ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 嘘吐きシンデレラ
- 日時: 2011/04/22 14:42
- 名前: 故草@。 ◆Dv0PNAez16 (ID: khvYzXY.)
ここは更新しません。
いままでありがとうございました。
中身も、殆ど消させてもらいます。
頂いたオリキャラさんたち。
1、入谷 劉麗 >>70 (神無月様)
2、藤堂 紫苑 >>88 (紅蓮の流星様)
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25
- 第二十話 ( No.121 )
- 日時: 2010/08/14 20:42
- 名前: 故草@。 ◆Dv0PNAez16 (ID: BKGAQbzV)
- 参照: 久々の本編更新!
一息ついた俺は、壁にかけてあったコートを手に取った。
「もう行くの?こーくん。」
怜明は寂しそうに言う。
まったく、敵と別れるのが寂しいなんて変な奴だ。
第二十話 『蜘蛛の前触れ』
「えぇ、じっとしていられない性分でして。」
お邪魔しました、と言いかけた時。
「ちょっとそこまでなら送っていくよ。この辺は…」
怜明が言った。送っていくってどこに、だ。
「いえ、行くアテもないので。」
相手の言葉を遮っての発言。
コートを羽織り、相手の言葉の続きが発せられる前に、扉を閉めた。
残された怜明は呟く。
「この辺は“蜘蛛”が出るから…っていないし。」
溜息を一つ、漏らした。
「しょーがないな、こーくんは。」
微笑んで、怜明は上着を羽織った。
_______________________________
作者の呟き。
なんか、キャラの服装とかをみてると、この作品、季節が冬じゃないかと見えますが。
実際は夏です。めっちゃ夏です。
服装が暑苦しいのは作者の趣味です、すいません。
- 第二十一話 その壱 ( No.122 )
- 日時: 2010/12/04 15:10
- 名前: 故草@。 ◆Dv0PNAez16 (ID: BKGAQbzV)
- 参照: 不安を抱えながら二十一話連載開始。
今日は晴天。
珍しく、コートなんか脱いで歩いてた。
珍しく、気分がよかった。
でもそれは、嵐の前の静けさ。
第二十一話『紫蜘蛛』 その壱
雷鳴に近い音が、聞こえた気がした。
まさか、こんな晴れた日に。
いや、間違ってはいなかった。
目の前は光の白さに包まれていた。
「目くらましか…」
フードを被ろうとしたその手は、フードには行き着かなかった。
触れる前に、何者かの足が触れた。つまり、蹴り。
「っ!」
体が吹っ飛ばされかけるのを何とか耐える。
「何者だっ!」
ようやく目が慣れてきたようで、見えた相手は、紫色の髪、それと同じ色の瞳。そして胸元に蜘蛛を抱えた男だった。
「人に名前を訊く時は自分から名乗れ」
そう、一言かえってきた。
名乗ってやろう。
わかっている、名乗ったら、勝負に乗ったのと同じだと。
でも、男の雰囲気が、初めて敗北した相手、日下部真白に似ていたから。
身体と、場の空気が逃げるなと言うから。
今回は勝負に乗ってやろう。
きっと、何かが起こる。
- Re: 嘘吐きシンデレラ ( No.123 )
- 日時: 2010/08/15 22:13
- 名前: 神無月 (ID: XOYU4uQv)
おー、立てたんですかスレ。遅くなりましたが見に行きます!!
NGちょwまっww転校生美味しいですね秘話は勿論私得(黙
むー、新キャラ。そしてどこかで見たぜこのお方。勝手に見てます紅蓮さんの。ごめんなさい自重します。
服装が暑苦しいとか気にしてませんよ!!かっこよければ全てよし!!なワタクシですので。
うん、とりあえず続き気になるんだ馬鹿ヤロー。
- Re: 嘘吐きシンデレラ ( No.124 )
- 日時: 2010/08/21 23:47
- 名前: 紅蓮の流星 ◆vcRbhehpKE (ID: Da9K.gCv)
上げておきます。
- 第二十一話 その弐 ( No.125 )
- 日時: 2010/08/27 04:35
- 名前: 紅蓮の流星 ◆vcRbhehpKE (ID: Da9K.gCv)
- 参照: 代理で私が貼っておきます。
いいさ、名乗ってやるさ。
「変城光。コードネーム“灰被り”」
相手を睨むように見つめる。
男はニヤリ、と口元を歪ませた。
第二十一話『紫電スパイダー』その弐
「へぇ、アンタが噂の…」
相手は品定めをするような目で、俺をじっと見つめた。
“噂”ってなんだ。
「俺は藤堂紫苑。コードネーム“紫電”」
“紫電”なるほど。あの光、確かに紫だ。
サクっと潰す。
「貴方は俺に負け…っ!」
顔面への蹴り。間一髪、避ける。
その後は、完全に相手のペースに飲まれていた。
殴り、蹴り、巧みな体術。
「動きを止めっ…っ」
その後も『ネメシス』の使用を試みた。
結果は惨敗。
まるで俺の『ネメシス』を知っているかのように、言葉を放とうとする度に、喉や顔面を的確に狙ってくる。
明らかに場慣れした動き。
俺は…負けられない。負けられない…けど
「ぐっ…」
「そんなものか?灰被り。噂より、つまらないな。」
アホ。肉弾戦なんて経験少ないんだよ。
バカだ、俺。
頂点に立つ?『ネメシス』無しじゃ何も出来ないのに?
俺は立ち上がり、小さく呟く。
「〈俺は強い〉」
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25