ダーク・ファンタジー小説
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- 魔人伝【参照1000 Thenk you!】
- 日時: 2015/08/13 12:30
- 名前: 葉空リスカ (ID: VNhWLTfu)
- 参照: http://x56.peps.jp/lisukatto/
どうも!始めまして、こんにちは、こんばんは、リスカです!私のオリジナル小説です!
ルール
・悪コメ、荒しなどは無し
・コメント、アドバイスはご自由にどうぞ!
・少しグロ、残酷表現あり
・凄く下手です!!
〜これまでの物語〜
一章 記憶喪失 突如『魔界』という世界にいた少年アズマ。そして新しい仲間。新しい場所 神魔聖 ゼウス神殿町。そして手元にあるのは亡き祖父母の本『魔人伝』……そして彼は何故か楽しかったはずの記憶を全て失っていた。物語の始まり
二章 ジャングルの主 仲間達とのふれあいを楽しんだアズマと空蓮の前に現れた空蓮の義弟、亜楽部。どうやら怪物ギリギリの生き物の恨みの成り果て『恩者』を倒しに行くとのこと。アズマは嫌々行くことにしたが…
三章 殺死 錠、紙亜、ロストの誘いで五月下旬に現れた化け物『殺死』の調査に行くことになったアズマはそこでとんでもない事を殺死に告げられる…
四章 怨霊院 アズマの後輩と語っているサクマに怨霊院のサクマの部屋に案内される。が、そこに恩者の成り果てという二季と帝が逃走。急いで非難する二人だが…
五章 二卵性の主 アズマが寝ていると亜楽部が部屋のドアを勢い良く叩いている。嫌な予感がしたアズマは部屋を出るとそこは…人の体内のような世界に寮が変わり果てていた。そして皆は……どこに消えた?そして裁縫の主という悪役が登場する。
六章 異形族 ロストの指示で異形族調査に行く事になったアズマ、サクマ、ネリア。すると調査を妨害するカルマ教徒グェンや突然現れた裏族の一人ノイローゼ。彼女は一体…?
七章 アグルマン使徒 突然一人で恩者を倒すことになったアズマ。相手はゾンビの主。だが、アズマの戦略により勝負がつこうとしていたが…そこに現れたカルマ教徒副リーダー四季がゾンビの主を地獄に送ろうとした。可哀想に思ったアズマは四季と戦うことになる。
そして、同じくカルマ教徒ウェル。彼女はなんとアグルマン使徒という悪魔だった。さらにその悪魔の一人がアズマを恨んでいるとか…?
八章 一日幼稚園 異形族調査、ゾンビの主の件で様々な危険行為を犯してしまったアズマ、サクマ、ネリア、四季、グェンは罰として幼稚園の先生をやることに…ただの悪趣味と思う五人だが…ここはただの幼稚園ではなかった…
=現在の物語=
九章 クリスマスに向けて 魔界のビッグイベントの一つクリスマス。ヨーロッパ風の町である神魔町はクリスマスに向けて準備をしている。その途中のアズマと錠は奇妙な物を発見する。奇妙な物の正体は……?
…制作中…
十章 キャンドルナイト クリスマスまで残り1日!クリスマスイヴのビッグイベント『キャンドルナイト』の準備中の出来事。
ネリアと亜楽部のお話、四季とアズマのコント、キャンドルナイトまでのハプニング等など以外と長め。
そしてアズマは記憶を…ある事を思い出した……
十一章 クリスマス クリスマス本番にて。衝撃な事実を知らされた。なんと空蓮達にはもう二人義理の姉と妹がいた。一人は一番上の木蔦水亞(きづたすいあ)もう一人は命礼と同い年森林花音(しんりんかのん)何故いなくなったのか…!?
そしてアズマ、四季、グェンが流奈を笑わそうと頑張る話。流奈の衝撃的な過去とは…!?
クリスマスどうなる…!?
