ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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——あなたの恨みをはらします。
日時: 2011/02/07 18:05
名前: チロル ◆iPIAnVtKco (ID: S3B.uKn6)

クリックありがとうございますm(__)m


駄文すぎるくらい
駄文ですが、よろしくお願いします(´∀`)

チロルの今の状態【かなり機嫌がわるいです】(↑いつも変化します)


*お客様*
村瀬奏s
緑紫s
とっちー
rara
未羅s
マイリ—s
魔利亞☆°s
零s
♪梨花♪s

(↑sいらねぇよ!という人は言ってください^^年下,年上でもいいです)


プロローグ>>3
登場人物>>4

【序章?】
1話>>5 2話>>6

【魔女の宴】
↑(章が終わるごとに更新予定です。)
>>41 Ⅱ>>45

【第一章 悲劇の鎮魂歌】
3話>>7 4話>>10 5話>>18 6話>>25 7話>>26 
8話>>31

【第二章 彼岸花ノ咲ク交差点】
9話>>47 10話>>50 11話>>54 12話>>58 13話>>61
14話>>62 15話>>69 16話>>73 17話>>82


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Re: ───あなたの恨みをはらします。 ( No.7 )
日時: 2011/01/13 18:08
名前: チロル ◆iPIAnVtKco (ID: S3B.uKn6)

3話

第一章 ———悲劇の鎮魂歌



—————数日前。


「さぁ,やってまいりました!音楽番組,ミュージックグランプリの時間がやってまいりました!まず,トップバッターは,最近,人気急上昇中の新人アイドル!花月えれかちゃんの登場でーす!!」



わぁああああああああああ!!



大歓声と共に,人気アイドル花月えれかはみんなに手を振ってデビュー曲を歌い上げる。




———収録後。



「えれかちゃん,お疲れさま!」


スタッフがえれかに,飲み物を渡す。



「ありがとうございます!!」


私の名前は,花月えれか。
今日,史上最年少でミュージックグランプリ出場を果たした,現役女子高生アイドルだ。


——————人気急上昇中・・・。



これは表向きな言い表しだ。



「花月さん。」


名前を呼びとめられて振り返ると,同じ事務所の先輩アイドルの高峰愛梨だ。

私にトップアイドルの座を奪われたとかで,一般人になりすまし,私の嘘のスキャンダルのネタを流し,掲示板で私は叩かれている。

そのせいで,仕事が減ったこともあったが最近は,世間に忘れられつつある・・・。



「可愛い歌声だったわね。あなたのその顔面にピッタリ・・・。クスクスクス・・・」


「・・・ご用がないなら,行ってもいいですか?私,あなたと違って,忙しいので。」


私は,高峰愛梨の横を通り,楽屋へ入る。



「・・・花月えれか・・・。私より少し歌がうまくて少し可愛いぐらいで,調子にのり上がって・・・ムカつく・・・」




——————————————ピリリリリリリリリ。



愛梨の携帯が鳴る。


「やばっ,仕事中はマナーモードにしておかないと・・・。」



愛梨は,携帯をひらく。



「あれ・・・?メール来てる・・・。おかしいわ,プライベート用は,親しか知らないはずなのに・・・。」



カチカチ・・・。


愛梨はメールを見る。



「——————あなたの恨みをはらしますぅ〜?!何よこれ。どうせ,チェンメに決まってるわ。」


愛梨が呟くと,すぐにまたメールが来る。


——————チェンメではありません。あなたの恨み,はらしますよ?
高峰愛梨さん。はらして,ほしかったら・・・東の森の古屋敷におこしください。


「・・・まさか。本当なの・・・?まぁ,いいわ。花月えれかを芸能界から消してやるわ。キャハハハハハハハハハハハハ!!」




高峰愛梨の笑い声は,しずまりかえる廊下に響くのだった。



Re: ───あなたの恨みをす。〜人狩り少女の宴〜 ( No.8 )
日時: 2011/01/13 19:30
名前: チロル ◆iPIAnVtKco (ID: S3B.uKn6)

