ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

Black Crow —黒い鳥たち— 完結しました! 
日時: 2011/06/19 10:13
名前: ヴィオラ (ID: 6PSxBKjg)

—時代は3000年、
       第三次世界大戦の終わりと共に
世界は闇に満ちた、それでも光がぼんやりと見える月夜の世界になった

—その時代から100年後の世界
         『黒い鳥』と『白い鳥』が戦っていた世界—

—そんな世界を変えるためには
          誰かが立ち上がらなければならなかったのだ

こんばんは、はじめまして・・・ヴィオラと申します。
今回は『Red MoonNight』の続編のようなものです、能力者の戦いということを書こうと思ってます
掲示板の基本的は守ってください!
よろしくお願いします^^

★訪問者リスト★



★有難う御座います★

『黒い鳥(能力者たちのことを言う)』

「はぁ?俺は俺、お前はお前だろーがっ」
★烏丸 紅条(からすまる くじょう) ♂ 17歳
能力『最大限の力の発揮』、性格は怒るとき以外は怖くない人間だが自分の能力が怖いということについて悩んでいることもあったりする・・・能力を使わなくても運動神経はある。
『黒い鳥』では戦闘部にいることが多いようだ、ちなみに顔は結構いいほうだからかモテる・・・かもしれないけれども性格のこともあって友達も元々少ない
コードネームは『黒鴉』

「おはよう・・・ん?あぁ、眠いけど仕事ですよ〜。」
★八犬 舞鶴(やけん まいつる) ♀ 15歳
能力『影を操る』、性格は温厚で優しいけれどもあまり感情を出すことはないようだし人と触れ合うこともあまりないようだ・・・これには過去のことも色々とあるらしい。
『黒い鳥』では戦闘好きなところもあるからか戦闘部に居ることも多いが医療部で色々と知識を持っているわけではないのだが手伝っていることもある。顔は小動物系
コードネームは『妖影』

「俺ぁ、そんなことでお陀仏になるつもりねえんだ^^」
★天橋 黒鷲(てんきょう くろわし) ♂ 不明
能力『シールドを貼る』、性格はオッサンッぽいところもあるけれど隠れサディストで江戸っ子口調を話している謎の多い男性だが顔は結構美形であったりする。
『黒い鳥』ではシールド能力ということで医療部とか情報部を行ったりきたりしていることが多いのだが戦闘部にいたりすることもある。戦闘時は顔を見せないようにと仮面を被っている
コードネームは『神樹』

「仲間のため・・・ていうのもありだよね?」
★白鳥 日向(しらとり ひゅうが) ♀ 15歳
能力は『電気の操作』。普段は大人しくて冷静だが本当はちょっと不器用で隠れサディストだったりするところがある、ちなみに電気製品とパソコンにはつかいなれていたりするので機械音痴ではないところから情報部にいることが多くて情報屋のよな活動をしている。
コードネームは『冬将軍』

「・・・我輩に何か用でもあるか?」
★吉野 黒狼(よしの くろおおかみ) ♂ 15歳
能力は『能力のコピー』、ちなみにコピーということで無能力であったりすることもあるが体力も一応あったりするし能力を使うよりかは銃を使うことのほうが多かったりする。
普段は無口で冷静な奴だが銃を持たせたらなんか人格が変わったりする
コードネームは『月狼』

*神居 秋冬(かみい しゅうとう) ♀ 不明。
能力は『不死身』、爆破能力は前作のアレでなくなっちゃったらしい。ちなみに詳しくは前作『Red moonNight』を読んで((爆破
3100年前よりは性格は明るく人にも優しく自分を守ることも出来るようになった、色々と狙われている。
コードネームは『火鳥』

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9



Re: Black Crow —黒い鳥たち— オリキャラ大募集!  ( No.26 )
日時: 2011/05/15 11:35
名前: ヴィオラ (ID: 6PSxBKjg)

>>025 空夢さん
ありがとうございます!
あんまり更新はないですが・・・更新頑張ります!
また空夢さんの小説も見に行きますね^^

Re: Black Crow —黒い鳥たち— オリキャラ大募集!  ( No.27 )
日時: 2011/05/15 16:41
名前: ヴィオラ (ID: 6PSxBKjg)


7.宝石に惑わされた鴉(黒鴉メイン)


