二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 君の笑み、そして涙。【イナズマ短編集】
- 日時: 2010/03/15 17:49
- 名前: ぺりどっと(元くろーばー) (ID: Se9Hcp4Y)
−・−・クリックにマジで感謝!!−・−・
前スレが消えたのと、
もう1回書きなおしたいと思ったため
建て直しました!
元くろーばーのぺりどっとと申します。
イナズマイレブンの鬼道を中心に、
恋の短編集をかいていきたいと思います。
読みにくいかと思いますが、
温かく見守ってくれると嬉しいです><
*−・−・目次でっす−・−・*
プロローグ >>1 キャスト >>2 >>9 NEW!
第1章 春という季節
>>5>>6>>8>>10>>11>>12>>14>>15>>16>>17
>>18>>21>>24>>25>>26>>29>>30>>31
第2章 夜空に咲いた大輪の花
>>36
番外編 >>13>>23>>32
−・−コメしてくれたお客様-・-
水晶 月光 かのん 愛羅
−・スゲーッマジで感謝!!−・
- Re: 君の笑み、そして涙。【イナズマ短編集】 ( No.42 )
- 日時: 2010/03/15 17:48
- 名前: ぺりどっと (ID: Se9Hcp4Y)
>愛羅
覚えてるよー!会ったのつい最近じゃん?
そっか、パソコン禁止令ね……。
解除されたらまた来てね^^
- Re: 君の笑み、そして涙。【イナズマ短編集】 ( No.43 )
- 日時: 2010/03/18 21:25
- 名前: ぺりどっと (ID: Se9Hcp4Y)
第22話 真夏の大イベント
部活後、俺は円堂たちと雷雷軒に寄った。
ここのラーメンは他の店より値段が
高いが、そのぶん味が違う。
俺はいつも通り、ギョーザを頼んだ。
「あ」
円堂が何かを思い出したように
声をあげた。
「そういえば、もうすぐ夏祭りだな」
「夏祭り?」
鬼道が目を丸くした。
「あれ、知らないのか?河川敷の近くに
たくさんの屋台がおかれて、夜には
川で花火大会もあるんだぜ」
それを聞いて、俺は少し寂しいような
気持ちになった。
「どうした、豪炎寺?祭り、嫌いか?」
「いや、そういうことじゃないんだが……」
祭りは嫌いじゃない、むしろ俺の
楽しみだ。引っ越す前は、毎年夕香と
祭りにいっていた。
夕香がわたあめをほおばるときの
笑顔は、とても輝いていた。
もちろん、去年も祭りに行くはずだった。
だが……。
祭りの1週間前、フットボールフロンティア
決勝戦で起きたあの事故で、祭りに行く
計画も壊れ、夕香の意識もなくなり、
俺のサッカーへの情熱も消えかけて……。
今、俺は怖い顔をしているのだろうか。
明るい円堂も、俺から目をそらし、
ただ黙っている。
沈黙を破ったのは、店のドアだった。
「こんちわー!屋台の打ち合わせに……。
あれ、円堂たちじゃん!」
現われたのは洋本だ。
肩に学校指定のバッグをぶら下げているが、
かなり重そうだ。
暑いからなのか、顔が赤い。
ん?まさか……
続く!!
- Re: 君の笑み、そして涙。【イナズマ短編集】 ( No.44 )
- 日時: 2010/03/21 18:19
- 名前: ぺりどっと (ID: Se9Hcp4Y)
第23話 雷雷軒で打ち合わせ
「今日は屋台の打ち合わせがあってさ。
邪魔だったらごめんねー」
そう言いながら、洋本は
店の中に入った。
「別に邪魔ではないから大丈夫だ」
鬼道がれんげでスープを
すくいながら言った。
「あ、そう?ねえ、豪炎寺。
となりに座ってもいい?」
急に名前を呼ばれたので、
危うくギョーザを落とすところだった。
「か、構わない」
「ラッキー!ありがとう」
ラッキー……?俺のとなりに
座れて何がラッキーなんだろうか。
「実は、料理部は今年、祭りで
屋台を出すことに決まったの。
今日はレシピの相談をしに来たの」
誰も聞いてないことを
勝手に教えてくれた。なるほど、
そういうわけか。
……?
