ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 翔太青年と漆黒の追跡者
- 日時: 2012/06/19 10:32
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
以前、ここで【健太青年と闇の復讐者】を描いていたレッドです。
普段は2次小説(原作あり)で推理小説を書いているのですが・・・このたび、ここに復帰するにあたって、今回は新しい小説を書くことになりました。
小説の舞台はイギリス・ロンドンです!
今回もダーク×ミステリーの他、ファンタジーを交えた謎解きアドベンチャー!これからも頑張って書いていきたいと思います!!(笑)
今作は【健太青年と闇の復讐者】の主人公だった谷口健太の後を引き継ぎ、新たに主人公となった海野翔太の他、幼馴染なども出ます!
翔太たちが大学1年生となった春、幼馴染のリオ・アランバートの命を狙う赤い瞳をした謎の男が翔太の前に立ちはだかる・・・果たして、その赤い瞳をした男の正体とはいったい?
これからも応援よろしくね!!コメントはいつでも大歓迎♪
【レッドからのお知らせ】
お久しぶりです! 今日から再び更新することになりました。応援よろしくお願いします!!
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- Re: 翔太青年と漆黒の追跡者 ( No.5 )
- 日時: 2010/03/02 19:59
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: ZxuEMv7U)
・・・おや?いつの間にか知らない間にお客さんが来てる!(汗)
あわわ、心の準備が・・・(汗)
改めて挨拶しなきゃ!どうも、こんばんは・・・返事が遅くなりました。
初めまして、レッドです!!(笑)
1年前、【健太青年と闇の復讐者】の小説を書いていたのですが・・・消えてしまったので、今回はここに復帰するにあたって書くことになりました。
ロンドンが好きなので、ミステリーならではの舞台にふさわしいと思って決めていました♪
nanasiさんは何か推理小説が好きなようですが、シャーロック・ホームズとかの小説を読んでおられるのですか?(笑)
- Re: 翔太青年と漆黒の追跡者 ( No.6 )
- 日時: 2010/03/02 20:09
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: ZxuEMv7U)
第1章 ロンドンの平和な日常・・・ある日の午後
イギリス・ロンドン
ロンドンの街並はたくさんの人々がそれぞれ交錯するかのように賑わせながら、笑顔を見せて歩いているようだった。ロンドンの季節はこれから春になろうとしていたのである。
ロンドン市内にあるウエストミンスターカレッジ(大学)
その2階にある講義室
考古学の授業中・・・
講義室の中は考古学の授業の真っ最中だった。それに関わらず、生徒たちは真面目に聞いている者がたくさんいた。その中には居眠りしている生徒たちもいたのだった。
「・・・んぅ・・・」
1人の青年もうとうとしながら呟いていた。その青年は日本人である。そう、その彼こそがこの物語の主人公となる人物である・・・海野翔太だった。
「ふぁ・・・」
僕は眠そうに欠伸しながらも顔をしかめた。僕は海野翔太、19歳。このウエストミンスターカレッジに通う大学1年生で考古学を学んでいる。僕は見ての通り、日本人だが・・・僕は高校のときにたまたま、このイギリス・ロンドンに留学したのがきっかけで幼馴染のリオと再会した。この出来事をきっかけにリオとはつるむことが多くなり、このウエストミンスターカレッジに進学したのだ。
今は授業中であるにも関わらず、眠くてたまらない・・・そんな風に思えた僕だったが、この世は思ったより甘くないようだ。
- Re: 翔太青年と漆黒の追跡者 ( No.7 )
- 日時: 2010/03/02 20:26
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: ZxuEMv7U)
そう思いながら感じていたその時、隣の席に座っていた幼馴染のリオ・アランバートが僕を見て心配そうに話しかけてきた。
「翔太、大丈夫なの?」
「・・・あ?あぁ・・・なんだ、リオか・・・」
その言葉を聞いた僕は机にうつ伏せたまま、リオの方を向いて答えた。
「翔太、もしかして寝不足?」
リオは僕を見て心配そうに優しく話しかけた。寝不足っていうか・・・まあ、そんなもんかな。僕は謎解きをすることが大好きで、ついつい夜更かしをしてしまうことが多く、寝不足になりうることもある。
「たぶんな・・・」
そう言って答えてやると、リオは僕を見て半ば呆れていたのだった。
「あんた・・・なんで、こんなになるまで謎解きなんかに熱中してさぁ・・・やりすぎだよ」
そんなこと言わなくたって分かってんだよ・・・僕も気づいているのに、いつの間にか朝になっちゃったりもすることが多いからなぁ〜
「やりすぎてもいいじゃん・・・楽しくてたまらないんだからさ」
そう言ってやると、リオは僕を見て溜息をつき、半ば呆れていたのだった。
- Re: 翔太青年と漆黒の追跡者 ( No.8 )
- 日時: 2010/03/02 20:52
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: ZxuEMv7U)
そんな彼女を見た俺はあはは・・・と苦笑しながら答えた。
「まったく、もう・・・そういうところは変わってないのね」
リオは僕を見て答えながらも溜息をついた。
「そういえば、おまえ・・・授業が始まる前さ、何か思いつめてたらしいけど・・・」
僕はそれを思い出しながら、眠そうに優しく話しかけた。
「・・・ああ、アレね。昔のことを思い出してたの・・・」
リオは何やら悲しそうな表情をしながらも、僕を見て答えた。
「・・・昔に何かあったのかぁ?」
僕は眠そうに顔をしかめながら答えた。
- Re: 翔太青年と漆黒の追跡者 ( No.9 )
- 日時: 2010/03/02 21:13
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: ZxuEMv7U)
そんな僕を見たリオは照れながら答えた。
「まあね・・・でも、私は・・・」
「リオ・・・?」
彼女の気持ちを理解してやれるのは僕だけだった・・・あんなに悲しそうな彼女を見たのは、今回が初めてだった。
「ねえ、翔太・・・お願いがあるんだけど」
リオは思い直して、僕を見て呟いた。
「・・・あ?なんだよ・・・」
眠そうにリオを見て答えた僕は顔をしかめながらも溜息をついた。
「放課後、ちょっと付き合ってほしいところがあるの・・・」
リオは何か思いつめたかのような顔をして呟いた後、まるで新たに決意したかのような感じだった。そんな彼女を見た僕は眠そうに顔をしかめながら言った。
「・・・いいよ・・・」
何のことだか分からないが、ここはとにかく彼女の言うとおりにするしかなさそうだ。
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