二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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怪談レストラン  裏物語  オリジナル怪談募集
日時: 2010/03/17 15:14
名前: 【涼太】 (ID: wetqViQy)

どうも私支配人のお化けギャルソンです


今回私が恐怖の世界に誘ってあげましょう

【実は最近怪談レストランがつまらないと思って作りました】

また他のお客様の怪談を募集しております
【題名】
【怪談の内容】
だけでオーケーです

皆様のご来店を心よりお待ち申し上げます
>>1第1話滅亡した国 >>2第二話2つの車
>>3第3話襲撃とアクシデント
>>5殺戮・戦い・救世主
それ以降は順々に進みます
>>6>>7>>8>>9>>10>>11>>12>>13>>14>>15>>16
投稿してくれた人たち
愛羅s  ヒロトs 邪狼sです!!!

オリジナル小説「俺たちの学校デイズ!!!」
>>33>>34>>35>>38

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Re: 怪談レストラン  裏物語  オリジナル怪談募集 ( No.18 )
日時: 2010/03/12 15:54
名前: 涼太 (ID: wetqViQy)

ジャジャウマ娘と殺戮者


『デット・クロス』入手から3日、破壊方法を未だにわからないままラックたちはイギリスのロンドンにいた。
ロンドンの歴史ある街の一角に車を停め、少し休憩を取っている。もちろんシンガポールからロンドンまでは魔術でここまでやってきた。
車の中でラックはヴァンサーの日記を読みふけり、バクスはこれでもかとラックが作ったサンドウィッチを湯水の如く食べ進んでいる。
ゲッシュは今日と昨日の新聞を読んで顔に疲労が出ていた。ゲッシュの頭を悩ませていたのはこのような記事だ。



『アフリカ州にも殺戮!』、『南アメリカでも殺戮!』、『ついに全世界で大規模な殺戮!』、『世界に革命を起こすクーデターか!?』



ここ3日間、狂戦士はアフリカ州、南アメリカ州で殺戮をした。ラックの話では今回は狂戦士に襲われていない地域の守備を強化していたたらしい。激しい戦闘の末、熟練の十数名のハンターで何とか狂戦士を退散させた。しかし、それでも民間、ハンター、動物の死者は少なくなかった。
正彦はどこかに連絡したいと言い、今はラックたちとは別行動をとっていた。もちろんラックたちにそんなことは聞こえてなかったが・・・。
ラックが読み飽き、日記を置いた。そして、車のエンジンをかけた。バクスも自分の分(普通の人の5倍)のサンドウィッチを食べ終え、空になった弁当箱をゴミ箱に捨てに行った。どうやら正彦が帰ってきたら出発するつもりらしい。
正彦が暗い面持ちで帰ってきた。見た限りでは良い話をされたわけじゃないとゲッシュは思った。正彦はゲッシュに話しかけた。



正彦「・・申し上げにくいこと何だが・・・俺達の部隊の隊長だったラベスタが、息を引き取った」





ラベスタは滅亡したフランスに来た正彦たちの部隊の隊長だったが、狂戦士との戦闘の最中、変えられたものは数日、地獄の如き幻覚を見る狂戦士の息をかけられ、フランスの戦闘から今日まで病院のベットにいた。
ラックの話では、狂戦士の幻覚は3日間ずっと地獄のような嫌な幻覚を見続けるが、見終えた後でも時々後遺症が残るらしい。
ラベスタの場合、3日間が過ぎ、後遺症が残っていて、ベットの上で後遺症と戦っていたが、途中、肺ガンにかかり手術もできないほどまで進行していたため、息を引き取った。



ラックが何処を目指すか話さないまま車を走らせていた。その間に正彦がラベスタの死について話していた。ゲッシュはそれを聞き、愕然としていた。何はともあれ、ラベスタは彼らの隊長だったためショックも大きかった。
しかし、ラックとバクスはそんなことはどうでもいいようだ。彼らはもう何百何千と人が死ぬのを見てきたため、人一人が死んでもあまり悲しくは無いようだ。
1時間ほど走り、ラックは車を停めた。そこはラックとバクスが住んでいる家だ。



