ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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嘘吐きシンデレラ
日時: 2011/04/22 14:42
名前: 故草@。 ◆Dv0PNAez16 (ID: khvYzXY.)

ここは更新しません。
いままでありがとうございました。
中身も、殆ど消させてもらいます。

頂いたオリキャラさんたち。
1、入谷 劉麗 >>70 (神無月様)
2、藤堂 紫苑 >>88 (紅蓮の流星様)

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Re: 嘘吐きシンデレラ ( No.151 )
日時: 2010/10/18 21:27
名前: 紅蓮の流星 ◆vcRbhehpKE (ID: .RPx9Kok)

参照1000突破おめでとうございます。コングラチェレーション。
これからも更新頑張ってください、心より応援しています。

Re: 嘘吐きシンデレラ ( No.152 )
日時: 2010/10/19 22:02
名前: 夢音 (ID: K9lkoYz9)

参照1000突破オメデトです!!
やっぱ故はすごいですね!!
これからもお互い頑張りましょう!!

Re: 嘘吐きシンデレラ ( No.153 )
日時: 2010/10/20 17:37
名前: 故草@。 ◆Dv0PNAez16 (ID: BKGAQbzV)

山口流様
いや、えぇと。
こんな駄作を覗いてくださったうえにコメまで…
ありがとうございます><
いえいえ、もう様付けされるようなものじゃありませんので
ありがとうございます!!

タカ
おぉう!?
参照1000!?
感無量ですvありがとうございます!

夢音
わぁい!ありがとう♪
夢音も頑張って!

Re: 嘘吐きシンデレラ ( No.154 )
日時: 2010/10/20 17:44
名前: 故草@。 ◆Dv0PNAez16 (ID: BKGAQbzV)

様々なタトゥーに鉄の香り。残酷な男の笑み。
それはまるで、醒めない悪夢。

第二十二話 姫と悪夢 その伍

タトゥーを剥ぐ?
息のあるまま?それとも、息絶えてから?
どちらにしても、残虐極まりない。
…ヘタしたら俺もアレの仲間入りか

「驚いてるね?変城光くん」

それを前に、にっこりと笑える男の神経を疑う。

「……」

俺は静かに考える。
この男を落とすには何と言えばいいか。
俺の『ネメシス』である『言霊』では“直接的な死”を与えることはできない。
かといって俺のボキャブラリーにあの男を黙らせることができる言葉があるとは思えない。

「ね、変城光くん。交渉、しよう。」

男が突然口を開いた。

「交渉…ですか?」

俺は眉を顰める。
何を言い出すんだ、この男。

「そ、交渉。君が俺のコレクションになる前提で。」

なんでそこが前提なんだ。
そう思ったがあえてそこにはふれない。

「貴方のコレクションになることで俺になんのメリットがあるんです?」

俺は男に冷ややかな視線を向ける。

「安楽死が得られる」

にこり。男はいっそう微笑む。
当たり前だが即答しよう

「断る」

俺の返事に男はまた、笑う。

「そっか。残念。頭が良い君なら、わかってくれると思ってんだけどね。」

男はため息混じりに言う。
わざとらしい。
俺が首を縦に振らないのはわかりきっていただろうに。

「交渉決裂、か。
では、変城光くん。おやすみなさい」

何を言っているんだ、この男は。
そう思った矢先、手足の力が抜けた。
思わず膝を突く。
意識と共に視界が揺れる。
クラリ、クラリ。

「なんだ、これ。」

意識を保っていられない。
最後に見たのは俺を見下ろす男の姿だった。

※ ※ ※

光が倒れる寸前、得人は微笑みながら口を開いた。

「good night,and have a nice drem.」

その声が、目の前に倒れる光に届くことはなかった。

Re: 嘘吐きシンデレラ ( No.155 )
日時: 2010/10/30 15:29
名前: 故草@。 ◆Dv0PNAez16 (ID: BKGAQbzV)
参照: 更新。まだ二十二話ですよ。

二十二話 その六

「光…光、起きろ」

優しい声に揺り起こされる。
薄く目を開けると日差しが眩しい。
横では14、5歳くらいの少年が自分を見ている。
意識がハッキリしない。
俺は今までなにをしていた?
今はいつで、ここは何処だ?
隣にいるのは誰だ?

「光?」

少年が不思議そうに俺を覗きこむ

「だれ…?」

変だ。自分の声が記憶にある声よりも幼い

「寝ぼけてるのか?忘れられるなんて兄さん悲しいな」

冗談めかして言う少年を見つめる。

「おはよう、“真白にぃ”」

意識が覚醒する
今は夏で昼過ぎくらい
ここは俺の家の縁側
目の前の少年は俺の唯一の兄
思い出した
ただ一つ思い出せないのは“俺は今まで何をしていたか”

「二人とも起きたか。おやつ食うか?」

父さんが居間から顔を出す。
俺と兄さんは顔を見合わせて笑う

「行こう」

※ ※ ※
白い城の中、青年は微笑む

「へぇ、面白い夢見てるね」

視線の先には灰髪の少年

「そろそろ会いに行こうかな」

くすくす。青年は口元を緩ませた


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