ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 『 Turns 』 〜小説掲示板物語〜
- 日時: 2009/08/21 22:46
- 名前: НΙММЁL ◆MEER.m/asI (ID: EpPczols)
- 参照: http://himmel.rakurakuhp.net/
支援小説〜('A`)
http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.php?mode=view&no=12355
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答えの出ない未来抱いて——
『 Turns 』
〜小説掲示板物語〜
—my last message—
==SUPPORTER==
(お客様)
>>373
・奈緒様 ・夜兎__〆様 ・ライト様
・緋那様 ・来夏様
==PRODUCE&PRESENTS==
*c 2008 НΙММЁL*
==創設者==
*里香(美咲)*
この小説は、僕が思ったこと、そして皆にもう一度考えて欲しいことを題材に、物語を構成しています。
時折々、この小説☆カキコではさまざまな事件、争い、そして話し合いが巻き起こる。
そのひとつひとつを、考えてみたことはありますか?
過去にどんなことが起こったか知っていますか?
もし、この小説を読んで、自分はこう思った、などのことがあるならば、書き込んでくださっても結構です。
出来るだけ切実に対応させてもらいます。
※ >>374 【 目次 】
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+++注意事項(3/8更新)+++
1,この小説は実話を元に作成しています。
部類で言えばサブノンフィクションです。
なので、この小説☆カキコにも実際にいる人物・スレの題名・コメントを多少引用しております。
2,不適切と思われる部分があるとは思いますが、そこはご了承ください。
3,許可を申し出ずに引用している部分があります。
もし、それがお気に召さないようなら遠慮なくお申し付けください。
変更、または削除を行います。
4,おもしろい、すごい などたったひと言のコメは正直がっかりします。
この人はちゃんと読んでくれているのだろうか、と疑ってしまいますので……
5,あきらかな宣伝文は極力お控え下さい。
読んで欲しいのなら、ちゃんと言葉で伝えてくださいね。
6,撮影(パクリ)は禁止
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- Re: 改訂版、(コメは禁止っす……) ( No.49 )
- 日時: 2008/04/29 06:19
- 名前: НΙММЁL ◆MEER.m/asI (ID: Wl8kRSYB)
- 参照: 電脳空間に閉じ込められた彼らは脱出できるのか……?【 『REGAINⅩ』 】 ____________『 Turns 』〜小説掲示板物語〜 もよろしくお願いします
+29日目+
最近、授業中にボーッとすることが多くなった気がする。
考えていることはネットのことばかり……
家に帰ったらまずネットを開いて、小説を更新して……と、きりがない。
少し頭を切り換えないと……と思ってはいるんだけどそうもうまくはいかないのだ。
授業のチャイムが鳴ると同時に、僕は教科書類一式を机の中に突っ込む。
正直、授業なんてどうでもいいとか思ってたり……。
将来がなんだ、未来がなんだ。今満足しないでどうする!
……とまあ、自分なりの勝手な理論を立てたりなんかしている。
それではダメだと一瞬思ったりするが、すぐにそんな考えも消えていく。
「おい、大丈夫か?」
「!?」
僕はいきなり肩に手を置かれて、思わずその手を振り払ってしまった。
いつの間にか、宏喜が僕の目の前に立っていた。かなり心配そうな顔をしている。
「あ、うん、大丈夫。ごめん」
それほど変な状態だったのだろうか?
すこし気をつけないと……。
そのとき……
『2年3組、今原 宏喜、至急職員室まで来なさい』
放送が宏喜を呼び出す。
「どうしたの?」
「さぁ……」
宏喜は少しいぶかしげな顔をする。
「んじゃ、ちょっくら行ってくるわ」
そう言って教室から出ていった。
それと入れ替わりに先生が入ってくる。
僕も仕方なしに授業を受ける体勢になった。
その日、再び宏喜と会うことはなかった。
自分の机に向かい、ワードで小説の続きを書きながら考える。
そう言えば、最近、ネットで蓮の姿を見なくなったような気がするのだ。
アク禁にでもされてしまったのだろうか?
一応管理人には弁論の書き込みをしてはいたけど……僕の言葉がそこまで影響力を与えるとも思われない。
蓮が小説を書いたのはとても喜ばしい。だが、それもたった2話で今はストップしている。
僕も出来るだけ感想や励ましの言葉を書き込んではいるが、一向に姿を見せない。
もし、本当にアク禁にされてしまったのなら……僕のやったことは意味があったのだろうか……?
