ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 涙ー悲しき物語ー
- 日時: 2011/12/19 18:37
- 名前: 燐 蜷 白亜 (ID: HK6OImIM)
初めまして!または、お久しぶりです!
ホラー系を書いていた『ヘムロック』です。
今回は、ホラーではないので名前を『燐 蜷 白亜』としてます。
シリアス系です。
シリアス系は初めて書かせていただきますので、応援よろしくお願いします!
- Re: 涙ー悲しき物語ー ( No.27 )
- 日時: 2012/01/19 23:08
- 名前: 燐 蜷 白亜 (ID: l/xDenkt)
第24話
「いらっしゃいませ〜!」
彼の家のお店のお手伝い。月曜日も祝日で学校がお休みなので、月曜日の閉店時間5時半まで、お手伝いする事になってます。
泊り込みで、お手伝い。料理などは自信があるんだー。
両親が亡くなって、叔母さんと2人きりだったから…料理は覚えた。
「…西崎さんっ!これ、3番テーブルに。」
彼が、コーヒー、紅茶、アイスクリーム…色々渡してくる。
それを運んだり、お水を出したり、注文を聞いたり、メニューを渡したり…色々する事があった。
1日目…土曜日の閉店時間となった。
「母さん。今日はいつもよりお客さんが多かったね。」彼がお母さんに話しかける。
「ああ、それはね〜…可愛いメイドさんが、『3日間だけ来る』って広めたからなのよっ!」
……お母さんも、彼に似て凄いわね……。
- Re: 涙ー悲しき物語ー ( No.28 )
- 日時: 2012/01/20 14:18
- 名前: 燐 蜷 白亜 (ID: l/xDenkt)
第25話
「お口に合えばいいのですが…。」
晩ご飯を作り、食卓に置いた。
「…う〜んっ!美味しいっっ!!最高ねっ!」
絶賛された…。
「ありがとうございます…。」照れるなぁ…。
「あ、西崎さん!お風呂沸いたよー。」
彼の声が、ドア越しに聞こえる。
「はーい。ありがとう。」
そう言って、お風呂の準備をして…お風呂に入った。
- Re: 涙ー悲しき物語ー ( No.29 )
- 日時: 2012/01/26 16:02
- 名前: 燐 蜷 白亜 (ID: UxRM.rFT)
第26話
「良いお湯でしたー。」
「あ、丁度よかった!これ飲んでみて!!」
差し出されたのは…温かいミルクココア。
「…いただきます。」
……懐かしい味。何だか……。
「母さん!西崎さんは———…。」
「…そうだったのね。辛かったでしょう?何もわからないけれど…頑張ったね。」
…井川君のお母様が、優しく抱きしめてくれた。
……人って1人じゃ生きていけない理由がわかった気がする。
こんな感じの、体温が必要なんだ————…。
- Re: 涙ー悲しき物語ー ( No.30 )
- 日時: 2012/01/29 15:55
- 名前: 燐 蜷 白亜 (ID: l/xDenkt)
第27話
「…おはようございますっ!」
笑顔で挨拶をして、軽く朝食を摂る。
「さあ、今日もしっかり働いてもらうからねっ!」
伊川君のお母様は、今日も賑やかに笑顔で対応しています。
「いらっしゃいませー!」
「はい。アイスコーヒーとアイスティーですね。かしこまりました!」
1日中、動き回って笑顔でいるのって大変なのね…。
頬の筋肉が少し痛い…。
「頑張ってる証拠だよ!」伊川君が、ダンボールを運ぶ最中に私に言った。
「…ありがとう!頑張るねっ!!」
とびっきりの笑顔で今ならおもてなしが出来そう!
幸せな気分に包まれた。
- Re: 涙ー悲しき物語ー ( No.31 )
- 日時: 2012/02/29 11:20
- 名前: 燐 蜷 白亜 (ID: AyMnBqmb)
第28話
「…どうしたの?何か…気分が優れてないようだけど」
「あ、ううんっ!大丈夫!!頑張るからねっ!」
笑顔で手を振り、仕事に戻る。
でも、昨夜おばあ様に割れたことを思い出さないように…。
「よく、聞いてね…。私が……犯人なのよ。」
「………え?」
「だってね、私を無視して…跡継ぎがいないんですもの。
あなたを奪うしかなかったのよ。」
「…………それでもっ…私を壊さないでよ!!」
…もう、私に味方は誰1人いない—————…。
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