ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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漆魔転生物語
日時: 2010/09/25 22:15
名前: 叶嵐 ◆RZEwn1AX62 (ID: fMPELWLk)

初めまして。
初スレの叶嵐です。
今見てくださっている方々に感謝です!


    【注意書き】
 ・初カキ
 ・馬鹿な中2坊
 ・更新が亀よか遅い
 ・意味不明
 ・コメ大好き!!
 ・荒らし消え去れww
 ・挫折可能性アリ
 ・赤い水がたくさん出ます

    こんな感じです。
 この中に1つでも「無理!」というのがあったら、ほかの素敵な作者様のところにいってください。



  はい。
残ってくださった心が広すぎる方、有難うございます!!!


   最終確認です。
  こんなやつの小説でいいんですね?
        いいんですよね??


    でわ、楽しんでくれると光栄です。








※飛べます※
プロローグ >>1
キャラ紹介>>2
第一章 始まりは、その時から>>3-7
第二章 そして、彼らは目覚める>>8-9 >>12-14
第三章 戦う術、見出すは己次第>>15-20
第四章 過去、それは己に巻き付く鎖【朱編】>>21-22 >>24-26
第五章 過去、それは己に巻き付く鎖【蒼編】>>30-35
第五章 過去、それは己に巻き付く鎖【黄編】>>



祝・参照100突破 8/10 >>23
祝・参照200突破 9/25 >>39


*お客様
  ・紅蓮の流星様
  ・アキラ様

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Re: 漆魔転生物語 ( No.11 )
日時: 2010/08/01 11:58
名前: 叶嵐 ◆RZEwn1AX62 (ID: fMPELWLk)

>>紅蓮の流星様
ああああ、こんな駄作にコメが来ると思わなかった。

大丈夫です((ナニガ??
のろのろと更新していきます。

夏休みが終わるとパソコンが週1しか触れない・・・。
クソッ!!


「飛ばす」ですか?
あとのお楽しみですwwww

コメント、有難うございました。

Re: 漆魔転生物語 ( No.12 )
日時: 2010/08/01 21:03
名前: 叶嵐 ◆RZEwn1AX62 (ID: fMPELWLk)

明日は、部活で遠足〜(みたいなやつ)


act.8[目覚め、混乱、別世界?]








桜舞い散る晴れ渡った空のもと、始まった高校生活。




入学当日の放課後に集められし4人の男女。




混乱の中、異世界に引き込まれた彼らは人間の皮をかぶった殺人鬼に切り裂かれる。





恐怖し、震え、泣け叫び、そして・・・・笑う。



         殺人鬼いわく「飛ぶ」先には何があるのか。




        さぁさぁ、御立ち合い。
     今から始まりますは、哀れな悪魔の歪んだ物語の第二幕にございます—————







【昔々のことでした。
 まだ、勇者が英雄として崇められ、
 悪魔は忌み嫌われていた時代の話でございます】




・・・
「・・・ん・・・・?」

外から漏れる光と鳥のさえずりに目を覚ました俺は、重大なことを思い出し、飛び起きた。



そう、確か俺は、俺達は黒崎 恋華に日本刀で刺されたはず・・・。
なのに、全く傷がない。

混乱して周りを見渡すと、そこは見慣れない部屋だった。


「ど、どこだよ・・・ここ」

少し歩きまわってみる。
広さはちょうどあの理科室ぐらいで、岩のようなゴツゴツした壁に、簡素なベッドに簡単な窓がある。
そのほかに、水をためた水面台のようなものぐらいしかなかった。




「本当に、どこなんだよ・・・ここ」

頭をかく。
その時気付いたのだが爪がマニキュアを塗ったかのように赤い。
そりぁもう、べったりと塗ったように。

しかも、爪が長く鋭い。
なんだこれは。


それにさっきから背中がチクチクする。
だいぶかゆい。


「なんだ??」


水面台に顔を写してみた。


「!!!!」


絶句。
顔の浅黒い色は変わっていないが、目が若干赤さを増したようだ。
それに、色は変わっていないのだが髪が長い。
腰まで付きそうな後ろ髪に、前髪もだいぶ伸びている。


「俺、何したんだ・・・??」


誰かに訳を聞こうと部屋の外に飛び出した。

「きゃあっ?!!」

出たとたんに通路を歩いていた女子にぶつかってしまった。

「あ・・・す、すいまs「ごごごご、ごめんなさい!!!」

謝ろうとした途中で逃げるように走り去ってしまった。

気付いたが、俺は上の服を着ていなかった。


急いで部屋に戻り、服を見つけ出した。

ところでさっきの人・・・俺を見てものすごく怯えていたような・・・。

ちなみに服は、制服などではなくなんだかゆったりした着物・・・に近いような・・・そんな感じだ。(ちなみに、俺は服というものに頓着しないというか興味がないので、うまく言い表せない)



