ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 涙ー悲しき物語ー
- 日時: 2011/12/19 18:37
- 名前: 燐 蜷 白亜 (ID: HK6OImIM)
初めまして!または、お久しぶりです!
ホラー系を書いていた『ヘムロック』です。
今回は、ホラーではないので名前を『燐 蜷 白亜』としてます。
シリアス系です。
シリアス系は初めて書かせていただきますので、応援よろしくお願いします!
- Re: 涙ー悲しき物語ー ( No.2 )
- 日時: 2011/12/20 17:41
- 名前: 燐 蜷 白亜 (ID: HK6OImIM)
第2話
私は、叔母さんと2人暮らし。
お母さんは、お金持ちの家で育ったらしいけど、お父さんと恋愛をして、名誉を捨てた。
そして、『普通の幸せ』を手に入れた。
この幸せが『最高の幸せ』だった。
そして、その幸せを一瞬で奪い去った人々が居た。
……車に細工をするなんて…雨でスリップしやすかった。
だからこそ、ブレーキをかけなくてはいけなかったのよ…。
雨のせいで見えにくく、突然、男の子が目の前に飛び出してきた。
お父さん達は必死にブレーキを踏んだ。
でも、細工がしてあり…ブレーキがかからなかった。
……やっとかかった時には、男の子は助かったけど、ガードレールを突き破り、落ちていった。
私は、細工をした犯人を捜し…お金で買収だれた証人たちを見つけ出して、その男の子も探し出す。
そして、お父さんとお母さんの敵を取るんだ!!
だからこそ、普通の生活で今も生活している。
もしかしたら…会えるかもしれないから。
おばあちゃんは、私を引き取りたかったみたい。
…後継者として…犯人達に復讐させるために、見つけ出したら後継者として行く。
「許さないから…絶対にっ!!」
私は、今まで復讐のために生きていたんだから———…。
見つけて、復讐するまでは…ずっと、復讐のために生きる。
- Re: 涙ー悲しき物語ー ( No.3 )
- 日時: 2011/12/20 19:09
- 名前: 燐 蜷 白亜 (ID: HK6OImIM)
第3話
「おはよっ!」息を整えていった。走ってきたからしんどいや…。
「遅ーぞ…愛優!」そう言って、微笑んでくる。この笑顔…きゅんきゅんしてばかりだよ〜!!
「愛優!ゴメンね…グループだからっ!」そう言って、背後から現れたのは、親友の真紀。
「啓太…真紀…。」友達に会ったら、安心する。
良かった…まだ、心が安らぐ場所があって…。
それから、真紀の彼氏と一緒に4人で遊んだ。
この時は、この時までは、そう思ってたよ……。
「…啓太…ごめんね。一緒に来てもらっちゃって…。」
翌週、私は両親の命日に、彼氏の啓太と来た。
「…え?なあ、愛優……お前の苗字って…『水野』じゃなくて『西崎』だったのか?」啓太が表情を変えて、私に尋ねてきた。
水野は…お父さんの苗字。
2人が入っているお墓は、『西崎』は、お母さんの苗字…。
どうして、啓太がそんな話を…?
———頭の中で、「もしかしたら…」と、思った。
「私の両親はね———…」一か八かで真実を言おうと思った。
- Re: 涙ー悲しき物語ー ( No.4 )
- 日時: 2011/12/21 15:47
- 名前: 燐 蜷 白亜 (ID: HK6OImIM)
第4話
「私の両親はね…事故じゃなくて、殺人事件だったのよ…。
ねえ、何か知ってるんでしょ?教えてよ……何度も死のうと思ったのよ。でもね、真実を知るために生きてきたの!お願い…真実を知るために今日まで生きてきたんだからぁ!!」
必死に頼んだ。…啓太が何か知ってそうだったもの。
「…ごめん……俺が、愛優のご両親を殺してしまった本人なんだ…。」
……予想はしてたよ?だけどね、私は……恋人にまで復讐するの?
出来るの?出来る?出来マスカ———?
「……啓太…あなたは、殺人の何に関わっていたの?」
声が震えてる。やっぱり、今までのことがあるから?
「俺は、事件の日…ご両親の前に飛び出したんだ。
両親の仕事が、上手くいけるって言うから…でも、こんな事になるとはあの時思っても無かった。10年前だし……ごめん。本当にごめんっ!!」
謝られても…自分勝手な都合でお父さん達が……。
「———っ謝られても、お父さん達はもう戻ってこないよ!!」
いくら…恋人だとしても、私はあの日から…決めてたんだから……。
そう思って、言った言葉が、やり直せたら違うことになってたのかな?
啓太がその言葉を聞いて、私に言った言葉は———…。
「ごめん…もう、前みたいに接する事はできないから…別れよう。」
- Re: 涙ー悲しき物語ー ( No.5 )
- 日時: 2011/12/21 16:00
- 名前: 燐 蜷 白亜 (ID: HK6OImIM)
第5話
そう言って、啓太は帰って行く。「え…?何で……嫌だよっ…」何がしたいの?復讐相手じゃない。
分かっていたけど…別れたくなくて追いかける。
でも、追いつけなかった。
「…っ……」発作が起きた。
目が眩む…啓太の姿が見えないよぉ。
「……っ啓太ぁ———!!」叫ぶってほどじゃなかったけど、それなりの叫びだった。
———もう良いの。だって、復讐相手なんだもの…。何の為に今日まで生きてきたのよ?
復讐しなきゃ…何をしたってね!
……決めたわ。後に悪魔だって呼ばれても良い!
復讐できるなら…悪魔にだってこの身を捧げるわ。
復讐するために、私は生きてたの。復讐しないで死ぬなんて嫌よ。
犯人が見つかって良かったわ。
何だってする。何を言われようと、思われようと…。
休んでる間に決心がついた。電話をかける。
「———もしもし?私です。あのね——…」
- Re: 涙ー悲しき物語ー ( No.6 )
- 日時: 2011/12/23 19:21
- 名前: 燐 蜷 白亜 (ID: HK6OImIM)
第6話
「愛優…よく来たわね。」おばあ様が、挨拶してくれた。
「はい。これからよろしくお願いします。着いて早々なのですが…荷物を運びたいので、私のお部屋をお教えください。」と、軽く挨拶をして荷物を運び、新しいベッドに腰掛けて新しい部屋を見た。
「……この生活が消えても…復讐できるなら良いわ。」
そう呟いて、眠った。
「……お嬢様。お起きください。学校へ行く時間にございます。」
メイドさんが、起こしてくれた。
「行って来ます!」慌てて、外へ出た私を待っていたのはドライバー。
「……楽ね。」と、不覚にもそう思ってしまった。
「え?あんなお嬢様居たっけ?」「転入生じゃない?」
外がうるさい。
「…ありがとう。帰りもよろしくね。」そう言って、開けてくれたドアから出た。
「……嘘っ!愛優なの?!」聞き覚えのある声が後ろからしたのと同時に、誰かの駆け足がだんだん大きくなってきた。
……誰か?じゃなくて、予想済みよ。
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