二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

【REBORN日常】Distance【俺の弁当だ!!】
日時: 2013/03/29 22:24
名前: 桜庭 ◆Hy48GP/C2A (ID: uiVbj.y2)
参照: http://www3.hp-ez.com/hp/distance-urabana/

亀更新な北大路きたおおじの駄作小説。
マンガしか読んでないからキャラの特徴はやや掴めていないところもあります。

話が「支離」滅裂だ? 「しり」ません。
・・・あ、スベった。ほらスベった。


・原作のイメージ崩壊が許せない
・ギャグばっか無理 ・荒らし

一つでも当てはまればブラウザの「戻る」をクリック。

【緊急!!】ネタとキャラ募集 >>183


*/オリキャラ募集

投稿にあたって >>16
投稿用紙 >>15
投稿キャラ達( >>26 )


*:お客様/

夜桜様 彩架様 ヴィオラ様
琉架様 葵様 霧火様
†カノン†様 千李様
星礼様 透子様
気まぐれ様 北海逃様
ルイ様 ☆そら☆様
朔良様 プツ男様
エストレア様
愛羅

△載ってなかったら言ってね


*/目次 >>78

*/ハロウィン特別編
「ボスのいない世界」>>69


*頂き物/  

>>136(ユナのイラスト) 村人Aさんより
>>135(ユウのイラスト) 朔さんより

*OP&ED/>>139-140


*/SPECIAL CONTENTS!
 合作 >>181

2011.8.27
桜庭→北大路に改名しました

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48



Re: 【REBORN日常】Distance【企画進行なう】 ( No.156 )
日時: 2012/03/23 18:54
名前: 北大路 ◆Hy48GP/C2A (ID: vlinVEaO)
参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode

#42「見てるところおかしくね?」


「ん〜……」

リビングのソファに座っていたユナが、
ものすごくテレビを睨みつけながら悩んでいた。

テレビの画面は、『P様』という
言わずと知れたクイズ番組が放映されていた。

今出ている問題は「高さ3センチ、円の半径3センチの円錐の面積は?」と言う問題。

あのユナが珍しく勉強系の番組を正座しながら観ている。
驚いたユウは、姉の横に座って、同じく画面を睨みつけるように見た。

「ん〜ぅ……」

ユナは腕を組んで首をかしげながら、
テレビ画面を穴が開くほど見ていた。

「πr2乗×3分の1だっけ」

ユウが呟いた。
しかしユナは黙っていた。

ユナはしばらくしてこう言った。

「右端の人……イケメンなのか……なあ?」
「見てたのそこかよっ」



如月ユナは、言わずと知れたイケメン好き。
イケメンを見つけると、すぐ惚れてしまう困った人。

「あの右端の人はイケメンだな、うん」

一人で納得したユナ。
今度は名前が分からず悩み始めた。

「でもアイツ、態度悪すぎて主演ドラマ降ろされたってよ」

ユウが言った。

「それは聞いたことがあるけどね」

ユナが相変わらず画面から目を離さず言った。

「何か、撮影が始まるって監督に言われても、
『眠たいからもうちょっと待って』って言ったらしいな」

ユウは表情一つ変えず、画面の向こうのバカ正直に円周率を3.14として計算して
不正解とみなされた男優を見ていた。

「そうか、そりゃひどいな」

と言いつつも、目はまだイケメンを追っていた。
そして、画面の向こうではイケメンが答えを言っている所だった。

『夏川さん、正解でーす!』

あのイケメンがガッツポーズをして大いに喜んでいる姿が映っていた。
これ、もしかして演技? というユウの見解、どうでしょう?

「そっか、夏川というのかー」

相変わらず画面を見ながらユナが言った。

「あー、確か夏川天馬とかいう名前じゃなかった?」

姉の方に視線を向け、ユウが言った。

「てんま? 芸名かな」
「本名じゃないだろ」

姉妹は名前について語り始めている。
イケメンかどうか、性格がどうとか言う話題は彼方へ飛んでいた。

「てんま……どんな字を当てんの?」

ユナが聞いた。視線は相変わらず画面上の夏川に向けられている。

「天国の『天』に、『馬』じゃね?」

ユウが言った。

「似た名前の技を持ってる人居たような気がする……ディーノか?」

え? と思いつつもユウは姉の方を見ていた。

「確か『跳ね馬乱舞』だっけ?」
「馬しか合ってないし」

ユウが言った。
だからバカって困るのよねー、とはユウの弁。

「話がかなり脱線していないか?」

ユナが言った。
そもそも。そういう風に持っていったのはアンタだから。

「誰のせいだよ」

ユウが言った。姉に対して容赦なし。

「……ディーノのせい」

力なくユナが呟いた。

「あほう」

呆れたユウは、ユナの頭をテレビのリモコンで軽く叩いた。

「痛えよっ」
「ディーノ関係ねーよ」
「だからってそりゃねーわ」
「黙れー」

……どつき合いが始まった。

日曜日の昼下がり。
テレビにかじりつく仲良し姉妹の図。


Re: 【REBORN日常】Distance【企画進行なう】 ( No.157 )
日時: 2012/03/23 21:26
名前: 葵 ◆CTx8mbrkTA (ID: E29nKoz/)

