ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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——あなたの恨みをはらします。
日時: 2011/02/07 18:05
名前: チロル ◆iPIAnVtKco (ID: S3B.uKn6)

クリックありがとうございますm(__)m


駄文すぎるくらい
駄文ですが、よろしくお願いします(´∀`)

チロルの今の状態【かなり機嫌がわるいです】(↑いつも変化します)


*お客様*
村瀬奏s
緑紫s
とっちー
rara
未羅s
マイリ—s
魔利亞☆°s
零s
♪梨花♪s

(↑sいらねぇよ!という人は言ってください^^年下,年上でもいいです)


プロローグ>>3
登場人物>>4

【序章?】
1話>>5 2話>>6

【魔女の宴】
↑(章が終わるごとに更新予定です。)
>>41 Ⅱ>>45

【第一章 悲劇の鎮魂歌】
3話>>7 4話>>10 5話>>18 6話>>25 7話>>26 
8話>>31

【第二章 彼岸花ノ咲ク交差点】
9話>>47 10話>>50 11話>>54 12話>>58 13話>>61
14話>>62 15話>>69 16話>>73 17話>>82


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Re: ———あなたの恨みをはらします。オリキャラ募集中です^^ ( No.22 )
日時: 2011/01/16 13:06
名前: rara (ID: 9QYDPo7T)

来ちゃいました☆

あわゎ・・・チョコに毒がっ!!??
死んじゃいますよぉぉぉ!!!!!!!!!!

私もちょくちょく行くと思うのでよろしくです♪
頑張ってくださいねっ\(●^∀^●)/

Re: ———あなたの恨みをはらします。オリキャラ募集中です^^ ( No.23 )
日時: 2011/01/16 13:41
名前: とっちー (ID: I1.lOxPt)

いつも読んでいます^^
愛梨ちゃん…怖いですねー…


あのチョコ…明治のチョコかな?

Re: ———あなたの恨みをはらします。オリキャラ募集中です^^ ( No.24 )
日時: 2011/01/17 17:33
名前: チロル ◆iPIAnVtKco (ID: S3B.uKn6)

>>raraさん


がんばりますよ^^
私も,raraさんの小説いきますね〜


>>とっちーさん


いやいや,ロッテですw←ぇ
愛梨黒いですよね・・・
自分で書いててなんですがw

Re: ———あなたの恨みをはらします。オリキャラ募集中です ( No.25 )
日時: 2011/01/17 20:33
名前: チロル ◆iPIAnVtKco (ID: tCmJsotq)

6話

──────ここは、どこ?


私、花月えれかが目を覚ました場所は、どこかの病院の病室だ。


─────そうだ、私‥チョコレートを食べて、胸が苦しくなって‥‥‥。


う‥‥ここから先は、何も思い出せない。


───カチャリ。


病室の扉が急に開いた。


「お目覚め‥‥?クスクス‥‥。」


入って来たのは、高峰愛梨。


「無様ね、みっともなぁい‥!!キャハハハハハハ!!!」


愛梨は、高らかに笑うのだった。


─────くっ。


あ、あれ‥‥‥?声が出ない‥
声が‥‥‥声が‥‥‥。


「あららぁ?喋れないのぉ?だっさぁい!アイドルが、歌うことも出来ないだなんて。ましてや、声まで出なくなるんだなんて!!」

────高峰愛梨‥‥‥。


私は、愛梨を睨み付ける。


「いいこと?私はね、契約を交わしたの‥‥とても親切な人と。」

────親切な人?


喋れないから、愛梨は一方的に話続ける。


「あなたに復讐するために、契約を交わしたの!!まるで、リストカットしたみたいな傷まで作ってね。」



────復讐‥!?
私は、驚きを隠せなかった。


「私は、こうお願いしたわ。“浅川さんや他の共演者達と仲が悪くなるように”、“毒で声が出なくなるように”、“あんたの存在が消えるように”」


─────な、何を言っているの!?出せるもんなら、声を出したいけど、出ない。



「さぁ、せいぜい頑張るのね。」

愛梨は、嘲笑うように私を見ると、病室から出ていく。


───────
とぼとぼと、夜道を歩く私。
前は、変装しないと騒がれるほどだったけど、今は見向きもしない‥。


ドンッ‥‥


私は、サラリーマンにぶつかってしまう。


「いってー何にぶつかったんだ?」


サラリーマンはそう呟き、人ごみに消えていく。


─────やっぱり、私はこの世界から“隔離”されているんだ‥。


この世界には、私が“最初から存在しなかった”みたいに、時がまわる。



電気屋さんのテレビを見ると、高峰愛梨が映っていた。


ステージで歌う愛梨に、皆が歓声をおくる


────そうだ。
数日前までは、私があそこに立ってたんだ‥。


────そう思うと胸が締め付けられるような気分になる。


私はいつの間にか、マンションの屋上に立っていた。



────この世界には、望みなんてない‥‥。


私の可能性を失った世界‥‥。



‥‥‥みんな、さようなら。


って言っても、誰もわからないんだね‥‥。



私は、飛び降りようとしたとき‥


────ガシッ。



いきなり、腕を捕まれ後ろにしりもちをついた。

Re: ———あなたの恨みをはらします。オリキャラ募集中です^^ ( No.26 )
日時: 2011/01/19 18:52
名前: チロル ◆iPIAnVtKco (ID: S3B.uKn6)

7話

————いたた。


私は,マンションの屋上に立っていたのに,なんでしりもちをついているのだろう・・・。


「飛び降りちゃっていいのぉ・・・?」


私が見上げると,黒い服を着た女の子が見下ろしている。



「・・・私が見えるの?」


・・・あれ?
いつの間にか,声が出るようになっている。


「・・・当り前よ。3流アイドルの高峰愛梨の願いを聞いてい上げたんだから・・・」


女の子は,嘲笑っている。



「・・・あなた,こんなことして楽しいの?!私・・・こんな辛い目にあっているのに・・・」


女の子は少し黙ってから,こう答えた。


「・・・・だったら,復讐すればいいじゃない。」


「復讐・・・?」


高峰愛梨も同じことを言っていた。


「・・・わかった。どうすればいいの?」


私は立ち上がる。


「・・・この小瓶にあなたの血を垂らして・・・。少しでいいわ」


女の子は,小さな小瓶を差し出す。


私は,もっていたカッターナイフで人差し指を切り,血を垂らす。
私の血は,小瓶のなかで飴玉に変わる。


「・・・これで,契約は完了。さぁ,願えばいいわ・・・好きなように。」


女の子は背中を向けて立ち去ろうとする。


「待って・・・!」



私は女の子を呼びとめる。


私の声に気付いた女の子は,立ち止る。



「あなた,なぜ血を集めているの?!」


思わず聞いてしまう。



だが,女の子は平然とした声で答える。



「・・・あなたには関係ないことよ,花月えれか。」



女の子は,マンションの屋上から姿を消す。




「・・・復讐か・・・。」




私は手の甲にできた魔方陣のような模様を見つめていた。




————————


「いいんですか?漆黒さん。恨みを高峰愛梨の復讐相手の助けをして・・・」


お屋敷に戻った漆黒は,紅茶を飲みながら答える。


「何言ってるの,マカロン。私が目を付けた子は高峰愛梨ではなく,最初から花月えれかだったのよ?」


漆黒は,お屋敷の窓から空を見上げる。


「今日は,満月ね。マカロン・・・昔,お母さまとお月見をしたものね・・・。」


「そうですね・・・漆黒さん」


—————漆黒とマカロンは,しばらく月を見つめていたのだった。


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