- Re: 魔人伝(キャラ募集中) ( No.9 )
- 日時: 2014/12/14 17:46
- 名前: リスカ (冬休みもうすぐだイェイ!) (ID: VNhWLTfu)
続きだーよ
「アズマ先輩!この資料どう思いますか?」「……サクマか…どれどれ? ふーん、悪くないね」「ありがとうございます!」
「すみません。今から買い出し行ってきますけど何がいいですか?」「あ!俺ファスタオレンジ!先輩は?」「俺はサクマと同じで大丈夫だよ」「はい!………ユマ先輩達も何か買って来ましょうか?」「悪いね…俺は青汁」「ユマ…相変わらず変な味覚してんなw」「そうですね…じゃあ行って来ますね!」「あぁ、気を付けろよネリア」「はい」
そうだ…サクマは後輩だったんだ……ネリアもいる。そして夢に出て来たヘッドホンの少年ユマも……。
〜雨降る森〜
「ネリア!!」「何処だ!!?」「返事をしてくれ!!」「どうして!!返事をしてくれない!!?」「ネリア!!!ネリア!!!」
あれ?サクマと関係ない…そういえばネリアが買い出しから帰ってこなくなって俺達三人で探したっけ?懸命に学校を休んででも。警察達は諦めて『誘拐』何て決めつけちゃって…俺達は泣きながら探したな…見つけたら叱ってやるなんて言って…。
そして、一ヶ月経った時。もうネリアは生きていない…確信しつつあったけど学校行きながら探したな…。
「ネリア!!頼むから……帰って来てくれ……」サクマ?標識だらけの道路でさまよっている。
「ネリア!!ネリア!!………あれ?これって…ミルクティー?青汁にファスタオレンジ二本……ネリアに頼んだやつだ…ネリア…此処の森に……」ここはなんだ?覚えないけど…すると、フサっと風が吹いた。
「ネリア……いんのか?」サクマは森に入ろうとする。その時、サクマの姿は赤色に変化した……大型トラックにひかれたのだ。しかも…無人。
思い出した……俺は後輩を二人持っていてユマと同じ部活だったんだ……。でも……モヤモヤする…ユマって……誰?俺はまだ……記憶を戻してな……
「アズマ!!」「は!」あれ?また寝てた!?
「先輩!!大丈夫っすか!?」「ああ……サクマ…生きていたのか」「先輩!」「記憶が戻ってる……」皆ポカーンとしてる…。
「サクマ…何故此処に?」「実は…」(彼は俺の怨霊院の患者なんだ)「え?死んだのか…やっぱり」「アズマ先輩もですよ…ネリアもいます」「ネリアも死んだのか!?」「何故か溺死だったんです…」「溺死?」何で溺死?あの森の近くに溺死しそうな所でもあったのか?
「……とにかく!ネリアは元気です!」「お……おぅ」ネリアも……わかってたけど死んでたのか……。
(って言うかサクマ!また怨霊院勝手に出やがって…お前はまだ『恩』を完全に追い払って無いんだぞ)「あぁぁ!んなもん俺の自由だよ!部屋でゴロゴロしてるのもつまんないし」(何だよその態度!)「まぁまぁ…」サクマ…。
「てか、『恩』って何ですか?」(あぁ、『恩』とは恩者の元だよ)「恩者の元…!?サクマは平気なんですか!?」(だから怨霊院に入ってるわけだがこいつは治す気が無いんだよ)「治療法が悪りぃんだよ!」「サクマ。我慢して治しなさい」「先輩までぇ……」サクマは頭を掻きながら困った顔をする。しょうがないやつ。
「サクマ…だっけ?殺死とは知り合いなの?親しそうだったけど?」「あぁ…生前の先輩でアズマ先輩の大親友だったんだ」「え…?」
おっ……俺の大親友!?そんな人記憶にないけど?
(名前は『殺死』だったのか?)「それが…思い出せねぇんだよ…そこしか覚えてねぇ」(幽体記憶喪失……でもサクマの状況としてそこの部分だけいい記憶に見える…いい記憶のみ失くすなんて珍しすぎる…)ロスト・リップが珍しく頭を抱える。
「でも…殺死も可哀想だな」紙亜?