跳ね馬乱舞wwwwww

Re: 【REBORN日常】Distance【企画進行なう】 ( No.158 )
日時: 2012/03/26 17:16
名前: 北大路 ◆Hy48GP/C2A (ID: vlinVEaO)
参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode



「跳ね馬乱舞」か「暴れ馬乱舞」かで
 実はずーっと悩んでいましたw

合ってますよー・・・ね?←

Re: 【REBORN日常】Distance【企画進行なう】 ( No.159 )
日時: 2012/03/26 17:26
名前: 北大路 ◆Hy48GP/C2A (ID: vlinVEaO)
参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode

#43「てへぺろの発祥はローラなの? トリンドルなの?」


ユウは今日も部活を頑張ろうと、部室である音楽室へダッシュで向かった。

合奏なら良いなあ。
顧問の先生天然だから、時計を早めたら、
本当に時計が正しいと信じて、部活が早く終わるんだけど。

かすかな希望を抱いて、音楽室に向かう金髪少女。

やっと音楽室に着いたユウ。
だが、先刻のかすかな希望は
ドアに張られた紙切れによって打ち砕かれた。

『3月24日(土)
 今日はパート練習です
 3年の教室が使用不可なので
 クラリネットとフルートパートは代わりの教室探して下さい。てへぺろ♪』

顧問の字でこう書かれた張り紙に、ユウは「なんだパー練か」と言って、部室に入った。

パート練習、略してパー練の日には、
いろいろ厄介な安達美緒という後輩が大体いる。

彼女は、隙あらば早退やサボる事しか考えていない。
少なくともユウにはそう見える。

だがまず、そこよりも……。

「てへぺろ……ねえ」

まずはここ。まさかの「てへぺろ」。

確か顧問は今年30歳のオッサン。
良い歳して何やってるんだアイツ?

だが、一瞬気にしただけで、
それ以上ユウは「てへぺろ」については何も言わず、
さっさと楽器と楽譜、譜面台を持ってパー練に使う部屋を探しに行った。



「ここいいかも」

ユウは、とりあえず応接室に来た。
そして、風紀委員のリーゼント達も見当たらないことだし、中に入った。

縦に長い机が2つ(2台?)のソファーに挟まれたような形で、
何だかヤクザ組の事務所のようだった。

「ん?」

入り口から見て、一番奥にある机の上には、書類が何枚か置いてあった。
恐らく、委員長の仕事だろう。

ユウは、自分の制服のポケットから、
黒地に黄色い稲妻模様のシャーペンを取り出し、それを数回振った。

そして、一番上にあった書類の名前欄に「インリンオブジョイトイざらす(^O^)/」と、
訳の分からないカタカナと顔文字を書いて、下の方に潜り込ませた。

そして今度は、風紀点検表を見てみた。
ユウのクラスの点検表の3月24日の欄には「如月 爪長い」と書かれていた。

即刻、ユウはその文字を消し、「違反者無し」と書き換えた。
おまけに、点検表の右端に、「このクラスは優秀です(^^)vてへぺろっ(≧∀≦)」と書き足した。

……バレたら咬み殺されるわこれ。

「……何か、物足りないな〜」

調子に乗り始めたのか、更に悪戯を極めようとしているユウ。

何か良い物はないかと、ポケットに手を突っ込みながら、あたりを見渡す。

「あっ」

机の上に、「風紀委員便りNo.19」の原稿があった。何か企んだようだ。
そして、ポケットの中に偶然入ってた、
「デコ盛りラインストーンシール」なるものを取り出した。

そして何と、ユウは「風紀委員便り」の文字の周りを、
ピンク色と透明のラインストーンシールで囲んだ。

整った文字に、キラキラのラインストーンシールでデコレーション。
実にシュールである。

そして、「新入生が入学します」という見出しの周りに、
一つずつラインストーンを散りばめていく。地道である。
余ったラインストーンは、原稿の所々に散りばめといた。

……そして、三分後には、オシャレな「風紀委員便り」完成。

原稿に日光が当たって、ラインストーンがさらに光る。輝いている。

しかしこのラインストーン、コピー機で読み取れるのか?
出来なかったら書き直し、なんてことになりそうだったが、私に関係無いし……

いいだろう。放っといても。

そう勝手に自分で納得したユウは元の位置に原稿を戻し、
何食わぬ顔で楽器を取りだし、譜面台を立てて、練習を始めた。



一時間経過したぐらいだろうか。

真面目にユウが練習してたら、いきなりドアが開いた。美緒か? 大野さんか?

