二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【某探偵達の合作】死の塔と謎の殺戮者(スラゲター)
- 日時: 2010/02/05 23:55
- 名前: 慧智瑠 (ID: acQ6X1OT)
初めての方は初めまして!ご無沙汰な方はお久しぶりです!!
エチルという者です、初めての方は以後お見知りおきを。
えーと何々…(カンペチラ見)…はい!今回の小説は、八雲×コナン×レイトン×ガリレオで、合作をやっていこうと思います。
舞台はアステカ帝国があったとされる、現メキシコのテノチティトラン
という島が舞台です。
四つも合わせるので、途中で挫折するかもしれなくもなくもないかもです(紛らわしいわっ!
コホンッ、ではでは注意いってみよー!!
—注意—
・荒らし、中傷はback please!
・駄文です。
・キャラ崩壊してたらごめんなさい。
・ちょっとグロ・シリアス寄りかもしれない。
・推理小説になる筈なので(えっ?)そういうのが嫌いな人は、お戻り下さい。
・なるべくキャラの出番が偏らないように気を付けますが、
偏ったらごめんなさい。
・諸事情により、八雲は七巻目終了、レイトンは悪魔の箱終了時点とします。
・更新マイペース、すごいノロイと思います。
・レイトンの謎を盛り込むつもりです。が、ゲーム中の謎を
リメイクしたものが多くなると思います。(汗)
次はキャラ説明なのですが、出てくる人が余りにも多いので、かなり簡単に説明をします。
もっと知りたい場合は検索すべし!
—キャラクター—
●心霊探偵八雲
・斎藤八雲—幽霊が見える体質を持つ。左目が赤い。
かなりの捻くれ者で、皆から化け猫と呼ばれている。
・小沢晴香—八雲に何かと付き合ってあげている。
実は八雲に好意を寄せているが、進展はあまり無い。
・後藤和利—八雲とは長い付き合い(腐れ縁)がある。
警察の人間で階級は警部補。
・石井雄太郎ー後藤の部下で、よくこける。
●名探偵コナン
・江戸川コナン—もとは高校生(工藤新一)だったのだが、『黒の組織』に飲まされた
毒薬のせいで小学生の体にされてしまう。
・毛利蘭—新一の彼女、現在はコナンと共に生活している。
空手が得意でかなり強い。
・阿笠博士—コナンの正体を知る数少ない人物。
発明が得意で、コナンの身体的ハンデを克服するアイテムを
開発したりする。
●レイトン教授シリーズ
・エルシャール・レイトン
—紅茶と謎をこよなく愛する英国紳士。
有名な考古学者でもあり、不思議研究の第一人者。
シルクハットがトレードマーク。
・アロマ
—レイトンを慕う少女。
・ルーク・トライトン
—自称レイトン先生の助手。
動物が大好きで、動物と話せる特技を持つ。
・レミ・アルタワ
—昔レイトンの助手であった経歴がある、アジア系美女
強気で行動的。
●ガリレオシリーズ
・湯川学—帝都大学物理学助教授で、天才的な頭脳を持ち、様々な知識がある。
バトミントンが得意で、他にもいろいろとやっている。
常に冷静なのだが、偏屈。子供が苦手。
・内海薫—正義感が強く、勝手に突っ走ってしまいがち。
が、その正義感の強さには、湯川も一目置いている。
・草薙俊平—湯川と大学時代、バトミントン部で同期だった為、
ある事件をきっかけに協力を仰ぐようになる。
理系オンチで、よく湯川に突っ込まれている。
●オリキャラ
・『冥界の司』と名乗る少女
・矢江間黎牙—全ての探偵と同時期に面識がある、謎の少年
・天生目 竜(ておめ とおる)
—アステカの遺跡を買い取った事で一時期有名になった、脳内科医。
しかし、何故遺跡を買い取ったかは不明。
- Re: 【某探偵達の合作】死の塔と謎の殺戮者(スラゲター) ( No.33 )
- 日時: 2010/02/09 20:02
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: ZxuEMv7U)
了解♪
アステカね・・・(苦笑)
