二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ぬらりひょんの孫-もしもあの時-
- 日時: 2010/10/29 00:19
- 名前: 向日葵 ◆5tAuYEuj7w (ID: 5bBsNqZt)
こんにちわっ&はじめましてっ
3年ぶりに舞い戻って来た向日葵と申します
あ、名前は変えてありますが。
まずはクリック、ありがとうございます、ハイ←
まあ、題名通り、ここはぬら孫の夢小説です。。
まあ、特にルールとかはないんですけど、これだけは守ってほしいってーのが3つほど。
・まずは荒らしはやめてください。
ここ、荒らされるが為に作ったわけじゃないですし
・更新が亀の歩みよりも遅いのでご承知ください。
まあ、来年受験ですからね。。
・駄文です&原作沿いではありません
まんまです。
これを守ってくださる方だけドーゾ☆
いらっしゃってくださったお客様.・*
戒魔様
紅葉様
凛様
海条みや 様
目次
序幕…>>2
第一幕
1−1>>7
1−2>>11
1−3>>14
第二幕
1−1>>20
1−2>>21
1−3>>23
1−4>>24
1−5>>25
1−6>>26
第三幕
1−1>>28
1−2>>29
1−3>>32
1−4>>36
1−5>>39
1−6>>40
第四幕
1−1>>42
1−2>>43
1−3>>44
1−4>>47
1−5>>49
報告.・*
>>41
訪問インタビュー
橘 風花編>>31
納豆小僧の悪夢>>33
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- Re: ぬらりひょんの孫-永遠ノ唄- ( No.50 )
- 日時: 2010/10/31 20:31
- 名前: 向日葵 ◆5tAuYEuj7w (ID: 5bBsNqZt)
1−6.・*
リクオは突如発熱して動けなくなった風花を背負い、スーパーの袋を器用に片手に下げ、なんとか奴良組本家に帰って来た。
そして袋を無造作に玄関に置き、スニーカーを脱ぎ、彼女の分も脱がせるとドタドタと廊下を走る。
「今日からこの子うちに住むから!」
ぬらりひょんに半ば叫びながら言うと、有無を言わせず布団が敷いてあった、風花が倒れた時に使った部屋に病人の彼女を放り込んだ。
否、ゴミの如く投げ捨てた。
「ちょ……住むって聞いてな」
「そんなことは熱が下がってから聞くよ。」
にっこり抗いがたい笑顔を向けられ、そのまま襖を閉められる。
「ちょっ、いいんですかぁー!? 総大将ーッ!?」
遠目に見て目を細めている暢気なぬらりひょんに納豆小僧と小鬼が駆けよって訊いた。
するとぬらりひょんは口角を吊り上げて笑い、
「若菜さんや、今日の晩飯は何じゃい」
と台所で聞いていた。
所変わり、とある部屋。
「なんとかしてここから抜け出さねば…」
風花は一人ごちた。
- Re: ぬらりひょんの孫-永遠ノ唄- ( No.51 )
- 日時: 2010/10/25 00:49
- 名前: 向日葵 ◆5tAuYEuj7w (ID: 5bBsNqZt)
1−7.・*
風花はかなりの歳月を生きてきたが、地理が滅法苦手で、未だに日本地図、世界地図を見ても、北海道、東京、大阪、沖縄、アメリカ、カナダ、ロシア、中国、オーストラリア、日本、インドしかわからないらしい。
勿論、羽衣狐がどの城に住んでいたのかも、自分が京都の(彼女はそれが京都だと恐らく知らない)どこで生まれ、母を殺されたのかも知らないらしい。
それに並みの方向音痴ではなく、〝超ド級〟の音痴で、地図を見ても外国の土地にしか見えないらしく、東西南北も曖昧(というかほぼダメ)だ。
(だが、それ以外のテストはほぼ満点だ、と彼女は胸を張っていた。)
そんな彼女は今、やはり片っ端から襖を開けていた。
少し前にも来たのだが、大広間までどうやって行ったのかは頭の隅にも無いらしい。
——とりあえずリクオを引っ捕まえて話をつけなければ…。
そして縁側に来て平衡感覚を失い、しゃがみ込む。
そんな時、風花に歩み寄る人物に気付き、彼女は顔を上げる。
「…!!」
「もう動けるのかい?」
そこにいたのは夜の姿のリクオだった。腰には護身刀、祢々切丸を差していて着物を羽織り、左手には煙管。
そして燻らせてニィッと笑った。
風花はフラつきながらも頷くと、(リクオは彼女がフラフラなのを知っていたようだが)
「そうか。」
とリクオは言って縁側に座り、風花に目配せをする。
——座れって?
