二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 明日【日和】〜完結しました!!〜
- 日時: 2010/05/11 22:16
- 名前: ゆん ◆dRWN/0OSEs (ID: jQHjVWGa)
はじめまして!
思いつきで進めるので、更新は遅いかと・・・(学校もあるしね!)
ギャグマンガ日和の二次小説です。
太子、妹子 芭蕉、曽良 の2組しか出てきません。
死ネタです・・・・・死にます・・・・
(補足・曽良くんがキャラ崩壊してます。ゴメンナサイ!)
うわぉ、マジかよ!?むりだぜ!
って方は戻ることをオススメします。
大丈夫だぜ!どす恋!
ってな方のみどうぞ!
では、レッツゴー!
- Re: 明日【日和】 ( No.7 )
- 日時: 2010/04/21 16:22
- 名前: 黒雲 (ID: bTobmB5Q)
いえいえ、カキコには文才がある人ばかりが勢ぞろいで……。私は取り残され組ですよ^^;
ゆんsは、なんのキャラがお好きですか?私は細道組が大好きです♪(あっ、別に答えなくてもいいですよ〜)
もし、時間があれば、私の小説にも来ていただけると嬉しいです……。無理にとは言いませんが、気が向いた時にでもいらっしゃってくれるとありがたいです^^*自分自身、励みになるので……。(私の本当の姿が分かってしまうという恐ろしいページなのです^^;)これだけ言っておきます。私、腐ってますよ?
わ〜ん!引かないでくださいね(T_T)
- Re: 明日【日和】 ( No.8 )
- 日時: 2010/04/21 21:44
- 名前: ゆん ◆dRWN/0OSEs (ID: lJWT90W0)
コメありがとうございます^^
細道組、私も好きです!!
あの師弟関係が(笑)
了解です!小説見に行きます^U^
腐ってても大丈夫ですよ!(何が?
私だって腐っとります☆
それでは、みにいきま〜す!
- Re: 明日【日和】 ( No.9 )
- 日時: 2010/04/21 22:28
- 名前: ゆん ◆dRWN/0OSEs (ID: lJWT90W0)
4.思い出
「時間ってたつのはやいね」
妹子と太子は2人、草むらに座って話をしていた。
「は?」
あまりにも突然に発せられたその言葉の意味を、妹子は理解できなかった。
「何ですか?急に・・・」
不思議そうにする妹子に、太子はにこにこしながら答えた。
「だって、妹子と会ってからもう結構経つじゃん?いろんなことあったなーって・・・」
「あぁ・・・。確かに、いろんな事ありましたね」
そういわれ、太子と会ってからの事をいろいろ思い出した。
初めて太子に会った時は、ちょっとショックだった。聖徳太子ともあろうお方が、まさかカレー臭いジャージやろうだったとは・・・。
でも、それから一緒にすごしてきて、いいところとか、たくさん分かって、太子には太子なりの優しさとか、いろんなものがあるんだって分かった。
「隋に行く時なんか、私何回はさまった?」
「ぷっ、ははは!」
太子の言葉に、思わず思い出し笑いをしてしまった。
「な、何だよ!笑うなよ!」
「いや、あの時は必死でしたけど・・・太子、寝相悪くてイカダにはさまったり、馬から落ちて首がはさまったり・・・ほんと、はさまってばっかりでしたね」
「私は、摂政だぞ!はさまりかたも立派だったろ?」
「意味分かりませんよ、それ」
全くこの人は摂政、摂政って・・・仕事してないじゃないか。
妹子は、こんなことを考えたことは、言わないでおこうと思った。
太子が楽しそうに笑ってるから・・・。
「かごや事件もあったな」
「あ、持ち上げたら反対に滑り出てきたアレですか?でも太子、犬小屋に入るのはどうかと思いますよ・・」
「だって、しょうがないじゃん!」
その日は、そんな事を笑いながら話していた。
この日が、『大切な日』になるなんて知らずに。
