ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- Black Crow —黒い鳥たち— 完結しました!
- 日時: 2011/06/19 10:13
- 名前: ヴィオラ (ID: 6PSxBKjg)
—時代は3000年、
第三次世界大戦の終わりと共に
世界は闇に満ちた、それでも光がぼんやりと見える月夜の世界になった
—その時代から100年後の世界
『黒い鳥』と『白い鳥』が戦っていた世界—
—そんな世界を変えるためには
誰かが立ち上がらなければならなかったのだ
こんばんは、はじめまして・・・ヴィオラと申します。
今回は『Red MoonNight』の続編のようなものです、能力者の戦いということを書こうと思ってます
掲示板の基本的は守ってください!
よろしくお願いします^^
★訪問者リスト★
★有難う御座います★
『黒い鳥(能力者たちのことを言う)』
「はぁ?俺は俺、お前はお前だろーがっ」
★烏丸 紅条(からすまる くじょう) ♂ 17歳
能力『最大限の力の発揮』、性格は怒るとき以外は怖くない人間だが自分の能力が怖いということについて悩んでいることもあったりする・・・能力を使わなくても運動神経はある。
『黒い鳥』では戦闘部にいることが多いようだ、ちなみに顔は結構いいほうだからかモテる・・・かもしれないけれども性格のこともあって友達も元々少ない
コードネームは『黒鴉』
「おはよう・・・ん?あぁ、眠いけど仕事ですよ〜。」
★八犬 舞鶴(やけん まいつる) ♀ 15歳
能力『影を操る』、性格は温厚で優しいけれどもあまり感情を出すことはないようだし人と触れ合うこともあまりないようだ・・・これには過去のことも色々とあるらしい。
『黒い鳥』では戦闘好きなところもあるからか戦闘部に居ることも多いが医療部で色々と知識を持っているわけではないのだが手伝っていることもある。顔は小動物系
コードネームは『妖影』
「俺ぁ、そんなことでお陀仏になるつもりねえんだ^^」
★天橋 黒鷲(てんきょう くろわし) ♂ 不明
能力『シールドを貼る』、性格はオッサンッぽいところもあるけれど隠れサディストで江戸っ子口調を話している謎の多い男性だが顔は結構美形であったりする。
『黒い鳥』ではシールド能力ということで医療部とか情報部を行ったりきたりしていることが多いのだが戦闘部にいたりすることもある。戦闘時は顔を見せないようにと仮面を被っている
コードネームは『神樹』
「仲間のため・・・ていうのもありだよね?」
★白鳥 日向(しらとり ひゅうが) ♀ 15歳
能力は『電気の操作』。普段は大人しくて冷静だが本当はちょっと不器用で隠れサディストだったりするところがある、ちなみに電気製品とパソコンにはつかいなれていたりするので機械音痴ではないところから情報部にいることが多くて情報屋のよな活動をしている。
コードネームは『冬将軍』
「・・・我輩に何か用でもあるか?」
★吉野 黒狼(よしの くろおおかみ) ♂ 15歳
能力は『能力のコピー』、ちなみにコピーということで無能力であったりすることもあるが体力も一応あったりするし能力を使うよりかは銃を使うことのほうが多かったりする。
普段は無口で冷静な奴だが銃を持たせたらなんか人格が変わったりする
コードネームは『月狼』
*神居 秋冬(かみい しゅうとう) ♀ 不明。
能力は『不死身』、爆破能力は前作のアレでなくなっちゃったらしい。ちなみに詳しくは前作『Red moonNight』を読んで((爆破
3100年前よりは性格は明るく人にも優しく自分を守ることも出来るようになった、色々と狙われている。
コードネームは『火鳥』
- Re: Black Crow —黒い鳥たち— オリキャラ大募集! ( No.36 )
- 日時: 2011/06/02 20:27
- 名前: ヴィオラ (ID: 6PSxBKjg)
- 参照: 何か憑かれてる!?
>>034 風さん
どういたしましてです、こちらにもオリキャラ応募有難うございます。これからも多分活躍させようとか思ってます^^
これからもよろしくお願いします!