風花は聞く事も忘れ、神妙な面持ちでリクオに少し間を開けて座る。
「リクオは」
「?」
「(呼び捨てにしちゃった……)」
風花は内心焦ったが本人が気にしていないようなので続ける。
「妖怪……?」
「4分の1だけな。」
するとリクオは風花を一瞥して自分の身の上を話し出した。
- Re: ぬらりひょんの孫-永遠ノ唄- ( No.52 )
- 日時: 2010/10/26 00:44
- 名前: 向日葵 ◆5tAuYEuj7w (ID: 5bBsNqZt)
ここんとこ体調が優れないんで更新のスピードが亀のそのまた上のナマケモノランク並の遅さになるやもしれませぬ。。。
+、この話が終わり次第、初代、2代目のお話も書かせて頂こうかな、とわ思ってます。。
ではでは
- Re: ぬらりひょんの孫-もしもあの時- ( No.53 )
- 日時: 2010/10/29 00:36
- 名前: 向日葵 ◆SGRiEhC9iM (ID: 5bBsNqZt)
1−8.・*
「奴良組三代目…クォーター……」
風花はリクオの話の中に出てきた単語を池を見ながらゆっくりと反芻した。
「で、橘はどうなんだ?」
「私…」
風花は正座した膝の上に置いた握りこぶしをぼんやりと見つめてぼんやりと、ポツリポツリと身の上を話しだした。
1600年前から生きていること。
羽衣狐の姪だということ。
500年ほど前はぬらりひょんと酒を酌み交わす仲だったが、今は覚えてなさそうなコト。
自分の能力。
昔、友人からくすね取った金で生活していること。
鯉伴とも酒を飲んだこと。
16年前の記憶に空白があって、そこから「橘 風花」という人格が作られたこと。
本当の名前は「コウ」だということ。
「コウ……か。良い名だな。」
「……ん。かか様が付けてくれた…。」
風花は頬を紅潮させて少しはにかむが、何かを思い出した様でその可愛らしい笑顔も一瞬で消え去ってしまう。
リクオがどうしたのか、と横目で見つめた時、風花が口を開く。
「リクオ……は、私のコト…怖くないの?」
「何が怖いんだ?」
すかさず切り返したリクオはフッと笑う。
「オメーは普通の女じゃねえか。」
「……!!」
風花の「コウ」の中の記憶の断片が頭に浮かんだ。
——妖怪からも人間からも恐れられ、一人孤独に生きてきた日々。
——自分を恐れてる顔。
だが目の前に男は不敵に笑ってこちらを見つめている。
それを見て風花は知らぬうちに見惚れていたのに気が付き、顔を顰める。
好きになってはいけないのに。
どうせまた、傷つくのに。
好きになった自分がいる。
——ああ、そうか。
私はまた傷つくのが怖かったんだ。
風花はそのまま目を閉じてリクオの方に頭を置いた。
気付けば風花は安心しきった顔で静かに寝息をたてており。
「……オレが男だって、アンタわかってんのかい?」
この頃何回も言ったセリフをまた言い、リクオは胸の内で燻る想いに蓋をして、起こさないように空を仰いだ。
氷麗が後に、その光景を見つけて叫んだのは、
また、別の話。
- Re: ぬらりひょんの孫-もしもあの時- ( No.54 )
- 日時: 2010/10/29 00:38
- 名前: 向日葵 ◆SGRiEhC9iM (ID: 5bBsNqZt)
なんかワケわかんない文章ですねッ……
スミマセン。。。
意識が朦朧として(笑
おやすみなさい。。
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