ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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*Flower* 『bad ending』
日時: 2011/08/19 15:23
名前: ★AYA★ ◆cUMxI81o5. (ID: G3bbAK5P)

クリックしてくださった方ありがとうございます!
今回初投稿させていただく★AYA★と申します。

ここでは*Flower* 『bad ending』
という題名の小説を書かせていただきます。
内容は嫌われ・いじめ・死ネタです。

暗い中にも人間の本能と言うものが書かれています。(きっと←)

〜注意事項〜
・荒らしや中傷はやめてください
(しかし「ここをもっとこうした方がいい」と言う意見は受け付けております)

・駄文です。(言い切ります ハイ)

・人が亡くなるシーンがあります。
(気分を害する方がいたら回れ右してください)
そして読んだ後にコメントを書いてくださったら
泣いて喜びます((

・登場人物紹介>>1
・プロローグ>>2
・Part.1 「嫉妬」>>3->>27
(登場人物追加>>15)
・Part.2 「堕ちる」>>27->>51
・Part.3 「敵、味方 そして観覧者」>>52-(現在更新中)

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Re: Part.2 「堕ちる」 ( No.28 )
日時: 2011/07/27 02:55
名前: ★AYA★ ◆cUMxI81o5. (ID: WZM2PwQU)

≪悠里視点≫

〜保健室〜

「ん゛……うぅ………」
意識が戻ったとき、うちは保健室のベッドに横になっていた。

「悠里…?悠里気付いた!?先生!悠里がッ!!」
ベッドの横に置いてある椅子に座っていた麻衣は半泣き状態だった。
麻衣の隣に座っていた藍華も心配そうな顔をしていた。

やっぱりさっきの藍華の表情は見間違えか……。
そうだよね…

「佐藤さん大丈夫?念の為に病院に行ってほしいのだけれど…」
保健室の先生はうちをゆっくり起こしながらそう聞いてきた。

「あ…はい……わかりました。」

「今日はマネ業休んだ方がいいよね?」

「頭打っちゃったんだし、マネ業は出来ないと思うよ?」
二人はうちを心配してマネを休む事を進めてくれた。
優しいなぁ……。

「…うん。今日は休んで、また明日の朝から頑張るよ!!」
うちはとびきりの笑顔でそう言った。

「じゃ、私たちは部活行くね?」

「また明日。」
二人はうちに手を振りながら保健室を出ていった。
さて…うちも早く病院行かないと……。

Re: *Flower* 『bad ending』 ( No.29 )
日時: 2011/07/27 02:56
名前: ★AYA★ ◆cUMxI81o5. (ID: WZM2PwQU)

≪藍華視点≫

〜家〜

スッキリした。
悠里の血を見て。苦痛で歪んだ顔を見て。
さっきまでのイライラはどこかに消え去った。
部活後は麻衣と二人っきりで帰れたしね。

でも本番は明日から。
明日の朝から始める。
悠里には私が悲しんで苦しんだ分……いやその倍悲しんで苦しんでもらわないと。

そうじゃないと私の気が済まない。

私を仲間外れにした罪は重い。
後悔してももう遅い。
全部アイツが悪い。私は何も悪くない。

あぁ…明日から楽しみだな……
私は妖しく笑う。

Re: *Flower* 『bad ending』 ( No.30 )
日時: 2011/07/27 02:56
名前: ★AYA★ ◆cUMxI81o5. (ID: WZM2PwQU)

≪悠里視点≫

〜朝〜

朝食は食べる気がせず、オレンジジュースしか飲まなかった。

「………よし!!」
うちは頭の包帯をキツく縛り直し鞄を持つ。
今日は少し気分が悪く、いつもよりも遅く家を出た。

〜学校〜

裏門から登校し、急いで部室に向かった。
すると部室の前に早く来た先輩たちと藍華がいた。
しかし、なぜかなかなか部室に入ろうとしない。

「おはようございます!!」
うちはいつも通り元気に挨拶をした。
……でも…あれ?挨拶が返ってこない…

「あの………」
うちが口を開いたときだった

【パシンッ】
「……………え…」
一瞬なにがなんだからわからなかった。
キレイな音が鳴ったと思うと、左頬がじんじんし始めた。

「佐藤さんが部室荒らしたんだって?」
内田先輩の言っている意味がわからなかった。

「え?うちそんな事してないですよ?」
うちはすかさず否定した。…あ……藍華と目が合った。
きっとうちを庇ってくれると思った。

「………私見ました……」
……?口を開いたのは藍華だった。

「今日の朝早くに佐藤さんが部室の中を荒らしているのを見ました!!」
え?ちょっ…藍華?

「……藍華?どういう事?」
麻衣はうちの横を通り過ぎ、藍華の前でそう言った。

Re: *Flower* 『bad ending』 ( No.31 )
日時: 2011/07/27 02:57
名前: ★AYA★ ◆cUMxI81o5. (ID: WZM2PwQU)

≪麻衣視点≫

いつも通りに朝練に向かうとテニス部の皆が睨み合っていた。
急いで近づくといきなり藍華が叫んだ。

今日朝早くに悠里が部室を荒らしたところを見たそうだ。

「……藍華?どういう事?」
私は藍華の目の前に立って聞いた。

「どうもこうも……今日いつもより早く来ちゃったから、部室内のゴミを捨てに行った帰りに見たんだ……悠里が部室を荒らしてるのを…」

「佐藤さんってそういう人だったんだ」
内田先輩は悠里に冷たい目を向けてそう言った。
悠里はオロオロしている。

気が付くともう7時45分過ぎになっていた。
もうそろそろ切り上げないと授業に遅れてしまう。

「先輩……そろそろ…」

「……佐藤、アンタ部室片付けとけよ。皆行くよ〜」
内田先輩は悠里にそう言い、他の先輩たちと一緒に校舎に入っていった。

「麻衣……私たちも行こ…?」
藍華は私の服裾をキュっと掴みながら涙目で訴えてきた。
私はそんな藍華をこれ以上見たくなくて、藍華の手を引き校舎に入っていった。

悠里ごめんね…。

Re: *Flower* 『bad ending』 ( No.32 )
日時: 2011/07/27 02:58
名前: ★AYA★ ◆cUMxI81o5. (ID: WZM2PwQU)

≪悠里視点≫

何がなんだかわからなかった。
なんで藍華はあんな嘘をついたの?うちが何か気に触れるような事しちゃったのかな…

【キーンコーンカーンコーン】
授業始まっちゃった……
でも部室片付けないと…

うちは部室を片付けると同時に頭の中を整理しようとした。
しかしやっぱりなにもわからない。
…そういえば最近藍華の様子変だよなぁ……
何か悩み事があるかもしれない…

よし!
ここはうちが相談に乗ってあげよう!!
部活のときになら聞けるよね…?

少しでも藍華に元気を出してもらいたい一心でそんな事を考えていた。

それよりこの部室を次の時間までにはキレイに片付けないと(汗)
……頑張るか!!


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