まあ、君の妄想ってことで・・・楽しみにしておくよ。
- Re: 【某探偵達の合作】死の塔と謎の殺戮者(スラゲター) ( No.34 )
- 日時: 2010/02/10 21:12
- 名前: 慧智瑠 (ID: acQ6X1OT)
—後藤目線—
「八雲、行くぞ!」
今までの物より幾分狭めの階段に、足を掛け振り返る。
上を仰ぎ見ると、微かに光が入り込んでいるのが分かった。
「あぁ……はい。」
八雲が気だるそうに返事をする。さっきからこの調子なのだが、いつもと違って何かがおかしかった。
「……なぁ、調子でも悪いのか?」
「……かなり悪いです。」
岩壁に背を預け座り込んでしまった、ちょっと呼吸も荒くなっている。
「どうしてだ?ここに来る前はピンピンしてたのに。」
「……ここには幽霊がたくさんいるんですよ。」
左目を押さえ、深呼吸をしている。そっちの問題となると、さすがの俺も手が出せない。
「とにかく、もうすぐ出口がある筈だ。一旦ここを出ちまおう。」
「そうですね。」
立ち上がろうとしたが、フラリと酔っ払いのように身体が頼りなく揺れる。
船酔いならぬ『幽霊酔い』……いや、まさか。
「ほら、早く行くぞ!」
八雲の色白な腕を掴み、ほとんど引っ張り上げるかたちで階段を上がる。
「……着いた。」
八雲と一緒に、燦々と日の照る赤茶けた大地に這い上がった。
ところどころ、疎らに濃い緑が広がりその間に隠れるように、綺麗な水を湛えた小さい池が点在していた。
何だか、今までの事は嘘だったのか?と疑いたくなるほどに平和的で雄大な景色だった。
振り返り俺達が閉じ込められていた場所を見ると、そこには確かに石造りの塔が建っていた。
床は正方形のタイルを幾つか並べて作ってあり、隅っこに地下へと通じる隠し穴が開いていた。
四本の装飾された柱が、四角錐型の屋根を支えており、その塔の中心には、ひと一人が寝られる程の大きさの台が、存在感を放っていた。
簡単に言うとするならば、石造りの四阿といったところか。それにしても……これが『死の塔』なのか。
「日差しが強いな、で、どこなら幽霊がいないんだ?」
「あの大きな遺跡ですかね、あそこならまだここよりは少ない。」
その言い方って、まるで……
「まるで、ここには幽霊が百匹ぐらいいる、みたいな口振りだな。」
「えぇ、正しくその通りです。しかもかなり怒ってます。」
もしこの言葉を胡散臭い霊媒師なんかから聞いたなら、「お前は馬鹿か?」と笑い飛ばして終わりにしただろう。
だが、こいつが言うとなると……。
「ははっ、冗談きついぜ……ん?」
隣を見ると八雲がいなかった。
「後藤さん、こっちならまだ安全です。」
八雲が木陰の中にある池の傍に立って、必死に手招きをしていた。どうやら冗談ではなかったらしい。
「マジかよ……。」
仕方なく八雲の待つ池へ走り、木陰に入って日光から逃げる。
「水を飲んでおいて下さい、後藤さんの死体を運ぶほど、僕には余裕が無いので。」
少し顔色の良くなった八雲が、皮肉を言い始めた。
しかし、普段はこれを言われるとイラッとするのに、いざ言われてみないとそれはそれで調子が狂う。
人間ってのは不思議なもんだ。
「じゃあ、お前も飲めよ?俺だって余裕はない。」
「熊なら人間五人は軽いんじゃないですか?」
軽口を叩きあいながら、池の水を手で掬いゆっくり飲む。渇いた喉にひんやりとした水が心地良い。
やっと人心地に戻り、今までの疑問をぶつけてみた。
「所でだ八雲、一体ここはどこなんだ?」
「アステカです。」
まるで分かり切っているかのように、迷いも見せず即答する。
「ふーん、そうかそうか……って、何でそんなに自信満々なんだよ。」
「証拠があるからに決まってるでしょう。」
八雲がゴシゴシと目を擦る。
「証拠って言うけどな……そんなもん、どこにあるんだよ?」
「はあ……一つ目はこのネックレスです。」
ワザとらしく溜息を吐くと、胸から提げているネックレスを見せた。
歪な木の板に、頭から火を吹き顔に皺を寄せた老人が描かれている。
裏には確か、『ウエウエテオトル』と彫られていた。燃え盛る炎のようなマークも付いていた筈だ。