荒らしのままアク禁にされて、こんな風に僕らと仲良くならずに流れていってしまったほうが良かったのではないか。
夢を見て、過去の過ちでアク禁にされるのは逆に辛いのではないか。
僕にはどちらともわからない。それは本人にしかわからないことだ。
だが、一番はっきりしないのは……
説得して仲直りして、結局最後はアク禁にされて……本当に幸せだったのかということだ。
思えば、宏喜にも当てはまる。
あの男子たちがもし、先生に報告するようなことがあれば確実に宏喜は何かしらの罰を受けるだろう。
僕と仲良くなったことが、逆に苦痛に感じるのでは……?
「あっ……」
僕はキーボードを叩く手を一旦止めた。
小説を読み返してみる。
とくに間違いはなかったが、一つだけわかったことがある。
気分に左右されすぎだ。
今の僕はとても不安で不安定な状態にあるが、それが小説の内容に少し表れている気がするのだ。
とくにこれはイジメ小説だから、よりはっきりと表れるのかもしれない。
小説……
色んな分野があるが、すべてに共通して言えること。
人に何かを伝える。
それがたとえ、読者が感じることが作者の意向とはまったく別のものだったとしても仕方ない。
人はそれぞれ感じ方が違う。
このイジメ小説だって、本当に正面から受け止めて真剣に考えてくれる人もいれば、ただ物語として楽しんでいる人もいるのだろう。
たとえ楽しんで読んでいる人がいるとしても、それは僕らにはどうしようもないことだ。
ただ、小説とは……
読者を楽しませるためにあるのではないか?僕はそう思う。
なぜなら、もし本当に読者に自分の思っていることをストレートに伝えたいのなら、論文やそのことを訴えかける文章を書けば済むからだ。
それをあえて小説にするということは、やはりどこかで読者を楽しませようと考える節があるのではないだろうか?
僕は、そう思う。
例え、誰かが僕の考えを『違う!私は訴えかけるために書いているんだ!』と否定したところで、
それは何の意味もない。
小説の大切なことは、読者のとらえ方で決まるから。作者が何を言ったところで、読者に伝わらなければ意味はない。
作者が思っている逆のとらえ方をされても文句は言えない。それだけ自分に伝える力がないということだ。
僕は、今書いた小説の新しい続きを更新する。
この文章だって、イジメの酷さを伝えるものだ。
だがそれが、ただの物語だと捉えられる、イジメは逆に他人事だと捉えられる、そのようなことだとしても仕方がない。
それだけ、僕に伝える力がないのだから。
『おもしろいね!』
その言葉がただの空言だったとしても、それで僕ら作者は支えられているのではないか?
いくら強がりを言って、『コメントをもらうために書いてるんじゃない!』と言っても、コメントが無ければ書き続けようとは思わないはずだ。
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Re: ΕΝDЯЕSS&ΙΝFIΝΤУ『ΙЛΜЕ』
名前:伊佐◆ehe/eo9wx
すごい面白いですね!がんばってください!
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今は、僕はこの言葉を正面から受け止めよう。
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Re: ΕΝDЯЕSS&ΙΝFIΝΤУ『ΙЛΜЕ』
名前:TIL◆LIrXODpGRg
ありがとう。頑張ります!
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そしていつか、おもしろいという言葉を必要としないイジメ小説を書きたい。
そう考えている。
- Re: 改訂版、(コメは禁止っす……) ( No.50 )
- 日時: 2008/04/29 06:20
- 名前: НΙММЁL ◆MEER.m/asI (ID: Wl8kRSYB)
- 参照: 電脳空間に閉じ込められた彼らは脱出できるのか……?【 『REGAINⅩ』 】 ____________『 Turns 』〜小説掲示板物語〜 もよろしくお願いします
4,『影は、光と共に』
+30日目+
机につっぷする僕。
別に何があったというわけじゃない。
昨夜にPCをやりすぎたのだ。
お陰で、今日は朝から眠い……。
今は授業と授業の間の10分休憩。
今日は宏喜は欠席、話す相手もいないため起きている必要もなし、と。
寝るか、顔を洗って目を覚ますか、思い悩んだ末での結果である。
だが結局、授業中も寝てはいたが……。
今日の授業はすべて終了。
何か壮絶な悪夢から解放された気分でもある。
僕はさっさと荷物をまとめて学校を出た。
「おい」
僕は突然、後ろから声をかけられる。
僕に話しかける人なんて、ほとんど居ないはず。僕は思わず身構えながら振り返った。
「そこまで警戒しないでも……」
振り返った先には、制服姿の宏喜が立っていた。
「宏喜……こんなところで何してるの?」
「ちょっと……話がある」
僕と宏喜は、学校の校舎裏のひとけの無い場所へ移動した。
移動する間、宏喜は何やら神妙そうな顔をしていた。
今は、お互いに向き合っている。
僕はその異常な雰囲気に少し戸惑いながらも、口を開いた。
「話って、何?」
そう聞いた瞬間、一瞬だけ宏喜の顔が暗くなったような気がした。
しかし、すっと顔を僕へ向ける。
その顔は、宏喜が前に僕を殴っていたときにしていた顔を同じ……
「もう俺に関わるんじゃねえ」
「……えっ?」
思わず聞き返す。まったく意味がわからなかった。
「だから、善人ぶって俺と友達のふりするなってことだよ!」
宏喜は僕に怒鳴った。
なんで……
「ぼ、僕はそんなつもりはないよ、本当の友達だって思ってる!」
「……」
宏喜は何も言わず、そのまま振り返って去ろうとした。
「ま、待って!」
僕は思わず駆けだして、宏喜の肩を強く掴んだ。
バキッ!