「サクマの言うことが正しければ殺死とお前は大親友だろ?」「だから何?」「お前がさっき言った言葉を思い出してみろ」うーん…
〜さっきの記憶〜
「何なんだよ!!俺はお前の事知らないぞ!!」「え!?」「君とは初対面だし親しくなった覚えはない!!」「……!?………嘘……
どうしてなの!?約束したのに…『永遠の友達』って……」「覚えはない」「………」
「………なんでなの……アズマの…アズマの……!!嘘つき!!!!!」
「………あ」「あの時、殺死はすっごく傷ついただろうに…大親友に裏切られたんだからな」「………」俺は…何てことを…まだ思い出せないけど本当なら……。
(でも、アズマの記憶喪失も大まかすぎる…空蓮からは何て言われた?)「幽体記憶喪失」(おいおい……全く違うぞ…幽体記憶喪失が一生分の記憶を持ってけるわけねーだろ…いいかアズマ、お前の記憶に関しては流石の俺にも手が付けられない。だが、記憶の事は俺がいいと言った奴以外は他言しない様に!とくに殺死の事はな。それが広まればお前は殺死退治の被害者になる…いいな?)「はい……」
「だが…驚いたな…殺死とお前が大親友だった何て…これから大変になるぞ」「そーだね」すると、カサカサ……茂みから音がした。
(誰だ!?)「やばっ……思いっきり言ってしまった……」すると、茂みの音がしなくなった。その時、ガサガサガサ!!っと大きな音がした。
「何!?引きずり込まれた!?」すると、悲鳴が聞こえた。殺死か!?
「行ってみよう!!」
- Re: 魔人伝(キャラ募集中) ( No.10 )
- 日時: 2014/12/14 18:21
- 名前: リスカ (冬休み来い!課題来んな!) (ID: VNhWLTfu)
続きんきん
「チッ……遅かったね」錠は舌打ちをする。そこには殺死が立っていた。謝んないと…さっきの事。
「殺s…「アズマ…ごめんね……これはお詫び」「へ?」殺死が投げて来たのはグラデーションのかかった髪と角を生やした少女だ。
「む…無羽魔!?」「へ!?」こ…この子が!?でも何で?
「この子はさっきのアズマ達の話を盗み聴きして町の外に流そうとしてたんだ…だから痛めつけただけ。生きてるよ」「な!?本当か無羽魔!?」「………うるさい…そんなん私の勝手でしょ…」「………」「あぁ!!」殺死が無羽魔に刃物みたいなのを当てた。
「アズマに迷惑かけないで欲しいなぁ〜〜僕なりにも迷惑だし」「あァ!?てめぇ俺の無羽魔に何さらしとんじゃ!!!こっのぉ!!」
うわっ!?これが錠の魔法!?破壊光線的なのが出た!?でも殺死はもういない…。代わりに森が壊れたしww
「あーん!逃がしたぁ…」「馬鹿野郎!!森が焼け焦げただろ!!」「てへぺろ」空蓮の言うとおり…なめたら怖い…((((;゜Д゜)))))))
(無羽魔!!お前どう言うつもりだ!!)「ふんっ…姉様ったら私を捨てて新しい使い手を呼んだのね…私の居場所を奪われそうになったからアズマって奴を潰そうと思ったけど殺死に口封じされただけ…フフッ……だから……今此処であんたを潰す…!!」へ!?無羽魔の魔法陣から剣が出てきた!?俺…殺される!?
「【聖夢・エクスカリバー!!】」(危ない!!)ロスト・リップ!?魔法陣で守ってくれてる!?
「……ロストさん弱くなったね」(なっ!!?)ロスト・リップの魔法陣が割れた。そして俺に向かって再び剣を向かされた。まずい…
「一気に殺るよ!!」「うわっ!?」俺は何と無く魔人伝を盾にした。終わったなww すると無羽魔は何故か弾き飛ばされた。あれ?
「なっ!?魔人伝!!?」「あれ?」魔人伝が守ってくれたのか?