悩んでいると、外で金属が割れる音がした。

音のした方に行ってみると、先ほどとは違う少女が無残に割れた皿を前に震えていた。


「だ、大丈夫?」

駆け寄ると、ビクンッと体を跳ねあがらせこちらを恐ろしいものを見るような怯えた顔で見上げた。

「大丈夫??」

再度問うと、カタカタと震えだした。

「危ないから、何かこれを取るものを取ってきてくれないか?」


割れた皿を指さしながら、優しく問いかけてみる。
あまり、慣れていない笑顔も向けてみた。

「え・・・?」

すると、少女はものすごく驚いた顔をして俺を見つめ返した。


「・・・」
「・・・」
「・・・・・・・・・?」
「!!」



数秒の沈黙の後、我に返った少女はパタパタと通路の奥に消えていった。


「なんなんだ?そんなに俺怖いかなぁ・・・?」

昔、小学生のころお前は目つきが悪く、睨んでいるようで怖いと言われたことがあった。

その時はまだ何も分からないガキだったため、翌日から俺はよく笑うようにした。

その成果か、まぁ、ぼちぼちではあるが友達と呼べる存在ができたので、中学の頃もそうやって無難に過ごしてきたのだ。



俺が過去を振り返っている間に、あの少女が両手に箒、チリ取りらしきものを持ってきたので2人でせっせと皿の破片をかき集めた。



「さてと・・・、こんなもんだろ」

ずっと中腰だったので腰が痛い。


「あ、さっき大丈夫だった?破片で切ったりしてないよね??」


俺も何回か皿を割ったときに指を切ったのだが、あれは本当に痛い。
ま、今ではそれもないが。


「あ、あのぅ・・・」

少女はおそるおそる俺に話しかけてきた。

「ん?なに??」

軽く笑いかけてみると、頬を真っ赤に染め俯いた。

そんなに、怖かったか???
あわふためく俺。
実際的に、俺は青井のような笑い方ができれば困ったときなどにも役に立つだろうかと、考えたことがある。


あとあと人伝で聞いたのだが、あのとき彼女は怖かったのではなく、恥ずかしかったらしい。
(ついでに言っておくが、俺はその後黄原に『鈍感』とさんざ言われ続けた)












               ——————少女と別れた後、奇跡的に青井を見つけ、俺はものすごくうれしかった。

Re: 漆魔転生物語 ( No.13 )
日時: 2010/08/04 16:40
名前: 叶嵐 ◆RZEwn1AX62 (ID: fMPELWLk)

なんか、後輩にいじられた・・・。
あと、行った先で皇太子の弟だったかなぁ((オイ←
あと、県知事も見ました!!





act.9[Good-bye normal day]






・・・
「ちょ、ちょっと待って・・・・悪魔?俺達が??」
「うん。そう」
「・・・・・・・俺達が素直に信じると思いました???」
「ううん、全然☆」

即答。


全く、この人はよく分からない。
あの悪夢のような光景を作り出したのが本当にこの人なのか??
実際に殺されていないと、事実か分からなくなりそうだ。

黒崎さんもほかのみんなも外見が所々変わっていた。

青井は、そこまで変わっていない。しいて言えば、目が深海の底のような碧に変わっていた。

黄原は、金髪がストレートになっていた。それを上の方で一つ結びにしていた。スタイルの方は全く変化がない。

緑山は、髪がものすごく短くなっていた。正直最初は、誰か分からなかった。それに、目が漂白したみたいに薄い緑になっていた。



共通で言えるのは、異様に爪が長く鋭いことだった。





「さてと、本題に入るよー。聴いて聞いて!!」

手を2回ほど叩いた後近くにあった椅子に座る。

「はい、質問ある人ー!挙手制な☆」
「はい」
「なにかなー、緑山クン。何でも聞いてよ」
「じゃぁ、聞きますけど・・・『飛ばす』ってなんだったんですか??」

「・・・あ〜・・・めんどくせぇ・・・」


言った。今この人、ボソッとすごいこと言った。
ほかには聞こえてないみたいだった。

てか、いまいちこの人のキャラが分からない・・・。



ここから話が長くなってしまうので、まとめてみた。

・『飛ばす』とは、この世界もといこの時代に送ることだった。

・この『飛ばす』というのは、儀式の一環だとかそうじゃないとか・・・。

・俺達は悪魔の転生した人間だったらしい。

・この時代は、その悪魔が実際に生きていた時代。

・この姿はこの時代のもの。

・俺たちはそれぞれ、能力があるらしい(これに関しては、試してみないと分からない)。

・勇者とかいる。











    何だろう。 ここにきてからいやな予感しかしないw

Re: 漆魔転生物語 ( No.14 )
日時: 2010/08/05 17:23
名前: 叶嵐 ◆RZEwn1AX62 (ID: fMPELWLk)

act.10[勇者なんていてたまるか!!]