その瞬間、僕は殴り飛ばされていた。
そのときに見た宏喜の顔は、なぜかとても辛そうで……
バタッ……
地面に背中から倒れ込む。
背中は痛い、頭がくらくらする、オマケに状況がまったく掴めない。
最悪の気分だった。
僕は頭を振りながら立ち上がり、そして宏喜の去った後をしばらく眺めていた。
未だに宏喜が、なぜ僕が友達のフリをしている、だなんて思ったのかわからなかった。
そんな雰囲気を出したつもりもないし……いや、それは僕の思いこみではあるが。
まさか、あの男子たちが吹き込んだのだろうか?
いや、でも宏喜があいつらの言葉を信用するとも思えない。
それに、あの辛そうな顔……
あれは、一体何を指すのだろう。
何はともあれ、明日からまた僕はひとりとなってしまうのか。
今まで、友達を作りたい、持ちたいだなんて思ったことがなかった。
しかし今は……
こんな思いをするのなら、友達なんてやはり最初からいなくてよかった。
最初から何もなければ、失うものなんてないのだ。
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Re:新版 ΕΝDЯЕSS&ΙΝFIΝΤУ『ΙЛΜЕ』(No.238)
名前:TIL◆LIrXODpGRg
第16話 『後悔と罪』
・
・
・
そうだ。そうなんだ。
こんな思いをするのなら、いっそ最初から何もなかったほうがよかったんだ。
友達もいらない。知り合いもほとんどいなくていい。
それでも俺は、生きていけたはずだった。
「あっ……」
また僕は、心の中のことを小説に反映させていた。
やはり、小説には自分の気持ちが良く表れてるのかな。
どうしても、そのせいで少し片寄ってきている気がする。
僕は思わず苦笑いをしていた。
- Re: 改訂版、(コメは禁止っす……) ( No.51 )
- 日時: 2008/04/29 06:20
- 名前: НΙММЁL ◆MEER.m/asI (ID: Wl8kRSYB)
- 参照: 電脳空間に閉じ込められた彼らは脱出できるのか……?【 『REGAINⅩ』 】 ____________『 Turns 』〜小説掲示板物語〜 もよろしくお願いします
自分の小説の更新も終わったところで、僕は他の人の小説を見て回ることにする。
僕がそのとき開いた小説は、佳奈美という人の小説だった。
佳奈美は、前に一度僕に対して荒らし行為をした人だった。
だがその後、なんと自ら名乗り出て、僕に謝ってくれたのだ。
それをいつ思い返しても嬉しいと感じることが出来る。
そして佳奈美は今、僕らと同じように小説を書いている。
あんなことがあったからこそ、僕は佳奈美の小説に期待していた。
だが、そこでは僕を落胆させるほどの出来事が待っていた……
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Re:〜終わりのないいじめ〜オリキャラ募集 (No.37)
名前:レナ◆6GuKmWraSc
霧さん 由羅妓さん 弐意さん
コメントありがとうございます
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……これはどういう……?
僕はもう一度スレッド名と名前を確認した。
確かにこれは佳奈美の立てたスレッドだ。
そして、今投稿された名前は、まぎれもなく『レナ』。
その内容は間違いなくもらったコメへの返答……
僕は少し混乱した。
この状況は……どういうことだ?
