二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 君の笑み、そして涙。【イナズマ短編集】
- 日時: 2010/03/15 17:49
- 名前: ぺりどっと(元くろーばー) (ID: Se9Hcp4Y)
−・−・クリックにマジで感謝!!−・−・
前スレが消えたのと、
もう1回書きなおしたいと思ったため
建て直しました!
元くろーばーのぺりどっとと申します。
イナズマイレブンの鬼道を中心に、
恋の短編集をかいていきたいと思います。
読みにくいかと思いますが、
温かく見守ってくれると嬉しいです><
*−・−・目次でっす−・−・*
プロローグ >>1 キャスト >>2 >>9 NEW!
第1章 春という季節
>>5>>6>>8>>10>>11>>12>>14>>15>>16>>17
>>18>>21>>24>>25>>26>>29>>30>>31
第2章 夜空に咲いた大輪の花
>>36
番外編 >>13>>23>>32
−・−コメしてくれたお客様-・-
水晶 月光 かのん 愛羅
−・スゲーッマジで感謝!!−・
- Re: 君の笑み、そして涙。【イナズマ短編集】 ( No.2 )
- 日時: 2010/01/27 21:10
- 名前: ぺりどっと(元くろーばー) (ID: SLKx/CAW)
*キャスト(第1章)
鬼道 有人 yuto kidou
天才ゲームメーカー。
成績優秀、運動神経抜群、さらに
財閥の跡継ぎでもある。
第1章の主人公。
笠峰 玲華 reika kasamine
大手企業の社長の娘。
穏やかで、優しく美少女でもある。
バイオリンが得意らしい。
実は大きな秘密を隠し持っている。
*物語の設定
1章は鬼道、2章は豪炎寺、3章は円堂が
主人公になります。
季節はというと、1章は春、2章は夏、
3章が冬です。書く時期とはズレますね^^;
あ、前スレの璃子とかは無関係です。
ちょっと話の流れを変えたんで、
第1話から書きなおします。
- Re: 君の笑み、そして涙。【イナズマ短編集】 ( No.3 )
- 日時: 2010/01/28 18:46
- 名前: 水晶 (ID: rG2eRnXu)
どーも水晶です!おぼえてる?
恋愛系好きなんだよー!!!
円堂の話とかどうなるのかが気になる・・・
楽しみにしてるね^^
- Re: 君の笑み、そして涙。【イナズマ短編集】 ( No.4 )
- 日時: 2010/01/28 19:40
- 名前: ぺりどっと(元くろーばー) (ID: SLKx/CAW)
水晶!コメさんきゅー!!
忘れるわけないって^^
恋愛系好き?マジで!?
うちも好きだし、書きやすいんだよねw
ありがとう!
- Re: 君の笑み、そして涙。【イナズマ短編集】 ( No.5 )
- 日時: 2010/01/28 20:38
- 名前: ぺりどっと(元くろーばー) (ID: SLKx/CAW)
第1章 春という季節
春、それは別れと出会いの季節。
3月に桜の蕾の下を通って卒業した先輩たち。
そして4月、うららかな日差しを受けた
桜並木をくぐり抜けて入学した新入生——。
皆、同じ校舎の中にいる。
そして俺、鬼道有人も、
雷門中の校舎の中だ。
ここには、世宇子へのリベンジと、
「別のサッカー」を求める目的で来た。
俺はすっかり学校に慣れ、円堂のガイド無しでも
図書室に行けるようになった。
ここの図書室は、サッカーのグラウンドの次に
俺が好きで、大切な場所だ。
俺は週に1日は図書室に寄り、本を借りていく。
読書と、勉強のためだ。
俺は常に成績トップでなければいけないから。
俺は図書室のドアを開けた。
3階であるだけあって、日当たりは最高だ。
窓も少し開いてるが、入ってくる南風はとても
快かった。
俺は無意識に本棚を見回した。
——やけに静かだな。
受付を見ると、図書委員がいない。
そういえば、新学期はまだ貸し出しを
していないんだったな。
そのことにやっと気付いたが、今さら
本を探すのをやめるつもりは無かった。
その瞬間。
「きゃっ!」
俺は短い悲鳴が聞こえたほうへ行った。
たくさんの本が散乱し、あたりはほこり
だらけになってしまった。
誰もいないはずじゃあ……
首を傾げつつ、俺は本を拾い始めた。
「あ、あの……」
鈴のような綺麗な声が聞こえたのは、
そのときだった。
- Re: 君の笑み、そして涙。【イナズマ短編集】 ( No.6 )
- 日時: 2010/02/09 22:16
- 名前: ぺりどっと(元くろーばー) (ID: SLKx/CAW)
第2話 図書室の少女
俺は顔を上げ、声がしたほうを
向いた。
本棚の後ろから何かが出てきた。
女子だ。彼女はしばらく俺を
見つめていた。警戒しているというより、
何か怖がっているようだった。
「……ご、ごめん……なさい」
小さいけどよく通る声で
彼女は言った。
「おまえも、よくここに来るのか」
試しに声をかけてみる。
「はい、ここの本はどれも勉強に
なりますし、何より面白いですから」
ですます調で喋る彼女に、
ちょっとした違和感を感じた。
リボンを見ると、緑色だった。
俺と、同じ2年生か……。
「おまえ、俺と同じ学年だろ。
そのリボン、2年生のだからな」
「あなたも2年生なの?」
「ああ、一応な」
一応じゃない、本当にそうだった。
「あなたは、サッカー部の鬼道くんでしょ?」
「ああ、そうだが」
「私、サッカー部の大ファンなの。試合はいつも
見てたよ」
柔らかく微笑んだ彼女を見ると、何故か
ホッとした。
風に揺れる深い緋色の髪、
少し切なげな翡翠色の瞳——。
日差しのせいだろうか、急に彼女が
輝いて見えた。
「えっと、本を片付けなきゃ」
その瞬間、俺はハッとした。
何をボーッとしているんだ、俺。
いくら暖かいからって……
だが、俺はこれまでにない
鼓動を感じていた。
続く!!
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