二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 絶園のテンペスト 【オリキャラ募集】
- 日時: 2013/01/26 16:56
- 名前: 睦月 (ID: P.N6Ec6L)
小説始めてみます。
・荒らしはご遠慮ください。
・キャラのイメージが壊れてしまうかもしれません。
目次を作ってみました。
キャラ紹介 >>7
海堂 さつき >>38 (月那さんより)
常盤 蓮雨 >>39 (おーちゃんさんより)
プロローグ >>1
第一章『終わりの始まり』
>>81
番外編…のようなもの
お話会♪ >>21
お話会2 >>47
改めましてよろしくお願いします。
皆さん、なかなか受験の為書けませんが、もし良かったらこれからもお願いします。
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- Re: 絶園のテンペスト 【オリキャラ募集】 ( No.84 )
- 日時: 2013/02/09 07:27
- 名前: 睦月 (ID: P.N6Ec6L)
涙
「あんたはどうして魔法が使えるんすか?」
「……言えない。」
「じゃあ、どうしてここら辺を歩いていたんすか?」
「……それも言えない。」
「…………」
蓮雨と龍はある家…部屋へと向かっていた。その途中、蓮雨は龍に質問をするが大抵…否、全てが言えないと言われそろそろ限界だった。
「あんた、質問してもいいって言いましたよね?」
「…ああ。だが…その……。」
うじうじと…いい加減はっきりしろよ…(イラッ)
「あんた…いい加減にしてくださいよ!さっきからずっと……」
怒ろうとしたが蓮雨の口からは本人も思っていない言葉が出てきた。
「なんで…なんで何も教えてくれないんすか……?」
「———!?」
「…え?」
いきなり弱々しい口調になり涙を流す蓮雨に戸惑いを隠せない龍と、蓮雨本人。
「な…んで?」
「わ…悪かった!そんな…泣かれるなんて思っても無くて…!」
「ち…ちが…」
『また今度な。また会えんだから泣いてんじゃねーよ。』
「………………え?」
「…?どうかしたのか?」
「いえ…今なんか言いました?」
「いや?なにも言ってないが…。」
じゃあ今の声は?
蓮雨はその言葉を呑みこみ首を傾げた。
- Re: 絶園のテンペスト 【オリキャラ募集】 ( No.85 )
- 日時: 2013/02/11 22:09
- 名前: 睦月 (ID: P.N6Ec6L)
利用
「あ〜あ。悪いことしたかしら?」
アンナは携帯を切った後、つまらなさそうに笑った。
「まあ…いいかな?」
理李の前では決して出さない口調でしゃべり続ける。
「それにしてもまあ…頑張ってるよね、私のお姫様は。…貴方もそう思うでしょう?」
金属化した人間は何も答えない。アンナが上に乗っていたところで文句さえ言わない。
「ふふ。死人に口無し…なんてね?」
静かな空間。その中でただ1人、アンナは目の前にある鎖部一族がいる空間を眺めた。
「…覚えてなさい、鎖部一族。あなた達を私は許さない。だからこの作戦はやり通す。」
それは、その作戦は、理李さえも知らないもの。
「そのためにはなんだって利用するわ。たとえ理李でもね。」
愛おしそうに見つめる先にあるのは1枚の写真。
「緑夜…」
その表情もまた、理李には見せたことのないものだった。
- Re: 絶園のテンペスト 【オリキャラ募集】 ( No.86 )
- 日時: 2013/03/06 18:15
- 名前: 睦月 (ID: P.N6Ec6L)
儀式
「…さて、真広、左門の本拠地をしぼり込むぞ。」
「ああ…分かってるよ葉風。黙ってろ。」
先ほどまでと空気が変わり真広が真剣な声を出す。
「——あ。果実が…」
吉野たちが見ている中、果実がゆっくりと動き始めた。
果実が飛んでいく…。いったい何だ…?僕は何に巻き込まれているんだ?
吉野はただそれを眺めることしかできなかった。
「今こそここに!失われた魔法、失われた大樹、終わりの理を復活させるのだ!」
一方その頃、左門たちは果実を動かすべく儀式を行っていた。
何百何千という数の魔法使いたちが一か所に集まって。
「戻れ!戻れ!戻れ!戻れ!」
——絶園の木を復活させるべく。
「戻れ!」
- Re: 絶園のテンペスト 【オリキャラ募集】 ( No.87 )
- 日時: 2013/04/02 11:23
- 名前: 睦月 (ID: P.N6Ec6L)
ああ…絶園のテンペストが終わってしまいました(マンガ)。
番外編で続けるらしいですが…(泣)
更新していない間に終わるというのは結構悲しいですね。
と、とにかく頑張って書いていきます。
- Re: 絶園のテンペスト 【オリキャラ募集】 ( No.88 )
- 日時: 2013/04/02 11:23
- 名前: 睦月 (ID: P.N6Ec6L)
まだまし
魔法…魔法使い。そんなものがあるなんて思ってもみなかった。けど、信じないわけにはいかないらしい。それに、黒金病。あの果実が飛び出す直前に辺りの生物を金属化させる現象らしいけど、いったいどこまでそれに襲われたんだ?
周りを見れば大量の金属化した人間が転がっている。
いい加減消防車や救急車走り回ってそうなものなのに、そんな気配ひとつもない…。
「——おい、吉野。そう深刻になるな。」
思いつめていたことが真広に気付かれたのだろうか?
「言ったろ。オレが世界を救ってやるって。」
「……。それが一番当てにならないよ。」
そう。真広だって多少喧嘩が強いだけだし、別に世界一の御曹司という訳でもない。
「お前はちょっと前まで普通の高校生で相手は魔法使いの集団なんだろ?どこに勝ち目があるんだ?」
「……」
「それに、さっきの果実みたいな巨大な物体。あれは一部だって言ったよな?」
——僕は多分、怖いのだろう。
「鎖部一族が目覚めさせようとしているものの?」
「——ああ。今、全国各地でああいうのが海とか山から飛び出して一か所に集まろうとしている。あれが全部集まったら終わりだ。この世の全てをひっくり返すやつが元の形を取り戻し、復活する。」
「この有様じゃ復活する前に終わってないか?」
「いや?町の10や20の犠牲で済んでるうちは——まだましなんだよ。」
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