「魔人伝をあんたが持ってるってことは……そうね…悪かったねアズマ。ただの人間が私の代理だって町人から聞いてカッとなっちゃった。私は知界夢無羽魔。種族は悪魔で夢神。よろしくね」「アズマだ……」なんだ……いい奴じゃないか。
「全く……これは町人の奴らの大半はアズマを認めてないな…」(そりゃあそうだ…錠だってやっと認めて貰ったんだからな)「まぁな」「無羽魔ぁ〜〜!」「錠?居たんだ」真顔。露骨に酷いぞこの子。
「もぉ〜何処に居たの?3ヶ月間寂しかったよ!!」げっ……3ヶ月も!?こんな子供が?
「ちょこちょこ移動したよ。途中で恩者にあったけど殺ったよ。やっぱり今年は多いな……」無羽魔もそう言ってる…やっぱり恩者は多いのか?
「んで?無羽魔は命礼とかに会ったのか?」「会ってないけど?」「行かないと!皆心配してたよ……」「違うけどね。まぁ、行くだけ行って寝るよ」「まだ昼の1時なんだけど…」 「どーせ長い説教が待ってんでしょ?」「当たり前だろ?何にも言わずに出てったんだからな」「はいはい……」無羽魔は剣を振り回しながら答えた。
(まぁまぁ…無羽魔は無事だしいいじゃねーか)「けれどな…」「紙亜…無羽魔戻って来たからいーじゃねーか…何お兄ちゃんぶってんだよ…コンチクショウ……!!」「………。」流石の紙亜も黙る。
(とりあえず解散とするか…さっき行った通り今日のアズマの件は他言しない様にな)「はい」(行くぞサクマ)「へ〜い」サクマのこの態度……。でも、怨霊院にはネリアもいるんだよね?行くことできないかな?
「ロスト・リップさん?俺も怨霊院に行きたいんですが?」「え!?アズマ怨霊院は危険だよ!!しかもネリアがいる所は最上階だよ!」「最上階?」(説明するとだな…俺の怨霊院は真ん中である1〜10階が通常の怨霊。すぐ退院出来るがこいつらの場合は野放しにしてあるからな…下手に歩き回ったら被害に会う。ネリアがいる11階〜20階までの最上階は危険だ…)「危険……!!?」(そうだ。最上階は人を殺めたり呪ってしまったりなど人間界では『罪』となることをした怨霊達の階だ。ネリアは同年代の子達を30人くらい殺めたり重傷を負わせてしまったんだ。因みにサクマは重傷のみで結構な数をやらかしている)「喧嘩やいじめをするのが悪いんだよ」「お前…怨霊院があってよかったな……」(そして地下にある部屋は恩者だ)「恩者!!?」(あぁ、怪物前の恩者が緊急手術で地下にいるんだ)「だっ!?大丈夫なんですか!?」「今ん所関係者千人近くが死亡、または重傷、行方不明となってるらしいっすよ」千人近く!?怖い…
「で…行っても平気ですか?」(構わない)「あ!ありがとうございます!」(しかし条件がある。一つはお前の記憶の事は言わない、もう一つは怨霊院の中にはもう人間の面影の無い奴がいる。決して『化け物』とかは言わないことだ)「はい」(……よろしい。着いて来なさい)「はい!」「アズマ〜僕たちは神魔町に戻るね」「あぁ、後でな」ネリアにあったら何か思い出すかもしれないし…今の彼奴の様子も気になる…元気だといいな。
〜あとがきかきかきかきくけこ〜
リスカでーす!はい。三章が長くなってすまない…。時間かかり過ぎだしww
あとがきとかはこれからふざけたりしますが気にしないでください。ちょっとした盛り上げです←
もうすぐ冬休みですねー課題がありまするねーいやー。
冬休みになると多分返信速度が上がると思います。………思います。………思いm←黙れw
はい、次回も見てね〜バイバーイ!