—3152年、『黒い鳥』にて—


黒い鳥では特別軍隊チーム『Black Crow』が結成された
コードネーム『黒鴉』という17の青年を中心として活動することになって今日がはじめての顔合わせのようなものになる、自分たちの『革命』を願って戦うということになったこの『白い鳥』のリーダーが考えた『ゲーム』は本格的に準備が始まっていたのだ

そして軍事基地では特別軍隊チームに入った10人の少年・少女がパイプ椅子に座っていた


「それにしても・・・かなり個性的であるな・・・」

「これでまとまるわけないよなー・・・」

左端の目立たないところには長い茶髪の緑色の瞳・・・かなり美人である少女で黒鴉と同じくらいの身長である、その隣には検査の時に一緒になった陰を操れる少女・・・顔は小動物系だと思ったらちょっと整っていた、俺の隣の隣には他のメンバーとはかけ離れたような雰囲気で茶髪のロングヘアー・・・イタリアにいたということだけは聞いているのできっと変わっているのかなと思った

ちょうど真ん中に俺がいてその隣に月狼・・・そして赤茶色のツインテールで人形のような表情をしている少女、そして神樹がいて・・・その隣にはバイオレット姉弟という双子がいた。

とにかく個性的なメンバーだということで俺にはうまくまとめられそうもないけれどもとりあえず自己紹介だけはさせてチームで分けてしまおうと思った・・・


「自己紹介、してもらえないか。名前だけでもいいから」

それに気がついた九人はまずは俺のほうを向いた・・・俺が中心人物だからってはじめに自己紹介しなきゃいけないのかとか思ったけれどもとりあえず自分から自己紹介することになった


「俺は黒鴉、能力は最大限の力の発揮・・・よろしくな。」

その次に向いたのは・・・左だった、茶髪のロングヘアーである帰国子女だということだけ聞かされた少女だが彼女はその隣を見ていたのでこっちにすぐに注目されたけれどその前に一番端にいたバイオレット姉弟の姉が椅子を倒しながら立ち上がった

弟のほうは結構おどおどしていたけれど・・・どうやら妖影はそのおどおどした弟のほうに向かって睨みつけている。


「アタイは菫!洗脳できるんだよっ^^あ、黒鴉君のことも洗脳してあげよっか?らんらんるー☆」

「・・・それは、あの・・・やめたほうがいいよ。お姉ちゃん・・・
あ、あ、僕は、あの・・・夢少年です・・・氷が操れます」

双子ということで容姿は結構似ているけれどどうやら性格だけは百八十度逆回転したような感じだ、そしてその後に双子が同時に座るとさっき弟のほうをガン見していた帰国子女が静かな空気の中で立ち上がった・・・どうやら孤立してしまった感じになったようだが彼女は気にせずに淡々と自己紹介をした


「私は風無し、日本語ならわからないわ。ちなみに黒鴉さんのことも分からなかったわ・・・
能力は右手で相手の体を10秒以上触り続けると相手の能力を封じる事が出来るっていう能力、ちなみに裏切っても私には全然責任がないんだからね」

静かに座った後にすぐに月狼が立ち上がった、容姿は皆と違って画家のようなTシャツに青いベレー帽を被っていることもあってひそひそ声が聞こえ始めたがとりあえずスッと息を吸った月狼は自己紹介を始めた

彼は実はちょっとだけアガリ症だったりするから・・・なんとなく不安な部分もあるけれども。


「我輩は月狼である、能力のコピーが出来るのだが・・・あの・・・銃とかもやれるのである。あ、あと・・・こっちの隣の「あ、月狼!おめぇはもう休んでろ^^俺ぁ、神樹だぜぃ。シールドが貼れるからなぁ、一応何かあったら俺にまかせろよ!」

つぎはぎのような感じで神樹が自己紹介かねての月狼のオファーをしたけれども月狼は顔を真っ赤にしていてクスクスと隣のツインテール少女が笑っていた、その後に緑色の瞳を持った美人さんが立ち上がった・・・どうやら聞いたところによれば同じくらいの年齢のようだ・・・。


「私は夢見せだ、敵意を持って会話した相手を相手の精神世界に閉じ込める能力を持っている。ちなみに君たちのことについては敵意は持ってないつもりだが一人にしてもらえないか」

