてあった。涼はいつもこの机で鍋を食べている、 そしてその机の後ろ、つまり奥にはキッチンがあり、その周りには冷蔵庫等が置いてある。そして奥の広間には絨毯が布いてあり、その上には緑色の大きめの四角い机があった。そしてその机を挟んで緑色のソファーが二つ置いてあった。

Re: 始 末 屋 ( No.4 )
日時: 2009/12/26 12:58
名前: 黒服 (ID: e4Mlzqwp)

 涼は家で鍋を食べていた。それも昼にだ。涼は大の鍋好きな為、朝だろうと昼だろうと構わず鍋を食べるという変わり者だ。
 そんな彼が椅子に座り、机の上の鍋を食べている時だった。
 外から足音が聞こえ呼び鈴がなった。
 涼は席を立ち、ドアを開け、廊下に出る。そして玄関のドアの前まで来るとドアの覗き穴から外を見た。
 そこには仕事仲間の亜柳がいた。
 髪は茶髪で長く、背中まで延びている、白い帽子を被り、長袖の黒い薄着を着こなし、白いズボンをはき、肩から腰まで長い茶色の小さ目のバックを肩に掛けている。
 涼は玄関のドアを開けると笑いながら向かい入れた。
「仕事か?」と涼
亜柳はその言葉に苦笑いしながら答えた。
「ああ」
 涼はそれを聞くと自分の部屋に向かい入れた。
 亜柳は、すらっと延びる足を動かし中に入った


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