ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- *Flower* 『bad ending』
- 日時: 2011/08/19 15:23
- 名前: ★AYA★ ◆cUMxI81o5. (ID: G3bbAK5P)
クリックしてくださった方ありがとうございます!
今回初投稿させていただく★AYA★と申します。
ここでは*Flower* 『bad ending』
という題名の小説を書かせていただきます。
内容は嫌われ・いじめ・死ネタです。
暗い中にも人間の本能と言うものが書かれています。(きっと←)
〜注意事項〜
・荒らしや中傷はやめてください
(しかし「ここをもっとこうした方がいい」と言う意見は受け付けております)
・駄文です。(言い切ります ハイ)
・人が亡くなるシーンがあります。
(気分を害する方がいたら回れ右してください)
そして読んだ後にコメントを書いてくださったら
泣いて喜びます((
・登場人物紹介>>1
・プロローグ>>2
・Part.1 「嫉妬」>>3->>27
(登場人物追加>>15)
・Part.2 「堕ちる」>>27->>51
・Part.3 「敵、味方 そして観覧者」>>52-(現在更新中)
- Re: *Flower* 『bad ending』 ( No.18 )
- 日時: 2011/07/27 02:46
- 名前: ★AYA★ ◆cUMxI81o5. (ID: WZM2PwQU)
≪直斗視点≫
授業が終わり部活の時間になった。
俺は男子テニス部に所属している。
テニスが特別好きというわけではないが、麻衣と同じ部活がよかったから。
着替えてからコートに向かう途中、藍華が洗濯物を干しているところを見つけた。
相変わらずテキパキしていて、見ているこっちもスッキリする。
しかしやはり藍華の顔色は暗かった。
〜部活後〜
俺は先輩に頼まれ部誌を書いていた。
少しするとシャーシンがなくなったので、取り換えようとして筆記用具をあさった。
しかしなぜかどこにもない…。忘れたか……。
借りようとしても部員や先輩たちはもう既に帰ってしまっている。
「……女子に借りるか…。」
俺は男子テニス部の部室を出て、女子テニス部の部室に向かった。
【コンコン】【ガチャ】
「失礼します。誰かいますか?」
俺は少し控えめにドアから顔を覗かせた。
するとそこにはいつも部誌を書いている藍華ではなく休み時間麻衣と一緒にいた女がいた。
「なにか用でもあるの?」
「シャーシン持ってる?」
「持ってるよ〜!ちょっと待っててね!」
その女は鞄の内ポケットに入れていたシャーシンを取り出し俺に渡した。
「サンキュ。」
そう言いながら芯を2.3本取り女に返した。
他に用がなかったので部室を出ようとしたら、あろうことか女が俺を呼びとめた。
- Re: *Flower* 『bad ending』 ( No.19 )
- 日時: 2011/07/27 02:47
- 名前: ★AYA★ ◆cUMxI81o5. (ID: WZM2PwQU)
≪悠里視点≫
部活後、一人残り部誌を書いていると部室のドアがノックされた。
「失礼します」と言いながら顔を覗かせた人は名前の知らない男子だった。
用件はいたって簡単で、シャーシンが欲しいとの事だった。
うちは自分の側にあった鞄の内ポケットから出したシャーシンを渡した。
男子はそのまま部屋を出ていこうとしたが、うちは引き留めた。
「ねぇねぇ、キミなんていう名前?」
名前くらいは聞いてもいいだろうと思い、思うがままに聞いた。
「…大宮直斗。」
大宮君は名前だけ言うと部屋のドアを開け、さっさと出ていってしまった。
無愛想だなぁ…(苦笑)
「ふぅ……後少しだから頑張らないと…!」
自分に喝を入れ再び部誌を書き始めた。
終わった頃には19時をすぎていて、早足で家に帰った。
〜自分の部屋〜
明日はテニス部の朝練があるらしい。
しかもマネージャーは朝練に誰よりも先に行かないといけないとか…。
今日は早く寝るか……
そう思いベッドに横たわる。
「おやすみなさい…」
こうして転入初日が終わった。
- Re: *Flower* 『bad ending』 ( No.20 )
- 日時: 2011/07/27 02:48
- 名前: ★AYA★ ◆cUMxI81o5. (ID: WZM2PwQU)
≪藍華視点≫
あぁ…イライラする……
昨日の夜は部屋で暴れまくってしまった…。
佐藤悠里が憎い……憎い……
憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い!!
なんで私の麻衣を奪っていくの……?
悠里なんて……キライ…
悠里なんて皆に嫌われちゃえばいいのに…
もう自分で壊すしかない…
悠里の居場所を奪ってやる…!!
〜女子部室〜
「あっ 藍華おはよ〜!」
悠里は私よりも先に来ていた。それだけの事なのになぜかムカつく。
「おはよう」
作り笑顔を悠里に向けると着替えを始める。
少しして私も悠里も準備が終わった。
「朝練のときはネット張ってボールを数たり空気入れたりするだけでいいんだよ」
私は早口で悠里に教えると、ボールの入ったかごを持って部室を出た。
その後は特になにもないまま朝練終わった。
- Re: *Flower* 『bad ending』 ( No.21 )
- 日時: 2011/07/27 02:49
- 名前: ★AYA★ ◆cUMxI81o5. (ID: WZM2PwQU)
≪麻衣視点≫
〜二時間目〜
今日の二時間目の授業は2組と5組の合同体育だそうだ。
つまり私と悠里と藍華の三人が集まるという事。
三人で同じ授業が出来るなんてすごく嬉しい!
ちなみに体育の内容は男女別のバスケらしい。
男子は校庭で、女子は体育館。
私は悠里と藍華の三人で一緒に着替えて体育館に向かった。
〜体育館〜
「悠里、藍華、三人一緒の授業ができるなんて楽しみだね!!」
「そうだねっ!まぁうちはいつも麻衣と一緒だけど(笑)」
悠里がそう言ったとき、藍華の顔色が一気に変わった。
眉間に皺を寄せてる…
って事はもしかして怒ってる?でもなんで?
「…藍華、怒ってる?」
私はストレートに聞いてみた。
すると藍華は
「え?怒ってないよ」
笑顔でそう言った。私はその笑顔にホっとして、それ以上気にしなかった。
藍華が悠里を睨みつけている事も知らずに——…
- Re: *Flower* 『bad ending』 ( No.22 )
- 日時: 2011/07/27 02:49
- 名前: ★AYA★ ◆cUMxI81o5. (ID: WZM2PwQU)
≪悠里視点≫
そして各チームごとに試合が始まった。
うちはDチーム!麻衣はCチームで藍華はうちと同じDチームだそうだ。
って事は対戦相手は藍華のいるチームか…
楽しみだな〜!
「次っ Cチームの試合を始めるっ!」
体育の先生がそう言うと、Cチームの人が先生の元へ集まる。
おっ 麻衣の出番だ!
「藍華、一緒に見よっ?」
うちは藍華を誘った。藍華はうちを見るとなぜか睨みつけてきた。
しかも目を離さずずっと…
「…ら……藍華…………?」
うちは藍華に近寄り、肩に手を乗せた。
否、乗せようとした。
【パシッ】
藍華はうちの手を叩き、自分の肩に触れさせないようにした。
今までこんな藍華を見たことがなかったのでとても怖かった…。
うちはそれ以上なにも言えなくて、結局一人で麻衣の試合を見る事にした。
藍華…一体どうしたんだろ…
考えているうちに麻衣のチームの試合が終わった。
結果は引き分けだったらしい。
次はうちの出番か…!
勢いよく立ちあがると麻衣の元へ向かった。
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