「夢見せさん、アタイたちは一応チームなんだからねっ^^一回洗脳してもいいんだよー?」

なんかいちいちうるさいと思ったがとりあえず夢見せ自身は気にしてはいないようだ・・・それに菫も気がついたのかすぐにパイプ椅子に座り込んで弟と話し始めた、弟に何でメッシュがあるのかは分からないがそれは見分け方なんだろうと思った

その後にあの笑っていた赤毛のツインテール少女がさっきとは違う雹所で立ち上がった・・・人形みたいだ。


「あたしは聖剣だぜ。ちなみに分身が出来る、あたしが何したってそれは勝手だからさ。だから気にしないでおくれよ」

その後にさっさと座った聖剣は夢見せに話しかけてクスクスまた笑っていた、そして最後に小動物系の顔をした妖影が立ち上がったが別に静まったわけでもないので影を不意に巨大化させて驚かせたようで・・・急に静まり返った


「私は妖影ですよ、この通り・・・影が操れるんれす。宜しくお願いします」

そしてすぐにまたバラバラになったが俺がどうにかして静かにさせると能力のことで恐がられたのかは分からないがすぐに静かになっていた、チーム分け・・・そういえば一人いないことに気がついたのであのうるさいと思っていた菫に聞くと病気で今回は欠席らしい

十人なので二人ずつだがこれだと一人というものが出来てしまう・・・まぁ仕方ないと思ったので俺はそのまま適当にチーム分けすることにした・・・能力の強さだってまだ分からないしきっといつでもチーム分けの変更は出来るだろうと思ったからだ、そしてそのことを話すと別にどうでもいいという感じの空気になってまた静かになっていた。


「じゃあ適当でいいか・・・

月狼と夢見せ、神樹と聖剣、風無しと欠席者一人、妖影と俺、夢少年と菫

・・・でいいよな?」

賛成と言うことですぐに解散となろうとしたときだった・・・
一人の少女が扉をぶち抜けるように走ってきた、そのまま俺の前に息を切らしてやってくるとちょっと深呼吸をしてからみんなを見回して落ち着いたようなのか言った


「・・・ゲームが・・・ゲームがはじまった・・・もう・・・何人かは毒ガスにやられている・・・わ・・・」

「何だって・・・もっと先じゃなかったのかよ!?」

「そ、そうなれば我輩たちも戦闘準備でありますな!」

「あぁ、そうだなぁ。それにしても・・・毒ガスってならガスマスク常備だよな^^」

「夢少年、このままじゃ・・・」

「世界は終わる。」 「そんなこといわないの」

「どうやら地下にも来てるらしい・・・」

「あたし、一人だよね?自由行動?」

「地上と地下で分かれませんか?」

「あ。」 「それだ。」 「・・・」 「うん」

どうにか地上と地下でグループ分けを数秒で開始・・・月狼、夢見せ、神樹、聖剣、風無しはとりあえず地下へ残ることになった、すぐに全員がロッカールームへと走りこんで戦闘準備を始めた

そしてすでに
—ゲームが
     は
      じ
       ま
        っ
         て
          い
           た—


                              続く

Re: Black Crow —黒い鳥たち— オリキャラ大募集!  ( No.28 )
日時: 2011/05/20 17:53
名前: ヴィオラ (ID: 6PSxBKjg)



8.風車のように、


「・・・月神様、アンタのことなんか正直どうでもいいんだよ

その前に、まわりを見るんだな。傍観者とか言って全然見てないじゃないか・・・俺はちょっとアンタには付き合えない、個人行動させてくれ」

「そっか・・・僕のことそんなに嫌ってたんだね^^そうだよねー、昔は敵だったもんねー


僕はゲームを楽しむだけじゃない、これで世界が全て僕のものになるということを分かってい「わかってない、お前と同じ考えしている奴なんか何処にもいねーよ!じゃあな。月神様、もう二度とこんなことしてやんねえからな」

「うん、じゃあ約束ね。僕と君は—


今日から敵だ。明日も・・・ずっとね、いいでしょ?」

そのことに黙ってくるりと後ろを向いた星雲は部屋から出て行った・・・そのまま自分の荷物は結構最小限のものになっているので気楽なたびでもするんじゃないかと思うくらいの荷物だった、それでも彼は黙ってここから出て行くことを決意するしかなかった・・・そしてそのまま白い鳥の本部の門を飛び出すとすぐに何か売ってそうな場所へと歩いていった

