ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 人生ゲームはデスゲーム 【四章目開始っすな】
- 日時: 2011/12/28 09:35
- 名前: No315 (ID: D71pwe7j)
どもども〜、No315です。
とりあえず、小説描くのは初めてではないんですが、久しぶりにも程があるのでおそらく駄文です。
よろしくお願いしま〜す。
あ、荒らしはするなよ〜
ある日の彼は思いました。
なぜ、自分だけがこんな目に遭うのかと。
ある日の彼は思いました。
なぜ、他の人はみんな幸せなのだろうかと。
ある日の彼は思いました。
他の人は人生をどう感じてるのだろうと。。
ある日の彼は考えました。
どうすればそんなことを知ることができるのだろうと。
ある日の彼は気づきました。
そんな方法などないと。
ある日の彼は思い出しました。
自分の今までの最悪な人生を。
ある日の彼は思いつきました。
人生が変わった時、人はその人生をどう見直すのだろうと。
ある日の彼は始めました。
狂ったような、人生のデスゲームを。
第一章「始まりの日 Geme Start」
>>1 >>2 >>7 >>8 >>9
第二章「世界のルール Game Rule」
>>13 >>14 >>15 >>16
第三章「真実は裏側に Darkness Truth」
>>18 >>19 >>20 >>21 >>22 >>23
第四章「プレイヤーと日常 Everyday Battle」
>>24 >>25 >>26 >>27 >>28 >>33 >>34 >>35 >>36 >>37 >>38
- Re: 人生ゲームはデスゲーム ( No.4 )
- 日時: 2011/09/25 12:00
- 名前: No315 (ID: vBUPhhME)
やっほー☆
凛さんご感想ありがとーございやす。
とりあえずこれからも頑張ってみますのでよろしくお願いしますや。
- Re: 人生ゲームはデスゲーム ( No.5 )
- 日時: 2011/09/25 13:31
- 名前: 凛 (ID: e1WTIp3A)
もしかして・・・315さんって関西に住んでるん?
- Re: 人生ゲームはデスゲーム ( No.6 )
- 日時: 2011/09/25 22:21
- 名前: No315 (ID: vBUPhhME)
いや?
残念ながら四国ですねー
気分しだいで口調かえてるだけですよー
ややこしかったでしょうか?
- Re: 人生ゲームはデスゲーム ( No.7 )
- 日時: 2011/09/25 22:37
- 名前: No315 (ID: vBUPhhME)
さてと、
今日は張り切って思いっきり書くぞー☆
ここはどこだろう。意識が朦朧としていて、感じられるものが少ない。目を開けようともするが、目を開けるという感覚がない。そしてなにも見えない。
「篠崎さん、聞こえますか」
どうやら、なんとか鼻と耳は機能しているようで、かすかだが誰かの声と、麻酔の臭い。以上のことから推測すると、ここは病院だろう。
おそらく翔が呼んでくれたのだ。
「篠崎さん、聞こえているなら返事をしてください」
はい。
聞こえてますよ。
「良かった、軽く事情をお話します」
なんか「良かった」って言ってるわりには全然無感情な人だなぁ。
たぶん医者だけど。
「あなたは自分が交通事故に遭ったのは覚えてますか」
はい。
覚えてます。
「分かりました。あなたは車に撥ね飛ばされ、両足と右腕、それと腰あたりにいくつかの骨折が見られます。それと外的障害に頭も損傷してしまい、記憶は吹き飛ばなくて済みましたが、数日間は今のような意識が朦朧とした状態になります」
恐ろしいことをサラッと言うな。怖いじゃねぇか。
それにしても、あの子供は無事かな。
あぁ、なんで助けに行ったのかな、俺。
行かなかったらこんなことにはならなかったのに。
「ここまでのことは理解できましたか」
はい、
分かりました。
「それでは、これから手術を始めるわけですが、かなり骨を動かしたりしますので、物凄く痛いと思われます」
だから、恐ろしいことをサラッというなぁ。
しかも骨を動かすって、取り出すの間違いじゃないの?
