ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- *Flower* 『bad ending』
- 日時: 2011/08/19 15:23
- 名前: ★AYA★ ◆cUMxI81o5. (ID: G3bbAK5P)
クリックしてくださった方ありがとうございます!
今回初投稿させていただく★AYA★と申します。
ここでは*Flower* 『bad ending』
という題名の小説を書かせていただきます。
内容は嫌われ・いじめ・死ネタです。
暗い中にも人間の本能と言うものが書かれています。(きっと←)
〜注意事項〜
・荒らしや中傷はやめてください
(しかし「ここをもっとこうした方がいい」と言う意見は受け付けております)
・駄文です。(言い切ります ハイ)
・人が亡くなるシーンがあります。
(気分を害する方がいたら回れ右してください)
そして読んだ後にコメントを書いてくださったら
泣いて喜びます((
・登場人物紹介>>1
・プロローグ>>2
・Part.1 「嫉妬」>>3->>27
(登場人物追加>>15)
・Part.2 「堕ちる」>>27->>51
・Part.3 「敵、味方 そして観覧者」>>52-(現在更新中)
- Re: *Flower* 『bad ending』 ( No.33 )
- 日時: 2011/07/27 22:33
- 名前: ★AYA★ ◆cUMxI81o5. (ID: utrgh/zS)
≪麻衣視点≫
一時間目を知らせるチャイムが鳴ったが、悠里はまだ来なかった。
……大丈夫かな…?
「欠席は〜…… あれ?高木さん、佐藤さん知らない?」
「え?あ……すみません知りません…。」
きっとまだ部室にいるだろうと思ったが、後々先輩たちを巻き込む大事になってしまわないように知らんふりをした。
私は授業中ずっと朝の事を考えていた。
悠里がそんな事するとも思えないし、藍華が嘘つくとも思えない……
どっちの言う事が本当なんだろ……
「わからない……」
私の声はものすごく小さいはずなのに、ものすごく大きな声で私の脳内に響いた。
しかし周りの音や声は一切聞こえない。
そうしているうちにお昼休みになった。
前を見たら悠里は戻っていた。目の前の席なのに今気付くなんて…
あ……お弁当……三人で食べれるかな…?
- Re: *Flower* 『bad ending』 ( No.34 )
- 日時: 2011/08/06 23:00
- 名前: ★AYA★ ◆cUMxI81o5. (ID: rD6rLP90)
≪藍華視点≫
私は朝早く学校に行き、部室内をぐちゃぐちゃにした。
そして得意の演技をしながら部室の前に膝を抱えて座った。
すると後からきた先輩たちがそんな私を心配し、声をかけてきた
はい計算内。
私は表情を暗くしながら嘘を言った。
先輩たちは私の話を信じ、悠里の事を悪く言った。
いい気味。もっと嫌われればいい。
まだこれじゃ全然たりない。
悠里にはもっともっともっと苦しんでもらう。
〜お昼休み〜
【ガラッ】
「麻衣…いる?」
私は控えめにドアを開け、ヒョコっと顔を出した。
「あ…いるよ〜!ちょっと待ってて!」
麻衣は私に気付くと鞄の中に入れていたお弁当を取り出し、近づいてきた。
「あのさ…藍華、悠里も誘わない……?」
麻衣は私の顔色を伺いながらそう言った。
冗談じゃない。
「麻衣……私、麻衣に聞いてほしい事があるんだ…」
何にしようか必死で頭の中をフル回転させる。
そしていい案が思い浮かんだ。
まぁ 今は言わないけど。
「相談? うん わかったいいよ」
麻衣はそう言うと、「裏庭行こ?」と続けた。
私はそれを了承し、二人で裏庭に向かった。
- Re: *Flower* 『bad ending』 ( No.35 )
- 日時: 2011/08/06 23:01
- 名前: ★AYA★ ◆cUMxI81o5. (ID: rD6rLP90)
≪直斗視点≫
昼休みになり、俺はフォレストホールという食堂に向かった。
途中麻衣のクラスを覗いてみると、いつも麻衣と一緒にいたはずの佐藤が一人でいた。
麻衣は教室にいない。
藍華のクラスを覗くと藍華もいない。
きっと二人はどこかで一緒に弁当食ってんだろうな。
でもなんでいつも一緒の佐藤と食べないんだ?
佐藤は委員会も入ってないから忙しいわけじゃないと思うし……
仲間外れにされてるのか?
いやいや…麻衣はそんな事しない…。
……何かが起こる気がする。
それはとてつもなく悪い意味で。
俺は佐藤に声をかけようかと思ったが、結局かけずにフォレストに向かった。
- Re: *Flower* 『bad ending』 ( No.36 )
- 日時: 2011/08/06 23:02
- 名前: ★AYA★ ◆cUMxI81o5. (ID: rD6rLP90)
≪藍華視点≫
〜裏庭〜
私と麻衣は裏庭にあるベンチに座ってお弁当を開いた。
しかし麻衣も私も食べようとしない。喋ろうともしない。
そのまま数分が過ぎた。
「………相談って何?」
少しして麻衣が口を開いた。
「あのね……これ、誰にも言わないでほしいんだけど…」
私は涙目で麻衣を見た。
演技ですが何か?もちろん目薬なんて使っていない。
「わかった。誰にも言わないよ。 それでどうしたの?」
麻衣は私の目を見ながら言ってきた。
「あのね、私………」
- Re: *Flower* 『bad ending』 ( No.37 )
- 日時: 2011/08/06 23:03
- 名前: ★AYA★ ◆cUMxI81o5. (ID: rD6rLP90)
≪麻衣視点≫
藍華の話は私にとってものすごく衝撃的なものだった…。
「…それっていつからなの?」
私は恐る恐る聞いた。
「マネージャーになったあの日からだよ……」
藍華はついに泣きだしてしまった。
そんな藍華を慰めながら私はどんどん心が重く感じがした。
藍華が悠里にいじめられてるなんて……
今まで私は悠里が大好きだった。
優しくていい子で、一緒にいると笑い合える。
笑顔になれる。
でもそれが全部演技だったなんて……
私は悠里を嫌いになったわけじゃない。どこかつっかかっているところもある。
でも藍華を見たらそんな思いも消えてしまいそうだった…。
私が藍華を守ってあげないと……
そうじゃないとこの子は壊れてしまう。
私が守ってあげないと—……
生温かい風が私と藍華を優しく包んだ気がした。
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