—こんな戦じゃきっと商店なんかやってねえもんな・・・

小さくつぶやくと・・・あれ?と思った・・・草原が広がっている環境のよさそうなところで二人の少年少女が座ってサンドウィッチを食べていることに気がついた途端に星雲は近づいていった


「おい、こんなとこでなにやってんだ。」

「あ・・・の「ピクニック!貴方はどこへ行くの?さては何処かで子供を去りに行くんだねっ^^」

星雲はそうじゃないよとニコリと笑うとサンドウィッチをガン見する・・・それに夢少年が気がついたのかどうかは分からないがサンドウィッチを渡してくれた、星雲は本部の近くということもあって色々とバレないように結んでいた髪の毛を解いた。


「きれいな髪の毛だね、お兄さん・・・あ、名前は?名前はあるのっ?お兄さん。」

「え・・・お、俺は・・・


『白鳩』だ。
まさか・・・お前ら能力者か?」

そのことに夢少年は静かに頷いたが別に攻撃も警戒もなくただただ星雲のほうを見ていたが星雲は偽名まで使っているというのにこれ以上嘘をつくのは難しいものになってしまうことから素直に自分が能力者で王様のところから逃げてきたと話した、そのことに菫が星雲にニコリと笑った・・・夢少年はそのことに少しだけ怯えていたがそのうち自分達の味方だと判断してくれたのか警戒しなくなった。

そして菫は星雲に近づくとニコリと笑ってとあることを提案した。


「じゃあさ・・・アタイと夢少年・・・弟ね、あと白鳩で同盟でも組まない?
同盟の名前は夢少年に決めてもらいたいなっ、だって一応詩人だからね^^
裏切りとか嫌だからね!絶対に私達は三人で一つだからね^^」

「・・・決まった。『灰の鳥』ってどう・・・?だめかな・・・?」

「良いと思うっ!やっぱ夢少年はいいねぇ。
白い鳥と黒い鳥が融合したってことでこの名前なんだよね?分かるよ^^」


菫は夢少年にぎゅっと抱きつくと笑いながらまた星雲にも抱きついた・・・・それに星雲は意外と胸が(自主規制)だったこととかいろんな意味を込めてで顔が真っ赤になっていた、何か普通のよくいるような子供じゃないみたいだと思いながらも星雲は今日から『白鳩』になることを心の中で誓ってから二人の同盟になることを約束した。

しかし、その様子を見ていた人がただ一人—

裏切られた月神は悔しいと思いながら・・・タイミングを待っていたと思えばとても怒りを感じながらもニコニコしながら三人を見ていた、そして『復讐』を決意するしかないと・・・・あの毎日が鳩の大群との戦いみたいになっていた戦場を思い出しながらまた『戦い』と『革命』が起こるだとうと思った。


「僕は・・・僕はずっと一生懸命やったはずだよ。
戦争だって、支配した時だって・・・どんなときでも一生懸命だった

それを分かってくれない人間なんか・・・
消してやる。黒い鳥のみんなと一緒に・・・
ケシテヤルッ!」

「どうかされましたか、月神様・・・。」

「いいや、何でもないよ。早く・・・早く女騎士たちを導入させて^^
そうしなくちゃ、なるべく展開は速いほうが良いでしょ?


ゲームは。」

そして女騎士たちが門の外を出て能力者を伐採するために走り出すまで月神は窓の外の芝生で笑ったり話している幸福を感じさせるような三人を見た、ちなみに女岸が門の外にいたころにはとっくに三人は菫と夢少年が戦闘体制になる商店などの国民の被害が多そうな場所へ近いところまで歩いていた


「白鳩さん・・・もうすぐそこです・・・」

「そうか、別に俺は疲れてないけどあの娘さんは疲れてないか?」

「む、娘さんじゃない・・・アタイは菫って名前があるからねっ」

「そうかそうか・・・あ、でも本当だな。御飯のにおいがする・・・多分カレーだと思うが」


                      続く

Re: Black Crow —黒い鳥たち— オリキャラ大募集!  ( No.29 )
日時: 2011/05/20 17:59
名前: ヴィオラ (ID: 6PSxBKjg)

8.風車のように、


「・・・月神様、アンタのことなんか正直どうでもいいんだよ

その前に、まわりを見るんだな。傍観者とか言って全然見てないじゃないか・・・俺はちょっとアンタには付き合えない、個人行動させてくれ」

「そっか・・・僕のことそんなに嫌ってたんだね^^そうだよねー、昔は敵だったもんねー


僕はゲームを楽しむだけじゃない、これで世界が全て僕のものになるということを分かってい「わかってない、お前と同じ考えしている奴なんか何処にもいねーよ!じゃあな。月神様、もう二度とこんなことしてやんねえからな」