「ねえ……」

ドアの前には、ユウを怖い目つきで見ている、長身の男子が立っていた。
その声とシルエットを見て、ユウは身震いした。

ユウが振り返った先には、
風紀委員長の腕章、いい感じのM字の前髪、厳つーい釣り目。

間違いなく奴であった。

「雲雀さんじゃまいか、どうしたんだい」

軽口を叩きつつも、若干ユウの目は宙を泳いでいた。怪しい怪しい。

「ここで何してるの?」

雲雀の眼力だけで、ユウは、もう脚がガクガク震えだした。だが、ユウは頑張ってこう言った。

「練習すてんれす」

ヤバい噛んだ。しかも何だ「すてんれす」って。

「そう……吹奏楽部、近々大会なんだってね」

だが雲雀は「すてんれす」や「じゃまいか」には何一つ触れずに言った。
それがまた、心に刺さるというか……。

「並中の名に恥じぬよう、結果を残して来てよね」

相変わらず怖い目でユウとクラリネットに視線を向けながら雲雀が言った。
ユウは気付かなかったが、実は一瞬だけ雲雀は微笑んでいた。

「もし、結果が出なければ……咬み殺す」

だが、一瞬にしてその笑みは消えた。
そして雲雀はさっきより怖い目でこっちを見ている。

「分かってますよー……」

それ以上言葉が出てこなかった。

「……僕はここで作業をしているけど、気兼ねなく練習してなよ」

そう言って、雲雀がピンクと透明のラインストーンが輝く
「風紀委員便り」のある机の方へと向かっていった。

やっべー、隠すの忘れてた。
気付いたころにはもう遅かったが。

「……ねえ」

さっきとは明らかに違う低い声で、雲雀はユウの方を見て言った。
多分コレ……バレてしまったみたいだ。

……てへぺろっ!^p^

Re: 【REBORN日常】Distance【企画進行なう】 ( No.160 )
日時: 2012/03/30 19:03
名前: 北大路 ◆Hy48GP/C2A (ID: vlinVEaO)
参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode

#44「不吉な数字、不吉な予感、……てへぺろっ!」



「これ……君がやったんだよね」

キラキラの「風紀委員便り」を手に、雲雀が鋭くユウを睨む。

「そうだと言ったら……」
「……咬み殺す」

トンファーを構えて、ユウを睨みつける雲雀。

「殺る気マンマンじゃねーか」

全身に冷や汗。ユウはこれでも意外と喧嘩した事ない。

「当然だよ」

目が完全に怒っている雲雀。
何を言っても許すつもりはなさそう。

「とりあえず。楽器は安全にしないとな、逃げないから待ってろ」

言い終わらないうちに、ユウは応接室を飛び出した。
もちろん、楽器を持って。
しかし、ユウは譜面台を忘れてきたのに気付いた。

ヤバイ。だが戻れば確実に……。

ユウは廊下で立ち止まった。
そして、17年前の卒業制作で作られたピンク色のベンチの上に楽器を置いた。

と、その瞬間に妙案を思いついたユウ。

「譜面台、武器になるかも」

応接室のドアを引いて開けると、粉まみれの黒板消し……ではなく
殺る気に満ち溢れた雲雀が、奇襲をかけてきた。

トンファーを振りかざす雲雀。
流石に予想外だったが、ユウは素早く右にかわした。

しかし、休む間もなくトンファーが、右から左から真正面から振りかざされていく。

「譜面台……」

とっさに、右手に譜面台を取ろうとしたユウだが、
雲雀はそれを見逃さなかった。そしてユウの右腕に、容赦なくトンファーをぶつけてきた。

「うっ……」

ユウはその場にしゃがみこんだ。
鈍い痛みが走った。骨が砕けそうだ。

「逃げてばかりでつまらないな」

そう呟く雲雀。そして背を向けようとした。

今だ……。

全力で、雲雀の方へ猛突進するユウ。
だが、勘のいい雲雀は、またトンファーでユウを跳ね飛ばそうとした。

様に見えたが……。

「……へっ」

雲雀のトンファーと、ユウの手に握られた譜面台が、金属音を立てながら押し合っている。

「なかなかだね」

少し嬉しそうに微笑む雲雀。
しかし、右腕に受けたダメージと、全力疾走で、大分ユウの体力が削られてきている。

「……あんたにゃ敵わないさ」

雲雀に負けじと、凄い目力で雲雀を睨みつけるユウ。

「その目、気に入らないな……」

軋み合うトンファーと譜面台。
譜面台が意外とタフでユウは若干驚いている。

「今回した事はすまないと思ってるよ」
「当然だよね」

ガキィン! と音を立て、譜面台が半分に割れた。
その反動で、ユウは後ろに大きく飛ばされ、尻餅を突いた。

「ごめんで済むなら、警察なんかいらないよ」

体力の限界の近いユウに、凄まじい殺気を纏った雲雀がゆっくり近づいてくる。あいむだいいんぐ。

「君はここで……」

トンファーを大きく後ろに振りかぶる雲雀。
目だけはしっかりとユウを捕らえている。

「咬み殺す」

トンファーが振り下ろされた。

ユウは、右手に持っていた譜面台の半分に割れた残骸で、
与えられるダメージを少しでも抑えようと、顔の前を覆うようにして、トンファーを防いだ。

ガキイィ……ン!!

二つの金属がぶつかり合う音だけが、部屋に響いた。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48



この掲示板は過去ログ化されています。