あげます

Re: ───あなたの恨みをす。〜人狩り少女の宴〜 ( No.9 )
日時: 2011/01/14 18:55
名前: 村瀬 奏 (ID: clpFUwrj)

面白いです!頑張ってください

Re: ───あなたの恨みをす。〜人狩り少女の宴〜 ( No.10 )
日時: 2011/01/15 18:07
名前: チロル ◆iPIAnVtKco (ID: S3B.uKn6)

4話 



————夕方。



「ここよねぇ。東の森は・・・。」


先輩アイドル,高峰愛梨。
メールの通り東の森の入口にいた。


「やっだぁ・・・。ちょー不気味じゃん。」


あたりには木が立っており,道なんてみえない。


「やっぱり,嘘じゃない。かえりましょ。」


愛梨は,森に背を向ける。


————ニャーニャー。



小さな白猫が,愛梨のジーンズの裾を引っ張っていた。


「か・・・可愛い!」


愛梨は白猫を抱きかかえた。



それを見た白猫は,するっと愛梨の手から抜け出し,森の中に入っていく。


「・・・ついてこいってことかしら?」



愛梨は白猫の後を追った。




———————20分くらい進んだのだろうか。
愛梨は,古いお屋敷の前に来ていた。


気がつけば,太陽は西の地平線に傾き,見えなくなっていた。



—————カチャリ。



ゆっくりと,お屋敷の扉が開く。



「えっ・・・。」


愛梨の目線の先には,頭に帽子をかぶりゴシックロリータっぽい衣装を着た,女の子が立っていた。


「ようこそ・・・。私のお屋敷へ。」



—————愛梨は誘われるがまま,屋敷の中に入った。



「私の名前は,漆黒。この子は使い魔のマカロン。」


すると,さっきの白猫は女の子の姿に変わった。



「え・・・えぇえええっ?!」


愛梨は思わず声を上げる。



「あなたの恨みはなぁに・・・?」


「恨み・・・?」



「恨みがある人間は,一目でわかるわ。だから,私はあなたにメールを送ったのよ。」


漆黒は,嘲笑うように愛梨を見つめる。



「はは・・・ははは・・・。そう,そうなの!!私は恨みがあるの!!新人アイドルの花月えれかに!!」



愛梨は狂ったように声を荒げる。
そんな愛梨を,漆黒は黙って見つめる。



「・・・ふーん。それで,わたしにどうしろと?」


「決まっているわ!!花月えれかを芸能界引退へ追い込み,自殺へ追い込む!!キャハハハハハハハッ!!」


愛梨は狂ったように笑いちらす。
そんな愛梨を見て,漆黒はクスッと笑う。



「叶える代わりに,代償があるの。」


漆黒は,小さな小瓶を取り出した。


「なんなの,その小瓶。」


「・・・叶える代わりにあなたの血をいただくわ。ちょっとでいいのよ。これで,契約は完了するわ。恨みをはらし尽したら,自動的に切れるわ。」



漆黒はそういうと,ペーパーナイフを出し,愛梨に渡す。



「・・・痛いけど,えれかを引退させるためならば・・・。」



愛梨は,右手の人差し指に,ペーパーナイフを刺す。



————ぽた・・・ぽた。


血は,小瓶に入り飴玉のような形に変わった。



「うっ・・・。」



愛梨の右手の甲には,魔方陣が浮き上がってくる。



「焼印よ。契約の証・・・。この魔方陣は3っつまでしか。お願いをきいてくれないから,注意なさい」


漆黒は瓶に溜まった,飴玉を眺めている。



「・・・あなたは一体何者なの?」


愛梨の顔が険しくなる。


「私・・・?私はただの人の恨みに興味がある,ただの女の子よ・・・。クスクスクスクス・・・」



————漆黒の笑い声は,屋敷中に響いていた。

Re: ───あなたの恨みをす。〜人狩り少女の宴〜 ( No.11 )
日時: 2011/01/15 18:08
名前: チロル ◆iPIAnVtKco (ID: S3B.uKn6)

>>9


ありがとうございます^^


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