ダーク・ファンタジー小説

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【更新停止】
日時: 2017/10/13 22:44
名前: 夢精大好きちんぽ丸 (ID: 3p1tWxjm)

やぁ、またかとか思った?
僕だよ、ちんぽ丸だよ。
夢精が大好きだけど、不能だから勃たないで日々苦悶の日々を送っているよ。
割とマジの真正童貞だよ、誰か名医でも紹介してよ。

これはファジー版に投稿してる短編集と違って、長編だよ。
前ここに書いてたやつの焼き直しだよ、なるべく更新停滞はしたくないよね。夢精に二言は無いよ、頑張るよ。
感想とか評価とか批判とか絶賛歓迎してるよ、だけどPNを変えろっていうお言葉には絶対負けないよ、戦うよ、僕は夢精大好きちんぽ丸として世の中に抗い続けるよ。

それじゃあ少しでも楽しんでいってね。割と胸糞悪いお話を書いていくんだけどね。



最後に一言。
「捻りの無い下ネタは害悪。捻っていても害悪」

Re: 初芝君は気色が悪い ( No.29 )
日時: 2015/12/24 01:03
名前: 夢精大好きちんぽ丸 (ID: 3p1tWxjm)
参照: https://twitter.com/Toremoro1467

『十二話・証言喫茶店』1


≪BARロゼリオ≫
 僕が電話先の人間に指定した街外れの喫茶店は、そういう名前だった。
シックな外観と洒落た内装をした大人な雰囲気の店である。場所的にも秘所的な位置にある。
 このロゼリオという店は、確かに客の年齢層は高めの店だが僕の様な中高生も良く訪れる場所でもある。なにせ、メニューの豊富さと値段の安さは中々のコストパフォーマンスだ。偶に運動部なんかがこぞってこの店に入ってきたりする事もある。店の雰囲気に比べて、随分と地元密着型の店なのである。因みに、ロゼリオの名前の由来は、ロザリオの誤字である。

そんなロゼリオにカランコロンという鈴の音と共に、僕は足を踏み入れた。
「いらっしゃい。おや、初芝君。久しぶりだね」
「どもども、ご無沙汰です」
 出迎えの言葉を掛けてくるのは、ロゼリオの店長であるマスターである。本名は知らない。
 柔和な笑顔の壮年の男性で、無駄にダンティズムを醸し出している。人柄の良さは折り紙付きだが、人が良すぎて人を疑う事を余り知らないのが欠点だ。
 まあ、マスターの人物評など今はどうでも良いか。
「ちょっと待ち合わせしてるんですが……って、アレだな多分、店小さいからすぐ分かる」
「ははは、なんかごめんね……」
「あ、すいません、つい本音が」
「本音なんだ……」
 どうやら、いまだ頭が醒め切ってないらしい。マスターに失言を謝罪しながら、店の奥にあるテーブルに座っているスーツ姿の男の元に歩いていく事にした。

 スーツ姿の男。
彼は下を向いてテーブルとにらめっこしていたが、足音に気付いたのか視線を上に上げ僕を視認した瞬間に、勢いよく立ち上がった。
 電話の声からして、三十代後半かと思ったが、意外に顔は若い。二十四、五歳程度だろうか。ただ、目元には疲労の影が濃く、何か心労を抱えているのが見て取れる。うーん、苦労人っぽいな。
「このたびは、本当に申し訳ありません!!」
 彼はそんな事を言いながら、頭を立ち上がる時と同等の勢いの良さで下げた。
「え、あ、いやいや。大丈夫ですよ大丈夫です」
 何について謝られているのか分からないのに、こんな風に頭を下げられても困惑するだけだ。頭を下げ続ける彼に、僕は大丈夫を連呼する。
 彼が落ち着きを取り戻し謝罪をやめ、事情を話してくれるようになるのに五分程度の時間を要した。

「姪、名前は美見というのですが、彼女は少しばかり情緒不安定な所がありまして」
 謝罪をし終わった男は、ぽつりぽつりと事情について話し始めてくれた。
 男の名前は、木柿 又郎(きがき またろう)というらしい。年齢は良そうに近く、二十三歳らしい。大手メーカー勤務だそうだ。
「みみ? 変わった名前ですね。どう書くんです?」
「美しいに見るで、美見です」
「へぇ、そりゃまた良い字面だ」
 にこやかに笑いながら、適当な軽口で木柿さんが漂わせる重苦しい空気を取り払おうとするが、全くもってこの低気圧は消えてくれない。
 うん、こういうシリアスな空気って苦手だ。そしてそういう空気を喚起するのも苦手だ。
「あー、えーっと。それで、情緒不安定な美見さん? が、僕を刺したって事なんですか?」
「はい……恐らく、そうだと思います」
「うーん、なんでそう思われるんです? てか、そもそも何で僕が刺された事を知っているのかが疑問なのですが?」
 実は僕は刺された事について被害届も何も出していないのだ。もし出していたとしたら、身内である木柿さんの元に警察やらなんやらから、そういう情報が入っていくという事もあるかもしれないが、その可能性はまず無くなる。
 とすれば、後の可能性は、僕の凡庸な発想力をもってしては、思いつく限り一つ位だ。

「それは、美見本人から聞いたからです……」

Re: 初芝君は気色が悪い ( No.30 )
日時: 2016/01/10 07:19
名前: 名無 (ID: 59tDAuIV)

  2015年度 冬の小説大会
《シリアス・ダーク小説部門》
     【銅賞】
受賞おめでとうございます

Re: 初芝君は気色が悪い ( No.31 )
日時: 2016/01/16 18:57
名前: 夢精大好きちんぽ丸 (ID: 3p1tWxjm)
参照: https://twitter.com/Toremoro1467

>>30

ありがとうございます。
拙作に投票して下さった皆様に、深い感謝を!!

Re: 初芝君は気色が悪い ( No.32 )
日時: 2016/01/17 18:55
名前: 穂逆 深去 (ID: rCHW4Zfn)
参照: http://http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode

受賞おめでとうございます!
引き続き応援してます!
これからの展開が楽しみです!

Re: 初芝君は気色が悪い ( No.33 )
日時: 2016/01/25 21:07
名前: 夢精大好きちんぽ丸 (ID: 3p1tWxjm)
参照: http://ncode.syosetu.com/n7747db/

>>32

ありがとうございます!!
皆様の応援のお蔭です!






近々また更新再開させて頂こうと思っています。
また、URLにて、別サイトにて焼き直しで投稿させて頂いておりますので、宜しければ皆さまお願い致します。


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