ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 涙ー悲しき物語ー
- 日時: 2011/12/19 18:37
- 名前: 燐 蜷 白亜 (ID: HK6OImIM)
初めまして!または、お久しぶりです!
ホラー系を書いていた『ヘムロック』です。
今回は、ホラーではないので名前を『燐 蜷 白亜』としてます。
シリアス系です。
シリアス系は初めて書かせていただきますので、応援よろしくお願いします!
- Re: 涙ー悲しき物語ー ( No.12 )
- 日時: 2012/01/02 17:56
- 名前: 燐 蜷 白亜 (ID: l/xDenkt)
第11話
暇で退屈な1時間目が終わるのと同時に教室を出て図書室へと向かう。
でも、行く先を変更して階段を上がる。
「…誰も居ないのね。好都合だわ。」コンピューター室へ入り、内側から鍵をかけた。照明を消した。モニターの光だけが頼り。
「検索は…キーワードも入れたほうが良いわよね。」そう言いながら、私はキーボードを打つ。
「………。」最悪。どの記事も全部事故死にされてるわ。
まあ、そうよね…。世間じゃ事故死として終わらしてるんだもの。
無理もないわね…。
でも、私が必ずこの記事を訂正してやる。
本当は…『殺人事件でした!』ってね。
休み時間が終わりそうになったので、慌ててパソコンの電源を落とした。そして、心に強く誓い教室へと戻った。
- Re: 涙ー悲しき物語ー ( No.13 )
- 日時: 2012/01/03 20:01
- 名前: 燐 蜷 白亜 (ID: l/xDenkt)
今日は更新できませんでした。
明日も出来るかどうかわかりません。
できる時にまた更新いたします。
すみませんでした。
- Re: 涙ー悲しき物語ー ( No.14 )
- 日時: 2012/01/04 16:26
- 名前: 燐 蜷 白亜 (ID: l/xDenkt)
第12話
昼も同じように1人で過ごし1日が終わる。
「お嬢様、お迎えに上がりました。」ドライバーが迎に来てくれた。
「ありがとう……。」こんなの普通よ。当たり前だわ。
「啓太〜!帰ろっ?」私を見るなり、無視する男子と不気味な笑みを浮かべる女子。
「……仕方ないのよ。」一言呟いて、車に乗った。
その時は気がつかなかった。木の陰から、誰かが見ていたなんて…。
次の日も同じように行動していた。
また、1日が終わり帰ろうとすると、呼び止められた。
振り返ると……男子が立っていた。
知っている…あ、そうだ…この人は————…真紀の元彼だわ。
- Re: 涙ー悲しき物語ー ( No.15 )
- 日時: 2012/01/04 22:15
- 名前: 燐 蜷 白亜 (ID: l/xDenkt)
第13話
「この人も家に連れて行くわ。そう伝えて。」ドライバーに言うと、彼の隣に座った。
「……話は真紀から聞いたよ。運命って残酷だよな。」上を向いて呟く彼。
「…そうね。私たち、似たもの同士かもしれないわね。」久しぶりに笑った気がする。愛想笑いでもなく、作り笑いでもない…自分の意思で笑う事は。
「…辛かった…よね?」彼は真っ直ぐに私を見て言った。
「……っ…辛くはないわ。覚悟の上…だもの。」声が震えてる。
人は、1人ではやはり生きられない生き物なの?
ストンッと、私の胸の中に彼の言葉が落ちてきた。
それを、感情が溶かしていく……。
「…………。」頬を伝う冷たい水。ああ、この感情ってなんて言うんだっけ?
- Re: 涙ー悲しき物語ー ( No.16 )
- 日時: 2012/01/05 19:52
- 名前: 燐 蜷 白亜 (ID: l/xDenkt)
第14話
「…復讐とか、覚悟の上なんだろうけど…君が堕ちていくのは見ていて悲しいよ…。気晴らしに、僕と話してみないか?
…似たもの同士だから……。」
彼は静かに、私の手をとって言った。
「……ええ、これからよろしく。えーと……?」
名前何て言うんだっけ?真紀の元彼の名前忘れちゃった。
「……大輝です。伊川大輝。よろしく西崎さん。」
彼は笑顔で言って、車を降りていった。
何…?この出会い方……でも、心の支えになってる…かも。
「お嬢様?お着きになりました。」ドライバーの声で我に返る。
「あ、ありがとう?」…声でも分かってしまう…私、動揺してる。
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