>>035 りまさん
こっちのほうも思ったよりは進みが・・・という感じなので・・・
りまさんの小説のほうも見に行きますね^^
これからもよろしくお願いします。
- Re: Black Crow —黒い鳥たち— オリキャラ大募集! ( No.37 )
- 日時: 2011/06/08 17:56
- 名前: ヴィオラ (ID: 6PSxBKjg)
わお、閲覧200突破ということに今頃気がつきました。
ヴィオラです・・・遅すぎ・・・ですよね?
とりあえずまたまた番外編です。
番外編『葡萄酒じゃなくてポン酢飲もうぜ!』
妖影「何でこんな題名にしたんですかね〜。」
菫「妖影さん!それ以前にお知らせがあったんだよねっ?」
妖影「そうそう、オリキャラ募集なら終了れす。
応募してくださった皆様に感謝しております・・・
と、ヴィオラが言ってました」
黒鴉「いや、ちょっと待てよ。それってヴィオラが言った方がいいことだったんじゃないのか?」
冬将軍「まぁ、いいじゃん。今回は他の目的だからさ^^」
妖影「そうれした、今回は誰か指名して質問みたいな感じれしたよね」
夢少年「うん・・・そうだった。」
神樹「じゃあ、質問いきますぜっ^^」
黒鴉「きもうぃ。」
神樹「どういうことでぃ」
Q1.『陽幻軍』の復活ってどういうことですか?
月狼「それは、今回の『黒い鳥』の軍隊の総称を実は・・・それにしようとしたのでありますが、どうやらタイミングがつかなかったようだな。」
菫「あと、今回の過去の歴史とかそこらへんについては前作『Red moon night』を見てねっ^^」
夢少年「というよりかは3000年前期しかないんだけど・・・」
Q2.次はどんな話なんですか?
冬将軍「今度は僕と風無しと黒鴉君が出てくるよー、えっとねー
火鳥を救いに行く・・・って感じかな?」
月狼「我輩たちもとりあえず女騎士に白黒付けさせる・・・という感じになっていると思うのである。
期待はあまり出来ないと思え、ヴィオラという駄作者にはどうにもならないがな」
菫「それは酷いってヴィオラさんがさっきまで登場待ってたのに端っこで泣いちゃったよ・・・」
Q3.何か他にねたはあるんですか?
夢少年「何故か学パロしようとしてたようだけど・・・不良ばっかりになるからやめるって・・・言ってた」
黒鴉「まぁ仕方ねぇって。でも最終回までのネタはどうにかなったらしいな。」
妖影「ちなみに風無しさんはちゃんと出させるようです。多分・・・うん」
Q4.妖影さんは黒鴉君に何を期待しているんですか
妖影「期待してないれすよ?」
黒鴉「この前のは何だったんだよ」
神樹「これは何か前作のおまけみてぇなもんだからなぁ・・・
ねぇっていうことだ、恋愛は期待できねぇようだしな」
黒鴉「ゑー。」
妖影「ゑー。」
神樹「何か期待してたってことかぃ。」
黒鴉「まぁ、そうっていう・・・訳じゃない・・・///」
妖影「この人がモテない理由が分かったのれすよ」
Q5.テーマソングってありますか?