思わず僕は椅子から立ち上がった。
意味もなく部屋の中をぐるぐると歩きまわる。
「状況を整理しよう!」
誰に言うでもなく、ひとり声に出してみる。
「佳奈美のところにレナの名前でお客に返答された。さあ、この意味は?」
……。
佳奈美=レナ
それだけだった。
だとすれば、すぐに修正するはずだ。
僕はもう一度椅子に座り直して、更新ボタンを押した。
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Re:〜終わりのないいじめ〜オリキャラ募集 (No.37)
名前:佳奈美 ◆1KQnOizoQw
霧さん 由羅妓さん 弐意さん
コメントありがとうございます
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「……」
予想通り、レナの名で投稿されたレスは消されて、再び佳奈美の名前で同じ文章が載せられていた。
これはもう、何を言うまでもなく佳奈美とレナは同一人物ということだった。
そして、同一人物ということは……
「僕のスレを荒らしたのも、レナ……」
そういうことだった。
レナは僕がここに初めて来た当初から支えてくれた友達だった。
そして、そのレナが荒らし……どういうことだ?
レナは佳奈美……いや自分自身に対して荒らしはダメだ、とかなんとか言っていた。
友達でありながら、その裏では僕をダシに使っていたというのか……
これを、裏切りというのだろうか。
僕はどうしていいかわからず、ぼーっとモニターを眺めていた。
まだ問い詰めたくなかった。今はその気にはなれない。
とりあえず、誰かに相談してみようか……
今は、皮肉にもレナは雑談の方には入れない。
たまに口調が激しいから、禁止ワードにでも引っかかったのだろう。
そのお陰で、レナのことを話し合えるのだが。
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Re:雑談しよう!
名前:TIL◆LIrXODpGRg
誰かいるかな?
相談があるんだけど……相談と言うより、愚痴?
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Re:雑談しよう!
名前:詩穂◆SLootE8BKs
ほいほーい
いるよ!
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Re:雑談しよう!
名前:ネオン◆BieE4ENesD
何なに?
なんの相談かな?
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さて、どう切り出そうか。
難しいことを並べてもややこしいだけだ。
やはり、単刀直入にいくべきかな。
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Re:雑談しようよ!
名前:TIL◆LIrXODpGRg
佳奈美は……レナと同一人物だった。
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Re:雑談しようよ!
名前:詩穂◆SLootE8BKs
え、うそ……!
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Re:雑談しようよ!
名前:雪蝶,セラ◆mu19bua
いきなり勝手に入る(←
レナって人も佳奈美って人もなんとなくしか知らないけど、
それが何か問題があるの?
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Re:雑談しようよ!
名前:愛嘉◆AIKA/L
ええ!
あの佳奈美さんが……レナ?
嘘でしょ……
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Re:雑談しようよ!
名前:美華◆huruitiban
お初ですv
レナさんも佳奈美さんも良く知ってるんだけど、
同一人物……マジでぇ!
何でそう思ったの?
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同一人物とわかったのは、ただのレナのミスによるものだった。
もしあそこで僕がその事実を見なかったら、何も起きずに
レナと佳奈美は違う人物としてこれからも僕と接していたのだろうか?
- Re: 改訂版、(コメは禁止っす……) ( No.52 )
- 日時: 2008/04/29 06:21
- 名前: НΙММЁL ◆MEER.m/asI (ID: Wl8kRSYB)
- 参照: 電脳空間に閉じ込められた彼らは脱出できるのか……?【 『REGAINⅩ』 】 ____________『 Turns 』〜小説掲示板物語〜 もよろしくお願いします
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Re:雑談しようよ!
名前;TIL◆LIrXODpGRg
さっき、佳奈美の小説、〜終わりのないいじめ〜
これに、レナの名前で、
今、佳奈美の小説のNo.37にある返事と同じ返事が書かれていた。
佳奈美は、一度僕を徹底的に批判した、いわば荒らしのような人。
というか荒らしだったんだけどね。
それに、最近のレナが出没するとき、必ずレナの知っているリア友が現れる。
時間帯がずれたことは今まででほとんどない。
もし、すべてレナの一人芝居だとしたら……
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自分で書いてみて気づいた。
今まで何人かのレナのリア友って人と話してみたことがあるが、確かに現れる時間に絶対レナ自身も来ていた。
あれもレナなのだろうか。
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Re:雑談しようよ!
名前:ミノ◆durj42k
いきなり入っちゃう(殴
で、TILはどうしたいの?
