ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 始 末 屋
- 日時: 2009/12/25 20:10
- 名前: 黒服 (ID: e4Mlzqwp)
新しく書くことにしました。
書くのは二回目です。
ちなみにこれは前にここで書いた小説「現代の始末屋」を新しくはじめから書いたものです。
ここはグロ表現が入りますご了承ください。
まだ未熟者ですがよろしくお願いします
- Re: 始 末 屋 ( No.15 )
- 日時: 2009/12/28 22:44
- 名前: 黒服 (ID: e4Mlzqwp)
「お前なんで…」
「…」
と涼は五月に言うと五月は黙り込んでしまった。
次の日の朝…
涼の家に女性が増えた。それは言うまでも無いかもしれないが「玉川五月」だ。あの後、涼は五月をその日は自宅に泊めたが、五月は元々金に困り、ここに来た。つまりは、少しの間彼女は涼の所に居候するつもりでここに来たのだ。
そして五月は涼にそのことを全て明かした。
「ふぅん…金がなくなった…」
「うん…」
と五月は一度頷くだけだった。彼女の容姿は顔は美人系だが服装は可愛さよりも、カッコ良さの方が強調されていた。
歳は27で髪は後ろで短めに結び、黒い革ジャンを着こなし、中には白い服が革ジャンの開けているチャックから、白いふくの縦中央部分が見え、下は黒いズボンをはいていた。
「おめぇなぁ そんな一言で…」
「もちろんタダで住もうなんて考えてないよ!」と五月は涼が言っている最中に口を挟んだ
「当たりめぇだ」
と涼は冷静に言った。
五月は泊まらせてくれる代わりに、家事は何でもすると言ったため、涼は仕方無く少しの間だけ、泊まらせることにした。
- Re: 始 末 屋 ( No.16 )
- 日時: 2010/01/03 01:47
- 名前: 黒服 (ID: e4Mlzqwp)
第二話 金なる代わり
東京 新宿二丁目…
このアパートに、ある母と娘の親子がいた。
父親は娘がまだ幼い頃に、家、そして家族を捨てて何処かへ逃げてしまった。その理由は簡単に言えば「闇金」だ。
父親は恐怖に負け、家族に自分が作った借金を押しつけたまま。その後は誰も居場所を知らない。
娘の名は「大森静香」そして母親の名が「大森千代」だ。父親が二人を捨てたせいで、二人は地獄のような日々を送ってきた。それは借金取りが週に5回は来て、家を荒し、金が返せないのなら娘を売れ、と母親は借金取りに毎日のように言われており、母親は苦労して、なんとかそれだけは避けてきたが、借金取り達も何も考えていない訳では無い。
娘の静香は見るからに美人で借金取り達はいつか、かた代わりとして連れていくつもりだった。
だがなかなか、その時が来ない。そこで借金取り達はある行動をするのだったーーーーーー
- Re: 始 末 屋 ( No.17 )
- 日時: 2010/01/03 11:26
- 名前: 黒服 (ID: e4Mlzqwp)
夕方…
この日、静香は学校からの帰りだが、家へ帰る訳では無い。正確には、家からバイト先へ向かう途中で、まだ夕暮れの日を浴び、息をきらして道路脇の小道を走っていた。
容姿は髪は後ろで二つに結び、学校のセーラー服を着こなし、バッグを片手に持ち、左手に填めた銀色の腕時計を見ながら、しばらく走っているとバイト先の大型デパートに着き、彼女はデパートの入り口近くまで来ると、走るのをやめ、息をきらしながら歩き始め、中に入った。
中に入ると店の店員が、静香が来たことに気付き、歩み寄った。
「あ 待ってましたよ 静香さん」
「遅れてすみません」
そう言うと静香は小走りに更衣室へ入っていき、
やがて静香は店の制服姿で、後ろで結んでいる髪をいじりながら出てきた。
- Re: 始 末 屋 ( No.18 )
- 日時: 2010/01/03 10:26
- 名前: 黒服 (ID: e4Mlzqwp)
その頃、千代は自分のパートが終わり、買い物をして帰ってきていた。
家は古いアパートの一回の部屋で、アパートは昔からの親友であり大家の「本条美恵(よしえ)」のアパートで千代が事情を話すと一部屋だけ無料で貸してくれ、この美恵の娘が、「本条 咲(さき)」という。彼女は静香にとって唯一の理解者であり、一番の親友だ。
この日、咲は静香とは違い静香よりも早く家に着いたが、暇だったらしく、しばらくすると静香のパート先に向かった。
話を切り替えよう
こちらは涼の家、涼は家の中で新しい武器を作っていた。彼の武器はもう既に一つ出来てるらしく、それを五月は手に取って涼に訪ねて見ると
「何これ?」
「ん?」
涼は五月の手に目をやり、説明し始めた。
「そいつはな仕込み懐中電灯だ」
「仕込み懐中電灯?」
「ああ ここ押すとな…」
そういい涼が懐中電灯のスイッチを入れた時、懐中電灯から赤いレーザーポインターが出て、そこに置いてあった紙を燃やした。
- Re: 始 末 屋 ( No.19 )
- 日時: 2010/01/03 01:39
- 名前: 黒服 (ID: e4Mlzqwp)
「どうだよ?」
と涼は自信有りげに笑いながら言うと
「ふーん」
と五月はそこまで驚いた様子もなく、ただ立って燃えてる紙を見ていると、やがて五月は口を開いた。
「あんたって以外と器用なんだね」
「まぁな」
と涼は笑いながら答えて
「成長したろ?」
と涼が聞くと五月は
「ああ あんたが15に成ってもクリスマスツリーを一つも組み立てられなかった時よりかわね」
と涼にわざと嫌みを言って逃げて行き
「な、てめ!」
と涼が言葉を言いかける間に五月の姿は消えた
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