神樹「ん、とりあえず【サンホラ】にしようかとか思ってたらしいけどなぁ。
聞いたけどアレだったから他にするらしいぜぃ、でも何か迷ってるとか。」
菫「まぁ、どうにかなるっしょ!」
夢少年「テーマソングは12話のURLからどうぞ・・・」
黒鴉「本当にアレだよなぁ・・・この前の番外編おかしかったよなー。
BGMが場違いみたいだったし」
妖影「でも、まぁ終わったことですし、いいじゃないですか。」
神樹「てなことで、番外編終了!」
黒鴉「次の番外編は多分最終回らしいから、それまで見ていただければ・・・
幸いとか何とかだな。」
妖影「短編れすから、多分さっさと書いて終わればいいんですけど・・・」
夢少年「もしかして・・・更新停止とか・・・」
菫「そ、そういうのないからっ!ちゃんと最後までやるみたいだからっ^^;」
冬将軍「まぁ、次の話も見てほしいなー♪」
黒鴉「はいはい、はいはい。テープ切るぞー」
菫「・・・みんないいみたいだよっ^^」
神樹「さいならぁー・・・また次の話とか何とかで会えればいいなぁ」
—ここでテープは切れている—
火鳥「相変わらず・・・騒がしいメンバーね・・・」
ヴィオラ「まぁ、キャラクター設定からまず何か個性とか何とかがごっちゃでしたからねー。
次の話も見てくれれば飛んで喜びます、ではでは。」
- Re: Black Crow —黒い鳥たち— オリキャラ大募集! ( No.38 )
- 日時: 2011/06/08 22:44
- 名前: ヴィオラ (ID: 6PSxBKjg)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v=pHedB5i_e3M
12.賢者の剣と葡萄酒
「お前・・・本当に・・・我輩たちを・・・
うらんでいるのか?」
「本当アル!分からないの!?」
「・・・そんなこと思っているうちにこっちのほうもよく見たら?」
「・・・・—っ!?」
夢見せの持っていた銃の銃弾の音と共に吹雪の手の中に銃弾がぶつかると同時に吹雪にはどうやら痛みしか感じられずにそのまま銃弾が打ち付けられた手にあったヌンチャクを手放した、そこでうずくまることもなく片方の手で持とうとするが銃弾の撃ちつけられた痛みによって両手がガタガタと震える・・・
月狼の銃は他の普通の銃とは違って撃ちつけると震えが止められないほどのパワーを持っている。
そのまま吹雪は歩き出すがそのまま手の震えは止められずに紅い液体はドクドクと流れ続けているがゆっくりと歩み寄るが攻撃なんて出来ない感じなのでそのまま月狼が押さえつけた、そして夢見せがそのまま会話をはじめる
月狼はだんだんと吹雪がグラグラと銃弾のこともあったが能力によって倒れそうになっていることに気がついてどうにか小さい体で押さえつける
「君は・・・これ以上傷つきたくないか?」
「・・・」
「それなら・・・私が楽にしてあげよう。」
「・・・ぇっ!?」
吹雪の体は眠気のようなものがグルグルと延々と廻り続ける風車のように廻り続けている・・・
視界までもがだんだんとグルグル廻っているように感じて自分の思い通りに動けずにただ動けずに押さえつけられたままだった、そして彼女は思った
—もしかすると
家族はこんな思いをしたくなかったのだろうか
こんな思いするまで
自分は頑張らなくて良かったんだろうか—
思った途端に吹雪は崩れるように倒れた。
そして最後に聞こえた言葉は吹雪の母親の声でもなければ・・・夢見せの声だった、それに吹雪は一瞬目を薄く開いてからまわりを見た
そこには薄く太陽が上がりはじめていたところで暗かった世界は明るくなり始めていた
「君は私に口を利いた。 そして会話の内容も、成立した。 故に、君は君に拘束され、監禁される」
「・・・っ」
「倒れたぞ、夢見せ。」
そこで月狼は銃を夢見せから回収してから自分の銃と一緒にポケットへと入れ込んでからそのまま座り込んだ、かなり長かったこの戦いに夢見せも月狼も疲れによって座り込んでからそのまま寝転がった