- Re: 明日【日和】 ( No.10 )
- 日時: 2010/04/23 17:26
- 名前: ゆん ◆dRWN/0OSEs (ID: lJWT90W0)
5.約束
「曽良くん」
芭蕉は、1歩前を歩く曽良に声をかけた。
「何ですか?」
「・・・いや、何でもない」
「そうですか」
曽良は、不審に思いながらも聞きはしなかった。
少し、あの景色の事を思い出したのだ。
『約束だよ、曽良くん。また、一緒にこの景色を見ようね。』
そういって微笑む芭蕉の隣には、まだ幼かった自分。
『うん、約束!』
2人で指切りをして、あの場所からはなれた。
「芭蕉さん」
「ん?」
「・・・よかったですね」
曽良は、芭蕉の方を振り返らずに言った。
「えっ、何が?ねぇ、曽良くん!?」
「約束・・・。」
それだけで分かったのか、芭蕉は微笑んだ。
「うん、良かった」
そして、しばらくの間沈黙があった____。
それを破ったのは芭蕉。
「約束だよ、曽良くん。また一緒に、あの景色を見ようね」
あの日と同じ言葉で。
「・・フッ・・・」
「え、何!?なんで鼻で笑ったの?!今!」
うろたえる芭蕉をちらっと見て、ちいさく笑みがこぼれた。
「いいですよ・・・・気が向いたらですけど・・・」
- Re: 明日【日和】 ( No.11 )
- 日時: 2010/04/23 18:28
- 名前: ゆん ◆dRWN/0OSEs (ID: lJWT90W0)
番外編 〜出会い〜
「やーい、妹子のバカー!」
「女みたーい!」
その頃の僕は、名前のせいでよく男の子たちにからかわれた。
「うっ、うう、うるさいなぁ!」
強がってみても、僕は弱虫で、いつも泣いてた。
だからからかわれて、泣いて・・その悪循環だった。
だれも認めてくれなくて・・・。
だから僕は、勉強を頑張って大人たちに認めてもらおうとした。
でも、そう簡単にはいかなくて、
「なんだこれは!」
「お前はいつもうじうじして!」
「こんなこと、できて当たり前じゃないか!」
大人たちは、みんな僕に厳しかった。
僕が必死で書き続けていた巻物も、大人たちに破られ、捨てられた。
「・・ぅ・・ぅぅ・・っ」
辛くて、悲しくて、でも何も出来ない自分自身が悔しくて、毎日泣いてた。
川原に座り込んでは、うずくまり、声を殺して泣いた。
そんなある日、僕は、太子とであった。
いつものようにうずくまって泣いていたら、白い子犬が寄ってきた。可愛くて、すこしだけ気持ちが楽になれた。
子犬を抱いていたら、暖かくて、余計に今までの事を思い出して、悔し涙が出た。
「どうしたの?」
その時、何処からかやってきてそう声をかけてきたのが、太子だった。
「・・・・」
その時僕は、大人が大嫌いになっていた。
僕を認めてくれない、大人を。
どうせこの人も他の大人と一緒なんだ。
そう思って、無視してたら、
「君、いつもここにいるよね?」
溜め息混じりに太子は言った。
「え・・・?」
思わず顔を上げたら、太子は笑って、僕の前に手を出した。
ポロポロこぼれる涙をぬぐう事さえ忘れ、僕はその手に握られているものをじっとみつめた。
「四つ葉・・・?」
「そう、四つ葉は幸運の証!だから、あげる!」
「いいの?」
やっと涙を拭いて、正気に戻った僕は、太子に聞いた。
「いいよ。君、いつもここで泣いてるだろ?だから、これから君に、たくさんたくさん、いいことがありますようにって!」
「・・・ありがとう!」
そして僕は、太子に今までで一番の笑顔を見せた。
微笑む太子を見て、僕は、
この人なら僕を認めてくれる。この人に、僕はついていきたい。
そう思った。
僕は、貴方に救われた。だから僕は、これからもずっと、貴方についていきます。
『ありがとう』____太子___。
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