「うん、じゃあ約束ね。僕と君は—


今日から敵だ。明日も・・・ずっとね、いいでしょ?」

そのことに黙ってくるりと後ろを向いた星雲は部屋から出て行った・・・そのまま自分の荷物は結構最小限のものになっているので気楽なたびでもするんじゃないかと思うくらいの荷物だった、それでも彼は黙ってここから出て行くことを決意するしかなかった・・・そしてそのまま白い鳥の本部の門を飛び出すとすぐに何か売ってそうな場所へと歩いていった

—こんな戦じゃきっと商店なんかやってねえもんな・・・

小さくつぶやくと・・・あれ?と思った・・・草原が広がっている環境のよさそうなところで二人の少年少女が座ってサンドウィッチを食べていることに気がついた途端に星雲は近づいていった


「おい、こんなとこでなにやってんだ。」

「あ・・・の「ピクニック!貴方はどこへ行くの?さては何処かで子供を去りに行くんだねっ^^」

星雲はそうじゃないよとニコリと笑うとサンドウィッチをガン見する・・・それに夢少年が気がついたのかどうかは分からないがサンドウィッチを渡してくれた、星雲は本部の近くということもあって色々とバレないように結んでいた髪の毛を解いた。


「きれいな髪の毛だね、お兄さん・・・あ、名前は?名前はあるのっ?お兄さん。」

「え・・・お、俺は・・・


『白鳩』だ。
まさか・・・お前ら能力者か?」

そのことに夢少年は静かに頷いたが別に攻撃も警戒もなくただただ星雲のほうを見ていたが星雲は偽名まで使っているというのにこれ以上嘘をつくのは難しいものになってしまうことから素直に自分が能力者で王様のところから逃げてきたと話した、そのことに菫が星雲にニコリと笑った・・・夢少年はそのことに少しだけ怯えていたがそのうち自分達の味方だと判断してくれたのか警戒しなくなった。

そして菫は星雲に近づくとニコリと笑ってとあることを提案した。


「じゃあさ・・・アタイと夢少年・・・弟ね、あと白鳩で同盟でも組まない?
同盟の名前は夢少年に決めてもらいたいなっ、だって一応詩人だからね^^
裏切りとか嫌だからね!絶対に私達は三人で一つだからね^^」

「・・・決まった。『灰の鳥』ってどう・・・?だめかな・・・?」

「良いと思うっ!やっぱ夢少年はいいねぇ。
白い鳥と黒い鳥が融合したってことでこの名前なんだよね?分かるよ^^」


菫は夢少年にぎゅっと抱きつくと笑いながらまた星雲にも抱きついた・・・・それに星雲は意外と胸が(自主規制)だったこととかいろんな意味を込めてで顔が真っ赤になっていた、何か普通のよくいるような子供じゃないみたいだと思いながらも星雲は今日から『白鳩』になることを心の中で誓ってから二人の同盟になることを約束した。

しかし、その様子を見ていた人がただ一人—

裏切られた月神は悔しいと思いながら・・・タイミングを待っていたと思えばとても怒りを感じながらもニコニコしながら三人を見ていた、そして『復讐』を決意するしかないと・・・・あの毎日が鳩の大群との戦いみたいになっていた戦場を思い出しながらまた『戦い』と『革命』が起こるだとうと思った。


「僕は・・・僕はずっと一生懸命やったはずだよ。
戦争だって、支配した時だって・・・どんなときでも一生懸命だった

それを分かってくれない人間なんか・・・
消してやる。黒い鳥のみんなと一緒に・・・
ケシテヤルッ!」

「どうかされましたか、月神様・・・。」

「いいや、何でもないよ。早く・・・早く女騎士たちを導入させて^^
そうしなくちゃ、なるべく展開は速いほうが良いでしょ?