入り口から・・・出口から流れ続ける紅い液体が髪の毛についてしまっていたがもうどうでもよかった、二人とも目を瞑った
「あのさ、こんな戦い・・・どうして起こるのかな
こんなことしなくても良かったんじゃないのかな。結果的にみんな敵は辛そうだったし」
「・・・あぁ・・・そうだな・・・」
そのまま二人ともこの世からいなくなった人のように深く眠った
そのころにはちょうど敵もいなくなりだして白い鳥は退却したような感じになっていた、そして朝が来る・・・
夜のように真っ黒くても月が薄く輝いていた世界は日の出を待っている感じになった・・・平和と言う名の朝はやってくるのだろうか
—数時間後
「おい!起きろっ!おめぇさん、まだ生きてるだろぃ?」
「おーい、起きないと・・・いじめるよ?」
「・・・あ・・・れ・・・?此処は・・・月狼っ!」
「・・・・おはようなのであり・・・神樹っ!?聖創っ!?」
「まだ、戦いは終わってねぇぞ。ついてこい、仲間が一人さらわれた」
そのことに二人とも驚いたような顔をしたがそのまますぐに立ち上がってから神樹と聖創についていった・・・
そのままガスマスクを投げ捨てて地下世界へはもう戻らないということを覚悟してから道のないような雑草だらけの深い森を歩いていった、そしてあっという間に光と共に広い草原が見えた。
その隣には城がそびえ立っていて・・・それは『白い鳥』の王が住んでいるといわれている城だということについては分かっていたのですぐに門番も眠ったままなので開いている門をすばやく通ってから何だか気温が下がっていることを感じとられた、廊下へとすぐに移動して階段を登る
その間に何人か凍ったようになって倒れている人間が何人か見えたので誰か能力者がこの城にいるということを四人はすでに感じ取っていた
「此処が・・・実験室?普通に開くんだ・・・んっ!?此処、誰かいる!」
「誰なのであるか・・・わわっ!待て、コレは投げナイフじゃないのか?」
そこで二人の白衣に包まれた少女が立っていてその間の小さなベッドのような所には意識がなくなったままの火鳥が眠っていたことに神樹は驚いた顔をした、そして
四人の後ろにはいつのまにやら黒鴉と冬将軍がいてそのことに気がついた一人の少女が久しぶりだと小さな声で言って小さく微笑んだ。
もう一人の少女は近づくとどうやらブーメランナイフを投げるということで脅し始めたころに変な音が聞こえたというよりかはもうすでに黒鴉は舌打ちをしていて動きたい動きたい動きたい動きたい動きたいと目で催促しているように見えた
そのことに神樹もそろそろ攻撃されてもいいかもしれないと誰かが近づくことを待っていた、そして月狼が銃を構えて一人の少女のブーメランナイフに向かって打ち付けて跳ね返すと共に少女も倒れてそのまま夢見せが押さえつけた。
そして銃を月狼は少女の額に押し付けた
黒鴉はそのままもう一人の少女に襲い掛かるように蹴りつけてから神樹はバリアの準備をしながらも灯を点けた、そして冬将軍は火鳥が怪我をしないようにしながら電気で火鳥に何かしそうだと分かった機械を感電させると火鳥は起き上がってそのまま冬将軍に抱きついていた
「みんな・・・私のために・・・?」
「そうだよ、火鳥ちゃん?」
火鳥の小さな体は震えて泣いていることが分かったが抱きしめてあげることしか冬将軍には出来なかった
そのころ月狼と夢見せは銃を突きつけてから神樹のバリアによって無傷だった、そして夢見せは緊張したような空気の中のような感じの中で話しはじめた。
「君は、撃たれたくないか?」
「あ、当たり前でしょっ。思わないほうが変よっ!」
その途端に夢見せの能力によってヒマワリは意識を渦にまわされたようになってすぐに倒れたがそのまま夢見せも倒れた・・・その背中にはブーメランナイフではなく小さなナイフが二本突き刺さっていて夢見せはすでに意識がなくなっていた
「夢見せっ!?」
続く
- Re: Black Crow —黒い鳥たち— ( No.39 )
- 日時: 2011/06/10 20:52
- 名前: ヴィオラ (ID: 6PSxBKjg)
- 参照: 何か憑かれてる!?