「なんか、前回がものすごい適当に終わった気g「しない、しない☆ダメだよ!そんなこと言っちゃあ」








・・・

・・・・。
あまりにショックな事実(?)を浴びせられ、否応なく無言になる室内。

実を言うと、ものすごく逃げ出したい。
何が悲しくてこんな辛気臭い部屋にいないといけないんだ・・・!!!

誰か、誰でもいいから・・・今すぐ!!!!


「失礼する」

ドアを開け入ってきたのは、よりにもよって白鷹さんだった。



いや、確かに。
誰かと思ったかが。
来てくれと念じたが。
だが、だけど・・・・・・・・白鷹さんはなしじゃないだろか・・・・・・。



「先ほど、兵から伝令があった。勇者が接近しているとのことだ」
「!!ふーん・・・。ちょーどいいか・・・・」


カタカタカタカタカタ・・・・


何の音だ・・・・???
周りを見渡せば、いつしか椅子に座っていた、緑山が何やらものすごくドス黒いオーラを撒き散らしながら貧乏ゆすり・・・だったか?、を繰り返している。



「・・・・・・・・・・おい」

長い沈黙を守っていた緑山がついに口を開いた。

「ん、なに?」

それに反してものすごく明るい笑顔を向けた黒崎さんもさすがに相手の放つオーラにギョッとしたようだった。

「なんか来てんのか・・・・・?」
「え・・・ああ。君たちの天敵、勇者御一行さ」
「そいつら、強い?」
「・・・?う、うん。強いよ」
「そうか・・・・。そいつは、面白いこって・・・」


あの時の黒崎さんの比にならないような黒い笑みを浮かべ、立ち上がる。


俺の頭の中で警鐘が鳴り響いた。
そりゃもう、すさまじく。
なぜか、考える間もなく彼を呼びとめていた。

「あ゛?」

たった一言発せられただけなのに、俺の足は硬直する。

「い、いやぁ・・・。どこに、い、行くの??」

必死に声を抑えるが、どうにも掠れる。

「テメェには関係ねえーよ。俺は、俺のやりたいことをする」

そう言って、ニヤリと笑う。
そのやりたいことはやってはいけない気がする。


「・・・」

青井は何かを思案しているようだった。
しきりに何かを探しているようだった。
だが、頭の中にあるソレは中々出てこないようだ。


「そうか・・・。これか・・・」

そうつぶやき、緑山に問いかける。

「君は、行くつもりだろ?」
「ああ。こちとら、ストレス溜まってんだ」

勇者退治はストレス発散かよ!

というツッコミは流すことにする。

「そう。じゃぁ、みんなで行こうか」

にこっと笑う。
それがものすごく似合っているのだから、大したものだ。



・・・・ん?あれ?あれぇえ????
なにか、おかしなことが言われた気がしたが、気のせいだろうか。気のせいか。気のせいであれ!





「一緒に行きましょう!」

俺のひそかな願いは青井の満面の笑みに敗北した・・・・。

Re: 漆魔転生物語 ( No.15 )
日時: 2010/08/07 19:59
名前: 叶嵐 ◆RZEwn1AX62 (ID: fMPELWLk)

夏休み残り20日切ったのに、課題の終わる気配がないwww



act.11[喧嘩と馬鹿は街の華]







「一緒に行きましょう!」


こう発言したのは青井 唯。

なんてことを言い出すんだ。この野郎。
案の定、本人以外絶句している。

「あんた、馬鹿??」

黄原は努めて平静を装いながら、青井に問う。

「これはチャンスかもしれないよ?」
「チャンス??」
「そう。チャンス。多分これから先、元の時代に帰った後何度かあの怪物と闘ったりしたりするんでしょう?」
「そんな、嘘だろ?!」
「・・・・・・・・・・・・・よく、わかったね」
「!!!」


そんな、あの怪物とかよ・・・。


「だから、チャンス」
「・・・!そうか、今ここで闘い方を知っていけばまだ死なないかもしれない!!」
「That's right!!」

ビシッと黄原を指さす。

「そ、そんなうまくいくのかよ」
「てか、もう行っていいか?」

終わりそうにない議論に嫌気がさしたのか、緑山は部屋を出ていく。

「異論はないですよね?黒崎さん」
「うん。まあ、君が言い出さなかったら俺が言ってたんだけど」

おどけて見せる黒崎さんとほぼ何もしゃべっていない白鷹さんを部屋に残し、俺たちは街へと繰り出した。














・・・
「あの、ちょっと・・・小鳥遊先輩!」

僕は、ついに前を歩く長身の先輩に声をかけた。

「んあ?ああ、何だ?」

なんとも気の抜けた返事に一抹の不安を感じながらも、歩調を速める。
ここはどこなのだろう。
何かの映画のセットだろうか。
全体的に古風な感じだ。







僕は一体、どこに来てしまったのだろう・・・・??


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