ゲームは。」

そして女騎士たちが門の外を出て能力者を伐採するために走り出すまで月神は窓の外の芝生で笑ったり話している幸福を感じさせるような三人を見た、ちなみに女岸が門の外にいたころにはとっくに三人は菫と夢少年が戦闘体制になる商店などの国民の被害が多そうな場所へ近いところまで歩いていた


「白鳩さん・・・もうすぐそこです・・・」

「そうか、別に俺は疲れてないけどあの娘さんは疲れてないか?」

「む、娘さんじゃない・・・アタイは菫って名前があるからねっ」

「そうかそうか・・・あ、でも本当だな。御飯のにおいがする・・・多分カレーだと思うが」


                      続く

パスを忘れたのでこっちにコピーです。
8話更新完了です!今回は文字数が少なければ展開としては『女騎士たちが戦場へとやってきて、星雲と菫と夢少年が同盟組んだ』としか進んでおりませんが10話らへんから戦闘シーンばかりになると思います。
25話くらいまでで終わらせる予定ですが・・・
出来るのかは心配です。

Re: Black Crow —黒い鳥たち— オリキャラ大募集!  ( No.30 )
日時: 2011/05/27 18:02
名前: ヴィオラ (ID: 6PSxBKjg)

風さんのオリキャラのコードネーム間違えちゃったようです。
今回からは間違えないので・・・以後、気をつけます


9.星屑のように散る


「おじさん。あたしたちって何でこんな事してんだろうね・・・」

「さぁな。おめぇさんもそのうち分かるんじゃねえのか?・・・んー、対立してるってことは何処かで俺たちを『恨んだ』人間がいるっつーことじゃねぇのかぃ?」

「・・・恨み・・・ね、何処か聞き苦しくて軽くいえそうな言葉な気がするな。あ・・・誰か来たぜ、おじさん。あたしたちのこと、『恨んでる』相手か?」

「そうかぃ、じゃあ俺のシールドはおめぇさんの分身の盾・・・ってうぉおっ!?」


急に攻撃してきた女剣士に神樹は驚いた顔をして被ったばかりの仮面に少しひびが入り始めていた・・・そのことにニヨリと口の端を上げて舌で上唇をなめるともう一度攻撃してくる女剣士にシールドでどうにか攻撃を逃れてから向こうをむくと・・・そこには何人も倍になった『聖創』の姿があった、そのことに気がついた女剣士は驚いた顔をしてから向こうを向いたままの神樹に攻撃をしたがそこでシールドが小さな四角い空間になったことに気がついて攻撃が跳ね返って女剣士はそのまま倒れこんだ。

そのときにシールドから抜けてやってきた分身たちが女剣士へと近づいていった・・・そのまま女剣士は倒れていたがそのことに気がついたとたんにビクビクと震えていた・・・こんなのも女剣士として活動していたのかと思いながら神樹は少しずつシールドを縮ませて抜けられてなかった分身をどんどん女剣士のほうへと向かわせた、そして分身たちはバラバラに語り合う・・・おんなじ顔でおんなじ姿をしているというのに不思議な場所に迷い込んだようになる


「ねぇ・・・おじさま、何してもいいのよね?ふっ^^」

「あぁ、いいぜぃ。そのかわり、無理するんじゃねぇぞ」

「久しぶりの可愛い子だもの、足をもぎとりたいわぁ♪」

「あぁ、じゃあ・・・手も体も目ももぎとりましょうよ!ふふっ^^」

「もういいでしょう、そろそろやっちゃいましょうよ、ふふふっ^^」

「な、なにするのよ!こんなの卑怯よ!一対十二人なんてひ、卑怯よ!」

それぞれ全く武器を持って同じ顔で同じ姿をした少女はニコニコと笑いながら女剣士へと近づいてからリンチのような感じでまた戦闘が騒々しくはじまった・・・それを神樹は見ながら疲れたときは自分がその代わりになることを思いながらもその大乱闘のようなものを見ていた、別になにももぎとってはいないが女剣士のダメージはかなり高い・・・ふふふっという声が聞こえたりと何だかさっきの聖創とは違うということに気がついて比べているとビクビクした。

そして女剣士がかなり軍服もぼろぼろになって倒れかけていたときにはすでに分身はいなくなっていて一人の分身と同じ顔をしている・・・いや本物の聖創があの笑顔を少し傷を作っているが無表情にすることなく手を差し伸べていた、これに女剣士は首を振ったがそのまま笑顔を維持している聖創にゆるみを感じたのか女剣士が手を取ると・・・


その手はもうなかった


「・・・な、なにするのっ!?」

「うふふふ♪苛められるのは弱いのがいけないのでしょう?」

「よ、弱い・・・わけないじゃない。こんな私でも・・・強い力が・・・」

「でも貴方・・・攻撃されっぱなしよね?