正彦「ん?戻ってきたのか?」
ラック「・・・いや、違う。今日はここから少し歩いたところに用がある本当はあまり強力をさせたくないけど・・」
バクス「・・まさか・・ミルに助けを求めるの?・・・悪夢だ」



そんな簡単な話をして、ラックを先頭にどこかを目指して歩き始めた。ラックとバクスの家の周りには森林地帯があるだけで何も無いが、5分ほど歩くと小さな町についた。
その町は1階建ての家とカフェがほとんどで、店がカフェよりも少ない。町の周りは森林で覆われている。人はあまり外には出ていないが、若者が数名と中年の男達、老人が歩いているぐらいだ。あるところはカフェでゆっくりと時間を過ごしている人もいる。
ラックは1階立ての家に青い壁に赤い屋根というシンプルな家の玄関前にやってきた。そして、ラックがその家のインターホンを押す。
家から出てきたのはラックとバクスとは差ほど年が変わらない赤紙の長髪の女性だった。ミルと呼ばれる女性がラックとバクスを見ると、顔が笑みに包まれ、ラックとバクスに抱きついてきた。その光景を見た正彦とゲッシュはただ唖然とするばかりだ。



ミル「ラック!バクス!久しぶり!!」
ラック「ぐぇ・・・や、やぁミル。元気にしてた?」
ミル「うん、元気にしてたよ。バクスもまた髪伸びたんじゃない?今度私が切ってあげようか?」



ミルがそういっている間、ラックがミルの抱きつきから脱出し、抱きつき攻撃はバクスを中心に行なわれた。バクスも必死に攻撃から奪取しようとして何とか奪取した。バクスの顔は休まずに走り続けてもう息をすることしかできない状態に近かった。



バクス「ゼェ、ゼェ・・・。髪は・・もう少し伸ばす・・・よ」



へとへとである。
話がそらさないうちにラックが話しかけた。その手にはヴァンサーの日記を持っていた。



ラック「ミル。ちょいと俺らに力貸してくれないか?」
ミル「いいわよ。ところで・・・後ろの人たち、誰?」



ミルはやっと正彦とゲッシュの存在に気がついた。




ゲッシュ「へぇ〜。じゃあミルはラックとバクスの幼馴染なんだ」



4人はミルの家に入り、ソファに座っていた。ミルがクッキーを持ってくると最初に手をつけたのはバクスであるのは言うまでも無い。



ミル「そ。ラックとバクスの父さんもハンターだったから、遠いところで悪魔退治に行くとき小さい頃のラックとバクスがよくうちに来て面倒見たの。私から見て、ラックが頼りになるおにいちゃんで、バクスは頭がいい弟みたいな存在だったかな」



昔のことの会話と今までの狂戦士について、『デット・クロス』についてを話した。話を聞き終えた後、ミルはヴァンサーの日記を読み進めた。
読み終えたのを見ると、ラックがミルに話しかけた。



ラック「お前は俺らと見方が違うからお前の意見を聞きたいと思ったんだ。俺らが悩んでいるのはさっき説明した通り。で、どう思う」
ミル「・・・自分だったらヴァンサーと同じで、『デット・クロス』だっけ?その十字架を壊す方法は書きにくいと思うなぁ」
バクス「書きにくい?」
ミル「そう。その十字架はヴァンサーが作ったんだよね?もし十字架が難しい方法で破壊するんだったら、自分は破壊方法は書くよ。でも書いていないってことは自分の考えでは理由は2つ」
ラック「2つの理由?」
ミル「1つはどんな武器でも破壊できること。でもラックとバクスがもうそのことを試したから可能は無い」
バクス「なるほどね。で、もう1つは?」
ミル「多分、ヴァンサーは『デット・クロス』はすぐ破壊されると思うんじゃないかな」
ラック「え?」
ミル「でも、ヴァンサーの考えどおりには行かず、十字架はそのままになった」
正彦「どういうことだい?」
続く