ま、どっちにしろ、痛いのは変わりないけど。
「そこで、最新麻酔の『デジタルダイブ』を行います」
なんですか、
それ。
「『デジタルダイブ』とは患者の脳神経を操り、我々が作り出した擬似世界に患者を送り出すことです。そこに、五感を持っていくわけですから、手術中の痛みは全くありません。患者には擬似世界で自由に動いてもらい、その間に我々が手術します。まぁ、麻酔というより夢を見るような感じです」
なるほど。
それはいい最先端技術ですね。
今のこの時代は発展してるからなぁ。
「では、これから『デジタルダイブ』を行います。準備はよろしいですか」
もう準備もできてんだなぁ。
これが用意周到ってやつ?
そこまで考えたところで、頭になにかを装着される感触。
そして、ピピッという電子音と操作パネルを操る音。
「わかりました。では……」
どうしてだろう。
先ほどまで無感情だった医者の声が、
物凄く寒気のする声に変わっているような気がする。
ピー、という音と共に、何かが動きだした。
それと同時に、足からだんだん感触が感じれなくなってくる。
それは止まることを知らず、ついには腕さえも、感じれなくなっていく。
「壮大な夢の、いいえ……」
俺は感覚と共に薄れていく意識の中でそれを聞いた。
「壮大な人生の旅を」
そして今に至る。
まぁ俺が目を覚ますと、こんななんもなさそうな密室部屋にピエロが生えていていきなり「ようこそ。我らの人生ゲームへ」なんて言ってきて、しばし硬直したが、とりあえず床から生えて 上半身しか見えないピエロを踏み潰す。
なにごとも行動あるのみ。
「イダ!イダダダダダダダ!待って!ちょっと待っイダダダダ!」
「うるさい」
問答無用とはこのことなり。
「お前は誰だ。ここはどこだ。俺の体はどうなった。ここは本当に擬似世界なのか。以上の質問をすべて十秒以内に答えなさい。配点は一つ五点」
「イダダダダ!待って、そんな一気にイダダダダ!質問されてイダダダ!じ、十秒ってイダダダダ!答えられるわけないだイダダダダ!」
「なるほど、答える気はないか」
俺は踏み潰すのを一時停止。くるりと一回転し、元サッカー部の強烈な回し蹴りをピエロに叩きこもうとするが、
「あぶね!」
ピエロは叫びながら、床からポンッと体を離し、紙一重で俺の回し蹴りをかわした。
俺はその異常な現象に少し目を見開くがすぐにピエロに向かって走り、拳を構え、殴り飛ばそうとする。だがピエロは拳が当たる直前に上体を後ろに下げ、拳をかわす。
俺は、拳の勢いを殺さぬまま、上体を前に崩し、前転のような形で、踵落としを繰り出す。だがそこにピエロの姿はなく、ずいぶん遠くに位置している。
なるほど、やるだけ無駄か。
ピエロは俺が攻撃をやめたのを確認すると、ふぅ、と息を吐き、余裕を持った声で言う。
「いやー強いね僕—。でもまだまだかな?」
なるほど、少しむかつく。
「……いままでの質問に答えられなかったので点数は0。罰ゲームを選ばせてやる。
薄めた硫酸で数日かけて自分の体がじわじわ溶かされていくのと、精神科に行くの、どちらかを選べ。ちなみに前者の方を選ぶともれなくアンパンマン人形がもらえるよ」
「君、ひそかに前者を選ぶことを薦めてるよね」
「なるほど、前者を選ぶか。えーと、どこかに希硫酸とものすごい量の火薬が入ったアンパンマン人形ないかな……」
「人の話聞いてる?まぁいいや」
ピエロは一度、咳払いをし、深々とおじぎをしながら再び余裕を持った声で言う。
その仕草が、またむかつく。
「ようこそ、我らの人生ゲームへ。俺のことは気軽にカーレルとでも呼んでくれ」
「よし分かった。ピエロ」
カーレルという名のピエロはもうなにか諦めたような表情で俺の言葉を綺麗に無視。
「さてと、君はどうしてこんな所にきたのか、詳しく聞かせてくれないかな?」
おそらく答えないと話を進める気がないのだろう。俺もさっさとどんな状況なのか知りたかったのでとりあえず答えてやる。
特別サービスだ。
- Re: 人生ゲームはデスゲーム ( No.8 )
- 日時: 2011/09/25 22:38
- 名前: No315 (ID: vBUPhhME)
「交通事故に遭って、病院で治療を受けることになったんだ。んで、その手術の麻酔のかわりに、なんとかダイブってやつで夢の世界に行くはずだったのに、なぜかここにきた。ここは、本当に夢の世界なのか」
俺がそこまでいうとピエロはうんうん、と頷きながら。俺の疑問に応答。
「ここが、夢の世界じゃないってことは君も分かってるだろ。だって君、俺に質問するとき『ここは本当に擬似世界なのか』って言ってたじゃない?」
なるほど、人の話はちゃんと聞いてるんだな。となると、ここは、あの医者達が作りだした擬似世界か。
それにしても、
「ずいぶんつまらんところだな、俺はここで自由にしてろって言われたが、自由のじの字もない密室じゃないか」
「いやー、ここは君の言う医者達が作った世界じゃないよ。君がその世界に行く前に僕が即席で作った擬似世界に放り込んだんだ」
世界、世界って、なんかスケールが大きいような小さいような。
っていうか即席で作った擬似世界って……何?世界ってそんな簡単に作れるの?
