ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ペンは剣より強し 参照100突破 感謝です
- 日時: 2011/06/08 20:42
- 名前: キヨムラ (ID: vgnz77PS)
こんにちは、キヨムラです。
自分マンガが好きで、
でも絵が下手なので話を考えたくて
それでまずたくさん話を考えるために
小説をたくさん書いてから。
へたくそで、セリフで話構築していくので少々マンガチックな感じですが
あたたかい目で見守ってください。
アドヴァイスとかオリキャラとか良ければ
たくさん待ってます^^
気軽に返信してください〜
【登場人物】各々出てくる順
墨川 沃哉———ヨーク
穂村 泰嗣———アティ
南月 莉緒———オアクシー
門 留美———?
斑鳩 爽太———イカルガ
霜辻 途尋———ゼロネヴィ
窪崎 悠 ———ティラ
ゲート
まだ増えます
【プロローグ】
《運命とは我々を誘うものである》
と一言残し神は世界に散ったのである
- Re: ペンは剣より強し ( No.34 )
- 日時: 2011/06/05 00:57
- 名前: キヨムラ (ID: vgnz77PS)
「ゲート…門を戦場に繰り出して死者が出ない保障はあるのか?窪崎大丈夫か?」
「分からないな。こればかりは」
「はぁ…」
「もし自我が発生して暴走しだしたら俺が止めに行くから」
芝生が赤く染まっていく
窪崎の意識は遠のいていく
門は剣に付いた血を眺めて、今にもなめそうな勢いで
息を荒くしている
興奮しているようだ
「チ…チダ…筆人ノ…血。ヤバイ…笑エル」
門は不吉な笑みを浮かべ、笑いだした
「モット…清メノ血ヲ」
門は剣を構えた
「弐ノ型『洛雷』」
剣に雷が宿る
瀕死状態になった窪崎に門は襲いかかる
- Re: ペンは剣より強し ( No.35 )
- 日時: 2011/06/05 18:21
- 名前: キヨムラ (ID: vgnz77PS)
「『開かずの扉』」
どこからかゲートの声が聞こえたかと思うと次の瞬間
地面から門と窪崎の間に大きな扉が現れた
鉄と鉄が接触し、鈍い音がした
扉には門が付けた剣筋が浮かび上がっている
「少しやりすぎじゃないのか?門」
ゲートは出現させた扉の前に立ちはだかった
「ドケ!!扉ヲヒッコメロ!!オマエモロトモ叩キ殺ス…!!」
門はカタコトだが次第に聞き取れるほどの言葉を話しだしている
自我が成長しているということだろう
水の壁が凍りついている
「殺さセロ…筆人は許スな!!」
「我慢しろ門、まだ早い」
「ウルセェ!!」
門の腰にある鞘が光りだし、小刀に変形した
(自我が剣人の血に影響している)
「参の型『刹電』!!」
門は小刀をゲートに向けて投げた
ゲートはひらりと身をかわした
しかし小刀は扉に刺さったと同時に扉を伝って地面に電気を放電した
ゲートは空中にいたものの、扉のそばに横たわっていた窪崎は
大きなダメージを受けた
「ウッ…」
ゲートが空中で無防備なのを狙い門は窪崎のほう絵駆け出す
(このままでは窪崎の身が危ないな。とりあえずアッバースに連れて帰るか)
「『冥界の扉』」
西側陣地の地面に芝生が消えて大きな扉が現れた
西側陣地の敷地の3分の2ほどの大きさである
莉緒が休んでいる場所は無事のようだ
扉が開いた、床のそこが抜けたようにピッチ上の物質を呑みこみだした
「イカルガ〜。とりあえずいったん帰るから」
そう言い残し門、窪崎もろともアッバースに連れて行こうとした
その時
「闇の守護の印『グラーゼ』」
地中から窪崎の声が聞こえてきた
すると呑みこんだはずの門と窪崎が浮いてきた
(『グラーゼ』無重力にする印か。窪崎が覚醒したか…)
「門!!やっぱりこいつ殺してくれ。よろしく。じゃぁ俺は先に帰るからな」
そういったゲートは地面の扉を閉め、アッバースに帰って行ったようだ
無重力状態は解除され、お互い足を地面につけた
門は笑みを浮かべた
「殺せる…殺せる…筆人殺す!!」
そこには窪崎が立っていた
窪崎の両手には大きなペンが握られていた
ペン先は丸っこいが、インクが多いようだ
「ティラ。分かったよ。自分がすべきことが」
「分かった…の?」
「うん。でもまずは目の前の敵を倒さないと…ね?」
〜
ねぇティラ…私…このまま死んじゃうの?
ねぇティラ…私…何もできないまま、何も分からないまま死んじゃうの?
「そんなことないよ!自分から知らなければ一生知らないままだよ…」
そうだよね、この戦いの意味を探さなきゃ、私がすべきことを探さなきゃ…ティラ、力を貸して!!