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そう、それだ。どうしたいのかがわからなかった。
真実を追究したいとも思っているが、逆にそれで関係が崩れてしまうことも恐れている。
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Re:雑談しようよ!
名前:TIL◆LIrXODpGRg
どうしたいんだろう……
やっぱり、真実をレナの口から話してくれるのが一番いいかな。
それならまだ許せるし。
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Re:雑談しようよ!
名前:詩穂◆SLootE8BKs
突き詰めちゃうと、関係が崩れちゃうかも……
やっぱり、今まで通り仲良くやっていきたいし。
でも、TILの気持ちがついていけないよね……
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Re:雑談しようよ!
名前:美華◆huruitiban
やっぱり、聞いてみるのが一番じゃない?
前向きに受け止めてみれば?
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Re:雑談しようよ!
名前:雪蝶,セラ◆mu19bua
いや、でも前向きに受け止めるのも大変じゃないかな?
だってレナさんって、TILがここに来たときからの、いわば親友じゃない?
それを裏切られるようなことをしたんだもん……
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受け止めてみる……と言っても無理そうだった。
この衝撃はおもったよりも僕の心に深くダメージを与えているようだ。
「……そうだ」
とりあえず、レナに揺さぶりをかけてみようか?
それで自分の口から話してくれれば、それでこの気持ちはなんとかなるかもしれない。
そのとき、ちょうど僕の小説にレナがコメントを残していた。
それはこの話とはまったく関係のないものだったが、話し合うチャンスでもある。
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Re:FΟЯЕVЕR『ΙЛΜЕ』〜俺に出来る最善のことを〜 (No.36)
名前:TIL◆LIrXODpGRg
レナ、僕に何かいうことはないかい?
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これでわかってくれればいいのだが。
それで全部本当のことを話してくれさえすれば……
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Re:FΟЯЕVЕR『ΙЛΜЕ』〜俺に出来る最善のことを〜 (No.37)
名前:レナ◆6GuKmWraSc
え、ないよ?
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望み叶わず。
僕は仕方なく雑談に戻った。
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Re:雑談しようよ!
名前:TIL◆LIrXODpGRg
今ちょっと揺さぶってみたんだけどダメだった。
……今から追求してくることにするよ。
どうなるかわからないけど、もしかしたら僕がここに来れなくなるぐらい
ショックを受けるかもしれないけど
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Re:雑談しようよ!
名前:詩穂◆SLootE8BKs
ダメだったか〜
え、ここからいなくなるの?
でも帰ってくるよね?
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Re:雑談しようよ!
名前:TIL◆LIrXODpGRg
うん、いつになるかわからないけど
絶対に帰ってくるから
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Re:雑談しようよ!
名前:美華◆huruitiban
頑張れよぉ!
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Re:雑談しようよ!
名前:YUI◆NHenENwLeo
なんだかよくわからないですけど、頑張ってください!
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Re:雑談しようよ!
名前:ミノ◆durj42k
無事でいて!(ぇ
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もしこれが現実なら、後ろから声援を浴びながら歩き出す僕って感じなのだろう。
僕は思いのすべてを書きつづることにした。
正直に、ありのままを。
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Re:FΟЯЕVЕR『ΙЛΜЕ』〜俺に出来る最善のことを〜 (No.36)
名前:TIL◆LIrXODpGRg
レナ
もう僕を誤魔化すのはやめろ。
少なくとも、お前が佳奈美と同一人物だってことはわかっている。
お前の2度のミスも確認している。