13.腕の中には伝言
「夢見せっ!?」
「・・・こ・・・来ないで・・・」
「夢見せ・・・」
「危ないから・・・君まで痛みを負うなんて・・・」
月狼がそのまま駆け寄ろうとしたときに夢見せは少し意識が薄くだが戻ったのだろう・・・近づかないでくれと手で月狼を近づけさせないように止めた、そして月狼はナイフを投げた情報屋さんに涙を流しながら銃を構えた
ぼやけててよく見えなくなりそうだが腕で目をぬぐってから銃を連射した・・・それを落ち着いてかわす情報屋さんに勝ち目はないからやめろと神樹が止めたが月狼は冷静さをなくしていた。
誰にも止めることの出来ない怒り・・・
情報屋さんは呆れたような顔をしてからクスクスと笑いながら銃弾をさせていく、そしてニコニコと笑いながら月狼に言った
「男が・・・情けないわね・・・泣くなんて。」
「う・・・うるさいのである!人間は誰だって泣くだろう。」
「貴方達は人間じゃないわ・・・
異型の胎児ね・・・まるで」
黒鴉が後ろから飛び掛って安全なところに冬将軍と火鳥を非難させた創聖が分身を繰り返して囲んで情報屋さんの動きを止めるとそのまま怒りに満ち溢れている涙目の顔になっている月狼の銃が向けられた、そして情報屋さんは冬将軍の腕から逃げてきたらしい剣を持った火鳥へと視線を向けた。
そこで月狼は能力の使いすぎと疲労によって急に倒れこみ銃を打ち込むことが出来なければ創聖の分身はナイフに突き刺さりスッと消えていくと同時に創聖に痛みが走り抜けた、そこで痛みは終わったがとにかく能力は使えなさそうだった
黒鴉は今の状況だと自分しか動けなさそうだったが神樹がけが人を運ぶと言って自分達が城に入ってきた時間の数分後に突撃していった軍隊たちとすれ違いに走り去っていった。
とりあえず自分はこの状況で戦えば危ないと思って階段のうえへ・・・階段の上へと上がっていった、そしてあの双子ちゃんと一人の青年が大きな扉の前にいた
「おい、双子。何やってんだ?」
「うん。えっとね、王様を倒すんだっ^^
あ、そうだ。この人は『白鳩』、王様が嫌いで双剣を操るのっ」
「よろしくな、白鳩。」
「あ、あぁ・・・よろしく。お前も月神を倒しにきたのか?」
「まぁ、そうだな。」
そのまま夢少年によって扉が開いた
「あれ〜?星雲。もう一度僕の秘書に戻りたいの?」
「違う!俺はお前に・・・この戦いに終止符を打ちに来たっ!」
「アタイの洗脳だったら百発百中だもんねっ!」
「僕・・・大丈夫だ・・・もう。」
「月神・・・手前を俺は
・・・許さねぇっ!」
—実験室
「火鳥ちゃん!「下がっててっ!」
「私たち白い鳥は無力でも……一つぐらい、貴方方(黒い鳥)と同じようなことが出来るわよ……。見てなさい、私の姿を見るのはこれで最後ね……?」
「そんなこと・・・・
ぐっ・・・あああぁぁぁぁあぁああぁぁっ!」
叫び声と共に冬将軍の目つきはあの穏やかそうな表情ではなかった
ギラリと真っ赤に輝いた瞳と黒い髪の毛へと姿を変えた冬将軍はもう違うものになっていた・・・
火鳥はそれを見てからそのまま小さな体で飛んで背中にくっついて肩へと上がりこんでからそのまま妖刀『フェニックス』を叩きつけるようにして首を突き刺した、赤い液体は流れずに傷だけが残った・・・
冬将軍はそのまま黒い髪の毛の色と赤い瞳の色をフラフラしながら戻していったが姿が戻った頃にはすでにもう意識はなくなっていて倒れていた。
途中で戻ってきたのか神樹がちょうど情報屋さんが冬将軍にナイフを突き刺しかかったときにシールドを張った、そのまま舌打ちをした情報屋さんは神樹と火鳥に幽霊に体を支配させることにした・・・
そのままナイフの向きに向かって何かが迫ってくることを感じた神樹はシールドを貼り付けるが幽霊ということもあってシールドをすぐに破ってしまいそうなパワーを使って破ろうとしていたことに逆らう力を使ったがシールドは破られる。