Re: 怪談レストラン  裏物語  オリジナル怪談募集 ( No.19 )
日時: 2010/03/12 15:54
名前: 涼太 (ID: wetqViQy)

ジャウマ娘と殺戮者続き
ミル「ヴァンサーは多分、自分が死んでから十字架はすぐ破壊されると思って日記には書かなかった」
バクス「・・・・ちょっと待って・・・てことは・・」
ミル「破壊方法はすぐ近くにあったのよ。破壊方法はヴァンサーの所有する武器で破壊することよ」
ラック「そうか・・悪魔の命をなるものを作るには事細かに悪魔の命を作る特定の悪魔に注文しなければいけない。注文をし忘れると、悪魔が勝手に解釈して勝手に破壊方法を変えてしまうんだ。だから特定の武器で破壊することになったんだ」



ラックは日記をとり、パラパラとページをめくっていく。そして、見たいページを見つけ、探し求めた単語を指差した。



『レイピア』



続く

Re: 怪談レストラン  裏物語  オリジナル怪談募集 ( No.20 )
日時: 2010/03/12 15:58
名前: 涼太 (ID: wetqViQy)

最終決戦


アフリカ地方、ここは大自然に恵まれ、地域に住む人々が自然と野生動物と共存して生きていた。
しかし、ここだけは違った。
ゾウ、トラ、ライオン、キリン・・・野生の生き物の死体がアフリカの大地にあった。その死体には切り刻まれており、肉と内臓が飛び出ている。しかし、野生動物の死体は数体しかなかった。大地を埋めているのは別の生き物の死体、そう人の死体だった。人に死体は原形をとどめていないほど切り刻まれたあとがあった。死体の数は数百にのぼった。死体は若い男性、女性。族長というべき老人、そして15歳にもなっていない小さい子の死体。
死体の大地に1人の人物が立っていた。そう、世界を虐殺の恐怖に叩き落した狂戦士である。
狂戦士は体中に血がべっとりとついていた。それでも狂戦士は死体の大地の光景に笑みを浮かべている。右手に血塗られた刀、左手に持っている赤い塊(人の死体から取り出されたものといっておこう)を口に運びずっと突っ立ている姿は誰が見てもこの惨劇を作り上げた者とわかるだろう。
狂戦士が食事をしていると、彼は急に何かを感じその感じがした方向を見た。その方向はかつて自ら滅亡させたフランスだった。
すると狂戦士は急にニヤリと笑った。左手に持っていたものを地面に叩き付け、刀を手に持ったまま腕を広げた。その瞬間、狂戦士は霞になった。
狂戦士が霞になる瞬間、殺戮を楽しむ笑顔を出して・・・




ラック「さすがFBI。点検を難なく通り過ぎられたな」



ラックたちが『デット・クロス』を破壊するために必要なレイピアを見つけ出すことが重要だとわかって2日が経った。日がてっぺんを目指して昇っている昼前、彼らは今フランスに来ていた。正彦とゲッシュはラックの言葉を聞き、少し得意げになった。
なぜフランスに来ているかは2日前、レイピアは必要だとわかった直後にさかのぼる・・・




ミルの家で彼らが重要な手がかりを見つけた。その瞬間、ラックは出る準備を進め津ために外に出て、バクスは持ってきていた資料の紙数十枚を出し、急いで目を通し始めた。見るは急に台所に行き、何かゴソゴソと行動している。
この行動に正彦とゲッシュは疑問に思った。



