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- 君の永遠と私の狂気
- 日時: 2010/07/17 21:26
- 名前: ソラ ◆HOZlQYR1MY (ID: NZaf3xSQ)
初めまして、ソラと言います!
小説書いたことないけど、頑張ります。
更新速度は遅かったり速かったり。
あとグロくなると思いますんでそういうのが駄目な方は見ない方がいいと思います。
- Re: 君の永遠と私の狂気 ( No.14 )
- 日時: 2010/07/18 16:37
- 名前: ソラ ◆HOZlQYR1MY (ID: 3hSjWMJV)
>ガイさん
おおっ、コメントありがとうございます!!
なんかさっき見返したら展開早い気がしますが頑張りますんでよろしくお願いします!
- Re: 君の永遠と私の狂気 ( No.15 )
- 日時: 2010/07/18 16:59
- 名前: ソラ ◆HOZlQYR1MY (ID: 3hSjWMJV)
「ちょ…ちょっと待てよ!人を殺すって…!」
「あなたの中にある永遠の神〝アイオーン〟は人の血を欲する。人の血を浴びないとアイオーンは〝召喚〟できない。だから所有者であるあなたがアイオーンのために人を殺さなければならない。」
「アイオーン…?召喚?人の血?さっきから何を言ってるか全く分かんねえよっ!!なんで俺が…人を殺さなくちゃいけないんだ!!」
「だからあなたはアイオーンの所有者だって言ったじゃない。神の願いを聞くのが所有者の仕事だもの。その願いを聞いてこそ神は自分の願いを聞いてくれた代わりに所有者の命令を聞くのよ。」
「………俺はいつからアイオーンの所有者になってたんだ…?」
「あなたが心を神にあげたとき。…身に覚えがあるはずよ。」
心を…神にあげた?いつ!どこで?どんなときに!?
「アイオーンは人間の血を欲しがっている。血が欲しい、血をくれ…と…あなたの中で嘆いているのに…あなたは全然気づいてなかった。可哀想。」
「可哀想…?なんでそんなことが言えるんだ…?」
「私も、〝神〟を所有してるから。」
え…。
そう言葉にしようと思ったのに、言葉が出ない。
李音も、神を所有している…。
「所有し始めたのは、小学生ぐらいから。願いを叶えたら、私の命令や願い事なんでも聞いてくれたわ。」
「お、お前の神は…どんな願い事をしたんだ…。」
「ん?とっても簡単なこと。
人間の血肉をくれってさ。」
そう李音が発したとき、嫌な予感がした。
- Re: 君の永遠と私の狂気 ( No.16 )
- 日時: 2010/07/18 17:25
- 名前: ソラ ◆HOZlQYR1MY (ID: 3hSjWMJV)
「人間の血肉…!?お前の神はなんて願い事を…!」
「あら、普通よ。だって私の神は〝狂気の神〟だから。」
「狂気…。」
「私も最初は困ったもの。人間の血肉なんてどうすればいいか分かんないからさぁ。あ、でもね、私が困ってると教えてくれたのよ。神が。」
「………何を…?」
「〝一番憎い人を、殺してミンチにすればいい〟って。」
嫌な予感がする。…続きを聞いてはいけない。そう脳が警告してるのに…俺は耳を塞ごうともしなかった。
「それを聞いて私は、やっと殺せばいい人を思いついたの!……自分の両親を殺せばいいんだって。」
「なっ……!!」
「んで、すぐさま行動に移ったわけよ。〝ミシェル〟にも力を借りて。…でもさー、お母さん達があまりにも抵抗するのよ?おかしいと思わない?神に喰われるなんて有り難いことなのに。だからミシェルに黙らせた。そしたら急に悲鳴上げるもんだからびっくりした!腕を吹っ飛ばしただけなのにねぇ?クスクス。」
こいつは精神異常とかいってる場合じゃない。
…本物のキチガイだ…!