- Re: 魔人伝(キャラ募集中) ( No.11 )
- 日時: 2014/12/23 07:45
- 名前: リスカ (ID: VNhWLTfu)
四章 怨霊院
《次のニュースです。今日未明、人気モデルであり俳優を務める倭歌野ユマ容疑者が姿を眩ました模様です。警察は100人体制で捜査を進めています。倭歌野ユマ容疑者を見つけた人は○○○○-□□□□△△△△まで電話をお願いします》
容疑者か……彼奴らがネットで撒き散らしたこと…もう、広まってしまったんだ……。ユマは誰かの家で紅茶を飲んでいた。
「お前も大変だな…容疑者と言われるなんて…お前は何も悪く無いのに」ユマは紅茶を飲むのを辞める。
「あぁ、でもお兄様の軍の人達が味方してくれているのでそれだけで嬉しいです」ユマは目を瞑りながら丁寧に答えた。それを見た青年は
「お前はお兄さんとは別の性格してんだな。声もお前の方が女っぽいしどっかのお坊っちゃんって感じ」「兄様の話は控えてくださいと言っています」「これは失礼」青年は綺麗な白い皿の上にある丸いクッキーを手に取り食べる。ユマは再び紅茶を飲む。
《いやぁ、まさか礼儀正しいユマ君が自分のお兄さんを殺すとはね…
兄弟の中でいろいろあったんでしょう
昔は仲がいい一面も見られたそうですが
仲がいいといえば一ヶ月?二ヶ月?前くらいに行方不明になった神奈川ネリアちゃんの件はいかがですかな?
今だに見つかっていないらしいです。まぁ、それは置いといて次は天気予報です》
すると、青年がミニテーブルをバンッ!!と叩く。クッキーなどのお菓子は皿から落ち、ユマは閉じていた目を片方開ける。
「何だよあのアナウンサー!!俺の妹を雑談の様に扱いやがって!!」「落ち着いてください。人間と言うのは自分の視野に無いものを雑魚扱いする生き物なんですよ」「妹は今頃…寂しがってるかもしれないんだぞ!!」「逆に、お兄様の今の状態をみたらネリアは悲しみますよ」「……そうだな……。お前、今日どうするんだ?軍は休みだけど」「さぁ?暇なんで俺の悪口を聞きながらお兄様の本を読みましょうか」きっと、俺の愛したネリアみたいに俺の話も雑談と化すとこだろう。その時まで俺のこの『罪の形』が自身にまとわらない事を祈ろう。でも、アズマなら『罪の形』なくしてくれるだろう。まぁ、時間もたっぷりあるし今は暇な人生を嫌々過ごそうか。
〜怨霊院 最上階11階階段〜
うわぁ…怨霊院と名乗るだけあって緊張感があるな……。俺は魔人伝をロスト・リップさんのさっき貰ったプレゼントであるバックパックに入れる。バックパックと言うだけあって重い……。怨霊院の中は何処かの高級ホテルの様に赤いカーペットと壁があり、ところどころに造花が飾ってある。
すると、サクマは何故か自身の武器である標識を持つ。
「ど…どうしたんだ?」「いや…こうやって日々警戒しないと殺られるんで」「そ…そうなのか」そんなに危険なんだな…。そういえばロスト・リップさんは地下の恩者の様子を見に行くって言ってたからいないんだ…。
「そういえば、お前の部屋は何処だ?」「此処です」「近っ!?」11階の奥らへんにサクマの部屋があった。
「サクマが11階ならネリアは何階だ?」「確か…15階だった様な気がします」「ふーん……遠いな」「俺も彼奴の部屋に行く時、何十かの怨霊に襲われましたよ。仲がいい奴が助けてくれますが」「い……命がけの移動だな」「大半は部屋に引き篭もってんです…部屋を出入りするのは俺や俺の怨霊院の先輩達少しと狂ってる怨霊だけですから」「マジかよ……」サクマがクスクス笑う。すると、当たりがしーんと静まり返る。それと同時にカタカタカタ……カタカタカタ……何かが転がる音がした。なんだろう?宅配便とかかな?すると、甲高い叫び声が聞こえた。え!?宅配便!?違う。これは…怨霊なのか!?サクマの顔は引きつり過ぎて真っ青になる。
「先輩!俺の部屋へ!早く!」「おう…」俺が部屋に入ってからサクマも部屋に入る。サクマは鍵をガチャっと閉める。俺とサクマは2〜3cmくらいの覗き穴から外の様子を見た。すると、サクマの部屋の前に来たのは背中から心臓に繋がった羽と入院服?を見にまとい、点滴をしている少年だ。カタカタカタと言う音は点滴だったのか……。すると、何処からか男性の声が聞こえる。
「何だよガキ?」「……そこを通して」声も弱い…。
「彼奴は名前は知りませんけどどっかの山賊で金しか頭にない男です」「サイテーだな」お金しか頭にないとか…。
「いかんなぁ…通るんなら500ベールだな」ベール?お金の言い方かな?
