ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 戦場のプリンセス
- 日時: 2010/03/04 19:04
- 名前: 香織 ◆love33RPPg (ID: OS.29i1w)
——私は、プリンセス
みんなが、私の周りに集まる——
みんな、私に憧れてるの……
私は、戦場のプリンセス
★、ご挨拶
こんにちは〜
「戦場のジュリエット」では
お世話になりましたっ!!
今回は、そのお話のアナザーストーリーと
いうのでしょうか……それを
書いていきたいと思いますっ
応援よろしくお願いします★
★、もくじ
>>0002 登場人物紹介
>>0003 プロローグ
>>0019 竹イメソン
>>0020 松イメソン
>>0021 梅イメソン
★、お客様
nanasi様 流都様 瀬多 哉様
舞尋様
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- Re: 戦場のプリンセス ( No.45 )
- 日時: 2010/03/15 19:12
- 名前: 香織 ◆love33RPPg (ID: OS.29i1w)
第7話
※松目線
誰も私のことなんてわかってくれない。
今日の出来事で、改めて実感した。
私は愛されて無いんだ。
実の子供なのに……。実の子供って信じてるのは
小さい頃の写真をみたから。
確かに、お父さんやお母さんに抱っこされてる。
ねぇなんで? なんで私をこんな嫌うの?
**
着いた場所はもちろん、凛子ちゃんの家。
家出したとき、ここに泊めてもらう。
「あら……松ちゃん」
「凛子っ!!」
私は、凛子の顔をみるなり、涙が溢れた。
「ま、まぁ……とりあえず、はいって」
凛子の家の中は、とても心地よかった。
実家より心地よいなんて、変なの。
でも仕方ない。
この家は、お金持ちだから食事にも困らない。
西洋風の、鉄筋コンクリートの家だ。
なんて羨ましいんだろう。
保留
- Re: 戦場のプリンセス ( No.46 )
- 日時: 2010/03/18 18:56
- 名前: 舞尋 ◆VRtMSlYWsU (ID: uRjlitq/)
- 参照: コメディで活動中の、絵磨だす((
松ちゃん超可哀想……><
竹、竹竹竹竹〜〜〜〜(狂ったか
なんちゅーことを0д0
梅ちゃん、偉いっ><
- Re: 戦場のプリンセス ( No.47 )
- 日時: 2010/03/18 19:12
- 名前: nanasi (ID: lerfPl9x)
松三点リーダーwww
凛子ちゃんの家いくかやはり(友達は凛子ちゃんだけだったり?共存関係にも見えるが)
- Re: 戦場のプリンセス ( No.48 )
- 日時: 2010/03/18 21:28
- 名前: 香織 ◆love33RPPg (ID: OS.29i1w)
>>46
竹はほんとにひどいよね、うん
梅は、きっと松の(ry
>>47
う〜ん、そうかもねぇ……
やっぱ、一番のよき理解者みたいな……
今から更新しますw
- Re: 戦場のプリンセス ( No.49 )
- 日時: 2010/03/18 21:38
- 名前: 香織 ◆love33RPPg (ID: OS.29i1w)
第7話
※松目線
誰も私のことなんてわかってくれない。
今日の出来事で、改めて実感した。
私は愛されて無いんだ。
実の子供なのに……。実の子供って信じてるのは
小さい頃の写真をみたから。
確かに、お父さんやお母さんに抱っこされてる。
ねぇなんで? なんで私をこんな嫌うの?
**
着いた場所はもちろん、凛子ちゃんの家。
家出したとき、ここに泊めてもらう。
「あら……松ちゃん」
「凛子っ!!」
私は、凛子の顔をみるなり、涙が溢れた。
「ま、まぁ……とりあえず、はいって」
凛子の家の中は、とても心地よかった。
実家より心地よいなんて、変なの。
でも仕方ない。
この家は、お金持ちだから食事にも困らない。
西洋風の、鉄筋コンクリートの家だ。
なんて羨ましいんだろう。
「あ〜……松ちゃん、ご飯食べた?」
凛子にそう聞かれて、私は首をよこにふった。
「食べてない、でも、もう食べちゃったよね」
「大丈夫よ。今からコックに作らせるわ。何がいい?」
「何がいいって……」
そんな、自分で選ぶなんて……。
贅沢にもほどがあるんじゃないのか。
私の心を読み取ったのか、凛子は
「大丈夫よ、ほんとに」なんていってくれている。
「…………あるものでいいわよ」
「じゃあ、白ご飯とお味噌汁でいい?」
米飯と、味噌汁……それを
最後に食べたのは、果たしていつだっただろう。
でも、でも、いいよね?
「じゃあ、それで……」
「そう、じゃあいってくるわ」
それだけいうと、凛子は部屋をでていった。
**
「お嬢様、食事ができました」
ドアの向こうから、執事の声がする。
凛子は、ドアを開けて執事をやりとりをすると
食材を、私のほうへもってきた。
薄い桃色の茶碗には、ふっくらとした
美味しそうな、米飯が、茶碗いっぱいに
いれられている……。
隣には、たくさんの具がはいった
味噌汁までおかれている……。
私は、恐る恐るそれらを口へ運んだ。
「……っ!」
途端、涙があふれてきた。
こんなにも、こんなにも、美味しいんだ。
今までわからなかった。
あの家にいると、ご飯の美味しさも忘れてしまうほど
息苦しかった。
「ちょ、ちょっと……松ちゃん大丈夫!?」
凛子は、私の顔を覗いて、ハンカチを出した。
私は、ゆっくりそれを手に取ると
零れ落ちる涙を、ふいた。
「私……もうやだ……あの家……帰りたくない」
蘇ってきた。さっき、お父さんから
家を追い出されたこと。
お母さんのあの、きつい目線。
竹のあの、人使いの荒さ…………。
もう1人、梅の顔が浮んだ。
そういえば、梅だけは私には
何もしなかった。ほんとに何もしてこない。
慰めの言葉も無いし、あまり口を利いていない。
梅なら……私のこと、わかってくれるかな?
「ほんと酷いわよね、あの家族。
ちょっとこらしめてやりたいわ……。
ま、こんな時代に食料にも不満なく
生活している、私がいうのもなんだけど」
凛子の表情も、さみしげであった。
凛子に……生まれ変わりたい。
私は、本気でそうおもった。
「松さん、松さん」
ドアから、さっきの執事の声がした。
私は、泣いていて答えれないので
代わりに、凛子が答えてくれた。
「何かしら?」
「松さんを尋ねてきた、女の子がいます」
女の子……!?
私は、とっさに涙を拭うと
玄関先へ向かった。
「お姉ちゃんっ!! やっぱり、ここにいた……」
「梅!?」
そう、それはわが妹であった。
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