そして神樹はパワーを使い果たしてしまったのか冬将軍の隣で倒れていた・・・
あまりにも火鳥でも怖かったが何も言わなかったし泣きもせずにいたが情報屋さんを睨みつけた、そして神樹はとりつかれたように立ち上がって火鳥に襲い掛かったがすぐに妖刀でシールドのようなものを貼り付けると跳ね飛ばされた
そして神樹は声にならないような叫びを上げてからシールドを作ってからガラスの割れたような音をさせながら剣を作っていった、手には真っ赤なものがたくさん流れているのが見えて火鳥は動けなくなっていた
そのまま剣は火鳥ののどを突き刺すギリギリで止まった・・・そして火鳥はそのまま妖刀で剣を切り裂いてから神樹の額に刀を少し触れさせた・・・そのときに神樹はビクッと体を震わせてから火鳥に言った
「俺を・・・俺を突き刺してくれ・・・・っ
幽霊は俺が押さえつけてるけどよぉ・・・
そろそろ俺も限界だぁ・・・お願いだ・・・
もう突き刺してくれ・・・っ!」
そのことに選択を考える時間などなかったので神樹の望んだ通りに火鳥は
・・・神樹を突き刺していた
火鳥の目には涙が流れていて止まらないかのように流れ続けていた、火鳥は本当ならばこんなことをしたくはなかった。
そして火鳥の手には小さな炎が浮かんでいた・・・
どうしたのだろうかと思った火鳥はそのまま情報屋さんナイフに向かって炎を投げつけた、するとナイフはそのまま大きく燃え上がって情報屋さんがナイフを手放したときにはすでにナイフじゃないぐにゃぐにゃした金属の塊になっていた。
—まさか・・・
数百年前の能力が・・・
これで・・・
わたしは今度こそ人を救えるのだろうか—
「人がずっと生きていける世なんてないわ。そんな常識破り……私がこの世の都市伝説から消してあげる……。黒い鳥の謎と一緒に。」
「そんなことないわ・・・焔が見えないの・・・・?」
命の焔は燃え続ける
フェニックスのように。
続く
- Re: Black Crow —黒い鳥たち— ( No.40 )
- 日時: 2011/06/12 15:28
- 名前: ヴィオラ (ID: 6PSxBKjg)
14.地平線の少女
「・・・あれ・・・火鳥ちゃん・・・?」
「・・・うん・・・冬将軍さん・・・
情報屋さんのことは私に任せて・・・
逃げて・・・お願い・・・私だけではっきりさせたいの・・・」
「・・・分かった、それが火鳥ちゃんのためになるならば僕は逃げるよ」
そっとふんわりと久しぶりに微笑んでくれた火鳥はそのまま光の中に包み込まれる
そして目が醒めた時に冬将軍は火鳥の手に炎があったことに気がついた、そしてそのまま倒れたままの神樹を抱き上げてから火鳥のほうを向いた。
「・・・ここは・・・私がやるから・・・逃げて・・・」
冬将軍は頷くとナイフのようなもので刺された跡がある神樹を抱きかかえながら走って逃げた、敵も味方も関係なくとにかく走った
冬将軍はやっと城の前まで来たが何も変わってないことに気がついた
とにかく自分がこんなことしか出来ないのは残念だとは思ったが神樹を安全な場所に避難させることを優先させて深い森に走り去っていった。
そして深い森を走っているときに黒鴉と同じような姿をしていた少女がすれ違いで走っていった
—あの子は確か・・・
—特別軍隊の子・・・
—火鳥と何処かで話していた気がした気がする・・・
そう思いながらも深い森が少し晴れたようなところにとっくに冷たくなってしまっている神樹を置いた、もうこの世の人間じゃないということは抱えて走ったときに分かっていた。
そのまま冬将軍は冷たい肌になっていしまっている神樹の仮面を外してから頬にキスをするとそのまま神樹の頭を降ろしてからそっと立ち上がって離れた、何故だろうかと冬将軍は思った
—何故、争いはこんな思いを作るのだろうか
冬将軍はいつのまにか涙が止まらず流れていることに気がついてそのまま座りこんで泣いた
「・・・安らかに・・・お眠りなさい・・・っ」