あー、私・・・そろそろ飽きてきちゃった。ねぇ、いいでしょう?そろそろゴミにしても」


そして手がなくなったときから顔が真っ青になっていた女剣士はひっ・・・という小さな悲鳴と共に人ではないもの・・・さっき言っていたような『ゴミ』になってしまっていた、綺麗な黄色い髪の毛がいつのまにか全て抜けていてまるで仏さんのような姿になっていたことに神樹は驚いたがいつもの聖創に戻っていたことに気がつくとまたポケットから黒鴉からもらったタバコをふかして聖創と一緒に会話をしながら『ゴミ』になるはずの敵を待っていた。

「聖創、おめぇさん・・・俺よりすげぇな。」

「当たり前だろ、あたしは人数で勝負しているもんだからな。でも・・・おじさんもシールドがいつでも使えるからいいと思う・・・思う。」

「そうかぃ、それじゃあ・・・おじさん、嬉しいなぁ^^」

「あの敵・・・星になったんだよね?魂だけが。永遠に星なのか?あたしはよく分からないや」

「俺も星になったことねぇし・・・な。分かんねぇや^^」


少し皮肉ったような笑い声だけが孤独のような空間に広がっていた・・・辺りは全て自分たちが倒してきた敵たち・・・これが本当の『ゲーム』だと気がついたときには床や壁にも真っ赤な液体が流れていた、聖創は思うのだ


—こんなことしてもどうにもならない


ということを


     〜白い鳥医療部にて〜


「そろそろだねっ!怪我人回収、ねぇ・・・聞いてるの?情報屋さん」

「うん、聞いているわ・・・私もいけるなら火鳥を一緒に回収しても良いと言うことよね?」

「そ、そうだねっ!情報屋さんが楽しいならいいと思うよっ^^」

医療部の『ヒマワリ』は情報屋さんといわれている『呪怨の如来』と話していた・・・一緒に怪我人や星になってしまった人を回収するということで戦闘のこともあるからかヒマワリはブーメランナイフを持っていたし情報屋さんも少し気分がいいのかニヤニヤしながら幽霊たちを集めているようでたまによく分からない会話があったりするがそれは幽霊たちに声をかけているだけのようだ。

そしてヒマワリは情報屋さんの言葉に少し反応したがどうにか言葉を返してから幽霊の恐さに隣の医療部専用資料室へと逃げ込んだが・・・此処もどうやら幽霊がいそうな雰囲気が漂うほどにこわいものになっていたので明かりをつけた、小さなランプに明かりがつくと資料だらけの戸棚たちをぐるぐるぐるりと廻っていたが・・・気がつくと火鳥の資料が目に入っていた


「火鳥だっけ・・・情報屋さんがいっていたの・・・あれ?」

資料をめくっていると大きな文字で書かれている見出しのところがちょうど真ん中にあったので読んでみると・・・『火鳥は不死身であり、その血液を飲めば飲んだ人間も永遠の命が貰える』・・・そのことにヒマワリは少し驚いたがどうやら今でもその血液を飲んだ人間が百年経っても存在するということが書かれていたことによってヒマワリはクスクス笑ってからナイフを見つめていた

こんなチャンスはめったにない・・・こういうのを人間の欲望というのだなと思いながらもヒマワリはそっと資料を置いてから資料室を出て行った


「・・・行くわよ・・・早くしないとゲームが終わってしまうわよ。
勝つのは・・・どっちかしら・・・」

「さあねっ、情報屋さんはどっちだと思う?」

その答えに少し微笑んだ情報屋さんはまた降格を下げてから小さく言った


「・・・きっと・・・両軍とも・・・バッドエンド・・・ね」

ヒマワリはその場で急に静かになってもう一度今度は無表情でそっとナイフを見つめた・・・こんな武器が要らなくなってしまう社会はやってくるのかなんていうのは分からないけれどもヒマワリも少しだけ平穏を願っていたのだ、そして情報屋さんがバンッとドアを閉めるまでその場でナイフを見つめていたのだった


「情報屋さんっ!

・・・何で先に行くとか言わないんですか?」

「・・・おもしろそうだもの・・・貴方・・・」

「へっ・・・・?」


                      続く

第二章終了。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9



この掲示板は過去ログ化されています。