それに、他のことにもいくつか疑問も思い浮かぶ。
すべての真相を話せ。
もしかしたら、お前がこの文を見て返信を返すことをしなくなるかもしれない。
それでも僕はかまわない。
誤魔化し続けられるより、出会わなかったことにした方がマシだから。
お前には感謝している。
当初から僕を支えてくれていた。
大事な友達だ。
だからこそ、俺はすべてを話して欲しい。
すべてを、お前の口から……
————————————————————————————————————————
もう話す真相なんかないんだろうけど、どうしてもレナの口からもう一度すべてを話して欲しかった。
僕はそのまま、PCの電源を落とした。
その夜、僕は再びPCを起動させた。
いつもの調子なら、もうレナから返事が来ているはずだった。
しかし、その日に限って返事は来る気配もせず、結局24時を超えても返事はこなかった。
- Re: 改訂版、(コメは禁止っす……) ( No.53 )
- 日時: 2008/04/29 06:22
- 名前: НΙММЁL ◆MEER.m/asI (ID: Wl8kRSYB)
- 参照: 電脳空間に閉じ込められた彼らは脱出できるのか……?【 『REGAINⅩ』 】 ____________『 Turns 』〜小説掲示板物語〜 もよろしくお願いします
+31日目+
朝の目覚めは最悪だった。
結局、あの後2時まで起きていたが、返事は来なかった。
収穫なし、おまけに寝不足という不要なおまけ付きだ。
学校に行っても宏喜の姿は見当たらず、僕は教室で孤立している。
未だに、宏喜が僕を信じられなかった理由もはっきりとしない。
その日の学校でも、結局何一つわかることはなかった。
放課後、僕は鞄を担いで教室を出る。
当然ながら、さよならの挨拶をいう人もいない。
一刻もはやく家に帰りたかった。
もうレナの返事も来ているかもしれないからだ。
そのとき、僕はふと昨日のことを思い出した。
宏喜に呼ばれて行った、あの校舎裏のことだ。
もしかしたら、今日もいるのではないかと一瞬思ってしまった。
けれど、そんな偶然が起こりうるはずはない。と心の中で思ってはいても、なんとなくその場へ足が向いてしまう。
生徒がほとんどこない校舎裏。クラブをしている声もほとんど聞こえない。
まさに静寂そのものだ。
僕は自分の足音を聞きながら、あの場所へ向かった。
すると、何やら話し声が聞こえてきた……
(やっぱり、宏喜が……!?)
僕は壁際に隠れながら、そっとその先を見てみた。
やはり宏喜がいた。それと、僕に協力していた男子たちもだ。
何やらもめているように見える。宏喜は真剣に話そうとしてるようだが、
他の男子達は鬱陶しいと言わんばかりにしかめっ面をしている。
僕はさらに近寄っていって、話し声が聞こえる場所まで接近した。
「……だから、なんであいつを巻き込もうとするんだ!?」
「言ってるじゃん、ただうざいから。宏喜もこれ以上邪魔するようならこの学校から消えて貰うからね」
そう言ってひとりの男子が写真をぴらぴらとさせた。
おそらく宏喜が暴力を振るっているシーンを撮ったものなのだろう。
「俺はどうなってもいい。あいつには手を出すな!」
宏喜はひとりの男子に掴みかかった。
しかし、いくら宏喜とは言えども、複数を相手にすることは困難なようだ。
すぐに引き離されてしまう。
「お前に指図される筋合いはないね。……おっと、噂をすればやらだな」
ひとりの男子が僕のいる場所に視線を向けた。ばれてしまったようだ。
僕は大人しく彼らに近づいていった。
「お前……なんで……」
宏喜は驚いたような、また悔しげな表情をした。
「どうして僕を信じられないのかは知らないけど、少なくとも僕は宏喜を信じてるから」
「ち、違う。信じてないんじゃなくてっ!」
「はいはいそこまで」
男子のひとりが僕と宏喜の会話を無理矢理終了させた。
「ちょうど良いときに来たじゃないか。さっそくやろうか」
僕はその男子の言っている意味がわからなかった。
「この証拠を職員室に持って行けよ。お前自身でコイツを学校から消せ」
「!?」
目の前に差し出されたのは、おそらく宏喜がイジメをしていたと思われる証拠がたくさん詰まったフィルム。
「そ、そんなこと出来るわけないだろ!」
僕は思わず怒鳴った。
「いいのか?俺たちが報告したら、さらに酷いことになるよ?裁判とかも考えられるね。
それに、その後はお前も俺たちの良いなりになってもらう」
「……そ、そんなのって……」
僕は差し出されたフィルムを眺めた。
実は最近、この男子たちもイジメをしていると聞いたことがある。
それはとっくに教師の間にも知られているらしい。
だからもし、この男子たちがこの証拠を出したとしても、恐らく相手にされないのだろう。
だから僕を利用しようとしている、と。
チラリと宏喜を見る。
宏喜はただじっと目を閉じていた。
(どうするんだ……?こいつらに任せたら、宏喜が大変なことに……。でも僕は出来ないよ……)
この男子たちは、僕はどちらかを選ぶことしかしないと思っているのだろうか?
第3の選択もあるんじゃないか?
そのとき、僕はあることを思いついた。
そっとポケットの感触を確かめる。
「わ、わかったよ。僕が行く。行けばいいんだろ」
僕はそう言ってフィルムを受け取るために手を差し出した。
男はニヤリとして僕にフィルムを渡した。
その瞬間を僕は逃さなかった。
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