「んなものない」「ならいかんなぁ…シッシ!化け物は化け物らしく部屋に引き篭もってな」「君がそうなら…」少年が出したのはメスだ。すると、男性の腕をスパッ!メスで切る。
「ぐあぁっ!!何すんだクソガギ!!」すると少年は男性を点滴で突き飛ばし心臓に刺さった羽を男性の手足に刺し身動きを取れない様にする。すると少年はメスを男性の頭に向ける。
「君の金しかない脳を……手術します」「ぎ…ぎやぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」えげつない音が廊下に響く。俺は殺死のおかげでもう死体は慣れたがサクマは「うぷっ」と咳き込む。
「申し訳ございません。手術は失敗に終わりました。現在の手術では貴方の汚れた脳を掃除する技術がありませんでした」少年はそのままカタカタカタ……カタカタカタ……と点滴を転がしながら去って行った。
「何だ!?今のは」「恩者です……」「恩者!?」恩者が何で此処に!?すると、ウイィンウイィン!と警報のような音がなる。
《緊急事態発生!緊急事態発生!地下2ー3、地下5ー9より恩者が二名逃走。場所は最上階11階〜12階。捕獲部隊はすぐ準備を》
「11階って此処じゃねーか!!」「まさか!さっきの人はやっぱり恩者だったんですよ!だとしたら早くネリアの所に行かないと!」
「え!?何でだ?」「今の音では15階の警報は届いていないと思います!なので早くネリアに伝えないといけないんです」「マジか!?サクマ!早く行くぞ!!」「はい!!」サクマは鍵を開ける。少年は行ったからいいよねっと思ったらカプックチャカプックチャっと音がした。
「なっ……何よー……」「先輩…あれって…」サクマが指を指した所には少しオシャレな格好をした少年がさっきの男性を食べている。片手にはナイフ、もう片方にはフォークが……マズイ奴に会っちゃった……?
「いっ……行きましょう」「おう……」そぉ〜っと俺らはオシャレな格好の少年の横を通る。すると少年はクルッと俺らの方を見る。
「ねぇ?どうしてシカトすんの?」「は↑ぃ!?」ヤベッ…変な声出たww
「何でシカトすんのって聴いてんの」「し…食事中は邪魔しちゃいけないから……な?」「はい……」テキトーに答える俺←
「ふーん…」「……その人美味しいの?」「全然…帝(みかど)が言ってた通り金しかない脳だね…」「帝?」「あれ?見てなかった?点滴してる子」あ…彼奴か…。
「友達なの?」「うん。生前からの親友」「……君は誰?」「僕は舌刄二季(したばえ にき)」「二季君か…俺は倭歌野アズマ。こいつは加藤サクマ」「……よろしく」意外と普通の少年だけどこいつも恩者なんだよな…でも!このまま野放しにすると怨霊院の人達も殺されるし、この人達も怪物になってしまう。そうはさせない!
「ねぇ二季。どうして地下から逃走したの?」「……嫌だから」「へ?」「管理人が食べモンくれないんだ」くれない!?ロストさんなにやってんてんだよ…?
「んーじゃあ帝はどうして?」「帝は病室生活を嫌がってたからそれだと思う」病人も可哀想だな……。
「なんて言うか…此処の怨霊院の人達も君たちの事怖がってるしロストさんも困ってる。だから帝と一緒に地下に戻ってくれないかな?」二季は黙る。すると、向こうから二季の名前を呼ぶ声が聞こえた。
「二季。何で怨霊ごときに話してるの?」「帝か」「アズマと言う奴!僕はその答えはNOで返す!」「正直僕もお断りだよ」やっぱりか…するとさっきから黙ってたサクマが喋り出す。
「そんなら…力ずくで地獄へ送ってやんよ!!」サクマが標識を帝達に向ける。どうしよう…俺は魔人伝を使いこなせていないし……でもサクマだけ戦わせるのは……もう!ヤケクソで戦う!!
