ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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——あなたの恨みをはらします。
日時: 2011/02/07 18:05
名前: チロル ◆iPIAnVtKco (ID: S3B.uKn6)

クリックありがとうございますm(__)m


駄文すぎるくらい
駄文ですが、よろしくお願いします(´∀`)

チロルの今の状態【かなり機嫌がわるいです】(↑いつも変化します)


*お客様*
村瀬奏s
緑紫s
とっちー
rara
未羅s
マイリ—s
魔利亞☆°s
零s
♪梨花♪s

(↑sいらねぇよ!という人は言ってください^^年下,年上でもいいです)


プロローグ>>3
登場人物>>4

【序章?】
1話>>5 2話>>6

【魔女の宴】
↑(章が終わるごとに更新予定です。)
>>41 Ⅱ>>45

【第一章 悲劇の鎮魂歌】
3話>>7 4話>>10 5話>>18 6話>>25 7話>>26 
8話>>31

【第二章 彼岸花ノ咲ク交差点】
9話>>47 10話>>50 11話>>54 12話>>58 13話>>61
14話>>62 15話>>69 16話>>73 17話>>82


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Re: ———あなたの恨みをはらします。第2章,幕開け——— ( No.57 )
日時: 2011/01/28 22:49
名前: チロル ◆iPIAnVtKco (ID: S3B.uKn6)

あげます

Re: ———あなたの恨みをはらします。第2章,幕開け——— ( No.58 )
日時: 2011/01/29 16:16
名前: チロル (ID: AWGr/BY9)

12話

─────

「あなた‥‥一体何者‥‥?」


ユリーサは、聞くが。


「なんで、死神なんかに名乗らなきゃなんねーんだよ。」


マントの人物は、頑固なようである。


「‥‥はぁ?‥‥私、人探しをしてるの‥‥。あなた、どーせ霊感かなんかが強い、人間でしょ?」

ユリーサは、背を向けて歩き出そうとした。


「‥‥待てよ、死神。」


マントの人物は、ユリーサを呼び止める。


「‥‥何よ。」

ユリーサは立ち止まって、振り返る。

「‥‥誰を探してるんだ。」


「‥‥あなた、この近くにある、古屋敷を知らない‥?」


「‥‥‥古屋敷?」


マントの人物は、しばらく黙ってしまう。


「そ。そこにいる、漆黒さんという人に用があるのよ。‥だから、黄泉の国からやってきたんじゃない‥‥。」


「‥‥案内してやろうか?古屋敷に」


ふいに、マントの人物は言う。
それにも、さすがのユリーサも驚いたようだ。


「‥‥あなた、漆黒さんを知っているの‥?」


「‥‥‥‥‥。」


マントの人物は何も答えなかった。


────ガサガサッ。


ユリーサとマントの人物は、音のした方へ視線を向ける。


「‥‥あ、ありましたぁ‥‥。私の100円‥!」


‥‥どうやら、李依流のようだ。

「‥あなた、そこで何をしているの‥?」


ユリーサは、李依流に近寄る。


「ぴぇええっ、寄るな・触るな・近づくなぁあっ!」


李依流の必死の抵抗だが‥


「‥寄るなと近づくなって‥‥一緒じゃねぇかよ‥」


マントの人物も少し呆れている様子。


「‥‥怪しい人じゃない‥!よかったぁ‥‥」


李依流はようやく落ち着く。


「‥‥ねえ、あなた。‥‥漆黒さんってわかる‥?」


ユリーサは、李依流を見下ろす。

「ぴぇええっ‥‥漆黒さんですかぁっ?!‥‥よく知ってますけど‥‥今から、お屋敷に帰るところです‥‥」


李依流は小さな声でボソボソ言っている。


「‥私は、ユリーサ・リコリス。漆黒さんに用があるの‥‥。案内して‥‥」


「は、はぃいいいっ!!」


─────


「‥‥はぁ。李依流はまだなの‥?!」


漆黒は少ししびれを切らしている。

「そうですね‥‥なんでカレーライスなのに、カレーのルーを買い忘れたんでしょうね‥」


マカロンは、掃除機を掛けている。


「こないださァ、紅茶にガムシロ‥‥ククッ。」


シェーラは、雑誌を見ながら思い出し笑いをしている。


───ガチャ。


「た、ただいま戻りましたぁ〜」

李依流は買い物袋を両手に持っている。


「おかえり‥‥。李依流」


李依流がただいまと言う前に、ユリーサが前に出る。


「‥‥あなたが漆黒さんね。」


ユリーサは、漆黒の前に来て漆黒をじっと見つめた。

Re: ———あなたの恨みをはらします。第2章,幕開け——— ( No.59 )
日時: 2011/01/29 16:48
名前: とっちー (ID: I1.lOxPt)

うわぁぉ!
すごい展開だぁー

Re: ———あなたの恨みをはらします。第2章,幕開け——— ( No.60 )
日時: 2011/01/29 22:54
名前: チロル ◆iPIAnVtKco (ID: S3B.uKn6)

>>とっちーさん


最近,急展開多いんだよねw←
もう,次の章のこと考えてるし・・・。

亀更新なので><

Re: ———あなたの恨みをはらします。第2章,幕開け——— ( No.61 )
日時: 2011/01/29 22:55
名前: チロル ◆iPIAnVtKco (ID: S3B.uKn6)

13話

「何よ‥見慣れない顔じゃない。」


漆黒は、ソファーに座りユリーサを見る。


「私の名前は‥‥ユリーサ・リコリス。死神よ‥‥」


「死神‥!」


漆黒は死神という言葉に反応する。

──無理もないだろう。
自分の母親を人形に変えた奴らだったからだ。


「安心して‥‥。あなたのお母さんを人形に変えた死神じゃないから。」


「‥‥‥じゃあなんなのよ。」


漆黒は、ユリーサをにらみつける。

大事な家族を引き裂いた、元凶‥“死神”。
例え、彼女が自分の親を人形に変えた死神じゃなくても、簡単に信じることはできない。


「‥‥一応言うけど、私達死神の仕事は、黄泉の国に死者の魂を導く事よ。人を傷つけることじゃない‥‥。私は、あなたのお手伝いをしにきたの‥‥‥お手伝いさせて‥‥漆黒さん‥。」


「‥‥‥‥‥。」


漆黒は黙っている。


「‥‥すぐに信用しろとは言わない‥‥少しずつでいいから‥‥‥。」


ユリーサは、目を反らしている漆黒を、目を反らさず、じっと見つめる。



「‥‥だって‥‥。兄さんは、死神を倒しに行ったっきり帰ってこないのよ‥‥。信じられるわけがない‥‥」


漆黒の声は少し震えている。


「漆黒さん‥‥」


李依流は涙目になって、漆黒を見つめている。


シェーラは、黙って漆黒を見つめる。


「‥‥お母さんは今、人形にされて‥‥肉体はあるけど、意識は死神に奪われている。私は‥‥死神に家族をめちゃめちゃにされたのよ!!」


漆黒は珍しく大声で叫んでいる。


「‥‥だから、私と居れば‥お母さんを人形にした死神を‥見つけやすい‥。」


ユリーサは、静かに付け加える。


「‥‥死神は黙って‥‥。」


漆黒は、手を振り上げる


だが‥‥



───ガシッ。


「‥‥な、何‥‥?!」


漆黒の手を、マントの人物は、押さえていた。


「‥もういいだろ‥‥。それ以上言うな。」


漆黒の手を押さえた反動で、マントのフードが、めくれた。


「‥‥‥は‥羽黒‥?」


漆黒は、驚いて手の力が抜けた。


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