正彦「おい・・急にどうした?」
バクス「違う。違う。これじゃない・・」



バクスは自らの世界に入り込み、正彦の質問を聞いていない。すると、月収がミルから借りたメガホンをバクスの耳元に構え、こう叫んだ。



ゲッシュ「ねぇ!?お前ら何調べているの!?」



さすがのバクスもこの大声にびっくりし、質問を答えざるをえなくなった。



バクス「ぅぅ・・耳鳴りが・・・ヴァンサーの日記に書かれていたレイピアを探しているんだ」
正彦「お前らの家にないのか?」
バクス「あったらここで苦労していない。今調べているのは今までのブレイス邸の場所だ。特にヴァンサー時代のときの。何故ならそこにレイピアがあるかもしれないから」
ゲッシュ「なるほど・・。で、見つかったわけ?」
バクス「残念ながら・・・・・・!! これだ!!」



バクスは急に大声を出し、資料を乱暴に見るの机に叩きつけ、バクスも外に出た。代わりにラックが家に入ってきた。そして正彦とゲッシュに話しかけた。



ラック「正彦、ゲッシュ。出る準備をしろ。目的地は決まった」
正彦「わかった。そのヴァンサー時代のブレイス邸どこだ?」
ラック「フランス。場所はかなり海沿いだ。今バクスが移動するあの魔法の準備をしている」
ゲッシュ「あれか・・あの魔法、僕気分悪くなるんだよね・・」
正彦「つべこべ言うな。わかった、準備を急ぐ」



そして、正彦とゲッシュも外に出た。ラックはミルがいる方向を見る。ミルはまだ台所でゴソゴソ動いている。ラックは見るに向かって話しかける。



ラック「じゃあな、ミル。何か急だったけど久しぶりに来てお前が元気な姿見れてよかったよ。じゃ・・・」
ミル「待って!」



ラックが玄関から外に出ようとしたまさにそのとき、見るが大声でラックの動きを止めた。ラックが振り返ると、見るの両手には弁当箱を持っていた。



ミル「急いで作ったからサンドイッチしかないけど、バクス魔術使ったらお腹すくでしょ?そのため」
ラック「・・・ヒソヒソ作らなくても」
ミル「この弁当箱、お気に入りだからちゃんと生きて持って帰って持って来てよ?」
ラック「・・・バクスにそう伝えとく」



ラックは左手に弁当箱を持ち、外に出た。
ラックが車に乗った瞬間、車は消えた。最後の目的地であるフランスに向かって・・・




それから2日後、彼らはフランスに来ていた。
前回やって来たフランスには破壊された町と大量の死体しかなかったが、今回はもう一つ追加されていた。
死体処理とフランスに来る人たちを点検する数千人はいるの軍人たちであった。
彼らは来た当時は軍人たちの点検につき合わされ、1日を点検で費やしたが、正彦とゲッシュがFBIからのフランスのこの事態を収拾するために来た増援と言い、何とか点検を済ました(ラックとバクスはFBI見習いと言う大嘘をついた)。



そして現在、昼過ぎになりラックは車を運転し、目的地までの地図を見ながら運転をしている。3人はミルが作った弁当を食べ、その後仮眠をとっている。ラックは運転をしていて目的地につくのは夜だと予想をした。



夜になった。
目的地がもうすぐ着くとラックが3人に言うと、3人は目を覚ました。すると、ラックは何かを思い出したかと一瞬でわかる大声を出した。おかげで3人は完全に目を覚ました。



ラック「いかん!!『24』のシーズンⅥ、ポスティに録画しとけって言うの忘れた!ポスティちゃんと録画しているかなぁ〜?」
バクス「・・ポスティに『24』録画しとけって言っといたよ」
ラック「ナイス♪ジャック・バウアーがあの後どうなるか気になって気になって・・」
正彦「・・・緊張感ないな。お前ら」
ゲッシュ「なぁ・・前方に見える建物がそうか?」