—月神の部屋
「そっかぁ・・・みんな僕を倒したら王様にでもなれるとでも思っているのかな?僕は何度も何度も争いを繰り返している地域で戦い続けたんだ・・・
僕に勝てたら、君たちを『神』に崇めてもいいくらい・・・かな?」
「・・・俺は俺の考えがあるとおり、お前にはお前の考えがあるだろうな。
じゃあ、本物の神様を見せてやろうか。なぁ、双子・・・・
白鳩。」
そのまま月神はニコリと笑ってから急に表情を変えた・・・
そして白鳩の剣を聖剣が捻じ曲げるようにぶつけてから一騎打ちのようになった、そして双剣が本当に捻じ曲げられそうになったとたんに夢少年がそのまま氷で双剣を固めて割れないようにした
それに月神はそのまま狙いを変えて聖剣を投げるとそのまま夢少年は背中に突き刺さった。
空気がすぅっとそのまま空気も凍っていった・・・
白鳩がそれを隙に剣を取りあげるようにしたが月神がすぐに気がつくと剣をそのまま引き上げた、そのまま剣が引き上げた時に白鳩の腕と手の境目に斬られたような跡が出来た
そのまま菫が動かないままでいたが白鳩の前まで走りこんでから洗脳を始めた
「・・・僕には効かないんだよ^^」
「・・・嘘でしょっ!?」
そして月神の剣を振り下ろされた瞬間に抱きかかえるように白鳩が剣で囲んでシールドのようにした、そして月神は白鳩の斬られた跡をそのまま狙うように切りかかった時に菫は剣に守られたはずなのにそこにはいなくて
白鳩の前に出て斬られていた・・・目の前で見方が倒れることは何度もあったが何故かこのときだけは悲しみが溢れていた
そして自分たちがこんなことを何度もしていることに悔やみを感じていてそれを命令した月神に怒りを感じた瞬間に白鳩の手には小さな塩の渦のようなものが出来ていた。
「まさか・・・君・・・能力者だったの!?」
「許さない許さない許さない許さない許せねぇ・・・
俺たちは絶対にアンタを許さない!
罪は・・・償ってくれ、俺たちの分までな・・・。」
そのまま黒鴉が首を絞めるようにして月神を掴んでからそのまま投げると手の上に渦潮を作った白鳩のほうへと投げ捨てるように投げた、そして月神はそのままだんだんと大きくなってくる渦潮へと飲み込まれていって渦潮がおさまったときにはもう月神の姿はなかった
「嘘・・・俺・・・
倒しちゃった・・・」
「・・・白鳩・・・・?」
「お、お前、無事だったのか!?菫・・・夢少年は・・・」
「もういいよ・・・私は受け止めるからね、ちゃんと。
あの子の分までちゃんと生きてあげるっ!」
そのまま白鳩に抱きしめられたまま菫は泣いていた
菫は兄弟を亡くしてちゃんと受け止めていたがやはり悲しいことは変わりなかったのだろう、争いと言うのはそういうものなのだろうと思ったときに黒鴉は冷たくなった夢少年を抱きかかえていつのまにか菫と同じように涙が止まらなくなっていた
「・・・もう・・・こんな戦しちゃいけないよな・・・
守れなくて・・・ごめんな・・・夢少年・・・っ」
その時に地面が大きく揺れ動いた、地震というわけでもなかった
そして叫び声のようなものが聞こえた瞬間に焦げ臭い匂いがした
・・・火事だ・・・っ
「白鳩、双子・・・逃げるぞ。」
「うん」
「わかったよっ」
そして敵味方関係なく草原に集まっているのを見ながら崩れていく階段を避けながら走り下っていった、そして菫がそのまま転んだがすぐに白鳩に抱きかかえられながら三人とも無事に城が崩れる前に逃げることが出来た
しかし・・・火鳥だけが見当たらないのだ
おかしいと思って他の人と探したがやはり火鳥はいなかった。
「何処に行ったんだ・・・
火鳥・・・・」
続く
今度は妖影とツヴァメのことになります、火鳥のことはもう少し後になります。
風無しさんも一緒に出てきます・・・登場回数少なすぎてすみません・・・
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