「うん、わかった…」
- Re: ペンは剣より強し ( No.36 )
- 日時: 2011/06/07 22:55
- 名前: キヨムラ (ID: vgnz77PS)
「殺す…!!」
門は窪崎に向かって走り出した
「弐ノ型『洛雷』!!」
雷が門の長剣に宿り、3メートル弱あったリーチが5メートルほどにまで増した
門は剣を一振りする
(ここは距離をとったほうがいいかな…)
窪崎は門から距離をとったしかし
門の長剣が地面に触れ、広範囲に放電するかと思いきや
一直線に雷の柱が窪崎をめがけ高速で直進してくる
(やばい感じだね…)
「大地の神テーラよ 召し奉る」
「守護の印『テーラ7世』!!」
窪崎が大きく地面にアッバース文字で印を書いた
半径3メートルはあるような大きな印を
するとその印から巨大な怪物が現れた
見た目は巨大化したボディービルダーのようだが
腕が3本ある怪物であった
そのうちの2本の腕で門の動きを封じもう一本の腕で雷の柱を消し去った
大地の神テーラはアッバースの大地を作ったとされるアッバース神話の神のひとり
テーラ7世は大地の神テーラの末裔である
(窪崎は闇の印も使える上に、召喚印も使えるようだ。しかし闇の印を使い、召喚印を使った今、窪崎のインクはもうあまり残っていないだろうな。大地の神を召喚したところもなかなかの判断力だ)
≪何か用か≫
テーラ7世は振り返り窪崎を見下ろし、地響きのような声で尋ねた
「私が詠唱して印を書くからその間、門さんの相手をしていてほしいの」
≪神遣いの荒い奴だ≫
と言って前を向いた
「いくよティラ、テーラ7世のおじさん!!」
≪(ティラか…)言葉使いを考えろ小娘≫
窪崎が詠唱を始める
「混沌こそ過去の理 虚無こそ来世の理 混沌こそ現世の理……」
テーラ7世は大地属性の無双の存在
雷属性であり、まだ覚醒も未完成の門はテーラ7世にとって虫けら同然
それでも門は戦い続ける
「参ノ型『刹電』!!」
門はテーラ7世に切りかかる
鈍い音がしたが、まるで泥沼を切ったような音
≪痒いぞ剣人の尼よ。本当にそれで筆人に勝る存在なのか?≫
門の長剣はテーラ7世の体から抜けない
(テーラのおじさん、ありがとう。もう準備できたから)
≪次呼ぶ時は代行をよこす≫
そう言い残しテーラ7世の姿は巨大な土の塊となった
「ぬ…抜けん…」
門はテーラ7世の残した土の塊と格闘している
(門さん…ちょっと苦しいかもしれないけど我慢してね…)
「闇の守護の印『デュラニズム』…」
(インクをすべて使い果たしたな窪崎)
門の足元から黒い手が無数に出てきた
耳に入れるのも恐ろしい音を発しながら
門の体を黒い無数の手が締め付けるように覆う
ボロボロの制服を引き裂き門の体を蝕んでいく
「グッ…アッ…ん…!!」
門は無数の黒い手の蝕みに悶絶している
(ちょっとかわいそうだったかな…)
- Re: ペンは剣より強し 参照100突破 感謝です ( No.37 )
- 日時: 2011/06/08 21:53
- 名前: キヨムラ (ID: vgnz77PS)
- 参照: http://penhakennyorimotsuyosi\\6
≪6≫始まり
「『冥界の扉』」
ゲートの扉が門の真後ろに現われた
(あの白いフードの扉?)
おそらくゲートが召喚させたのであろう
扉は凄い吸引力で門を吸い込み始めた
しかし窪崎の発生させた無数の手のせいで吸いこめていないようだ
すると窪崎と門の間にゲートがぬうっと現れた
「ようこそアッバースへ」
(ゲート…何をする気なんだ)
「『アパガン』」
ゲートはにやりと笑いそう呟いた
その瞬間白い光が運動公園を包んだ
「ヨーク、この光は…」
「ゼロ…何だこれは」
「うーん…。ま、眩し!!」
「大丈夫だよね、ティラ」
光が消えるとそこには何もなかった
飛び散った血や肉片
盛り上がった地面に凍った城
周りを囲んでいた大きな扉
そして、門と斑鳩、ゲートの姿
すべての者が消えていた
4人はセンターサークルに集まった
何かみんな虚しい顔をしている
沃哉が口を開いた
「これからどうなるんだ、俺たち」
沃哉が一言ぼそっと言うと窪崎はかぶせるように言葉を重ねた
「あ、あのゲートって男の人は『アッバースへようこそ』って言っていた…よ」
霜辻が首をかしげた
「『アッバースへようこそ』って、どうゆうことなのか?」
そこへ南月が首を突っ込んだ
「え…?いつの間に、何が起こっていたの?」
窪崎は少し呆れた様子で南月に言った
「莉緒ちゃんが気絶した後かくかくしかじかで…」
「そ、そんなことがあったの〜。ははっ…」
沃哉は話を続けた
「要するにだ、俺たちはアッバースに行かなければならないということなのか?ヨーク、どうなんだ?」
「わからない、まずゼロネヴィとティラのことを知りたい。そしてアッバースに行く方向で考えたい」
朝日が昇り、芝生についた水滴に光が当たり
ピッチの表情が変わった
4人は帰宅した
これからの戦いに備えるために
終わり
- Re: ペンは剣より強し 参照100突破 感謝です ( No.38 )
- 日時: 2011/06/19 22:30
- 名前: キヨムラ (ID: vgnz77PS)
続きは別ところでやってます。
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