「顧問の先生とかじゃ、ダメ
だったのか?おまえの家は洋菓子店
だろ?」
「先生も、お父さんたちも忙しくて。
それで中華料理店をやってる響木さんに
相談したら、色々アドバイスしてくれて……」
「アドバイスってもしかして、
昨日の部活の後にか?」
「そういうこと。で、ついでに
アンタたちに新作のマカロンも試食して
もらったってこと。」
「そうか」
最後のギョーザを食べたあと、
俺はかばんを肩にかけ、一足先に
店を出た。
「じゃあな、豪炎寺!」
円堂が手を振ってくれたから、
俺も振りかえした。10メートルくらい
歩いたところで、誰かに呼び止められた。
振り返ると、洋本だった。
「今度の夏祭り、一緒に行かない?」
「え?」
続く!!
- Re: 君の笑み、そして涙。【イナズマ短編集】 ( No.45 )
- 日時: 2010/03/24 19:57
- 名前: ぺりどっと (ID: Se9Hcp4Y)
第24話 夏祭りデート?
俺が黙ってつっ立っていると、
洋本が慌てだした。
「あ、いや、別にデ、デートとか
じゃないから!他にも円堂とか秋とか
いるから大丈夫だって」
「えっと、そのことを気にしてる
わけじゃ……」
「ごめんね、急に誘っちゃって。
無理だったら、はっきり言ってもいいよ」
洋本がまじまじと見上げてくる。
何か期待でもしてるようなまなざしだ。
……別にイヤではないが。
できれば、アイツも誘いたい。
「豪炎寺くん?」
洋本が少し悲しそうな顔をしてる。
もしかして断られるかもしれないという
不安があるのか?
だが、俺は行かないという選択肢は
すでに捨ててある。
「夕香も連れて行っていいか?」
「え……、いいよ」
というわけで、夕香も一緒に
祭りに連れていくことになった。
だが、俺にはまだ疑問がある。
「屋台の当番はどうするんだ?」
「2日目は当番じゃないの。
だから2日目ということで。じゃ!」
洋本はまた雷雷軒に入っていった。
……なんで俺を誘ってきたんだ?
続く!!
- Re: 君の笑み、そして涙。【イナズマ短編集】 ( No.46 )
- 日時: 2010/03/31 17:31
- 名前: ぺりどっと (ID: Se9Hcp4Y)
第25話 夕闇の公園
病院帰り、俺は薄暗い道を
歩いていた。ついたばかりの街灯が
アスファルトを白くにじませている。
とある公園の前を過ぎようと
したとき、人影が見えた。
影は何度も球状のものを投げている。
背丈からすると、あれは中高生くらいだろうか。
公園の街灯がついた瞬間、その影が
誰なのかがわかった。
俺は公園の敷地に入って、
声をかけてみた。
「蒼空じゃないか。遅くまで自主練か?」
「ああ、お前は?」
「俺は夕香の見舞いに行った帰りだ。
練習、かなり頑張ってるな」
「そりゃ、もうすぐ大会があるから。
相手にホームラン打たせるわけには
いかないんだ」
蒼空は大会に向けて、といったが、
なんかそれだけでは無さそうな
顔をしている。
何かたくらんでるぞ……?
「お前、勝つためだけじゃないだろ」
「は?」
やっぱり。口で否定しても、顔で
すぐわかる。
「何か特別な理由とかあるだろ?」
「え、いや。俺はただ、優勝したくて」
最後まで否定するつもりか。
なら、ここは話題を変えて……。
「あのな、今度夏祭りあるだろ?
円堂と鬼道とか、あと洋本もいるんだが、
一緒にどうだ?」
蒼空がピクっと反応した。
「祭りに……?」
「でも、もうすぐ大会があるなら、
祭り行かないで練習しないと」
「いや、大丈夫だ。俺も入れてくれ」
「俺は構わないが、洋本にはお前から
言ってもらおうか。あいつ、女子だから
男子が増えると……」
「わかった。許可とっておく」
ほんと、単純なヤツだ。
クールで冷静なイメージとは違って、
結構だまされやすいっていうか……。
まぁ、これで第一段階はクリアしたな。
続く!!
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