「しょうがない…二季!そこの標識野郎よ頼む…僕はアズマを殺る」「うん…サクマ…俺たちの生活のためにもう一度あの世に送るよ」
「やって見な」「幽霊になりたての人間なら楽勝」「クッ……」
これで一旦しゅーりょー。次回会おう!!
- Re: 魔人伝(キャラ募集中) ( No.12 )
- 日時: 2014/12/26 22:57
- 名前: リスカ 冬休みイャッホウ! (ID: VNhWLTfu)
〜参照200記念会〜
リスカ「二百突破だじぇ!!」
アズマ「低浮上のくせにな」
リスカ「もう冬休みだも〜ん!!低浮上にならない様にするし〜!」
ネリア「そう言えば、作者って13歳だよね?」
リスカ「まぁ、成績グダグダの中一ですが次は中二病だよ」
アズマ「余計なもんつけんな」
サクマ「中一がこんなことしてていいのかよ?」
リスカ「病室抜け出す程度の能力の奴に言われとーないわ!」
サクマ「何東方みたいに言ってんだ!!」
ネリア「私たちもう死んだから勉強しないで済むし…死ぬのって……楽」
サクマ、アズマ、リスカ「露骨に不吉なことを言うな」
命「ねぇ、そう言えばリスカって何者?」
リスカ「へいぃ?」
空「突然現れたよな?本編では未登場のくせに」
リスカ「失敬な!!きちんとあとがきとか続きますみたいな所で出てるよ!」
錠「少しじゃん!?」
アズマ「一時期、俺らのデザインがグロいとか言われてたしな…相当なダメ作者だろうに」
リスカ「事実が多いな…クラスではグロ絵っ子的に呼ばれて変人と二重人格と呼ばれる現在未登場の雨宮流奈(あめみやるな)ちゃんと少し似ている名前の作者でーす」
流「似てるのか…」
リスカ「私の本名は…私を抜いて1クラスで0%かな?あんな名前聞いたこともないから今だに名前があやふやなクラスメイトもいるよ」
空「馬鹿奈!阿呆奈!天然奈!」
アズマ「流・中二病!流黒!ルービックキューブ!」
リスカ「君たちは私をオモチャと言いたいのか?」
アズマ「Yes」
リスカ「チッ……」
全「!?」
リスカ「その通りだよん!」
全「裏出た」
リスカ「煩い!とりあえず!小説は書きますね!ではこれでノシ!参照200センキューベリーマッチ!!」
- Re: 魔人伝(キャラ募集中) ( No.13 )
- 日時: 2014/12/28 00:39
- 名前: リスカ (ID: VNhWLTfu)
- 参照: http://www.pixiv.net/member.php?id=11421719
続きつつき
すると、二季が巨大ナイフを繰り出しサクマを襲う。サクマは標識を二つに分けて片方を槍状に変化させもう片方を口と目が付いた標識にさせる。俺らは睨み合ってから帝がメスを投げて来た。俺はメスをよけるがどうやら帝のメスは特別らしく壁に大きな穴が空いた。……マズイこれに当たったら終わりだ……
帝は魔法でメスを無限に出せるらしく次々投げてくる。俺は魔人伝を抱えるだけだ。
「どうした?やっぱり魔法を使えないのか?」「うわわっ!?」帝が点滴を俺の足に向けて振り回す。俺はバランスを崩し転んでしまう。すると、帝の羽は俺の手足めがけて動き出す。まさか…男性を殺したあの手を!?
「人の屈辱や悲しみを無視する貴方の脳を手術を開始します」「……!!?」これはヤバイ!!俺はとっさに魔人伝を開いた。すると中には見たことのない文字が並んであるが俺にはこれが理解でき読めた。
今、俺がこのピンチを乗り越えれる魔法は……あった!時間停止魔法!!何々?