「腕ふっ飛ばしたし、これで抵抗できないと思ってお母さんをミンチにしようとしたらお父さんが私に飛び掛かってきたのよ!まったく小学生の娘に襲い掛かるなんてロリコンねお父さん。」
「…………それでどうしたんだ…?」
「あまりにもうざいから、太ももから下を吹っ飛ばしてやったわ。そしたらまた悲鳴をあげるし。両方から悲鳴の嵐よ…。もうめんどいし、お父さんの方を先にしようと思ってミシェルに頼んだの。内蔵を引きちぎって食べてもいいよーってね。」
- Re: 君の永遠と私の狂気 ( No.17 )
- 日時: 2010/07/18 17:47
- 名前: ソラ ◆HOZlQYR1MY (ID: 3hSjWMJV)
「ミシェルがお父さんを食べてるうちに私はお母さんを料理してた。案外むずかったわね。後抵抗するし。だからできないようにまず四肢を切り落としたわ。で、また悲鳴。…なんかその悲鳴がうっとおしくなくなってきたのよ。どうしてだと思う?」
「………っ。」
「分からない?…じゃあ正解を言うね。正解は楽しくなってきたからよ。だんだんもっとこの悲鳴を言わせたい、そう思って切断した四肢の傷口を思いっきり蹴ってみたの。そしたらね!すごぉおく大きい悲鳴をあげたの!!だから何回も蹴ってやったわ!でもそれも飽きちゃったし、まだ死なせたくないなぁと思って四肢を包帯で止血して、今度は腹をやろうと思ってとりあえず腹包丁で裂いたら内臓やら肝臓やら小腸やら大腸やら色んなものが出て来てさ!私がそれ全部引っ張ってる間ずっと悲鳴が止まないの!たいした生命力と思ったわぁ。で、ミシェルがお父さんの内臓食い終わったて行って来たからお父さんもお母さんと同じことやろうと思ったらお父さん死んじゃってたのよぉ!?びっくりしゃった!お父さんみて急にやる気なくなってさ、お母さんはなんか命乞いしてるし。なんかもうめんどくなったからミシェルに頭潰してもらった。あとはミンチって言うリクエストがあったの思い出してミシェルに粉々にしてもらって、鍋に入れて煮込んだわ。その方がおいしいと思って。そんで出来てミシェルに食べさせたらおいしいって言ってくれたの!あのときは嬉しかったわ!」
気づいたら、俺は吐いていた。
- Re: 君の永遠と私の狂気 ( No.18 )
- 日時: 2010/07/18 18:13
- 名前: ソラ ◆HOZlQYR1MY (ID: 3hSjWMJV)
「あらら、何吐いてんの?」
「うぐっ……おえぇ…!!」
ビシャビシャと、下呂があたりを汚していく。
…こんな話を聞いて、吐かないやつの顔が見たい。
「…話がずれちゃったわ。変な昔話聞かせちゃってごめんなさいね。…私はこれで戻るわ。あと、凪夜君がどうしても人を殺せないというのなら、私が殺せるようにしてあげる。」
そう言って李音は教室へ戻っていった。
同じクラスでないのが幸いだった…。
夜。
俺はまたあの夢を見る。
すると、聞こえる声がいつもと違っていた。
『マスター。』
マスター?…俺のことか。
この声…アイオーン?
『そう。ボクは永遠を司る神、アイオーン。…マスターは何故人を殺さない?』
普通殺さないだろ。何当たり前なことみたいに言ってんだ。
『マスターが人殺してくれないと僕出れない。暗いのヤダ。』
俺は人なんて殺さない。絶対にな。
『嘘。マスターは心の奥で誰かを殺したいと思ってる。僕感じる。僕心にいるからマスターのことなんでも分かる…。』
……………!
『マスターは誰でもいい、殺したい…この鬱憤を吐きだしたい、誰かを殴って晴らしたい、誰かをいじめて殺したい…そう思ってる。』
うるさい…。
『我慢よくない。僕力貸すから。僕の力を使っていいから。心にため込まないで。』
うるさい…うるさいうるさいうるさい!!
『マスター本人が嫌がっても、心が僕に命令したら、僕は召喚され、力を使える。マスターが血を浴びたら、僕歓喜してもっと力だす。僕人間の血もらえたら、それが本契約の証として僕はマスターと正式に契約する。そしたら僕はマスターの願い事何でも聞く。』
…………いやだ。殺したくない。殺したくない…!人殺しになんか、なりたくねぇっ!!
『そんなこと言っても、僕わかる。マスターはもうすぐ僕の力を使う。そして永遠に——————』
目覚めると、俺は大粒の涙を流していた。
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