まぁいいか。とりあえず、ここは俺が本来行くべき世界じゃなくて、こいつの作りだした世界であって、こいつがここに連れてきたってことは、どんな理由だろうと俺を誘拐したってことで……
「よし、殺そう」
「あー君。どんな考察でそんな結論に至ったかは知らないけど、放り込んだ理由くらい聞いたら?」
ピエロは俺の言葉を大体予想していたようで、全くうろたえることなく、普通に応答する。
そんなこと誘拐犯に言われても……
まぁ聞くだけ聞いてみるか。
「問①、どうして俺を誘拐した?配点は二点」
「人聞きの悪いことをいうな!しかも点数低!」
なるほど、将来いいツッコミ役になれるな。
「まぁ答えるとね、これから君が行くところは夢の世界なんかじゃあない。彼らが作りだした擬似世界はそんな生易しい所じゃない、とても危険な所なんだ。それで出来るだけの忠告をしておこうかと思って、君をここに連れてきたんだ」
「危険?」
俺は眉を顰める。正直、何を言ってんだと思った。だがここに来る前に聞いたあの医者の寒気のするような声、そしてあの言葉。
『壮大な夢の、いいえ……壮大な人生の旅を』
確かに怪しいと言われれば怪しい。たぶん本当のことをこのピエロは言っているのだろう。
なら、こいつについて行ったほうがいいだろう。
だがこのピエロが信じられるかどうかは、それは別の話だ。
「よし、俺が今から行く所が危険なのは分かった。んで、俺は何をすればいいんだ?」
俺がそう言うと、ピエロは物分りが良くて助かる、とでも言うように、胸をなでおろす。
「とりあえず、もうすぐ向こうに飛び込むことになるからそれから共に行動する。向こうの世界については後々話す、と言うことだ。一人で危険な所に飛び込むよりかはマシだろう?」
確かに、俺にはこれから行く所が危険だとは分かっていても、どれだけ危険かは分からない。さらにどんな危険があるかも分からないから対策を練る時間もない。
そんな状態で一人で飛び込むのは無謀と言っていいだろう。
だが、俺ははっきりと、思いっきり場の空気が凍りつくような言葉を口にする。
「よし、断ろう」
「……」
「……」
「——————え?」
おかしいなぁ、ただ拒否しただけなのにピエロの時間が十秒くらい止まってたぞ?
ピエロは約十秒の硬直から抜け出すと、そりゃあぶんぶん振り回してる腕が千手観音に見えるような慌てっぷりで動揺している。
なんか、少し面白い。
「え?え?なんで?あれ?……キケンダヨ?キケンダヨ?アブナイヨ?」
「いや、わざわざカタコトにしなくても分かるから」
俺はとりあえず落ち着けとピエロをなだめる。ピエロは少しは冷静になったようで腕の残像は相変わらずだが、口調はとりあえず治った。
「えと、なんでかな?今の話を聞いてなかったの?俺が君を助けてやるって言ったんだよ」
「ああ、確かに言った」
「それじゃあ、なんで断るの?一人で行くよりマシだろ?」
「めんどい事は避ける主義なんでな」
俺のその言葉に、ピエロは一瞬、眉をぴくり、と動かした。
俺はそれを見逃すことなくしっかりとその瞬間を瞳に捉えた。
「どういうことだい?」
ピエロは腕の動きを止め、何かを探るように、俺を凝視する。
そんなピエロに対して俺は、平然とした態度で淡々と言う。
「あんたが信じられない」
この掲示板は過去ログ化されています。