「これに彫られている絵柄は、アステカの絵の描き方と似ています。」
「へぇ、それは知らなかったな。」
「あともう一つ。それは……」
八雲が、人差し指を掲げてからゆっくりと移動させる。それにつられ俺も、視線を少しずつ動かす。
「あれです。」
人差し指が止まった先に、あの石造りの台があった。
「あれがどうかしたか?」
「よく見て下さい、血が付いてるでしょう?」
確かによく見れば赤黒い染みが点々と、まるで模様の一部であるかのように馴染んでいた。
だが、それが分かった所でここがアステカだという理由にはならない筈だ。
「……で?」
「全くどれだけ馬鹿なんですか、後藤さんは。」
「馬鹿って言うな、分からねぇものは分かんねぇんだからよ!」
「……人身御供って、知ってますか?」
「ひとみ……ごくう?」
「アステカの人達は昔、太陽が滅びるのを恐れ、神に心臓を捧げる儀式をしていました。それが人身御供です。」
あまりの残酷さに、一瞬言葉を失う。そんなの殺人と同じじゃねぇか!
「本当に……そんな事があったのか?」
「ありましたよ、で、あくまで推測ですが、その儀式が行われていた場所の一つがあの『死の塔』です。」
「……なんか、残酷だな。」
つい口から本音が出る。
「それはどうでしょうね?現代だって同じでしょう、まぁ、殺すのが人間では無くなっただけマシですけど。」
「どういう意味だよ?」
「昔は神様の為に人間の心臓を捧げていた。でも現代は、科学の為に大量の小動物達が生贄にされている。
これのどこが違うんですか?ただ殺す物が変わっただけでしょう?」
それを言われると、返す言葉がなかった。
八雲は今までいろんな人間の死を見て来た為、生と死に関してはそれなりに説得力がある。
気まずい沈黙が辺りを包みこむ。
「で、その人身御供の為に殺された人達の魂が、あの塔の周りを彷徨ってるんですけど……まあ。とにかく、これらが証拠です。分かりましたか?」
「ああ、要するにさっさとあのバカでかい遺跡へ向かおう、って事だろ?」
「そう言う事です。」
重い腰を上げ、居心地の良かった木陰に別れを告げる。
「まぁ、急ぐのもなんだし、ゆっくり行こうや!」
「本当に後藤さんは呑気ですね、あなたは本当に今の状況を理解してるんですか?」
「あん?何が呑気だよ!」
「どうも分かって無いみたいですね……良いですか?僕たちは今、かなり危険な状況にあります。」
八雲が、いつになく真剣な顔で言葉を紡ぐ。
「……どんな?」
「飲み水は池で調達できるとしても……食料が全く無いんですよ。」
そうだった、今まで忘れていた現実が、不安となって一気に押し寄せてくる。
「要するに、さっさと蹴りをつけないと、異国の地で餓死して土に帰る破目になります。」
「それならゆっくりしちゃいられねぇな……行くぞ!八雲!!」
俺らは、少々早足で遺跡へと歩いて行った。
遺跡の中で待ち受けている、本当の恐怖も知らずに……。
- Re: 【某探偵達の合作】死の塔と謎の殺戮者(スラゲター) ( No.35 )
- 日時: 2010/02/10 21:25
- 名前: 慧智瑠 (ID: acQ6X1OT)
ふぅ、八雲が何となく長くなったのは気のせいです。(笑)
- Re: 【某探偵達の合作】死の塔と謎の殺戮者(スラゲター) ( No.36 )
- 日時: 2010/02/10 21:32
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: ZxuEMv7U)
長いわ!(笑)
あっ・・・コラボリレー小説、やっと更新したから!!あとは任せたわ♪
- Re: 【某探偵達の合作】死の塔と謎の殺戮者(スラゲター) ( No.37 )
- 日時: 2010/02/11 00:23
- 名前: 慧智瑠 (ID: acQ6X1OT)
はーい、ちょっと行ってきますわ!
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