ゲッシュの言葉によって皆が気づいた。そう、すべての決着が着くヴァンサー時代のブレイス邸。それが今ラックたちの目の前にある。
ブレイス邸にはヴァンサーが住んで以来、誰も済んでいないとすぐわかるほど古ぼけていた。2階建ての家で、煙突がある。
だが、そのブレイス邸の目の前に彼らが今最も会いたくない奴がいた。

続く

Re: 怪談レストラン  裏物語  オリジナル怪談募集 ( No.21 )
日時: 2010/03/12 15:58
名前: 涼太 (ID: wetqViQy)

最終決戦
狂戦士



4人すべてが一致した。そこに赤い塊を口に運び、誰かを持っている狂戦士がいた。
物語の最後には必ず戦いがあるものだ。そして、今ここでも物語の最後を飾る戦いが始まる。
ラックが狂戦士を見つけると、運転を止め、自分の席に置いてあった剣と銃を持ち、狂戦士めがけて走る。



ゲッシュ「バクス!正彦!俺とラックが時間を稼ぐ。その間にレイピアを見つけて『デット・クロス』を破壊しろ!」



ゲッシュがそう言うと、ゲッシュはダガーとピストルを持ち、ラックと後を追う。
それを見たバクスは首に『デット・クロス』をかけ、正彦と共に武器を持ち車から出る。そして、急いでブレイス邸に向かう。



狂戦士がそれを見ると、刀を振り回し、バクスと正彦を追いかけようとした。
すると、刀と刀が交わる音がしたかと思うと、ラックの剣とゲッシュのダガーが狂戦士の追撃を阻止した。



ラック&ゲッシュ「お前の相手は俺たちだ!」



今、最後の戦いが始まった・・・



続く



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Re: 怪談レストラン  裏物語  オリジナル怪談募集 ( No.22 )
日時: 2010/03/12 15:59
名前: 涼太 (ID: wetqViQy)

ハンター・戦士・デーモン


★ラック組★



フランスの海岸沿いに建てられている古ぼけた屋敷に4人の男性と1体の生物がいた。バクスと正彦は武器を持ち、屋敷に向かって走っていた。それを見た生物、狂戦士は手始めに2人を殺すために2人の方向に走り出した。
しかし、バクスと正彦を刀を振り回して追いかけていた狂戦士はバクスと正彦との距離20メートルのところでラックの剣、ゲッシュの短剣によって刃を止められ、止められたことにより狂戦士に怒りがこみ上げた。
そして、狂戦士の眼光はラック、ゲッシュに向けられた。
刀を振り、ラックと狂戦士の距離は離れた。ゲッシュはいったん距離をおき、すばやい行動で狂戦士の後ろに回り込んだ。
ゲッシュは短剣を狂戦士の背中に突き刺そうとした。狂戦士はラックがいる方向を見ている。
ゲッシュは短剣が刺さったと思った。だが、刺される瞬間、狂戦士はジャンプし、飛んだ。ゲッシュの短剣は空を切る。
狂戦士は飛んだ瞬間、体の向きを180度回転させ、落下しながらゲッシュに向かって刀を振り下ろした。それを見たゲッシュは短剣を構え、狂戦士の攻撃に備える。
狂戦士の刀とゲッシュの短剣が交わった。最初の方はお互い一歩も譲らなかったが、次第に狂戦士の力が上回ってきた。そして落下を終え、剣に力を入れること専念できるようになった狂戦士は一気に力を入れた。そして、ゲッシュを10メートル程吹き飛ばした。
ゲッシュを吹き飛ばした狂戦士は後ろに感じた殺気を感じ、すぐ後ろを振り向いた。その瞬間、数歩のとこまで近づいていたラックがいて、ラックの方向を狂戦士が見た瞬間、狂戦士が身に着けている兜を中心にラックの斬撃の猛攻が決まった。
狂戦士はラックのすばやい剣さばきを防ぎきれず、兜に6回の斬撃を食らわされた。そして、狂戦士の兜が破壊された。
その瞬間、ラックは狂戦士の素顔を見た。その瞬間、戦慄が走った。
何故なら、狂戦士の素顔は兜が恐るべきスピードで再生され、一瞬ほどしか見れなかったが、ラックはすぐに素顔を覚えた。
人とは程遠い眼光でこちらを睨みつける眼、血塗られた金色の長髪、肌は赤に近い。もし肌が人肌で、眼が普通の人の目ならばとラックは一瞬でそう思い、結論を出した。