これは低級だが役10秒の時間を止めることが出来る…呪文は…【クロノス、我が世の時を止めよ】…いける!
「【クロノス!!我が世の時を止めよ!!】」すると、目の前に時計の様な模様が浮かぶ。それと同時に帝達が止まる。あと6秒!急いで此処から出ないと!俺は羽にぶつかりつつ何とか帝から逃げた。
十秒経過した時、帝は顔面を驚きのあまりぶつける。
「なっ……?いつの間に!?」「何だったの!?空間移動?」二季がよそ見した瞬間。サクマが目付きの標識を二季に向けてフラッシュで二季の目を麻痺さしてから槍で壁に叩きつける。俺はそのすきにさっき見つけた氷魔法を唱える。
「え……っと【フリーザー】」「え!?」せ……成功!?よかった……。帝は首からしたが凍ってしまった。
「くそッ!」「大人しく地下に戻ってくれないかな?」すると、帝は何故かニヤリと笑う。
「こんなんで僕が降参するとでも?」「え!?」俺が帝の手を見ると赤色の薬品がこぼれていた。すると、赤色の薬品が付いた所から氷が溶けて行く。
「この液はね、氷を溶かす性質を持ってるんだ」「なら!もう少しレベルを上げて…【コールド!!】」俺の魔法は氷を作らずボンッと爆発した。……嘘だろなんで!?
「魔人伝が君の魔力が未熟過ぎて暴発したんだ。今の君には低級魔法しか使えないんだよ」そんなっ……!?これじゃあこいつらに勝てない!どうしよう…
「先輩!!よそ見は禁物です!戦いに集中してください!!」「……よそ見をしてるのは…君だよ」「!!?」サクマがフォークの隙間に挟まり身動きが取れなくなり意識を失う。
「牽制逆転…だね?」「マッズゥ……」もう一度死ぬんだな……すると突然景色が暗くなり当たりに墓場が現れ鬼火が浮遊している。まさか…このタイミングで恩者が!?でもロストさんは2人って言ってたけど…
「ヒッ!?」「あぁ……」二人がビクビク震える。すると墓場から薄気味悪いモンスターが現れる。まさか…住人!!?
「うわわわっ!!!?」「来んな!来んな!」なんなんだ?すると一番大きな墓から一人の少女が現れる。
「閉じ込められし恨みの行進…【百鬼夜行】」水色のポニーテールに青白い肌…。間違いない…
「ネリア……」俺が彼女の名前を呼ぶとネリアは「お久しぶりです先輩」と言いニコッと笑う。すると、帝の顔が引きつる。
「ネリアって…殺人幽霊じゃないか!?」「帝?」「こっ……殺される!!」「え?ちょ…待ってよ!!!」帝が頭を抱えながら幽霊らしく姿を霧の様に消して去って行った。二季もそれを追う様に同じ様に去って行った。
「霧状霊化で逃げた……多分逃げた場所には怨霊院の係員が武器を持って待っているでしょう」「……ネリア……本当にお前なのか……
…?」「……そうですよ先輩」すると、サクマが立ち上がった。
「クッ……彼奴らはどうしたんですか?」「逃げたよ」サクマは悔しそうな顔をするがすこし喜んだ。
「これで少し安心できますね…」サクマは落とした標識を一つにし、肩にかける。
「ネリア、何で11階に居るんだ?怨霊共が沢山居るはずだが?」「どうやら、殺人幽霊って事が見破られているらしくね…13階から下の怨霊は私を避けてるの」「怨霊どうし怖がることがあるんだな…」するとネリアは墓場の世界を消してからよろついたサクマを押さえる。
「サクマを病室に運ぶんで先輩は町に戻ってください」「大丈夫か?」「えぇ…うちの怨霊院の人が迷惑をかけてすみませんでした」ネリアはそう言って下に降りて行った。
「また来てくださいね…!!」サクマが無理矢理言う。
俺もロストさんにお礼を言って帰んないとな……。
続きまするめ
ーちょっとした連絡ー
えーー、私リスカはpixivに二章のボスキャラであるジャングルの主(シェキナ)の過去話を投稿したのでよかったらみてください(^ ^)
リンクは上で