ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- *Flower* 『bad ending』
- 日時: 2011/08/19 15:23
- 名前: ★AYA★ ◆cUMxI81o5. (ID: G3bbAK5P)
クリックしてくださった方ありがとうございます!
今回初投稿させていただく★AYA★と申します。
ここでは*Flower* 『bad ending』
という題名の小説を書かせていただきます。
内容は嫌われ・いじめ・死ネタです。
暗い中にも人間の本能と言うものが書かれています。(きっと←)
〜注意事項〜
・荒らしや中傷はやめてください
(しかし「ここをもっとこうした方がいい」と言う意見は受け付けております)
・駄文です。(言い切ります ハイ)
・人が亡くなるシーンがあります。
(気分を害する方がいたら回れ右してください)
そして読んだ後にコメントを書いてくださったら
泣いて喜びます((
・登場人物紹介>>1
・プロローグ>>2
・Part.1 「嫉妬」>>3->>27
(登場人物追加>>15)
・Part.2 「堕ちる」>>27->>51
・Part.3 「敵、味方 そして観覧者」>>52-(現在更新中)
- Re: *Flower* 『bad ending』 ( No.43 )
- 日時: 2011/08/19 15:14
- 名前: ★AYA★ ◆cUMxI81o5. (ID: G3bbAK5P)
≪藍華視点≫
【コンコン】【ガチャ…】
そんな効果音と共に私と麻衣の邪魔が入った。
今まで二人っきりだったのに…
まぁ これも計算内。 悠里がここに来る事ってわかってるよ。
だって悠里はバカだもん。
「藍華と二人っきりで話がしたい」
ふ〜ん……まぁそろそろバラしてもいいかな…
「ふざけないで!藍華になにかする気でしょ!?」
「違うよ…。何でこんなことしたのか聞きたいの」
「は?いじめたのは悠里でしょ!?藍華のせいにしないでよ!」
二人が言い合いを始めた。
つまらない…。早く終わらせよっと…。
「麻衣……私は大丈夫だから、悠里と一対一で話がしたい…」
麻衣の目を見ながらそう言う。
「…………わかった…。でも何かあったら言ってね?」
「うん。麻衣ありがとう」
私は笑顔でそう言った。今の笑顔は演技なんかじゃない。
この笑顔は自然に出てきた本物の笑顔だ。
麻衣は私の手を一度握り「またね」と言うと保健室を出ていった。
さて…… そろそろネタばらしの時間かな。
- Re: *Flower* 『bad ending』 ( No.44 )
- 日時: 2011/08/19 15:15
- 名前: ★AYA★ ◆cUMxI81o5. (ID: G3bbAK5P)
≪悠里視点≫
「ねぇ、なんであんな事したの?」
私は藍華の手を取り言った。
「…………なんで…?」
藍華はうちの手を取り、捻じ曲げながらこう言った。
「だってアンタうざいんだもん。」
……え?うざいって…
誰かに頼まれたんじゃなくて、自分の意思でやったって事??
「なんでうざいの?」
「まだ言わない。」
「なんで??」
うちは捻じ曲げられた手を離してもらおうとして、手を引っ込めようとした。
しかし藍華は手を離さず、より一層の力を込めながらこう言った。
「自覚してないなんて有り得ない」
その言葉に対して何かを言おうとしたが、藍華はこう続けた。
「アンタが悪いんだ。私の事退けものにして、自分は楽しそうに笑ってて…
だからね、皆に嫌われてよ。
私の罠に引っ掛かって、溺れて、苦しんで悲しんでよ。」
そう言われたとき確信した。
藍華が怖い—…
- Re: *Flower* 『bad ending』 ( No.45 )
- 日時: 2011/08/19 15:15
- 名前: ★AYA★ ◆cUMxI81o5. (ID: G3bbAK5P)
≪神蔵視点≫
……どうなってんの?
佐藤は何もしてないの?
高木が部室に戻ってきたので色々と聞いたら、保健室で佐藤と宮沢が話してるって聞いた。
この状態で二人を一緒にするなんて危ないじゃないか。
私はそう思い、一人で保健室に向かった。
ドアを開けようとしたとき、こんな会話が耳に入った。
「—…皆に嫌われてよ。
私の罠に引っ掛かって、溺れて、苦しんで悲しんでよ。」
宮沢の声……
え…ってことは、佐藤は何もしてなかったの??
私……佐藤の事叩いちゃった…
…………こうなったら仕方ない…
知らんふりを続けよう。
私はこの会話を聞いていない。今の話は一切知らない。
私はここを通りかかっただけ。何も知らない。
そう自分自身に言い聞かせ、足早に部室に戻っていった。
- Re: *Flower* 『bad ending』 ( No.46 )
- 日時: 2011/08/19 15:16
- 名前: ★AYA★ ◆cUMxI81o5. (ID: G3bbAK5P)
≪藍華視点≫
さっきから悠里はずっと黙っている。
悠里の事だから、私に言われた言葉がショックだったのかもね。
いい気味だ。
少しずつ悠里の顔色が暗くなっていく。
体も震えだし、立っているのがやっとみたい。
悠里は傍にあった椅子に力なく腰掛けると私を見てこう言った。
「…………もうやめて……?うちに悪い所があったなら直すから…」
は?直す?バカみたい。
ってか、理由を言うわけないじゃん。
「意味わかんない。誰が言うか。」
私は冷たく言い放った。
「そんな………… どうして……。」
どこまでバカなのこの女は。
バカで鈍感で人の気持ちもわからないような奴と一緒にいる麻衣の気が知れないわ。。
最高にムカついたよ。
どんどんどんどん苦しめて追い詰めてやる。
そのうち自殺とかしたら最高なのに…。
ねぇ悠里
早く死んでよ。
- Re: *Flower* 『bad ending』 ( No.47 )
- 日時: 2011/08/19 15:17
- 名前: ★AYA★ ◆cUMxI81o5. (ID: G3bbAK5P)
≪麻衣視点≫
数分後に二人は戻ってきた。
悠里はさっきよりも顔色が悪い。藍華はさっきより清々しい顔をしている。
なんで悠里の顔色が暗いのか意味がわからない。
傷ついてるのは藍華の方なのに……
こんなに藍華を追い詰めた悠里の事を私は許さない。
絶対に許さない。
〜部活後〜
「ありがとうございました!」
「ありがとうございました!!」
いつもの挨拶で部活が終わり、いつものように荷物をまとめていた。
するとこんな会話が聞こえた。
「佐藤、マネ業宮沢一人じゃ大変だからやらせるけど、宮沢をいじめたり手だしたりしたらマジで許さないからな」
「あんま調子のらないほうがいいよ」
内田先輩と杉山先輩はそう言って部室を出た。
しかし神蔵先輩は何も言わずに悠里の横を通り過ぎて帰った。
神蔵先輩もなんか言っちゃえばいいのに……
私は心の中でそう思っていた。
その後は藍華と二人で帰った。
久しぶりに途中ファミレスに寄って、好きな芸能人の話をしながら盛りあがった。
笑顔の藍華を見たのも久しぶりだったので、私的にすごく嬉しかった。
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