人間だ



ラックが驚愕の結論を出していると、狂戦士の兜は完全に再生され、狂戦士は刀をラックめがけて振り下ろしていた。ラックは一瞬のうちに現実に戻り、狂戦士の攻撃を防いだ。
攻撃を防いだラックは今度はラックが攻勢に出た。狂戦士の肩、右足、手、腹めがけて刀を振るが、狂戦士の剣さばきにことごとく防がれる。
すると、狂戦士の肩に銃の弾が2発当たる。
ラックが狂戦士の剣を防ぎながら弾が撃たれた方角を見ると、ゲッシュが拳銃を構えていた。
ラックは狂戦士が見せた一瞬のひるみを見逃さなかった。そして、ラックの剣は狂戦士の左肩を切り裂いた。
狂戦士の左肩から血が飛び散る。



☆バクス組☆



屋敷の中はかつて屋敷の中で小さい乱闘が起きたのか、屋敷の中は倒れているか、破壊されている家具により散らかっていた。
バクスと正彦は家具と家具の隙間を進むか、剣で家具をある程度破壊し、道を作って進んでいた。
このような活動をし、階段まで近づき、階段を上っていった。階段の音がギシギシと怪しい音を出す。しかし、不安な音を出すだけで階段は壊れなかった。
2回は1回とはだいぶ違っていた。破壊された家具も倒れている家具もない。それ以前に家具が少ししかない。それ以外はただ広い部屋があるだけだ。しかし、2人は見た。部屋の奥にある壁にかけられている、何の変哲もないレイピアを。これを見て、2人の目的であるレイピアだとわかった。
2人はレイピアを入手するために走り出した。だが、その瞬間思いもよらないことが起きた。
何処からやって来たのか、頭につけられている2本の角、2人の目の前に骨のように痩せ細っている顔、紫の色をしたからだ、長い爪、骨と筋肉しかない翼。この生き物を見たバクスはすぐさま喋り出した。



バクス「デーモンだ!」
正彦「・・てことは、こいつはこのレイピアを守る番人ってことかい?」
バクス「そういうことら・・」



バクスが話している最中に、デーモンが2人に襲い掛かった。デーモンの爪を2人に振り回す。
バクスと正彦は寸でのところで攻撃をよけた。バクスは攻撃をよけた後、落ちていた鉄の棒を持った後、呪文を唱え始めた。そしてバクスが持っていた鉄の棒は両端に炎をまとった。そして、バクスは炎をデーモンに突き刺す。デーモンはその攻撃を左手を使って刺されることにより防いだ。
その間に正彦はレイピアがある奥に向かって走り出した。だが、正彦の左足にデーモンの尻尾が絡まった。そして、デーモンは尻尾を振り回し、正彦を壁に叩きつけた。正彦が叩きつけられたところには砂塵が舞った。



バクス「正彦!!」



バクスが声をかけるが、正彦の返事はない。バクスはデーモンの爪を鉄の棒で防ぐ。デーモンは少しずつバクスを階段側に追い込んでいく。
すると、バクスの右手からゴォという音を出し、炎の玉が飛び出した。その火の玉はデーモンに腹に命中した。デーモンは後ろに後ずさる。
その瞬間、バクスは鉄の棒を振り、さっきとは打って変わって攻勢に出ていた。デーモンはバクスの猛攻をただ防ぐしかなかった。
そして、バクスの猛攻を防いでいたデーモンの両手の爪は、バクスの一撃により、爪は破壊された。



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